2014.07.21 Monday
Daily Digest
■Marc Jacobs Appoints New CEO (WWD)
■Marc Jacobs Gets a New C.E.O.: Why It Matters (The New York Times)
・Marc Jacobsの新CEOにPradaのCOOを経て現在GivenchyのCEOを務めているSebastian Suhlが。
・LVMH内での異動という形になりますが、IPOを向けての同グループのMarc Jacobs強化の本気度が伝わる人事です。
・Marc Jacobsというとやはりデザイナー本人に会長のRobert Duffyがどうしても目立つわけですが、これで顔と言えるCEOが初めてLVMH側から着任という印象。もちろん2006年からBertrand Stalla-Bourdillonという重鎮がいたわけではありますが。
・Bertrand Stalla-Bourdillonは、Marc JabocsのCEO退任後はLVMH内で別のポジションに就くとのこと。またGivenchy側の後任のCEOには、先日Louis Vuittonの北アジア担当のプレジデント兼CEOを離れたPhilippe Fortunatoが就任します。
・さて今回の人事はGivenchy側から見ると、2008年から4回目の交代となります。Riccardo Tisciを起用した当時のMarco GobbettiはCelineのCEOに移り、続くFabrizio Malverdiは2年でDior Hommeのトップに。後任となったSue Whitelyは僅か1年あまりで個人的な理由によりUKに帰り、PradaからSebastian Suhlを迎える運びとなりました。そして今回の交代。LVMH特有の幹部人事のローテーションともいえますが、ひとつにはPierre-Yves Rousselが後ろで全部仕切っているのでというのはありそうですね。実際CEOとの二人三脚よりもクリエイティヴ・ディレクター単独での継続性の方が重要というモデルに移行しつつあるのかなということも感じます。特にコングロマリットの場合。
■Coach Eliminated Over 150 Jobs In Restructuring Efforts (Business of Fashion)
・リブランディングなど含め再成長に向けて動いているCoach。
・効率化のためグローバルでコーポレートのスタッフを150人削減するというアナウンスが内部でなされたようです。
■Hermès Sales Rise 5.8% in Q2 - Financial (WWD)
■Hermès Quarterly Sales Trail Estimates as Japanese Revenue Falls (Business of Fashion)
・Hermèsの第2四半期の売上は、前年同期比5.8%増の963.4百万ユーロ。ユーロ高などの為替変動の影響を除くと9.6%と市場予測の14.6%増を大きく下回っています。
・USが伸び悩んでいることや、中国で引き続きウォッチ事業が停滞していること、また日本の前四半期の消費増税前の駆け込み需要の反動などが原因とされています。
・特に日本は、第1四半期が前年同期比21.7%増だったのに対し、第2四半期は1.6%増となっており、消費増税の駆け込み購入の影響の大きさがよくわかりますね。これから出てくるLVMHやKeringでどれくらいの影響が出ているか気になるところです。
■Brunello Cucinelli Revenues Up (WWD)
・Brunello Cucinelliの上半期の売上(予備)は、239百万ドルと前年同期比で11.6%増と引き続き堅調な推移を見せています。
・北米は18.2%増で売上の構成比は31.5%。欧州は9.5%増で構成比は34.2%に。大中華圏は43.5%増で構成比は5.9%。その他の地域は10.3%増で売上の7.8%を占めています。SeoulやSão Pauloにもストアがオープンしており、今後の伸びが期待されますね。本国イタリアは、0.2%増と横ばいで構成比は20.6%。
・最終的な決算報告は8月27日に発表予定。
■The CFDA/Vogue Fashion Fund Announces the 2014 Finalists (Vogue)
■CFDA/Vogue Fashion Fund Finalists Revealed (WWD)
・今年のCFDA/Vogue Fashio Fundのファイナリストがアナウンスされています。
Brett Heyman (Edie Parker)
Daniel Corrigan and Jake Sargent (Simon Miller)
Eva Zuckerman (Eva Fehren)
Gigi Burris (Gigi Burris Millinery)
Matthew Orley, Alex Orley, and Samantha Florence (Orley)
Natalie Levy and Grant Krajecki (Grey Ant)
Paul Andrew (Paul Andrew)
Ryan Roche (Ryan Roche)
Tanya Taylor (Tanya Taylor)
Wes Gordon (Wes Gordon)
・ウィナーの発表は11月3日。個人的にはWes Gordonに期待しておりますが、Tanya TaylorやGrey Antあたりも気になるところ。またアクセサリーではGigi Burrisも好きだったりします。
■Sise(シセ)が国際ウールマーク賞のアジア代表に決定 (Fashionsnap.com)
■Vmajor, Sise Win Asia's Woolmark Prize (WWD)
■Strateas.Carlucci Win Woolmark Australia Finals (WWD)
・International Woolmark Prizeの各国のウィナーが出揃いました。
・豪州はPeter StrateasとMario-Luca CarlucciのStrateas.Carlucciがウィメンズとメンズの双方で獲得。
・アジアはウィメンズが中国のVictor ZhuとNicole LinによるVmajor、メンズが日本の松井征心のSise。
・賞金は5万豪ドル。
・Internationalのファイナルは、メンズは来年1月にLondonで、ウィメンズは3月に北京で開催されます。
■Joanna Sykes Exits Nicole Farhi (WWD)
・Nicole Farhiのクリエイティヴ・ディレクターのJoanna Sykesが退任。新たなプロジェクトのためとされています。
・昨年破産法申請を経てMaxine Hargreaves-Adamsに買収された後も止まっていましたが、結局退任ということに。
・Nicole Farhiの前にデザイン・ディレクターを務めていたAquascutumも同じような流れだったので、個人的にも好きですし非常に才能のあるデザイナーなのですが、どうも巡り合わせが悪いというか。次のプロジェクトに期待したいところです。
■Zara's tagging system means even faster fashion (Reuters)
・Zaraなどを展開するInditexが株主総会でRFIDタグによる商品トラッキングシステムの運用をスタートしたことを明らかに。
・商品の入れ替えの高速化・効率化はまだまだ進みそうです。
■Primark Plans US Expansion, But Will They Succeed? (Business of Fashion)
・来年USへの上陸が予定されているUKのファストファッションチェーンのPrimark。
・2015年終わりのBostonを皮切りに、2015年のイースターのタイミングまでに北東地域で10ストアの展開を計画。
・H&M的な低価格とZara的な回転の速さでいま一番勢いのあるファッションチェーンであるPrimarkがどこまで受け入れられるか注目です。
■H&M Plots Further Expansion in Manhattan (WWD)
・NYのFifth AvenueのフラッグシップのオープンにあたりH&Mの北米担当のプレジデントのDaniel Kulleがコメント。
・どちらかというと内容としては、今年後半に上陸する姉妹ブランドの動向の方が気になるわけで。
・COSは129 Spring Street、& Other Storiesは575 Broadwayと、いずれもSoHoにオープンするようです。
■米セレクト「フレッド シーガル」が代官山に、2015年春開業 (Fashionsnap.com)
■Fred Segal Headed to Tokyo (WWD)
・マークスタイラーによる最初の発表があった2012年11月からだいぶ経ちましたが、最近出ていたとおりオープンが決定。
・Fred Segalのグローバルライセンスを保有するSandowのファンドによる出資受け入れや、Fred Segalの新CEOにPaul Blumを迎えるなど本国の体制が整ったことと並行しておりますね。
・そして本国の計画にもよると思いますが、従来のセレクトショップ的な内容に加えて、サロンやスパに飲食系も含めた新コンセプトの"Lifestyle Center"の初の展開ということになるのではないかと。
■Kellwood Goes Country With Mason & Belle - Ready-to-Wear and Sportswear (WWD)
・Kellwoodがウェスタンテイストのオリジナルブランドをオンラインでローンチ。毎月新アイテムを投入するファストファッション的なアプローチで。
・新ブランドのMason & Belleの指揮を執るのは、同社のEC担当VPのElton Graham。Nasty Galをはじめ、Jamse Perse、Shopzilla、Wet Sealなどでのオンラインコマースの経験のある人物です。
■Hedge Fund Plans American Apparel Future Without Ex-CEO Dov Charney (WWD)
■American Apparel Shareholders Seek Resignation of Board Members (WWD)
■Standard General Purchases Rights to AA Loan (WWD)
・色々雑音はありつつもStandard Generalの元で財務面での当面の懸念を払拭しつつ再建プランをという形で進みつつあるAmerican Apparelという今週の流れでございました。
・Standard Generalはその手のターンアラウンドではそれなりのトラックレコードはあるようで。RadioShackみたいなケースもありつつ。
■Zalando Swings to Profit in Q2 - Direct Internet Catalogue (WWD)
■Rocket Internet’s Oliver Samwer responds to critics ahead of IPO (Financial Times)
・今年上場を計画しているとも言われる欧州最大のファッションオンラインコマースのZalandoがQ2についに黒字化。上半期でも黒字化を達成しているようです。
・ちなみにQ2の売上規模は520百万ユーロから560百万ユーロ。Q1と比較しても28%から35%の成長となります。
・ちなみにこのZalandoをはじめ北米以外で特にオンラインコマース系のサイトを大量に立ち上げ、スタートアッププラットフォームともいうべきビジネスモデルを確立したRocket InternetのOliver Samwerをフィーチャーした記事がFTに。
・クローンサイト量産と批判的に語られることもありますが、一方で決済や流通の仕組みが整っていない途上国にも進出し、インフラから立ち上げているRokcket Internetのモデルは世界銀行からも雇用創出の側面などからも評価を受けているわけでありまして。
■Rachel Roy Close to New Owner (WWD)
■Topson Downs Acquires Rachel Roy (WWD)
・Rachel Royのビジネスの売却を巡って訴訟に発展していたThe Jones GroupとデザイナーのRachel Royですが、Topson Downsが新たな売却先となる形で決着。
・Topson DownsがThe Jones GroupとTSM Capitalの保有分を取得し、Rachel Royが少数株式を保持しつつクリエイティヴに関してはチーフ・クリエイティヴ・オフィサーとして100%コントロールする形に。またTopson DownsのパートナーのDaniel AbramovitchがRachel RoyのCEOに、Denise Johnstonがプレジデントに就任しています。
・Macy'sのBar IIIやMaterial Girlといった百貨店のプライベートブランドやエクスクルーシヴブランドの生産を手掛けたTopson Downsですが、ブランドビジネスは今回が初。まずはMacy's独占のRachel Rachel Royが最重要ではあると思われますが、メインラインで現在休止しているRachel Royについてもリローンチも計画されているようです。
■Stella McCartney Hits the Road in Asia (WWD)
■Stella McCartney Completes Asia Tour (WWD)
・Stella McCartneyのアジアツアー。水曜にトップエディターやクライアントとのプライベートなランチョンで香港に。木曜日には東京の青山学院大学でのトークの後に、六本木ヒルズの屋上庭園でリゾートコレクションのプレゼンテーション。金曜日には北京で再びリゾートのプレゼンテーションに加えてキッズとランジェリー、あsらにAdidas by Stella McCartneyの春夏のプレビューを。
・また今年は10月に北京で2ストア目となるフラッグシップが、11月には初となる成都への進出も予定されています。
・日本では東京の青山のフラッグシップがPrada近くに来年はじめに移転する計画。
■Kors Down as Analysts Look at Slowing Sales Growth (Business of Fashion)
■Michael Kors Shares Rise for Second Day (WWD)
・絶好調のMichael KorsですがCitigroupのOliver Chenなど一部のアナリストがこの春夏のUSでのセールの値引商品の高価格帯への広がりや在庫状況の予測などから、目標株価を下げるといった動きが出ています。
・しかし実際の株価はその後も上昇。端的にはUSの状況だけ見ていてもという話であって、特に直近で新たにマネジメントを迎えてたアジアやメンズの成長をどう見るかの方が重要でしょうというところですね。
■Edie Campbell Stars in Lanvin's Fall Campaign (WWD)
・メゾン創立125周年のLanvinの秋冬のキャンペーンは、母娘のロゴにもちなんで家族をテーマに。モデルのEdie Campbellとその家族をフィーチャーした内容となっております。しかもEdieの愛馬のDollyまで登場という。
・そしてフォトグラファーもここ数シーズン印象的なキャンペーンを見せてきたSteven Meiselに替わり、Tim Walkerに。個人的にはこの変更の方が驚きであったりもします。
■Tom Ford's Fall Ads Spotlight Individual Style (WWD)
■Arnold Schwarzenegger’s Son, Patrick Is a Tom Ford Model (Vanity Fair)
・多様なスタイルを見せたTom Fordの秋冬のコレクションですが、キャンペーンもそうした幅広いイメージをモデルをずらりと並べて魅力をアピール。フォトグラファーのMario Sorrentiがなかなか良いお仕事をしているのではないかと。
・またモデルも注目でウィメンズでは今年のSports IllustratedのSwim Suits Issueで注目されたGigi Hadid、メンズではPatrick Schwarzeneggerが起用されております。どちらも2世でもあり。
