2019.02.24 Sunday
The Oscar Goes to...
あけましておめでとうございます。もう2月も終わりなので、あけましておめでとうございましたって感じですし、なんならなにもおめでたくもないのですが、このブログに残されたふたつのコンテンツのうち資生堂正月広告が昨年からなくなってしまったので、今年最初のエントリがこちらになってしまうのは、やむを得ないのでございます。
それはさておき、今年もアカデミー賞の授賞式の季節がやってまいりましたということで、恒例の主要部門の受賞予想でございます。
今年も謎の部門賞を設立しようとして撤回されたり、司会が消えたりと色々紆余曲折ありましたが、個人的には"Black Panther"のノミネートは本当によかったなあと思うわけです。あと司会については最早いてもいなくてもよいのでは説もありますが、とりあえず一回くらいJimmy Fallonみてみたいよねとしつこく言っておきます。
今年のノミネーションの中心はともかく"Roma"。Netflix作品がついに頂点に立つかというところで、結果次第では、ここ数年のダイバーシティ的観点かとは違った意味でエポックメイキングな年になるのかなと。つまり作品賞については若干迷っているということです。俳優各賞は例年どおりこれまでの賞レースの結果からほぼ決まり。迷うポイントは作品賞のノミニーとの差分と組合賞の結果が例年と明確に傾向が異なる脚本賞と脚色賞ですね。
1. Best Picture: Roma - Gabriela Rodríguez and Alfonso Cuarón
"Roma"と"Green Book"のどちらかということであればBAFTAでの結果も含めて"Roma"かなと。ただ一般的な次点は"Green Book"だと思うのですが、個人的には"Black Panther"の方が可能性あるのではないかと思っていたりします。ただ"Green Book"とか"BlacKkKlansman"とかで票割れ起こしてそうというのが、改めて考えた場合に"Roma"になるのではという理由のひとつ。
2. Directing: Alfonso Cuarón – Roma
監督賞も"Roma"でAlfonso Cuaron。これは今年一番固いのではないかと。それにしてもAlejandro G. Iñárrituといい昨年受賞のGuillermo del Toroといいメキシコ人監督の強さがこのところ本当に目立ちますね。
3. Original Screenplay: The Favourite - Written by Deborah Davis and Tony McNamara
通常脚本賞は一番手堅くそのまま組合賞の結果で行くのですが、今年のWGAのウィナーの"Eighth Grade"はOscarでそもそもノミネートされていないという。というわけで作品賞のノミネート状況とこれまでの他の賞レースの結果を勘案して"Green Book"か"The Favourite"の二択になるのですがBAFTA獲った"The Favourite"かなと。
4. Adapted Screenplay: BlacKkKlansman - Screenplay by Charlie Wachtel & David Rabinowitz and Kevin Willmott & Spike Lee, based on the memoir Black Klansman by Ron Stallworth
こちらも組合賞の結果と異なりそうなパターン。各種下馬評を総合的に勘案すると"BlacKkKlansman"になりそう。
5. Actor in a Leading Role: Rami Malek - Bohemian Rhapsody as Freddie Mercury
こう最近実在の人物のコスプレ勝ちみたいな傾向が強くなっているような印象があってあまり好きではないのですが今年はRami Malekでほぼ決まり。個人的にはWillem Dafoeを応援したくなったりしますけれども。
6. Actress in a Leading Role: Glenn Close - The Wife as Joan Castleman
Glenn CloseとMelissa McCarthyがゴーストライター vs 贋作みたいな構図でちょっとおもしろいなと思ったりした今年の女優賞ですが、これもあまり迷う余地がなくClose。あと主演は男女共に"A Star Is Born"の失速感もまた印象的でしたねぇ。
7. Actor in a Supporting Role: Mahershala Ali - Green Book as Don Shirley
Mahershala Aliは本当に乗ってるなーとしか言えない。昨年受賞のSam Rockwellも連続ノミニーですごいのですが。
8. Actress in a Supporting Role: Regina King - If Beale Street Could Talk as Sharon Rivers
これはRegina Kingが強いのでしょうねぇ。"The Favourite"はRachel Weiszに絞れたらとWeiszが行ったのではとちょっと残念な気分に。
今年も懲りずにこの4部門も。
9. Animated Fearture: Spider-Man: Into the Spider-Verse - Bob Persichetti, Peter Ramsey, Rodney Rothman, Phil Lord and Christopher Miller
10. Music (Original Score): Mary Poppins Returns – Marc Shaiman
11. Music (Original Song): "Shallow" from A Star Is Born – Music and Lyrics by Lady Gaga, Mark Ronson, Anthony Rossomando and Andrew Wyatt
