2015.01.01 Thursday
資生堂2015年正月新聞広告
あけましておめでとうございます。
昨年は「コソの出来事」をスタートして10年なのですよねと思い、一昨年よりは色々と書いたりしてみたものの、Vogueの方にも書いたり、Fashionsnap.comに微妙に寄稿したりということもあって、なかなか使い分け(どちらかというと時間の)が難しい感じになっておりました。まあ今年もそのあたりはあまり状況は変わらないかもと思いつつ、なんとなく日々のアップデートをこちらでうまく出来れば良いなと思ったりしております。
そういえば紙媒体にもちらちら出ておりまして、vanitas No. 003でIris van Herpenの全コレクションレヴューしてみたり、GINZAでちょっと対談っぽいことしていたり、WWDマガジンでなぜかビッグネームに混ざって紹介いただいていたり、実はELLE girlのスナップ特集冒頭でテキスト協力していたりと、何をしているのだかよくわからない感じにはなっております。今年も何かまた機会があるようでしたら。
さて、今年も最初のエントリは恒例の資生堂の元旦新聞広告から。こちらも10回目になるんですねぇ。
既に年末のリリースで明かされておりましたが、今年はLady Gaga。しかもセルフィーで50バージョン。46バージョンは1月1日に全国紙や地方紙で、1月5日に日本経済新聞など経済紙や業界紙の4紙に掲載されます。ここでご紹介したのは朝日新聞バージョン。
今年のコピーはこちら。
そして資生堂のロゴの下には「with you.」というメッセージが。
今回の広告は、国内外の厳しい状況を立て直すため、昨年初の外部からのトップとして、魚谷雅彦氏を招聘した資生堂が目指す変化を象徴する内容に。
大きなポイントは、2005年に資生堂がコーポレートメッセージとして定めた「一瞬も 一生も 美しく」が初めて広告から外れたこと。変わって採用された「with you.」には、資生堂が昨年末に発表した中長期戦略「VISION 2020」の中で「5つのパラダイムシフト」として触れられている、「資生堂目線」から「生活者目線」への転換を象徴する意味合いが込められているものと思われます(こちらの表紙を除いた10スライド目)。
このパラダイムシフトを最も端的に表すメッセージとしての「with you.」。そして多様な美の在り方を称揚する象徴的な存在としてのLady Gagaの起用というのが、今回の広告の要旨ということになります。
資生堂は、この広告を皮切りにLady Gagaを年間を通じて起用していくようなので、ビジネス戦略の実行とともに今後の展開に期待したいところですね。
といったところで今年も宜しくお願い致します。
昨年は「コソの出来事」をスタートして10年なのですよねと思い、一昨年よりは色々と書いたりしてみたものの、Vogueの方にも書いたり、Fashionsnap.comに微妙に寄稿したりということもあって、なかなか使い分け(どちらかというと時間の)が難しい感じになっておりました。まあ今年もそのあたりはあまり状況は変わらないかもと思いつつ、なんとなく日々のアップデートをこちらでうまく出来れば良いなと思ったりしております。
そういえば紙媒体にもちらちら出ておりまして、vanitas No. 003でIris van Herpenの全コレクションレヴューしてみたり、GINZAでちょっと対談っぽいことしていたり、WWDマガジンでなぜかビッグネームに混ざって紹介いただいていたり、実はELLE girlのスナップ特集冒頭でテキスト協力していたりと、何をしているのだかよくわからない感じにはなっております。今年も何かまた機会があるようでしたら。
さて、今年も最初のエントリは恒例の資生堂の元旦新聞広告から。こちらも10回目になるんですねぇ。
既に年末のリリースで明かされておりましたが、今年はLady Gaga。しかもセルフィーで50バージョン。46バージョンは1月1日に全国紙や地方紙で、1月5日に日本経済新聞など経済紙や業界紙の4紙に掲載されます。ここでご紹介したのは朝日新聞バージョン。
今年のコピーはこちら。
あなたはあなたでいて。
それが、あなたの美しさだから。
そして資生堂のロゴの下には「with you.」というメッセージが。
今回の広告は、国内外の厳しい状況を立て直すため、昨年初の外部からのトップとして、魚谷雅彦氏を招聘した資生堂が目指す変化を象徴する内容に。
大きなポイントは、2005年に資生堂がコーポレートメッセージとして定めた「一瞬も 一生も 美しく」が初めて広告から外れたこと。変わって採用された「with you.」には、資生堂が昨年末に発表した中長期戦略「VISION 2020」の中で「5つのパラダイムシフト」として触れられている、「資生堂目線」から「生活者目線」への転換を象徴する意味合いが込められているものと思われます(こちらの表紙を除いた10スライド目)。
このパラダイムシフトを最も端的に表すメッセージとしての「with you.」。そして多様な美の在り方を称揚する象徴的な存在としてのLady Gagaの起用というのが、今回の広告の要旨ということになります。
資生堂は、この広告を皮切りにLady Gagaを年間を通じて起用していくようなので、ビジネス戦略の実行とともに今後の展開に期待したいところですね。
といったところで今年も宜しくお願い致します。