■Rent the Runway's Next Phase (WWD)
・Rent the Runwayが新たなフェーズに。これまでオケージョン対応のドレスを中心に展開していたわけですが、月75ドルで3アイテムをキープできるよりデイリーユースなデザイナーブランドのアイテムにフォーカスしたサブスクリプションモデルを導入。
・ファストファッションなどの低価格ブランドを使い捨てるよりもリーズナブルということで、新たなユーザ層の拡大を目指しているようです。
・またサイトやロゴ、パッケージのデザインも変更しリブランディング。これはなかなかクレバーな戦略なのではないかと。
■Facebook Tests Buy Button To Let You Purchase Stuff Without Leaving Facebook (TechCrunch)
・FacebookがBuyボタンのテストを行っているという話題。
・リテーラをまたいだ単一カート的なソリューションで広げられればという話でしょうね。またどこまでFacebookの中で商品情報を提供するのか、あるいはユーザがそうした情報をFacebookで細かに見るという行動をとるかという部分もあると思いますが。
■It's a Snap: Kate Bosworth to Launch Style Thief (WWD)
・ASAP54やSnap Fashionなど、画像認識技術を利用してスマートフォンで撮ったアイテムをオンラインコマースサイトから探してくるアプリが最近話題になっていますが、新たにStyle Thiefというアプリを女優のKate Bosworthがローンチ。
・Style Thiefは、CMOも担当しているKate Bosworthが、American Rag Cieの共同オーナーのLarry Russyと、Gemstarの元プレジデントのIan Aaronと共に立ち上げたアプリで、画像認識はCortexicaの技術を採用。
・今年後半にはTVCMも計画しているようで、Kate Bosworthの知名度も含めて、案外マスなプロモーションが効いてくるかもしれません。この分野はまだどのアプリも十分なユーザを獲得しているとは言えない状況だと思うので。
■E-commerce Site Offers Pre-Worn Wedding Gowns (WWD)
・ウェディングドレスのリユースレンタル及び販売のBorrowing Magnoliaがローンチ。
・99ドルで3着を自宅で試着可能。初回の試着はレンタルあるいは販売価格に割り当てられる仕組みのようです。
・また2週間前までは交換にも対応ということで、なかなかよく考えられているのでは。
・既にVera Wang、Monique Lhuillier、Reem Acra、Galina、Jenny Packhamなどのブランドの200のドレスを揃え、初年度の終わりまでには800まで在庫を増やす計画のようです。
・売上の構成としては、販売が6割でレンタルが4割と見込んでいるとのこと。
■LVHM Settles With Ebay - Legal - Business (WWD)
・LVMHとEbayの間での偽造品の出品を巡る8年に渡る裁判が和解で決着。
・双方で協力して取り締まりに当たっていくとの声明が出ております。
■Marie Claire Taps Nancy Gillen as Managing Editor (WWD)
■Glamour Promotes LaToya Valmont as Managing Editor (WWD)
・Condé NastのGlamourのマネジング・エディターのNancy GillenがHearstのMarie Claireの同職に。Times Inc.のPeopleに移籍したAlexandra Brezの後任となります。
・一方Glamourの後任のマネジング・エディターには、プロダクション・ディレクターのLaToya Valmontが昇格。
■Condé Nast Entertainment Debuts The Scene (Adweek)
・既に発表されていた動画ネットワークがローンチ。
■Marc Jacobs Gets a New C.E.O.: Why It Matters (The New York Times)
・Marc Jacobsの新CEOにPradaのCOOを経て現在GivenchyのCEOを務めているSebastian Suhlが。
・LVMH内での異動という形になりますが、IPOを向けての同グループのMarc Jacobs強化の本気度が伝わる人事です。
・Marc Jacobsというとやはりデザイナー本人に会長のRobert Duffyがどうしても目立つわけですが、これで顔と言えるCEOが初めてLVMH側から着任という印象。もちろん2006年からBertrand Stalla-Bourdillonという重鎮がいたわけではありますが。
・Bertrand Stalla-Bourdillonは、Marc JabocsのCEO退任後はLVMH内で別のポジションに就くとのこと。またGivenchy側の後任のCEOには、先日Louis Vuittonの北アジア担当のプレジデント兼CEOを離れたPhilippe Fortunatoが就任します。
・さて今回の人事はGivenchy側から見ると、2008年から4回目の交代となります。Riccardo Tisciを起用した当時のMarco GobbettiはCelineのCEOに移り、続くFabrizio Malverdiは2年でDior Hommeのトップに。後任となったSue Whitelyは僅か1年あまりで個人的な理由によりUKに帰り、PradaからSebastian Suhlを迎える運びとなりました。そして今回の交代。LVMH特有の幹部人事のローテーションともいえますが、ひとつにはPierre-Yves Rousselが後ろで全部仕切っているのでというのはありそうですね。実際CEOとの二人三脚よりもクリエイティヴ・ディレクター単独での継続性の方が重要というモデルに移行しつつあるのかなということも感じます。特にコングロマリットの場合。
■Coach Eliminated Over 150 Jobs In Restructuring Efforts (Business of Fashion)
・リブランディングなど含め再成長に向けて動いているCoach。
・効率化のためグローバルでコーポレートのスタッフを150人削減するというアナウンスが内部でなされたようです。
■Hermès Sales Rise 5.8% in Q2 - Financial (WWD)
■Hermès Quarterly Sales Trail Estimates as Japanese Revenue Falls (Business of Fashion)
・Hermèsの第2四半期の売上は、前年同期比5.8%増の963.4百万ユーロ。ユーロ高などの為替変動の影響を除くと9.6%と市場予測の14.6%増を大きく下回っています。
・USが伸び悩んでいることや、中国で引き続きウォッチ事業が停滞していること、また日本の前四半期の消費増税前の駆け込み需要の反動などが原因とされています。
・特に日本は、第1四半期が前年同期比21.7%増だったのに対し、第2四半期は1.6%増となっており、消費増税の駆け込み購入の影響の大きさがよくわかりますね。これから出てくるLVMHやKeringでどれくらいの影響が出ているか気になるところです。
■Brunello Cucinelli Revenues Up (WWD)
・Brunello Cucinelliの上半期の売上(予備)は、239百万ドルと前年同期比で11.6%増と引き続き堅調な推移を見せています。
・北米は18.2%増で売上の構成比は31.5%。欧州は9.5%増で構成比は34.2%に。大中華圏は43.5%増で構成比は5.9%。その他の地域は10.3%増で売上の7.8%を占めています。SeoulやSão Pauloにもストアがオープンしており、今後の伸びが期待されますね。本国イタリアは、0.2%増と横ばいで構成比は20.6%。
・最終的な決算報告は8月27日に発表予定。
■The CFDA/Vogue Fashion Fund Announces the 2014 Finalists (Vogue)
■CFDA/Vogue Fashion Fund Finalists Revealed (WWD)
・今年のCFDA/Vogue Fashio Fundのファイナリストがアナウンスされています。
Brett Heyman (Edie Parker)
Daniel Corrigan and Jake Sargent (Simon Miller)
Eva Zuckerman (Eva Fehren)
Gigi Burris (Gigi Burris Millinery)
Matthew Orley, Alex Orley, and Samantha Florence (Orley)
Natalie Levy and Grant Krajecki (Grey Ant)
Paul Andrew (Paul Andrew)
Ryan Roche (Ryan Roche)
Tanya Taylor (Tanya Taylor)
Wes Gordon (Wes Gordon)
・ウィナーの発表は11月3日。個人的にはWes Gordonに期待しておりますが、Tanya TaylorやGrey Antあたりも気になるところ。またアクセサリーではGigi Burrisも好きだったりします。
■Sise(シセ)が国際ウールマーク賞のアジア代表に決定 (Fashionsnap.com)
■Vmajor, Sise Win Asia's Woolmark Prize (WWD)
■Strateas.Carlucci Win Woolmark Australia Finals (WWD)
・International Woolmark Prizeの各国のウィナーが出揃いました。
・豪州はPeter StrateasとMario-Luca CarlucciのStrateas.Carlucciがウィメンズとメンズの双方で獲得。
・アジアはウィメンズが中国のVictor ZhuとNicole LinによるVmajor、メンズが日本の松井征心のSise。
・賞金は5万豪ドル。
・Internationalのファイナルは、メンズは来年1月にLondonで、ウィメンズは3月に北京で開催されます。
■Joanna Sykes Exits Nicole Farhi (WWD)
・Nicole Farhiのクリエイティヴ・ディレクターのJoanna Sykesが退任。新たなプロジェクトのためとされています。
・昨年破産法申請を経てMaxine Hargreaves-Adamsに買収された後も止まっていましたが、結局退任ということに。
・Nicole Farhiの前にデザイン・ディレクターを務めていたAquascutumも同じような流れだったので、個人的にも好きですし非常に才能のあるデザイナーなのですが、どうも巡り合わせが悪いというか。次のプロジェクトに期待したいところです。
■Zara's tagging system means even faster fashion (Reuters)
・Zaraなどを展開するInditexが株主総会でRFIDタグによる商品トラッキングシステムの運用をスタートしたことを明らかに。
・商品の入れ替えの高速化・効率化はまだまだ進みそうです。
■Primark Plans US Expansion, But Will They Succeed? (Business of Fashion)
・来年USへの上陸が予定されているUKのファストファッションチェーンのPrimark。
・2015年終わりのBostonを皮切りに、2015年のイースターのタイミングまでに北東地域で10ストアの展開を計画。
・H&M的な低価格とZara的な回転の速さでいま一番勢いのあるファッションチェーンであるPrimarkがどこまで受け入れられるか注目です。
■H&M Plots Further Expansion in Manhattan (WWD)
・NYのFifth AvenueのフラッグシップのオープンにあたりH&Mの北米担当のプレジデントのDaniel Kulleがコメント。
・どちらかというと内容としては、今年後半に上陸する姉妹ブランドの動向の方が気になるわけで。
・COSは129 Spring Street、& Other Storiesは575 Broadwayと、いずれもSoHoにオープンするようです。
■米セレクト「フレッド シーガル」が代官山に、2015年春開業 (Fashionsnap.com)
■Fred Segal Headed to Tokyo (WWD)
・マークスタイラーによる最初の発表があった2012年11月からだいぶ経ちましたが、最近出ていたとおりオープンが決定。
・Fred Segalのグローバルライセンスを保有するSandowのファンドによる出資受け入れや、Fred Segalの新CEOにPaul Blumを迎えるなど本国の体制が整ったことと並行しておりますね。
・そして本国の計画にもよると思いますが、従来のセレクトショップ的な内容に加えて、サロンやスパに飲食系も含めた新コンセプトの"Lifestyle Center"の初の展開ということになるのではないかと。
■Kellwood Goes Country With Mason & Belle - Ready-to-Wear and Sportswear (WWD)
・Kellwoodがウェスタンテイストのオリジナルブランドをオンラインでローンチ。毎月新アイテムを投入するファストファッション的なアプローチで。
・新ブランドのMason & Belleの指揮を執るのは、同社のEC担当VPのElton Graham。Nasty Galをはじめ、Jamse Perse、Shopzilla、Wet Sealなどでのオンラインコマースの経験のある人物です。
■Hedge Fund Plans American Apparel Future Without Ex-CEO Dov Charney (WWD)
■American Apparel Shareholders Seek Resignation of Board Members (WWD)
■Standard General Purchases Rights to AA Loan (WWD)
・色々雑音はありつつもStandard Generalの元で財務面での当面の懸念を払拭しつつ再建プランをという形で進みつつあるAmerican Apparelという今週の流れでございました。
・Standard Generalはその手のターンアラウンドではそれなりのトラックレコードはあるようで。RadioShackみたいなケースもありつつ。
■Zalando Swings to Profit in Q2 - Direct Internet Catalogue (WWD)
■Rocket Internet’s Oliver Samwer responds to critics ahead of IPO (Financial Times)
・今年上場を計画しているとも言われる欧州最大のファッションオンラインコマースのZalandoがQ2についに黒字化。上半期でも黒字化を達成しているようです。
・ちなみにQ2の売上規模は520百万ユーロから560百万ユーロ。Q1と比較しても28%から35%の成長となります。
・ちなみにこのZalandoをはじめ北米以外で特にオンラインコマース系のサイトを大量に立ち上げ、スタートアッププラットフォームともいうべきビジネスモデルを確立したRocket InternetのOliver Samwerをフィーチャーした記事がFTに。
・クローンサイト量産と批判的に語られることもありますが、一方で決済や流通の仕組みが整っていない途上国にも進出し、インフラから立ち上げているRokcket Internetのモデルは世界銀行からも雇用創出の側面などからも評価を受けているわけでありまして。
■Rachel Roy Close to New Owner (WWD)
■Topson Downs Acquires Rachel Roy (WWD)
・Rachel Royのビジネスの売却を巡って訴訟に発展していたThe Jones GroupとデザイナーのRachel Royですが、Topson Downsが新たな売却先となる形で決着。