12. Costume Design: The Favourite – Sandy Powell
さてどうなるか楽しみですね。
それはさておき、今年もアカデミー賞の授賞式の季節がやってまいりましたということで、恒例の主要部門の受賞予想でございます。
今年も謎の部門賞を設立しようとして撤回されたり、司会が消えたりと色々紆余曲折ありましたが、個人的には"Black Panther"のノミネートは本当によかったなあと思うわけです。あと司会については最早いてもいなくてもよいのでは説もありますが、とりあえず一回くらいJimmy Fallonみてみたいよねとしつこく言っておきます。
今年のノミネーションの中心はともかく"Roma"。Netflix作品がついに頂点に立つかというところで、結果次第では、ここ数年のダイバーシティ的観点かとは違った意味でエポックメイキングな年になるのかなと。つまり作品賞については若干迷っているということです。俳優各賞は例年どおりこれまでの賞レースの結果からほぼ決まり。迷うポイントは作品賞のノミニーとの差分と組合賞の結果が例年と明確に傾向が異なる脚本賞と脚色賞ですね。
1. Best Picture: Roma - Gabriela Rodríguez and Alfonso Cuarón
"Roma"と"Green Book"のどちらかということであればBAFTAでの結果も含めて"Roma"かなと。ただ一般的な次点は"Green Book"だと思うのですが、個人的には"Black Panther"の方が可能性あるのではないかと思っていたりします。ただ"Green Book"とか"BlacKkKlansman"とかで票割れ起こしてそうというのが、改めて考えた場合に"Roma"になるのではという理由のひとつ。
2. Directing: Alfonso Cuarón – Roma
監督賞も"Roma"でAlfonso Cuaron。これは今年一番固いのではないかと。それにしてもAlejandro G. Iñárrituといい昨年受賞のGuillermo del Toroといいメキシコ人監督の強さがこのところ本当に目立ちますね。
3. Original Screenplay: The Favourite - Written by Deborah Davis and Tony McNamara
通常脚本賞は一番手堅くそのまま組合賞の結果で行くのですが、今年のWGAのウィナーの"Eighth Grade"はOscarでそもそもノミネートされていないという。というわけで作品賞のノミネート状況とこれまでの他の賞レースの結果を勘案して"Green Book"か"The Favourite"の二択になるのですがBAFTA獲った"The Favourite"かなと。
4. Adapted Screenplay: BlacKkKlansman - Screenplay by Charlie Wachtel & David Rabinowitz and Kevin Willmott & Spike Lee, based on the memoir Black Klansman by Ron Stallworth
こちらも組合賞の結果と異なりそうなパターン。各種下馬評を総合的に勘案すると"BlacKkKlansman"になりそう。
5. Actor in a Leading Role: Rami Malek - Bohemian Rhapsody as Freddie Mercury
こう最近実在の人物のコスプレ勝ちみたいな傾向が強くなっているような印象があってあまり好きではないのですが今年はRami Malekでほぼ決まり。個人的にはWillem Dafoeを応援したくなったりしますけれども。
6. Actress in a Leading Role: Glenn Close - The Wife as Joan Castleman
Glenn CloseとMelissa McCarthyがゴーストライター vs 贋作みたいな構図でちょっとおもしろいなと思ったりした今年の女優賞ですが、これもあまり迷う余地がなくClose。あと主演は男女共に"A Star Is Born"の失速感もまた印象的でしたねぇ。
7. Actor in a Supporting Role: Mahershala Ali - Green Book as Don Shirley
Mahershala Aliは本当に乗ってるなーとしか言えない。昨年受賞のSam Rockwellも連続ノミニーですごいのですが。
8. Actress in a Supporting Role: Regina King - If Beale Street Could Talk as Sharon Rivers
これはRegina Kingが強いのでしょうねぇ。"The Favourite"はRachel Weiszに絞れたらとWeiszが行ったのではとちょっと残念な気分に。
今年も懲りずにこの4部門も。
9. Animated Fearture: Spider-Man: Into the Spider-Verse - Bob Persichetti, Peter Ramsey, Rodney Rothman, Phil Lord and Christopher Miller
10. Music (Original Score): Mary Poppins Returns – Marc Shaiman
11. Music (Original Song): "Shallow" from A Star Is Born – Music and Lyrics by Lady Gaga, Mark Ronson, Anthony Rossomando and Andrew Wyatt
12. Costume Design: The Favourite – Sandy Powell
さてどうなるか楽しみですね。