2016.02.29 Monday
The Oscar Goes to...
昨年も一昨年に続き予想だけして結果の振り返りの記事を書くのを忘れているのですが、まあ主要部門は予想当てたということでお許しくださいませ。例年のことですが秋冬のコレクションサーキット真っ最中なので、今年も振り返りを書ける気が全くしておりません。
第88回のアカデミー賞の司会はクリス・ロック。個人的にはアワードのMCでは一番信頼を置いているひとではあります。多分に90年代のMTVのVMAの印象に引きずられているところもあしますが。ノミニーが白人ばかりということで色々と取り沙汰もされているのでこのあたりにどう触れてくるかは注目されているところではありますね。アカデミー側はこの件の改革進めるということを表明しているようですが、会員構成がどうこうということはあるにせよ、端的に現状の産業の様相がそのまま出ているだけだと思うので、あまり賞の小手先のそういう操作をしてもなーと思ったりはしております。あと作品賞みたいに、ノミニーだけなんか増えていて、実際の賞レース上は箸にも棒にもかからない泡沫ノミニー(超失礼)が増えるだけみたいな展開になりそうとか思っているのは私だけでしょうか。
といったところはひとまず置くとして、本題の予想を、今回は、ひたすら"The Revenant"が強くてそれ以上でもそれ以下でもないという。もうちょっと"Spotlight"とかがんばってもいいのかなと思ったのですが、次点全般に"The Big Short"みたいな雰囲気になってますね。しかし昨年に続きでもありほんと皆さんAlejandro G. Iñárritu好きなんですねぇという。今年も各組合賞の様子とHSXのAward Optionsも眺めつつではあるのですが、迷うポイントは一点Saint Laurentを着てくるというSylvester Stalloneがノミネートされている助演男優賞のみです。
1. Best Picture: The Revenant
まあここはこれまでの各賞の動向からしても動かないだろうなと。基本作品賞と監督賞はセットで考えるわけですが、この10年で作品賞と監督賞の受賞作品が分かれているのは3回しかなく(そのうち2回はAng Lee監督作品が作品賞獲れなかったケース)、監督賞作品が作品賞獲れそうな強さがない、あるいは社会問題的観点からタイミングよく当ててきた作品があるというそれらのパターンにはまらない限りは、監督賞と変える理由はないのですよね。
2. Directing: Alejandro González Iñárritu – The Revenant
というわけで監督賞もこのとおり"The Revenant"のAlejandro González Iñárrituで。
3. Original Screenplay: Spotlight – Tom McCarthy and Josh Singer
作品賞獲得している場合はWGAの結果が上書きされるというよくある展開が昨年も見られたのですが、今回は"The Revenant"がこの部門そもそもノミネートされていないのでWGAその他の傾向にそのまま従います。
4. Adapted Screenplay: The Big Short – Adam McKay and Charles Randolph from The Big Short by Michael Lewis
こちらも各賞傾向からそのまま。
5. Actor in a Leading Role: Leonardo DiCaprio – The Revenant
ようやくのLeonardo DiCaprioですねぇ。ほんとはMartin Scorseseで獲れるのが一番素敵だったのですが。
6. Actress in a Leading Role: Brie Larson – Room
女優賞は主演助演ともにrising starって感じでよいですね。もちろん個人的にはJennifer Lawrenceがよいですけれども。あとSaoirse Ronanはこれから何度もノミネートされると思うが20代のうちに受賞する気がどうしてもしない。
7. Actor in a Supporting Role: Sylvester Stallone – Creed
ここが今回色々な意味で一番の問題点。今季の有力候補は"Bridge of Spies"のMark Rylanceに"Creed"のSylvester Stallone、そして"Beasts of No Nation"のIdris Elba。それぞれがBAFTA、Golden Globes、SAGAと獲っているのですが、ノミニーに入り繰りが異なるので単純比較ができないのですよね。SAGAはIdris ElbaがOscarにノミネートされなかったことへの同情や反発票を集めた要素もあったと思いますし。ということで、ここはGolden Globesで同賞の他部門と異なりドラマとコメディが別れておらずOscarとのシンクロ率も高い助演賞を獲得したSylvester Stalloneということにしておこうと思います。Mark Rylanceの可能性も結構な確率でありそうだけど。
8. Actress in a Supporting Role: Alicia Vikander – The Danish Girl
ここも手堅くとうことで。
もういい加減やめようかと思っているのですが一応この4部門も。
9. Animated Fearture: Inside Out – Pete Docter and Jonas Rivera
10. Music (Original Score): The Hateful Eight – Ennio Morricone
11. Music (Original Song): "Til It Happens to You" from The Hunting Ground – Music and Lyric by Lady Gaga and Diane Warren