・Topson DownsがThe Jones GroupとTSM Capitalの保有分を取得し、Rachel Royが少数株式を保持しつつクリエイティヴに関してはチーフ・クリエイティヴ・オフィサーとして100%コントロールする形に。またTopson DownsのパートナーのDaniel AbramovitchがRachel RoyのCEOに、Denise Johnstonがプレジデントに就任しています。
・Macy'sのBar IIIやMaterial Girlといった百貨店のプライベートブランドやエクスクルーシヴブランドの生産を手掛けたTopson Downsですが、ブランドビジネスは今回が初。まずはMacy's独占のRachel Rachel Royが最重要ではあると思われますが、メインラインで現在休止しているRachel Royについてもリローンチも計画されているようです。
■Stella McCartney Hits the Road in Asia (WWD)
■Stella McCartney Completes Asia Tour (WWD)
・Stella McCartneyのアジアツアー。水曜にトップエディターやクライアントとのプライベートなランチョンで香港に。木曜日には東京の青山学院大学でのトークの後に、六本木ヒルズの屋上庭園でリゾートコレクションのプレゼンテーション。金曜日には北京で再びリゾートのプレゼンテーションに加えてキッズとランジェリー、あsらにAdidas by Stella McCartneyの春夏のプレビューを。
・また今年は10月に北京で2ストア目となるフラッグシップが、11月には初となる成都への進出も予定されています。
・日本では東京の青山のフラッグシップがPrada近くに来年はじめに移転する計画。
■Kors Down as Analysts Look at Slowing Sales Growth (Business of Fashion)
■Michael Kors Shares Rise for Second Day (WWD)
・絶好調のMichael KorsですがCitigroupのOliver Chenなど一部のアナリストがこの春夏のUSでのセールの値引商品の高価格帯への広がりや在庫状況の予測などから、目標株価を下げるといった動きが出ています。
・しかし実際の株価はその後も上昇。端的にはUSの状況だけ見ていてもという話であって、特に直近で新たにマネジメントを迎えてたアジアやメンズの成長をどう見るかの方が重要でしょうというところですね。
■Edie Campbell Stars in Lanvin's Fall Campaign (WWD)
・メゾン創立125周年のLanvinの秋冬のキャンペーンは、母娘のロゴにもちなんで家族をテーマに。モデルのEdie Campbellとその家族をフィーチャーした内容となっております。しかもEdieの愛馬のDollyまで登場という。
・そしてフォトグラファーもここ数シーズン印象的なキャンペーンを見せてきたSteven Meiselに替わり、Tim Walkerに。個人的にはこの変更の方が驚きであったりもします。
■Tom Ford's Fall Ads Spotlight Individual Style (WWD)
■Arnold Schwarzenegger’s Son, Patrick Is a Tom Ford Model (Vanity Fair)
・多様なスタイルを見せたTom Fordの秋冬のコレクションですが、キャンペーンもそうした幅広いイメージをモデルをずらりと並べて魅力をアピール。フォトグラファーのMario Sorrentiがなかなか良いお仕事をしているのではないかと。
・またモデルも注目でウィメンズでは今年のSports IllustratedのSwim Suits Issueで注目されたGigi Hadid、メンズではPatrick Schwarzeneggerが起用されております。どちらも2世でもあり。
■Rent the Runway's Next Phase (WWD)
・Rent the Runwayが新たなフェーズに。これまでオケージョン対応のドレスを中心に展開していたわけですが、月75ドルで3アイテムをキープできるよりデイリーユースなデザイナーブランドのアイテムにフォーカスしたサブスクリプションモデルを導入。
・ファストファッションなどの低価格ブランドを使い捨てるよりもリーズナブルということで、新たなユーザ層の拡大を目指しているようです。
・またサイトやロゴ、パッケージのデザインも変更しリブランディング。これはなかなかクレバーな戦略なのではないかと。
■Facebook Tests Buy Button To Let You Purchase Stuff Without Leaving Facebook (TechCrunch)
・FacebookがBuyボタンのテストを行っているという話題。
・リテーラをまたいだ単一カート的なソリューションで広げられればという話でしょうね。またどこまでFacebookの中で商品情報を提供するのか、あるいはユーザがそうした情報をFacebookで細かに見るという行動をとるかという部分もあると思いますが。
■It's a Snap: Kate Bosworth to Launch Style Thief (WWD)
・ASAP54やSnap Fashionなど、画像認識技術を利用してスマートフォンで撮ったアイテムをオンラインコマースサイトから探してくるアプリが最近話題になっていますが、新たにStyle Thiefというアプリを女優のKate Bosworthがローンチ。
・Style Thiefは、CMOも担当しているKate Bosworthが、American Rag Cieの共同オーナーのLarry Russyと、Gemstarの元プレジデントのIan Aaronと共に立ち上げたアプリで、画像認識はCortexicaの技術を採用。
・今年後半にはTVCMも計画しているようで、Kate Bosworthの知名度も含めて、案外マスなプロモーションが効いてくるかもしれません。この分野はまだどのアプリも十分なユーザを獲得しているとは言えない状況だと思うので。
■E-commerce Site Offers Pre-Worn Wedding Gowns (WWD)
・ウェディングドレスのリユースレンタル及び販売のBorrowing Magnoliaがローンチ。
・99ドルで3着を自宅で試着可能。初回の試着はレンタルあるいは販売価格に割り当てられる仕組みのようです。
・また2週間前までは交換にも対応ということで、なかなかよく考えられているのでは。
・既にVera Wang、Monique Lhuillier、Reem Acra、Galina、Jenny Packhamなどのブランドの200のドレスを揃え、初年度の終わりまでには800まで在庫を増やす計画のようです。
・売上の構成としては、販売が6割でレンタルが4割と見込んでいるとのこと。
■LVHM Settles With Ebay - Legal - Business (WWD)
・LVMHとEbayの間での偽造品の出品を巡る8年に渡る裁判が和解で決着。
・双方で協力して取り締まりに当たっていくとの声明が出ております。
■Marie Claire Taps Nancy Gillen as Managing Editor (WWD)
■Glamour Promotes LaToya Valmont as Managing Editor (WWD)
・Condé NastのGlamourのマネジング・エディターのNancy GillenがHearstのMarie Claireの同職に。Times Inc.のPeopleに移籍したAlexandra Brezの後任となります。
・一方Glamourの後任のマネジング・エディターには、プロダクション・ディレクターのLaToya Valmontが昇格。
■Condé Nast Entertainment Debuts The Scene (Adweek)
・既に発表されていた動画ネットワークがローンチ。
2014.07.16 Wednesday
Daily Digest
■Carven Goes Dada for Fall Campaign (Style.com)
■Joan Smalls Goes Sci-Fi Sophisticate for Missoni (Style.com)
・Viviane Sassenの撮影による秋冬のキャンペーンが2つ。いずれもここ数シーズン継続のものですが。
・まずはCarven。デザイナーのGuillaume HenryがErwin Blumenfeldに言及しているとおり、そのままにコラージュな内容に。
・続いてMissoni。遺跡にカラフルでポップな造形のロボット風のクリーチャーを模した彫刻を配し未来的な雰囲気を演出。
■Lara Stone Returns to Calvin Klein for Fall (WWD)
・Lara Stoneの出産後初のキャンペーンはCalvin Kleinへの復帰に。
・Instagramのキャンペーンでも話題となった#mycalvinsのタグをフィーチャーした、Calvin Klein UnderwearとCalvin Klein Jeansのジョイントキャンペーンに登場しています。撮影はMert Alas & Marcus Piggott。
・ちなみにコレクションラインとplatinum labelはDavid Simsが、white labelはDan Jacksonと、Calvin Kleinはレーベルによってフォトグラファーを使い分けしております。
■U.S. Woolmark Prize Winners Named (WWD)
■With Woolmark, Public School Becomes the Winningest Brand of the Year. There’s a Lesson Here. (The New York Times)
・Woolmark PrizeのUSのウィナーが決定。ウィメンズは2012年のファイナリストだったM. PatmosのMarcia Patmos。今年からスタートのメンズは、CFDA Awardsの受賞も記憶に新しいPublic SchoolのDao-Yi ChowとMaxwell Osborne。
・NYTのVanessa Friedmanは、ここ数年でますます賞の獲得がデザイナーのキャリア形成で重要なポジションを占めるようになっており、それにあたってはプレゼンテーション能力がこれまで以上に問われるようになってきていることを指摘。自身のブランドを立ち上げるということは起業に他ならないわけなので当然といえば当然ですが、ビジネスパートナーを得ずともある程度までは自分でこなせることが求められるということでしょうね。
■Esteban Cortazar Is Back With a "Show Now, Wear Now" Concept (Style.com)
・従来のコレクションスケジュールにとらわれず、"Wear Now"なコンセプトでリローンチしたEsteban Cortazar。
・Net-a-Porterエクスクルーシヴの期間を経て、Barnyes New YorkやThe Websterでの取り扱いもスタートすることに。
・Tamara Mellon同様の売り方ということになりますが、この方式を採用するデザイナーがもっと増えてくると、コレクションスケジュールや雑誌を中心とするメディアの役割が相当変わってくることになりますね。バイヤーも大変にはなるでしょうけれども。
■Anna Sui Goes Retro for O'Neill Line (WWD)
・Anna SuiがO'Neillとのコラボレーションを来年の春夏にローンチ。
・16ピースからなるAnna Sui for O’Neillは、ボヘミアンなテイストでAnna Suiのアーカイヴのプリントなども用いられているようです。
・アクティヴウェアのファッション化という流れに乗ってデザイナーのコラボレーションはまだまだ今後も続きそうな雰囲気。
■Tory Burch, Fitbit Team for Accessories Line (WWD)
・Tory BurchによるFitbitのアイテムがお披露目。
・ペンダント型のネックレスと、シリコンのブレスレットですが、ひとまずはこんな感じかなといったところ。
■Cosmopolitan to Launch Digital Fitness Channel (WWD)
・Cosmopolitanがフィットネス関連のデジタルチャンネルとしてCosmoBodyをローンチすることが明らかに。VODで毎月9.95ドルという料金体系。CosmoはRodale傘下のWomen’s Healthから複数の人材の獲得も続いていただけに。ちなみにUKではCosmo Bodyはプリント誌として刊行されています。
・Condé NastもSelfがCondé Nast Entertainmentを含めて他チャンネル化を図っているように、やはりアクティヴ系の分野の取り込みにファッションメディア側も動いている印象ですね。
■Change Capital Acquires Frette (WWD)
・1860年創業のイタリアのリネンメーカーのFretteのオーナーがJH PartnersからChange Capitalに。取得条件などは非公表。JH Partnersは引き続き少数株主としてとのこと。
・Change CapitalはPradaからJil Sanderを取得し、後にオンワードに売却するなどファッション関連の投資で知られるファンド。過去にはPaule Kaに投資していたこともありました。
・Fretteの2013年の売上は90百万ユーロ。Change Capitalは、グローバルで現在12億ユーロ規模で今後も成長が見込めるラグジュアリーベッドリネン市場を狙っての投資ということのようです。
■強気の『ブランデイ・メルヴィル』セール無しでもめちゃ混み! (MAXRE)
・いわゆるラウンジウェア的なアイテムをMade in Italyでワンサイズ展開しているBrandy Melvilleが人気という話題。
・値下げも行わず店舗展開も慎重にというマネジメントスタイルのようで、現時点では急拡大する戦略ではないようですが、かなりポテンシャルはあるのではないかと。
■Giorgio Armani to Develop Residences in Miami (WWD)
・Armani/Casaによるレジデンスのプロジェクトが再び。今回はMiamiのCésar Pelliのデザインによるタワー内のレジデンス。
・IstanbulやMumbai、Manilaと各地で案件が進んでおります。
■Roberto Cavalli Opens Ibiza Restaurant (WWD)
・Roberto CavalliがIbizaにCavalli Restaurant & Loungeをオープン。
・Roberto CavalliはCavalli CafféをFlorenceとSaint Tropezでは直営で、Kuwait CityやBeirut、Dubai、New Delhiではライセンスで展開中。さらにMilanとDubaiでは同じくライセンスでCavalli Clubを開いています。
・今後はRiyadhやDohaにBahrainでの計画も。
■An Exclusive Interview With Choupette Lagerfeld On Her Shu Uemura Beauty Campaign (Style.com)
・Karl LagerfeldとShu Uemuraのコラボレーションの第2弾は前回のMon Shu Girlに替わりChoupette Lagerfeldをフィーチャー。
・というわけでStyle.comがChoupetteにインタビューを試みているわけですが、Cara & Cecil Delevingneのくだりなどなかなか。
■Vantablack nanofabric: 'the new black' to end all new blacks? (The Guardian)
・Surrey NanoSystemsがカーボンナノチューブから開発した最も黒い素材の話題。
・軍事や宇宙開発での利用を想定しており、普通の服で使う目的ではないようですが、ブラックホールのような"Littel Vantablack Dress"とか見てみたいですね。
■New Lingerie Line CV Will Amp Up Your Sexual Resume (Style.com)
・Donna KaranやAdrienne Vittadiniでの経験を経てランジェリーのデザインを始めたChristina VivianiによるCurriculum Vitae。
・いきなりBarneysにColette、10 Corso Como、Moda Operandiなどで取り扱いスタートということで色々注目です。
■Kendall Jenner for LOVE by Mario Sorrenti (Models.com)
・やはり今年の最重要モデルはKendall Jennerということになるのでしょう。というか余程Katie Grandはお気に入りのようで。
・というわけでMario Sorrentiが撮ったエディトリアルの全容が楽しみでございます。
■Joan Smalls Goes Sci-Fi Sophisticate for Missoni (Style.com)
・Viviane Sassenの撮影による秋冬のキャンペーンが2つ。いずれもここ数シーズン継続のものですが。
・まずはCarven。デザイナーのGuillaume HenryがErwin Blumenfeldに言及しているとおり、そのままにコラージュな内容に。
・続いてMissoni。遺跡にカラフルでポップな造形のロボット風のクリーチャーを模した彫刻を配し未来的な雰囲気を演出。
■Lara Stone Returns to Calvin Klein for Fall (WWD)
・Lara Stoneの出産後初のキャンペーンはCalvin Kleinへの復帰に。
・Instagramのキャンペーンでも話題となった#mycalvinsのタグをフィーチャーした、Calvin Klein UnderwearとCalvin Klein Jeansのジョイントキャンペーンに登場しています。撮影はMert Alas & Marcus Piggott。
・ちなみにコレクションラインとplatinum labelはDavid Simsが、white labelはDan Jacksonと、Calvin Kleinはレーベルによってフォトグラファーを使い分けしております。
■U.S. Woolmark Prize Winners Named (WWD)
■With Woolmark, Public School Becomes the Winningest Brand of the Year. There’s a Lesson Here. (The New York Times)
・Woolmark PrizeのUSのウィナーが決定。ウィメンズは2012年のファイナリストだったM. PatmosのMarcia Patmos。今年からスタートのメンズは、CFDA Awardsの受賞も記憶に新しいPublic SchoolのDao-Yi ChowとMaxwell Osborne。
・NYTのVanessa Friedmanは、ここ数年でますます賞の獲得がデザイナーのキャリア形成で重要なポジションを占めるようになっており、それにあたってはプレゼンテーション能力がこれまで以上に問われるようになってきていることを指摘。自身のブランドを立ち上げるということは起業に他ならないわけなので当然といえば当然ですが、ビジネスパートナーを得ずともある程度までは自分でこなせることが求められるということでしょうね。
■Esteban Cortazar Is Back With a "Show Now, Wear Now" Concept (Style.com)
・従来のコレクションスケジュールにとらわれず、"Wear Now"なコンセプトでリローンチしたEsteban Cortazar。
・Net-a-Porterエクスクルーシヴの期間を経て、Barnyes New YorkやThe Websterでの取り扱いもスタートすることに。
・Tamara Mellon同様の売り方ということになりますが、この方式を採用するデザイナーがもっと増えてくると、コレクションスケジュールや雑誌を中心とするメディアの役割が相当変わってくることになりますね。バイヤーも大変にはなるでしょうけれども。
■Anna Sui Goes Retro for O'Neill Line (WWD)
・Anna SuiがO'Neillとのコラボレーションを来年の春夏にローンチ。
・16ピースからなるAnna Sui for O’Neillは、ボヘミアンなテイストでAnna Suiのアーカイヴのプリントなども用いられているようです。
・アクティヴウェアのファッション化という流れに乗ってデザイナーのコラボレーションはまだまだ今後も続きそうな雰囲気。
■Tory Burch, Fitbit Team for Accessories Line (WWD)
・Tory BurchによるFitbitのアイテムがお披露目。
・ペンダント型のネックレスと、シリコンのブレスレットですが、ひとまずはこんな感じかなといったところ。
■Cosmopolitan to Launch Digital Fitness Channel (WWD)
・Cosmopolitanがフィットネス関連のデジタルチャンネルとしてCosmoBodyをローンチすることが明らかに。VODで毎月9.95ドルという料金体系。CosmoはRodale傘下のWomen’s Healthから複数の人材の獲得も続いていただけに。ちなみにUKではCosmo Bodyはプリント誌として刊行されています。
・Condé NastもSelfがCondé Nast Entertainmentを含めて他チャンネル化を図っているように、やはりアクティヴ系の分野の取り込みにファッションメディア側も動いている印象ですね。
■Change Capital Acquires Frette (WWD)
・1860年創業のイタリアのリネンメーカーのFretteのオーナーがJH PartnersからChange Capitalに。取得条件などは非公表。JH Partnersは引き続き少数株主としてとのこと。
・Change CapitalはPradaからJil Sanderを取得し、後にオンワードに売却するなどファッション関連の投資で知られるファンド。過去にはPaule Kaに投資していたこともありました。
・Fretteの2013年の売上は90百万ユーロ。Change Capitalは、グローバルで現在12億ユーロ規模で今後も成長が見込めるラグジュアリーベッドリネン市場を狙っての投資ということのようです。
■強気の『ブランデイ・メルヴィル』セール無しでもめちゃ混み! (MAXRE)
・いわゆるラウンジウェア的なアイテムをMade in Italyでワンサイズ展開しているBrandy Melvilleが人気という話題。
・値下げも行わず店舗展開も慎重にというマネジメントスタイルのようで、現時点では急拡大する戦略ではないようですが、かなりポテンシャルはあるのではないかと。
■Giorgio Armani to Develop Residences in Miami (WWD)
・Armani/Casaによるレジデンスのプロジェクトが再び。今回はMiamiのCésar Pelliのデザインによるタワー内のレジデンス。
・IstanbulやMumbai、Manilaと各地で案件が進んでおります。
■Roberto Cavalli Opens Ibiza Restaurant (WWD)
・Roberto CavalliがIbizaにCavalli Restaurant & Loungeをオープン。
・Roberto CavalliはCavalli CafféをFlorenceとSaint Tropezでは直営で、Kuwait CityやBeirut、Dubai、New Delhiではライセンスで展開中。さらにMilanとDubaiでは同じくライセンスでCavalli Clubを開いています。
・今後はRiyadhやDohaにBahrainでの計画も。
■An Exclusive Interview With Choupette Lagerfeld On Her Shu Uemura Beauty Campaign (Style.com)
・Karl LagerfeldとShu Uemuraのコラボレーションの第2弾は前回のMon Shu Girlに替わりChoupette Lagerfeldをフィーチャー。
・というわけでStyle.comがChoupetteにインタビューを試みているわけですが、Cara & Cecil Delevingneのくだりなどなかなか。
■Vantablack nanofabric: 'the new black' to end all new blacks? (The Guardian)
・Surrey NanoSystemsがカーボンナノチューブから開発した最も黒い素材の話題。
・軍事や宇宙開発での利用を想定しており、普通の服で使う目的ではないようですが、ブラックホールのような"Littel Vantablack Dress"とか見てみたいですね。
■New Lingerie Line CV Will Amp Up Your Sexual Resume (Style.com)
・Donna KaranやAdrienne Vittadiniでの経験を経てランジェリーのデザインを始めたChristina VivianiによるCurriculum Vitae。
・いきなりBarneysにColette、10 Corso Como、Moda Operandiなどで取り扱いスタートということで色々注目です。
■Kendall Jenner for LOVE by Mario Sorrenti (Models.com)
・やはり今年の最重要モデルはKendall Jennerということになるのでしょう。というか余程Katie Grandはお気に入りのようで。
・というわけでMario Sorrentiが撮ったエディトリアルの全容が楽しみでございます。
2014.07.15 Tuesday
Daily Digest
■Coach Unveils Fall Advertising Campaign (WWD)
・CoachがStuart Veversをクリエイティヴ・ディレクターに迎えて初のコレクションとなる秋冬のキャンペーンを公開。
・既報どおりフォトグラファーはSteven Meiselで、アートディレクターはBaron & BaronのFabien Baron。
・Stuart Veversが今回のコレクションの制作にあたり影響を受けたというJoel Sternfeldの写真を背景におき、その上にモデルの写真とバッグのクローズアップの写真を重ねるというスタイル。
・同じくSteven Meiselが撮ったJ.W. Andersonによる新生Loeweのキャンペーンと同じようなアプローチを取っているのが興味深いです。
・モデルにはここ数シーズンのKarlie KlossやLiu Wenに替わり、Binx WaltonやHarleth Kuusikといったフレッシュな面々が。
・スタイリングはKarl Templer、メーキャップにPat McGrath、ヘアスタイルはGuido Palauというお馴染みの豪華な顔ぶれ。
・オーセンティックなイメージは残しつつ、ビジュアルやモデルのセレクトで新鮮な印象をということで、コレクションもビジュアルもまずは良い方向に向かっているのではないかと。
■Calvin Klein Launching Capsule With Mytheresa.com (WWD)
■Lottie Moss follows in Kate Moss's footsteps with Calvin Klein portraits (Telegraph)
・Calvin KleinがMytheresa.comとのエクスクルーシヴなコラボレーションでリイシュープロジェクトをローンチ。
・過去のアイコニックなアイテムをCalvin Klein JeansやCalvin Klein Underwearなどを担当するグローバル・クリエイティヴ・ディレクターのKevin Carriganが改めてデザイン。
・Kate Mossの妹のLottie Mossをキャンペーンに起用し、フォトグラファーには1981年のCalvin Klein JeansのキャンペーンでBrook Shieldsを撮ったRichard Avedonの孫のMichael Avedonというのがまたやってくれますねという。
■David Jones Shareholders Back Woolworths Bid (WWD)
■Australia's David Jones Shareholders Back $2 Billion Bid (Business of Fashion)
・南アフリカのWoolworthによる売上規模で豪州2位の百貨店のDavid Jonesの20億ドルでの買収が、David Jonesの株主総会で承認されました。Woolworthの株主総会、David Jonesのボードメンバーに続く承認で、買収が確定。南半球連合的なファッションリテールグループが誕生します。
・Woolwirthは既に出資している同じく豪州のCountry Roadの100%子会社化も進めていましたが、11.88%を保有するSolomon LewがDavid Jonesの第2位の株主になるなどして買収価格の引き上げを狙って仕掛けてきていました。こちらは市場価格の21%上乗せの1株あたり7豪ドルでWoolwirthがCountry Roadの株式を取得することで決着したいます。
■H&Mが「COS」日本1号店を東京・青山みゆき通りにオープン (WWDジャパン)
■COS(コス)が日本初上陸 - 東京・青山に店舗オープン (ファッションプレス)
・H&Mが展開するハイストリートブランドのCOSがついに今年冬に日本に上陸。1号店は東京の青山のみゆき通沿いでMarniの青山店の跡地。
・サイジングや店舗展開のペースにもよるでしょうが、成長余地は相当大きいのではないかと思われますね。
■とにかくいい服を着ろ、と教えられた (繊研新聞)
・バロックジャパンリミテッドのEnfoldの植田みずき氏へのインタビュー記事。
・やはり素材へのフォーカスや価格戦略やMD含めて巧いところにきっちりはめたなという印象。
・デビュー時から気にはなっておりましたが個人的にはエストネーションに入っていたのを見たときにこれはと感じた次第。
・日本で広げるより先に海外でさらにイメージを増幅させてというのは非常にクレバー。路面店も来年か再来年にというころで、今後の展開がさらに楽しみですね。
■Gisele Bundchen takes centre stage at the World Cup final in Louis Vuitton (Telegraph)
■A World Cup Victory for Louis Vuitton (The New York Times)
・こちらも以前から報じられてはおりますが、サッカーのワールドカップの優勝トロフィーのケースは今回もLouis Vuittonが担当。
・さらにこのトロフィーのお披露目で登場したGisele Bundchenが、Louis Vuittonの2015年のリゾートコレクションのドレスを着ていたということで、陰の勝者はLouis Vuittonなのでは的な部分もありつつ。
・CoachがStuart Veversをクリエイティヴ・ディレクターに迎えて初のコレクションとなる秋冬のキャンペーンを公開。
・既報どおりフォトグラファーはSteven Meiselで、アートディレクターはBaron & BaronのFabien Baron。
・Stuart Veversが今回のコレクションの制作にあたり影響を受けたというJoel Sternfeldの写真を背景におき、その上にモデルの写真とバッグのクローズアップの写真を重ねるというスタイル。
・同じくSteven Meiselが撮ったJ.W. Andersonによる新生Loeweのキャンペーンと同じようなアプローチを取っているのが興味深いです。
・モデルにはここ数シーズンのKarlie KlossやLiu Wenに替わり、Binx WaltonやHarleth Kuusikといったフレッシュな面々が。
・スタイリングはKarl Templer、メーキャップにPat McGrath、ヘアスタイルはGuido Palauというお馴染みの豪華な顔ぶれ。