12. Costume Design: Carol – Sandy Powell
さてどうなるか楽しみですね。
第88回のアカデミー賞の司会はクリス・ロック。個人的にはアワードのMCでは一番信頼を置いているひとではあります。多分に90年代のMTVのVMAの印象に引きずられているところもあしますが。ノミニーが白人ばかりということで色々と取り沙汰もされているのでこのあたりにどう触れてくるかは注目されているところではありますね。アカデミー側はこの件の改革進めるということを表明しているようですが、会員構成がどうこうということはあるにせよ、端的に現状の産業の様相がそのまま出ているだけだと思うので、あまり賞の小手先のそういう操作をしてもなーと思ったりはしております。あと作品賞みたいに、ノミニーだけなんか増えていて、実際の賞レース上は箸にも棒にもかからない泡沫ノミニー(超失礼)が増えるだけみたいな展開になりそうとか思っているのは私だけでしょうか。
といったところはひとまず置くとして、本題の予想を、今回は、ひたすら"The Revenant"が強くてそれ以上でもそれ以下でもないという。もうちょっと"Spotlight"とかがんばってもいいのかなと思ったのですが、次点全般に"The Big Short"みたいな雰囲気になってますね。しかし昨年に続きでもありほんと皆さんAlejandro G. Iñárritu好きなんですねぇという。今年も各組合賞の様子とHSXのAward Optionsも眺めつつではあるのですが、迷うポイントは一点Saint Laurentを着てくるというSylvester Stalloneがノミネートされている助演男優賞のみです。
1. Best Picture: The Revenant
まあここはこれまでの各賞の動向からしても動かないだろうなと。基本作品賞と監督賞はセットで考えるわけですが、この10年で作品賞と監督賞の受賞作品が分かれているのは3回しかなく(そのうち2回はAng Lee監督作品が作品賞獲れなかったケース)、監督賞作品が作品賞獲れそうな強さがない、あるいは社会問題的観点からタイミングよく当ててきた作品があるというそれらのパターンにはまらない限りは、監督賞と変える理由はないのですよね。
2. Directing: Alejandro González Iñárritu – The Revenant
というわけで監督賞もこのとおり"The Revenant"のAlejandro González Iñárrituで。
3. Original Screenplay: Spotlight – Tom McCarthy and Josh Singer
作品賞獲得している場合はWGAの結果が上書きされるというよくある展開が昨年も見られたのですが、今回は"The Revenant"がこの部門そもそもノミネートされていないのでWGAその他の傾向にそのまま従います。
4. Adapted Screenplay: The Big Short – Adam McKay and Charles Randolph from The Big Short by Michael Lewis
こちらも各賞傾向からそのまま。
5. Actor in a Leading Role: Leonardo DiCaprio – The Revenant
ようやくのLeonardo DiCaprioですねぇ。ほんとはMartin Scorseseで獲れるのが一番素敵だったのですが。
6. Actress in a Leading Role: Brie Larson – Room
女優賞は主演助演ともにrising starって感じでよいですね。もちろん個人的にはJennifer Lawrenceがよいですけれども。あとSaoirse Ronanはこれから何度もノミネートされると思うが20代のうちに受賞する気がどうしてもしない。
7. Actor in a Supporting Role: Sylvester Stallone – Creed
ここが今回色々な意味で一番の問題点。今季の有力候補は"Bridge of Spies"のMark Rylanceに"Creed"のSylvester Stallone、そして"Beasts of No Nation"のIdris Elba。それぞれがBAFTA、Golden Globes、SAGAと獲っているのですが、ノミニーに入り繰りが異なるので単純比較ができないのですよね。SAGAはIdris ElbaがOscarにノミネートされなかったことへの同情や反発票を集めた要素もあったと思いますし。ということで、ここはGolden Globesで同賞の他部門と異なりドラマとコメディが別れておらずOscarとのシンクロ率も高い助演賞を獲得したSylvester Stalloneということにしておこうと思います。Mark Rylanceの可能性も結構な確率でありそうだけど。
8. Actress in a Supporting Role: Alicia Vikander – The Danish Girl
ここも手堅くとうことで。
もういい加減やめようかと思っているのですが一応この4部門も。
9. Animated Fearture: Inside Out – Pete Docter and Jonas Rivera
10. Music (Original Score): The Hateful Eight – Ennio Morricone
11. Music (Original Song): "Til It Happens to You" from The Hunting Ground – Music and Lyric by Lady Gaga and Diane Warren
12. Costume Design: Carol – Sandy Powell
さてどうなるか楽しみですね。