・オーセンティックなイメージは残しつつ、ビジュアルやモデルのセレクトで新鮮な印象をということで、コレクションもビジュアルもまずは良い方向に向かっているのではないかと。
■Calvin Klein Launching Capsule With Mytheresa.com (WWD)
■Lottie Moss follows in Kate Moss's footsteps with Calvin Klein portraits (Telegraph)
・Calvin KleinがMytheresa.comとのエクスクルーシヴなコラボレーションでリイシュープロジェクトをローンチ。
・過去のアイコニックなアイテムをCalvin Klein JeansやCalvin Klein Underwearなどを担当するグローバル・クリエイティヴ・ディレクターのKevin Carriganが改めてデザイン。
・Kate Mossの妹のLottie Mossをキャンペーンに起用し、フォトグラファーには1981年のCalvin Klein JeansのキャンペーンでBrook Shieldsを撮ったRichard Avedonの孫のMichael Avedonというのがまたやってくれますねという。
■David Jones Shareholders Back Woolworths Bid (WWD)
■Australia's David Jones Shareholders Back $2 Billion Bid (Business of Fashion)
・南アフリカのWoolworthによる売上規模で豪州2位の百貨店のDavid Jonesの20億ドルでの買収が、David Jonesの株主総会で承認されました。Woolworthの株主総会、David Jonesのボードメンバーに続く承認で、買収が確定。南半球連合的なファッションリテールグループが誕生します。
・Woolwirthは既に出資している同じく豪州のCountry Roadの100%子会社化も進めていましたが、11.88%を保有するSolomon LewがDavid Jonesの第2位の株主になるなどして買収価格の引き上げを狙って仕掛けてきていました。こちらは市場価格の21%上乗せの1株あたり7豪ドルでWoolwirthがCountry Roadの株式を取得することで決着したいます。
■H&Mが「COS」日本1号店を東京・青山みゆき通りにオープン (WWDジャパン)
■COS(コス)が日本初上陸 - 東京・青山に店舗オープン (ファッションプレス)
・H&Mが展開するハイストリートブランドのCOSがついに今年冬に日本に上陸。1号店は東京の青山のみゆき通沿いでMarniの青山店の跡地。
・サイジングや店舗展開のペースにもよるでしょうが、成長余地は相当大きいのではないかと思われますね。
■とにかくいい服を着ろ、と教えられた (繊研新聞)
・バロックジャパンリミテッドのEnfoldの植田みずき氏へのインタビュー記事。
・やはり素材へのフォーカスや価格戦略やMD含めて巧いところにきっちりはめたなという印象。
・デビュー時から気にはなっておりましたが個人的にはエストネーションに入っていたのを見たときにこれはと感じた次第。
・日本で広げるより先に海外でさらにイメージを増幅させてというのは非常にクレバー。路面店も来年か再来年にというころで、今後の展開がさらに楽しみですね。
■Gisele Bundchen takes centre stage at the World Cup final in Louis Vuitton (Telegraph)
■A World Cup Victory for Louis Vuitton (The New York Times)
・こちらも以前から報じられてはおりますが、サッカーのワールドカップの優勝トロフィーのケースは今回もLouis Vuittonが担当。
・さらにこのトロフィーのお披露目で登場したGisele Bundchenが、Louis Vuittonの2015年のリゾートコレクションのドレスを着ていたということで、陰の勝者はLouis Vuittonなのでは的な部分もありつつ。
2014.07.07 Monday
Daily Digest
■Iris van Herpen Wins Andam Prize (WWD)
■An Inside Look At Iris van Herpen’s ANDAM Win (Style.com)
■Iris van Herpen Gets the Andam Prize, but She’s Not the Only Winner (The New York Times)
・25周年を迎えたANDAMの今年のGrand PrizeのウィナーはIris van Herpen。
・賞金の25万ユーロに加えて、KeringのCEOのFrancois-Henri Pinaultによる1年間のメンターシップ、Hudson's Bayによるコレクションの買い付け、thecorner.comとのコラボレーションなどが与えられます。
・Iris van Herpenは昨年に続くノミネート。Fausto PuglisiやYiqing Yinといったシグニチャーに加えてEmanuel UngaroやLeonardといったメゾンのデザイナーも務める候補がいる中での受賞となりました。
・3Dモデリングや3Dプリンティングといった新しい手法と伝統的な技法を織り交ぜつつ、新しいエレガンスの在り方を模索し続けている彼女が、このタイミングで選ばれたことに今後のモードの世界を見る上で色々と意味合いがあるのではないかと。この2年はJulien DavidやAMIのAlexandre Mattiussiと続いただけに。
・また今回KeringのFrancois-Henri Pinaultが2年間のANDAMとのパートナーシップの初年度に、Kering傘下のブランドとの連携も含めてどういった形の支援をしていくかも、ここ数年ブランドコングロマリットの若手デザイナーへの出資などが目立つだけに注目です。
■LVMH Program Aids Aspiring Artisans (WWD)
■LVMH Gets Even Friendlier With the Youth Vote (The New York Times)
・LVMHが"L’Institut des Metiers d’Excellence"という新たな職人の育成のイニシアティヴをスタート。
・具体的には、既存の育成校と協力しジュエリーとドレスメイキングの2年の認定コースを9月から約20名の参加者で開始。コースにはLVMH傘下ブランドでの報酬ありのインターンワークも含まれます。
・優秀な参加者は卒業後に、ジュエリーではChaumetとLouis Vuitton、ドレスメイキングではDiorやGivenchy、Kenzoなどで職を得るチャンスが。
・また今後はVMDやセールスといった分野にもコースを広げていく計画の様子。
・LVMHはデザイナーにとどまらずタレントの囲い込みを進めている印象。もちろんグループ外の道を選ぶことも可能ですが、いずれにしてもVanessa Friedmanの指摘のように、技術の保全と継承及び発展、雇用問題の解決などにもつながるCSRとして評価される側面もありますね。
■LVMH Program Aids Aspiring Artisans (WWD)
■LVMH Gets Even Friendlier With the Youth Vote (The New York Times)
・LVMHが"L’Institut des Metiers d’Excellence"という新たな職人の育成のイニシアティヴをスタート。
・具体的には、既存の育成校と協力しジュエリーとドレスメイキングの2年の認定コースを9月から約20名の参加者で開始。コースにはLVMH傘下ブランドでの報酬ありのインターンワークも含まれます。
・優秀な参加者は卒業後に、ジュエリーではChaumetとLouis Vuitton、ドレスメイキングではDiorやGivenchy、Kenzoなどで職を得るチャンスが。
・また今後はVMDやセールスといった分野にもコースを広げていく計画の様子。
・LVMHはデザイナーにとどまらずタレントの囲い込みを進めている印象。もちろんグループ外の道を選ぶことも可能ですが、いずれにしてもVanessa Friedmanの指摘のように、技術の保全と継承及び発展、雇用問題の解決などにもつながるCSRとして評価される側面もありますね。
■Value Retail Says Luxury Brands Need to Upgrade Outlet Shops (Business of Fashion)
・ラグジュアリーブランドやデザイナーブランドを集めたモールを欧州を中心に展開しているValue Retaiの会長のScott Malkinが、ブランド側は一環したエクスペリエンスをアウトレットのフォーマットでも提供する必要があると話しています。
・いまは同じ顧客がフルプライスでもアウトレットでも同じように買い物をするというパターンが増えてきているわけで、当然必要とされる対応ではありますね。
■How Veteran TV Exec Dawn Ostroff Is Taking Condé Nast Beyond Print (Adweek)
・CATVなどでの番組制作が本格的に動き出したCondé Nast Entertainment。2011年の立ち上げ時からトップを務めてきたDawn OstroffがCNEで何をしようとしているかフェーチャーした記事がAdweekに。
・これまでも「ビューティフル・マインド」や「食べて、祈って、恋をして」をはじめ、Condé Nastが保有する各誌に掲載された内容をベースに映画化されたケースはいくつもあるですが、それをしっかりCondé Nast側でビジネスにしていこうというのがCNE設立の大きな目的。
・CNEのトップのDawn Ostroffは、CBSや20th Century Fox Televisionを経て、Lifetime TelevisionのEVPなどを務めた人物。CWのトップとして、Gossip GirlやThe Vampire Dairiesといった小説原作のドラマを成功に導いた手腕で知られています。
・CNEでも既にMcAfeeのファウンダーを描いた"Last Stand"の映画化など、映画とテレビ双方でいくつかプロジェクトが動き始めているわけですが、特に制作期間が長くはなく、かつヒットすると5年以上に渡り数シーズン続くことになるTVシリーズでは、外部の優れた脚本を持ち込むことの重要さを理解している彼女はまさに適任という。
■Apple poaches Swiss watch exec for iWatch launch (CNBC)
■Apple Poaches Another Luxury Executive as iWatch Nears (Business of Fashion)
・Appleが再びラグジュアリーブランドの幹部を引き抜いたというニュースが。
・今回はTag Heuerのセールス担当のVPのPatrick Pruniaux。LVMHのウォッチ部門のトップでHublotのCEOでもあるJean-Claude BiverがCNBCに話したことで明らかに。
・これまでもスペシャルプロジェクトに関わっているというYves Saint Laurentの前CEOのPaul Deneveや、リテール担当のSVPに就任したばかりのBurberryの前CEOのAngela Ahrendtsの移籍が話題になりましたが、今秋の販売が噂されるiWatchとダイレクトに関係のある幹部の外部起用は初ということで。
■Olivier Rousteing, Along With Jourdan Dunn, Binx Walton, Cara Delevingne, and More, Push the New “Balmain Reality” in the Brand’s Fall Ads (Style.com)
■Olivier Rousteing Makes a Statement With Balmain Campaign (WWD)
・Balmainの2014年秋冬のキャンペーンが公開されています。
・スタイリングとアートディレクションにKatie Grand、フォトグラファーにMario Sorrentiを迎え、Rhiannaをフィーチャーした春夏から大きく路線変更。
・モデルの起用でダイバーシティを意識しつつ、これまでにないしなやかさを見せ、新しいBalmainのビジョンを感じさせる内容になっています。
・ともかくKatie GrandとMario Sorrentiという人選がパーフェクトなのですが、なによりデザイナーのOlivier Rousteingの“My first collection was all about making clothes, and it was really, really important for me to work on the tailor[ing] and on the clothes, but I realized that day after day and step by step, I’m not only doing clothes. I think fashion is all about a vision that you can give to people; it’s [about] expressing that passion. We need to show how diversity is important.”というコメントにも見られる変化が反映されたものでもあり。
■For Bonobos, a Good Fit in Stores as Well as Online (The New York Times)
・Bonobosが55百万ドルの資金調達を実施。
・現在10ストア体制のガイドショップを向こう2年でさらに30ストア展開する計画。
・ウィメンズのAyrの状況も気になるところですね。
■The RealReal Launches RealBook App (WWD)
・ラグジュアリーブランドのアイテムの委託販売のThe RealRealが、アイテム毎に出品価格を推定してくれるアプリの提供をスタート。
・実際にブティックから買う前にいくらで売れそうかThe RealRealに問い合わせてくるケースが多かったことから導入を決めたそうですが、ショールーミングのさらに先を行く消費者行動という感じでおもしろいですね。
■sass & bide founders Heidi Middleton and Sarah-Jane Clarke quit the label (The Guardian)
・sass & bideのファウンダーのHeidi MiddletonとSarah-Jane Clarkeがブランドを去ることに。
・2011年には豪州の百貨店のMyerに株式の65%を売却し、2013年9月にはMyerが100%取得しており、段階的にオペレーションから離れ、今回の退任ということになったようです。
・新しいデザイン・ディレクターには、Ralph LaurenやMaxMaraにJosephなどでの経験があり、Victoria BeckhamやMulberryのコンサルタントもしていたAnthony Cuthbertsonが就任。またアートディレクターには、Tommy HilfigerやHugo Bossでの経験のあるBonnie O'Hareが就き、体制としてはファウンダーたちと同じ形に。
■Many Luxury C.E.O.s Were Trained by the Dior Executive (The New York Times)
・1998年からChristian Diorのトップを務めるSidney Toledano。彼のもとで働いた幹部たちが、ラグジュアリーブランドのトップとして活躍するケースが増えてきています。
・同じLVMHのLouis VuittonのMichael Burkeをはじめ、Jimmy ChooのPierre Denis、Hugo BossのClaus-Dietrich Lahrs、Robert ClergerieのEric Vallat、そして先日Yves Saint LaurentやReed KrakoffのCEOを経てRalph Laurenのラグジュアリー部門のプレジデントに就任したValérie Hermannなど、錚々たる顔ぶれ。
・なんでもSidney Toledanoをヘッドハントすることが不可能と見られるようになったため、その近くで働いた経験のある幹部たちに注目があつまるようになったとか。
■Tech Billionaires Think Fashion Is the Future (Racked)
・2009年に50百万ドル規模だったファッション関連のスタートアップへの投資が、2013年には28億ドルにまで拡大。
・2014年は既に現段階で昨年の数字を上回っており、投資家からの注目の高まりが見て取れます。
・ペイメントやアナリティクス、ロジスティクスまで含めたリテールのソリューションに、コマースともつながるメディアやソーシャルネットワーキング関連、マーケットプレイスに3Dプリンティングやフィッティング、ウェアラブルでバイスなどの技術まで幅も広いですし、まだまだこれから増えていくのではと思います。
■Bravo DKNY for a Ramadan collection that allows Muslim women to look glam and modest, without a burqa (The Independent)
・DKNYが、Styles Magazineのファッション・エディターのYada GolsharifiとDubaiのデザイナーのTamara Al Gabbaniを迎えて、2014年夏のラマダンコレクションを発表。
・これはなかなかクレバーな動き。DKNYあるいはDonna Karanの元々のテイストからも外れていないところももちろん大きなポイントではあると思いますが。
■CEO Talk | Brunello Cucinelli, Founder and Chief Executive, Brunello Cucinelli (Business of Fashion)
・昨年IPOを果たし、順調に成長を続けるBrunello Cucinelli。ファウンダーでCEOのBrunello Cucinelliへのインタビュー記事がBoFに。
・元々非常に貧しい環境で育ったことも関係してはいるわけですが、社会活動としての企業活動という側面がますます重要になってきているいま、彼の考え方は示唆に富んでいるのではないかと。
■Ivana Nonnis Tapped at Lejaby (WWD)
・Lejabyの新設の北米担当のマネジャーにIvana Nonnisが指名されています。
・La Perla North AmericaのCEOを務めた後、ランジェリーブランドのためのショールームを開いてMarlies Dekkersの北米のマネージャも担当していた人物。
■Mens loungewear: downtime goes upmarket (Finacial Times)
・ウィメンズだけではなくメンズでもいわゆるラウンジウェアの人気が高まってきていますよという話題がFTに。
・これは先進国では共通の動きなのでしょうね。
■The Luxury Market Comes up Close and Gets Very, Very Personal (ABCNews)
・ファッションでもカスタマイズのサービスが人気ということで。
・特に注目したいのは、Moda OperandiのCEOだったAslaug Magnusdottirが立ち上げたTinker Tailorのような、デザイナーブランドのアイテムのカスタマイズですね。
■良品計画、メリハリつけ今秋冬値上げ (繊研新聞)
・ユニクロに続き無印良品も秋冬商品の価格を値上げ。全体で昨年の秋冬から4%程度引き上げると。
・衣料ではカシミヤやアルパカなど付加価値の高い商品のバリエーションと比率を増やすようで、値上げ幅は8%程度と全体よりも高めに。
■サザビーリーグ×新潮社が商業施設 (繊研新聞)
・神楽坂駅前に新潮社が保有する北倉庫を開発した「ラカグ」を今秋オープンと。
・デザインは隈研吾建築都市設計事務所。
■新たな美の聖地「ギンロク」 大人のサロン続々 (日本経済新聞)
・銀座六丁目にビューティ関連のサロンなどの進出が相次いでいるという話題。
・確かに最近オープンしたSanta Maria Novellaの旗艦店もこちらでしたねぇ。
■An Inside Look At Iris van Herpen’s ANDAM Win (Style.com)
■Iris van Herpen Gets the Andam Prize, but She’s Not the Only Winner (The New York Times)
・25周年を迎えたANDAMの今年のGrand PrizeのウィナーはIris van Herpen。
・賞金の25万ユーロに加えて、KeringのCEOのFrancois-Henri Pinaultによる1年間のメンターシップ、Hudson's Bayによるコレクションの買い付け、thecorner.comとのコラボレーションなどが与えられます。
・Iris van Herpenは昨年に続くノミネート。Fausto PuglisiやYiqing Yinといったシグニチャーに加えてEmanuel UngaroやLeonardといったメゾンのデザイナーも務める候補がいる中での受賞となりました。
・3Dモデリングや3Dプリンティングといった新しい手法と伝統的な技法を織り交ぜつつ、新しいエレガンスの在り方を模索し続けている彼女が、このタイミングで選ばれたことに今後のモードの世界を見る上で色々と意味合いがあるのではないかと。この2年はJulien DavidやAMIのAlexandre Mattiussiと続いただけに。
・また今回KeringのFrancois-Henri Pinaultが2年間のANDAMとのパートナーシップの初年度に、Kering傘下のブランドとの連携も含めてどういった形の支援をしていくかも、ここ数年ブランドコングロマリットの若手デザイナーへの出資などが目立つだけに注目です。
■LVMH Program Aids Aspiring Artisans (WWD)
■LVMH Gets Even Friendlier With the Youth Vote (The New York Times)
・LVMHが"L’Institut des Metiers d’Excellence"という新たな職人の育成のイニシアティヴをスタート。
・具体的には、既存の育成校と協力しジュエリーとドレスメイキングの2年の認定コースを9月から約20名の参加者で開始。コースにはLVMH傘下ブランドでの報酬ありのインターンワークも含まれます。
・優秀な参加者は卒業後に、ジュエリーではChaumetとLouis Vuitton、ドレスメイキングではDiorやGivenchy、Kenzoなどで職を得るチャンスが。
・また今後はVMDやセールスといった分野にもコースを広げていく計画の様子。
・LVMHはデザイナーにとどまらずタレントの囲い込みを進めている印象。もちろんグループ外の道を選ぶことも可能ですが、いずれにしてもVanessa Friedmanの指摘のように、技術の保全と継承及び発展、雇用問題の解決などにもつながるCSRとして評価される側面もありますね。
■LVMH Program Aids Aspiring Artisans (WWD)
■LVMH Gets Even Friendlier With the Youth Vote (The New York Times)
・LVMHが"L’Institut des Metiers d’Excellence"という新たな職人の育成のイニシアティヴをスタート。
・具体的には、既存の育成校と協力しジュエリーとドレスメイキングの2年の認定コースを9月から約20名の参加者で開始。コースにはLVMH傘下ブランドでの報酬ありのインターンワークも含まれます。
・優秀な参加者は卒業後に、ジュエリーではChaumetとLouis Vuitton、ドレスメイキングではDiorやGivenchy、Kenzoなどで職を得るチャンスが。
・また今後はVMDやセールスといった分野にもコースを広げていく計画の様子。
・LVMHはデザイナーにとどまらずタレントの囲い込みを進めている印象。もちろんグループ外の道を選ぶことも可能ですが、いずれにしてもVanessa Friedmanの指摘のように、技術の保全と継承及び発展、雇用問題の解決などにもつながるCSRとして評価される側面もありますね。
■Value Retail Says Luxury Brands Need to Upgrade Outlet Shops (Business of Fashion)
・ラグジュアリーブランドやデザイナーブランドを集めたモールを欧州を中心に展開しているValue Retaiの会長のScott Malkinが、ブランド側は一環したエクスペリエンスをアウトレットのフォーマットでも提供する必要があると話しています。
・いまは同じ顧客がフルプライスでもアウトレットでも同じように買い物をするというパターンが増えてきているわけで、当然必要とされる対応ではありますね。
■How Veteran TV Exec Dawn Ostroff Is Taking Condé Nast Beyond Print (Adweek)
・CATVなどでの番組制作が本格的に動き出したCondé Nast Entertainment。2011年の立ち上げ時からトップを務めてきたDawn OstroffがCNEで何をしようとしているかフェーチャーした記事がAdweekに。
・これまでも「ビューティフル・マインド」や「食べて、祈って、恋をして」をはじめ、Condé Nastが保有する各誌に掲載された内容をベースに映画化されたケースはいくつもあるですが、それをしっかりCondé Nast側でビジネスにしていこうというのがCNE設立の大きな目的。
・CNEのトップのDawn Ostroffは、CBSや20th Century Fox Televisionを経て、Lifetime TelevisionのEVPなどを務めた人物。CWのトップとして、Gossip GirlやThe Vampire Dairiesといった小説原作のドラマを成功に導いた手腕で知られています。
・CNEでも既にMcAfeeのファウンダーを描いた"Last Stand"の映画化など、映画とテレビ双方でいくつかプロジェクトが動き始めているわけですが、特に制作期間が長くはなく、かつヒットすると5年以上に渡り数シーズン続くことになるTVシリーズでは、外部の優れた脚本を持ち込むことの重要さを理解している彼女はまさに適任という。
■Apple poaches Swiss watch exec for iWatch launch (CNBC)
■Apple Poaches Another Luxury Executive as iWatch Nears (Business of Fashion)
・Appleが再びラグジュアリーブランドの幹部を引き抜いたというニュースが。
・今回はTag Heuerのセールス担当のVPのPatrick Pruniaux。LVMHのウォッチ部門のトップでHublotのCEOでもあるJean-Claude BiverがCNBCに話したことで明らかに。
・これまでもスペシャルプロジェクトに関わっているというYves Saint Laurentの前CEOのPaul Deneveや、リテール担当のSVPに就任したばかりのBurberryの前CEOのAngela Ahrendtsの移籍が話題になりましたが、今秋の販売が噂されるiWatchとダイレクトに関係のある幹部の外部起用は初ということで。
■Olivier Rousteing, Along With Jourdan Dunn, Binx Walton, Cara Delevingne, and More, Push the New “Balmain Reality” in the Brand’s Fall Ads (Style.com)
■Olivier Rousteing Makes a Statement With Balmain Campaign (WWD)
・Balmainの2014年秋冬のキャンペーンが公開されています。
・スタイリングとアートディレクションにKatie Grand、フォトグラファーにMario Sorrentiを迎え、Rhiannaをフィーチャーした春夏から大きく路線変更。
・モデルの起用でダイバーシティを意識しつつ、これまでにないしなやかさを見せ、新しいBalmainのビジョンを感じさせる内容になっています。
・ともかくKatie GrandとMario Sorrentiという人選がパーフェクトなのですが、なによりデザイナーのOlivier Rousteingの“My first collection was all about making clothes, and it was really, really important for me to work on the tailor[ing] and on the clothes, but I realized that day after day and step by step, I’m not only doing clothes. I think fashion is all about a vision that you can give to people; it’s [about] expressing that passion. We need to show how diversity is important.”というコメントにも見られる変化が反映されたものでもあり。
■For Bonobos, a Good Fit in Stores as Well as Online (The New York Times)
・Bonobosが55百万ドルの資金調達を実施。
・現在10ストア体制のガイドショップを向こう2年でさらに30ストア展開する計画。
・ウィメンズのAyrの状況も気になるところですね。
■The RealReal Launches RealBook App (WWD)
・ラグジュアリーブランドのアイテムの委託販売のThe RealRealが、アイテム毎に出品価格を推定してくれるアプリの提供をスタート。
・実際にブティックから買う前にいくらで売れそうかThe RealRealに問い合わせてくるケースが多かったことから導入を決めたそうですが、ショールーミングのさらに先を行く消費者行動という感じでおもしろいですね。
■sass & bide founders Heidi Middleton and Sarah-Jane Clarke quit the label (The Guardian)
・sass & bideのファウンダーのHeidi MiddletonとSarah-Jane Clarkeがブランドを去ることに。
・2011年には豪州の百貨店のMyerに株式の65%を売却し、2013年9月にはMyerが100%取得しており、段階的にオペレーションから離れ、今回の退任ということになったようです。
・新しいデザイン・ディレクターには、Ralph LaurenやMaxMaraにJosephなどでの経験があり、Victoria BeckhamやMulberryのコンサルタントもしていたAnthony Cuthbertsonが就任。またアートディレクターには、Tommy HilfigerやHugo Bossでの経験のあるBonnie O'Hareが就き、体制としてはファウンダーたちと同じ形に。
■Many Luxury C.E.O.s Were Trained by the Dior Executive (The New York Times)
・1998年からChristian Diorのトップを務めるSidney Toledano。彼のもとで働いた幹部たちが、ラグジュアリーブランドのトップとして活躍するケースが増えてきています。
・同じLVMHのLouis VuittonのMichael Burkeをはじめ、Jimmy ChooのPierre Denis、Hugo BossのClaus-Dietrich Lahrs、Robert ClergerieのEric Vallat、そして先日Yves Saint LaurentやReed KrakoffのCEOを経てRalph Laurenのラグジュアリー部門のプレジデントに就任したValérie Hermannなど、錚々たる顔ぶれ。
・なんでもSidney Toledanoをヘッドハントすることが不可能と見られるようになったため、その近くで働いた経験のある幹部たちに注目があつまるようになったとか。
■Tech Billionaires Think Fashion Is the Future (Racked)
・2009年に50百万ドル規模だったファッション関連のスタートアップへの投資が、2013年には28億ドルにまで拡大。
・2014年は既に現段階で昨年の数字を上回っており、投資家からの注目の高まりが見て取れます。
・ペイメントやアナリティクス、ロジスティクスまで含めたリテールのソリューションに、コマースともつながるメディアやソーシャルネットワーキング関連、マーケットプレイスに3Dプリンティングやフィッティング、ウェアラブルでバイスなどの技術まで幅も広いですし、まだまだこれから増えていくのではと思います。
■Bravo DKNY for a Ramadan collection that allows Muslim women to look glam and modest, without a burqa (The Independent)
・DKNYが、Styles Magazineのファッション・エディターのYada GolsharifiとDubaiのデザイナーのTamara Al Gabbaniを迎えて、2014年夏のラマダンコレクションを発表。
・これはなかなかクレバーな動き。DKNYあるいはDonna Karanの元々のテイストからも外れていないところももちろん大きなポイントではあると思いますが。
■CEO Talk | Brunello Cucinelli, Founder and Chief Executive, Brunello Cucinelli (Business of Fashion)
・昨年IPOを果たし、順調に成長を続けるBrunello Cucinelli。ファウンダーでCEOのBrunello Cucinelliへのインタビュー記事がBoFに。
・元々非常に貧しい環境で育ったことも関係してはいるわけですが、社会活動としての企業活動という側面がますます重要になってきているいま、彼の考え方は示唆に富んでいるのではないかと。
■Ivana Nonnis Tapped at Lejaby (WWD)
・Lejabyの新設の北米担当のマネジャーにIvana Nonnisが指名されています。
・La Perla North AmericaのCEOを務めた後、ランジェリーブランドのためのショールームを開いてMarlies Dekkersの北米のマネージャも担当していた人物。
■Mens loungewear: downtime goes upmarket (Finacial Times)
・ウィメンズだけではなくメンズでもいわゆるラウンジウェアの人気が高まってきていますよという話題がFTに。
・これは先進国では共通の動きなのでしょうね。
■The Luxury Market Comes up Close and Gets Very, Very Personal (ABCNews)
・ファッションでもカスタマイズのサービスが人気ということで。
・特に注目したいのは、Moda OperandiのCEOだったAslaug Magnusdottirが立ち上げたTinker Tailorのような、デザイナーブランドのアイテムのカスタマイズですね。
■良品計画、メリハリつけ今秋冬値上げ (繊研新聞)
・ユニクロに続き無印良品も秋冬商品の価格を値上げ。全体で昨年の秋冬から4%程度引き上げると。
・衣料ではカシミヤやアルパカなど付加価値の高い商品のバリエーションと比率を増やすようで、値上げ幅は8%程度と全体よりも高めに。
■サザビーリーグ×新潮社が商業施設 (繊研新聞)
・神楽坂駅前に新潮社が保有する北倉庫を開発した「ラカグ」を今秋オープンと。
・デザインは隈研吾建築都市設計事務所。
■新たな美の聖地「ギンロク」 大人のサロン続々 (日本経済新聞)
・銀座六丁目にビューティ関連のサロンなどの進出が相次いでいるという話題。
・確かに最近オープンしたSanta Maria Novellaの旗艦店もこちらでしたねぇ。
2014.07.04 Friday
Daily Digest
■Balenciaga Verdict Set for August (WWD)
・System Magazineに掲載された記事を巡ってのBalenciagaと以前のデザイナーのNicolas Ghesquière及びスタイリストのMarie-Amélie Sauvéとの裁判の評決は、和解が成立しない場合は8月27日に下る予定。
・Balenciaga側は、同誌での発言が退任時の契約違反にあたり同ブランドのイメージを毀損したとして7百万ドルの損害賠償を請求。
・Nicolas Ghesquièreはあくまで一般論的な話でもあるし、そもそも退任時のアナウンスメントの仕方が事前の相談もなく、Nicolas Ghesquièreに不利な印象を与えるやり方だったと非難しています。
・ちなみにNicolas Ghesquièreは、退任時に保有していたBalenciagaの10%の株式を32百万ユーロで同社に売却しています。
■NPD: Plus-size Apparel Sales Rise 4.7% (WWD)
・いわゆるプラスサイズの市場が拡大中。
・2013年4月までの1年間で、前年同期比と較べて4.7%増の175.3億ドル規模に。
・同時期のアパレル全体は0.9%、ウィメンズ全体では1%の伸びのため、プラスサイズ市場の勢いがわかります。
■Modern Meadow Pockets $10 Million in Funding to Bio-Print Leather (FashInvest)
・バイオプリンティング技術のModern Meadowが10百万ドルの資金調達。
・最終的には食用への応用を考えているようですが、まずはレザーの培養などから実用化を進めていく考えのようです。
・こうした技術が進展した場合に動物愛護団体などはどういうスタンスを取ることになるのか気になるところですね。
■Metropolitan Museum of Art Exhibit Explores Mourning (WWD)
■The Met Goes Into Mourning (Style.com)
・Metropolitan Museum of ArtのCostume Instituteの次回展のテーマは喪服。
・"Death Becomes Her: A Century of Mourning Attire”と題し、1815年から1915年の主にヴィクトリア朝時代とエドワード朝時代の喪服の形式の変遷を服飾史や社会史的な観点から読み解いていく展示となっているようです。
・開催は10月21日から来年2月1日まで。Costume Instituteの秋の展示は7年振りとのこと。
■Hugo Boss Takes Control of Store Network in China, Macau (WWD)
・Hugo Bossが、Rainbow GroupとのJVで展開していた中国とマカオの55ストアを直営化。
・Bossの中国圏でのビジネスは、2009年と較べて3倍の211百万ユーロ規模に成長しているようで、今回の取得分も含めて126のフリースタンディングやショップインショップを展開しています。
■Li & Fung Ltd. Details IPO (WWD)
・Li & Fungのブランドビジネスの切り離しとIPOの詳細が明らかに。7月9日に香港証券取引所にGlobal Brands Groupとして上場。
・またそれに先立ち7月7日にLi & Fungのグループプレジデント兼CEOのBruce RockowitzがGlobal Brands GroupのフルタイムのCEOに。Li & Fung側はCOOのSpencer FungがCEOとなります。
・業績の変動幅が大きいが利益率の高いライセンスなどのブランドビジネスを切り離し、Li & Fungは本来のソーシングとロジスティクスにフォーカスという形に。
■デパート売上減も消費は着実に回復 (NHK)
■三越伊勢丹、6月売上高4.6%減 減少幅やや拡大 (日経QUICKニュース)
・百貨店各社の6月の既存店ベースでの前年比の動向が明らかに。
・各社ともに消費増税の影響で前年比で4%台の減少となっていますが、高島屋と大丸松坂屋百貨店は5月と比べた減少幅が縮小、そごう・西武と三越伊勢丹は拡大と少し差が出ています。
・ちなみに三越伊勢丹のうち三越銀座店は1.4%増と17カ月連続プラスと引き続き好調。客数はトータルでは減ったものの、衣料品と来日客が牽引しているとのこと。
■ファーストリテ、6月の国内ユニクロ既存店売上高は前年比+2.6% (Reuters)
・8ヶ月連続の前年比増。エアリズムなど夏物のコア商品が順調に推移と。
■Charlotte Gainsbourg Unveils Current/Elliott Range (WWD)
・Charlotte GainsbourgとCurrent/Elliottのカプセルコレクションがローンチ。2014年秋冬から4シーズン続くとのこと。
・ファーストコレクションは、デニムやブレザーにコーデュロイのアウター、ウールのテーラードなど40ピースとなかなかの規模。これちょっと実物見てみたいなと。
・次の春夏にはキャンペーンにも登場するとのこと。
■American Eagle Sets U.K. Launch (WWD)
・American Eagle Outfitters Inc.がUKに進出。まずはKentのBluewater、LondonのWestfield Group’s LondonとStratford CityというUKでも有数の人気のショッピングモールから。Londonのストアにはaerieも。
・本国はUSは店舗数の削減計画も発表され立て直しのフェーズですが、アジアやメキシコを含め、ダイレクトではなく現地のパートナーと協力して効率よく海外展開を進める意向のようです。
■Marc by Marc Jacobs Gets Social With Fall Campaign (WWD)
■Meet the Instagrammers Marc Cast in MBMJ's Fall Campaign (Style.com)
・Katie HillierとLuella BartleyによるMarc by Marc Jacobsの初のコレクションのキャンペーンが公開。
・今回はInstagramでキャストを募集し、7万の応募の中からMarc JabocsとスタイリストのKatie Grandが選定。
・USをはじめ韓国やロシアにオーストラリアなど幅広い国から選ばれたキャストをDavid Simsが撮っています。
■Miu Miu Taps Actress Stacy Martin for Fall (WWD)
・ここ数シーズン若手女優の起用が目立つMiu Miuのキャンペーンですが、2014年秋冬は"Nymphomaniac"でCharlotte Gainsbourgの少女時代を演じたことで注目されたStacy Martinが。撮影は引き続きSteven Meisel。
・Stacy Martinにとっては、春夏のRag & Boneに続きということで。
■Winona Ryder Fronts for Rag & Bone Campaign (WWD)
・撮影は引き続きGlen Luchford。メンズはMichael Pittが起用されています。
・素晴らしい。Rag & Boneわかってるとしかいいようがない。
■Annie Leibovitz Shoots Dunhill Campaign (WWD)
・John Rayがクリエイティヴ・ディレクターに加わって初のDunhillのキャンペーンはAnnie Leibovitzが撮影。
・名称のブランディングも正式にdunhillと小文字表記に。
・一時期は売却が噂されていたRichemontのいわゆる"soft luxury"関連ブランドですが、売却否定時に明言されていたとおり投資が始まっている印象ですね。
■ck One's New Fragrance Campaign is Selfie Obsessed (Fashion Gone Rogue)
・ck Oneの新キャンペーンがセルフィーな。さすがという感じですごく今な感じ。
・Instagramでの#mycalvinのキャンペーンもそうでしたが、この数シーズンでまたckは個人的にはモメンタム感じるところではあります。
・モデルにEdie Campbell、Ali Michael、Jing Wen、ミュージシャンのSay Lou Louらが出演。
■Primark Says Notorious Tags Were a Hoax (The Cut)
・Primarkの服から、労働環境や条件の悪さを訴えたと思われる文字を縫ったタグが見つかった件の続報。
・Walesの別の購入客からも同様のタグが発見されたことから、会社側が調査。
・それぞれルーマニアとインドで生産されたものということで、同様のものが全く異なる工場から出てくることは不自然と判断しています。
・一方で、Belfastの購入客が、パンツの内側に中国の囚人を働かせていると中国語で書かれているのを発見したという話も出てきており、実際のところどうなのかはっきりしない状況です。
■Anna Wintour helps son Charles Shaffer marry in style (Telegraph)
・Anna Wintourの長男のCharles ShafferがElizabeth Cordryと、Wintourの持つMasticの別荘で挙式。
・Elizabeth CordryのドレスはOscar de la Rentaが担当。
■Here’s the New A.P.C. Kanye Collection in Full, and a Chat With Jean Touitou (Style.com)
・Jean Touitouが2シーズン目で最後となるKanye WestとのコラボレーションについてのインタビューがStyle.comに。
・音楽とは違うから直前で色々変更されると大変というような愚痴的な話もありつつ。
・なによりも今後のその他のコラボレーションの可能性について、"I have no perspective. I’m tired of collaborating. I’m tired of it. And there’s not so many people that I want to do anything with."というのが印象的でございました。
・いずれにせよVanessa Sewardのシグニチャーのローンチの方がいまは重要ですよね。
■Givenchy Robotics by Simeon Georgiev (Hypebeast)
・ベルギーのアーティストのSimeon GeorgievによるGivenchyイメージのロボット作品なのですが。
・これがネックラインのスターとハイカットのスニーカーで一発でGivenchyとわかることに、Riccardo Tisciの偉業を改めて感じた次第。
・System Magazineに掲載された記事を巡ってのBalenciagaと以前のデザイナーのNicolas Ghesquière及びスタイリストのMarie-Amélie Sauvéとの裁判の評決は、和解が成立しない場合は8月27日に下る予定。
・Balenciaga側は、同誌での発言が退任時の契約違反にあたり同ブランドのイメージを毀損したとして7百万ドルの損害賠償を請求。
・Nicolas Ghesquièreはあくまで一般論的な話でもあるし、そもそも退任時のアナウンスメントの仕方が事前の相談もなく、Nicolas Ghesquièreに不利な印象を与えるやり方だったと非難しています。
・ちなみにNicolas Ghesquièreは、退任時に保有していたBalenciagaの10%の株式を32百万ユーロで同社に売却しています。
■NPD: Plus-size Apparel Sales Rise 4.7% (WWD)
・いわゆるプラスサイズの市場が拡大中。
・2013年4月までの1年間で、前年同期比と較べて4.7%増の175.3億ドル規模に。
・同時期のアパレル全体は0.9%、ウィメンズ全体では1%の伸びのため、プラスサイズ市場の勢いがわかります。
■Modern Meadow Pockets $10 Million in Funding to Bio-Print Leather (FashInvest)
・バイオプリンティング技術のModern Meadowが10百万ドルの資金調達。
・最終的には食用への応用を考えているようですが、まずはレザーの培養などから実用化を進めていく考えのようです。
・こうした技術が進展した場合に動物愛護団体などはどういうスタンスを取ることになるのか気になるところですね。
■Metropolitan Museum of Art Exhibit Explores Mourning (WWD)
■The Met Goes Into Mourning (Style.com)
・Metropolitan Museum of ArtのCostume Instituteの次回展のテーマは喪服。
・"Death Becomes Her: A Century of Mourning Attire”と題し、1815年から1915年の主にヴィクトリア朝時代とエドワード朝時代の喪服の形式の変遷を服飾史や社会史的な観点から読み解いていく展示となっているようです。
・開催は10月21日から来年2月1日まで。Costume Instituteの秋の展示は7年振りとのこと。
■Hugo Boss Takes Control of Store Network in China, Macau (WWD)
・Hugo Bossが、Rainbow GroupとのJVで展開していた中国とマカオの55ストアを直営化。
・Bossの中国圏でのビジネスは、2009年と較べて3倍の211百万ユーロ規模に成長しているようで、今回の取得分も含めて126のフリースタンディングやショップインショップを展開しています。
■Li & Fung Ltd. Details IPO (WWD)
・Li & Fungのブランドビジネスの切り離しとIPOの詳細が明らかに。7月9日に香港証券取引所にGlobal Brands Groupとして上場。
・またそれに先立ち7月7日にLi & Fungのグループプレジデント兼CEOのBruce RockowitzがGlobal Brands GroupのフルタイムのCEOに。Li & Fung側はCOOのSpencer FungがCEOとなります。
・業績の変動幅が大きいが利益率の高いライセンスなどのブランドビジネスを切り離し、Li & Fungは本来のソーシングとロジスティクスにフォーカスという形に。
■デパート売上減も消費は着実に回復 (NHK)
■三越伊勢丹、6月売上高4.6%減 減少幅やや拡大 (日経QUICKニュース)
・百貨店各社の6月の既存店ベースでの前年比の動向が明らかに。
・各社ともに消費増税の影響で前年比で4%台の減少となっていますが、高島屋と大丸松坂屋百貨店は5月と比べた減少幅が縮小、そごう・西武と三越伊勢丹は拡大と少し差が出ています。
・ちなみに三越伊勢丹のうち三越銀座店は1.4%増と17カ月連続プラスと引き続き好調。客数はトータルでは減ったものの、衣料品と来日客が牽引しているとのこと。
■ファーストリテ、6月の国内ユニクロ既存店売上高は前年比+2.6% (Reuters)
・8ヶ月連続の前年比増。エアリズムなど夏物のコア商品が順調に推移と。
■Charlotte Gainsbourg Unveils Current/Elliott Range (WWD)
・Charlotte GainsbourgとCurrent/Elliottのカプセルコレクションがローンチ。2014年秋冬から4シーズン続くとのこと。
・ファーストコレクションは、デニムやブレザーにコーデュロイのアウター、ウールのテーラードなど40ピースとなかなかの規模。これちょっと実物見てみたいなと。
・次の春夏にはキャンペーンにも登場するとのこと。
■American Eagle Sets U.K. Launch (WWD)
・American Eagle Outfitters Inc.がUKに進出。まずはKentのBluewater、LondonのWestfield Group’s LondonとStratford CityというUKでも有数の人気のショッピングモールから。Londonのストアにはaerieも。
・本国はUSは店舗数の削減計画も発表され立て直しのフェーズですが、アジアやメキシコを含め、ダイレクトではなく現地のパートナーと協力して効率よく海外展開を進める意向のようです。
■Marc by Marc Jacobs Gets Social With Fall Campaign (WWD)
■Meet the Instagrammers Marc Cast in MBMJ's Fall Campaign (Style.com)
・Katie HillierとLuella BartleyによるMarc by Marc Jacobsの初のコレクションのキャンペーンが公開。
・今回はInstagramでキャストを募集し、7万の応募の中からMarc JabocsとスタイリストのKatie Grandが選定。
・USをはじめ韓国やロシアにオーストラリアなど幅広い国から選ばれたキャストをDavid Simsが撮っています。
■Miu Miu Taps Actress Stacy Martin for Fall (WWD)
・ここ数シーズン若手女優の起用が目立つMiu Miuのキャンペーンですが、2014年秋冬は"Nymphomaniac"でCharlotte Gainsbourgの少女時代を演じたことで注目されたStacy Martinが。撮影は引き続きSteven Meisel。
・Stacy Martinにとっては、春夏のRag & Boneに続きということで。
■Winona Ryder Fronts for Rag & Bone Campaign (WWD)
・撮影は引き続きGlen Luchford。メンズはMichael Pittが起用されています。
・素晴らしい。Rag & Boneわかってるとしかいいようがない。
■Annie Leibovitz Shoots Dunhill Campaign (WWD)
・John Rayがクリエイティヴ・ディレクターに加わって初のDunhillのキャンペーンはAnnie Leibovitzが撮影。
・名称のブランディングも正式にdunhillと小文字表記に。
・一時期は売却が噂されていたRichemontのいわゆる"soft luxury"関連ブランドですが、売却否定時に明言されていたとおり投資が始まっている印象ですね。
■ck One's New Fragrance Campaign is Selfie Obsessed (Fashion Gone Rogue)
・ck Oneの新キャンペーンがセルフィーな。さすがという感じですごく今な感じ。
・Instagramでの#mycalvinのキャンペーンもそうでしたが、この数シーズンでまたckは個人的にはモメンタム感じるところではあります。
・モデルにEdie Campbell、Ali Michael、Jing Wen、ミュージシャンのSay Lou Louらが出演。
■Primark Says Notorious Tags Were a Hoax (The Cut)
・Primarkの服から、労働環境や条件の悪さを訴えたと思われる文字を縫ったタグが見つかった件の続報。
・Walesの別の購入客からも同様のタグが発見されたことから、会社側が調査。
・それぞれルーマニアとインドで生産されたものということで、同様のものが全く異なる工場から出てくることは不自然と判断しています。
・一方で、Belfastの購入客が、パンツの内側に中国の囚人を働かせていると中国語で書かれているのを発見したという話も出てきており、実際のところどうなのかはっきりしない状況です。
■Anna Wintour helps son Charles Shaffer marry in style (Telegraph)
・Anna Wintourの長男のCharles ShafferがElizabeth Cordryと、Wintourの持つMasticの別荘で挙式。
・Elizabeth CordryのドレスはOscar de la Rentaが担当。
■Here’s the New A.P.C. Kanye Collection in Full, and a Chat With Jean Touitou (Style.com)
・Jean Touitouが2シーズン目で最後となるKanye WestとのコラボレーションについてのインタビューがStyle.comに。
・音楽とは違うから直前で色々変更されると大変というような愚痴的な話もありつつ。
・なによりも今後のその他のコラボレーションの可能性について、"I have no perspective. I’m tired of collaborating. I’m tired of it. And there’s not so many people that I want to do anything with."というのが印象的でございました。
・いずれにせよVanessa Sewardのシグニチャーのローンチの方がいまは重要ですよね。
■Givenchy Robotics by Simeon Georgiev (Hypebeast)
・ベルギーのアーティストのSimeon GeorgievによるGivenchyイメージのロボット作品なのですが。
・これがネックラインのスターとハイカットのスニーカーで一発でGivenchyとわかることに、Riccardo Tisciの偉業を改めて感じた次第。
2014.07.02 Wednesday
Daily Digest
■Michael Kors Taps Stéphane Lafay for Asia (WWD)
・Michael Korsが新設のアジア担当のプレジデントにStéphane Lafayを指名。7月28日から。会長兼CEOのJohn D. Idolへのレポーティング。
・Stéphane LafayはTiffany & Co.のAPAC及び日本担当のSVPとしてもお馴染み。これはかなり強力な人事かと。
■Reinhard Mieck to Exit Labelux (WWD)
・2007年以来、Joh. A. Benckiser Holdingsのラグジュアリー部門としてJimmy ChooやBally、Belstaffなどを買収してきたLabeluxが解消。JABがダイレクトにコントロールすることに。
・これに伴いLabeluxのCEOのReinhard Mieckは、同社を去ることになります。
・JABはCoty Inc.も保有しているほか、コーヒー関連のビジネスでも知られるプライベートカンパニー。
・LabeluxはSolange Azagury-PartridgeやDerek Lamも一時保有していましたが、2012年にどちらも創業デザイナーに売却しています。
・現在はレザーを中心とするウェアやバッグ、フットウェアに注力している形になりますが、これからJimmy Chooを筆頭にIPOなどでイグジットしていくのかが注目されます。
■Didier Grumbach to Exit Fédération (WWD)
・1998年からFédération Française de la Couture, du Prêt-à-Porter des Couturiers et des Créateurs de Modeのプレジデントを務めてきたDidier Grumbachが9月1日で退任。
・後任には現在Puigのファッション部門のプレジデントで、Chambre Syndicale du Prêt-à-Porter des Couturiers et des Créateurs de ModeのトップでもあるRalph Toledanoが就任。
・メンズのChambre syndicale de la mode masculineは引き続きChristian DiorのCEOのSidney Toledanoが。この2人確か血縁はないという記憶(違ったらごめんなさい)。
・クチュールのChambre syndicale de la haute coutureについては、別途Didier Grumbachの後任がアナウンスされるそうです。
・それこそ生き字引のような方だけに少し残念な気もしますがおつかれさまでした。著書は日本語版出ているようなので今度読んでみようかと。
■Beyoncé Knowles Tops The FORBES Celebrity 100 List (Forbes)
■ビヨンセ、「世界で最も影響力のあるセレブリティ」に (MTV JAPAN)
■Gisele Bundchen is the world's most powerful supermodel (Telegraph)
・恒例のForbesの影響力のあるセレブリティ100人リストがアナウンスされています。
・今年の1位はBeyonce。以下LeBron James、Dr. Dre、Oprah Winfrey、Ellen DeGeneres、Jay Z、Floyd Mayweather、Rihanna、Katy Perry、Robert Downey Jr.と続きます。
・モデルではまあそうなんだろうという感じでGisele Bundchenが最上位の56位。他にはKate Mossが91位、Kate Uptonが94位にランクイン。VS系モデルを抑えてのKate Uptonのランクインはすごいですね。
■世界アパレル専門店 業態別売上ランキング2013〜これからの世界での成長要因は? (ファッション流通ブログde業界関心事)
・記事にもありますがZaraの伸びが鈍いのと、UniqloとPrimarkの成長率の高さが目を引きます。
・やはり単独ブランドのポテンシャルではUniqloとPrimarkがZaraやH&Mにどこまで迫れるかというのが、この2-3年の焦点になってきそうですね。
■Forever 21 Sets Ambitious Growth Plan (WWD)
・先程の記事のトップ10リストには入りませんでしたが、野心的な成長プランを描いているのがForever 21。
・ファウンダーでCEOのDon Chang曰く、今後3年で売上を現在の倍の規模に伸ばす計画。
・現在USに469、海外に131あるストアを1200まで増やす計画のようですが、その中では先日導入されたより低価格なアイテムにフォーカスしたF21 Redが大きな役割を果たすことになりそう。
・Primarkと同様に今後さらに伸びるポテンシャルはあるのではないかと。Don Changの“Where there is demand, there is room for more players. We focus on identifying the room in the marketplace and, when plausible, filling it, as quickly as possible.”という言葉によく表れていますね。
■Net-a-porter gets physical with the launch of Net-a-sporter (Telegraph)
・Net-a-Porterがアクティヴウェアにフォーカスした新カテゴリのNet-a-Sporterをローンチ
・SoulCycleやZimmermanと限定のカプセルコレクションも用意しているようです。
・Telegraphの記事には、導入される注目ブランドとアイテムの紹介もあるのでどうぞ。
■「コーチ」が「新宿中村屋ビル」に入居 10月29日にオープン (WWD JAPAN)
・現在改築中の新宿中村屋ビルの1-2階にCoachが入居。
・既にアナウンスされているとおり、クリエイティヴ・ディレクターのStuart Viversが、Studio Sofieldが手掛けた新コンセプトによる日本の第1号店ということになるのでしょうか。
・ちなみに新宿中村屋ビルには計12テナントが入るそうです。
■How Warby Parker Supercharged Its Data Science Tools (Co.Labs)
・Warby Parkerのデータチームがどのようにして分析環境を整え、データプロダクトをサービスに配していったかというお話が。
・これきっちりやりきるのが本当に大変なので素晴らしい事例だと思います。コンパクトな組織だということも要因だとは思いますが、この段階でインフラ回りから見れる人材を採用できたこと自体が素晴らしい。
■Vanessa Friedman on Fashion, Politics and Money (The New York Times)
・NYTのファッション・ディレクター兼チーフ・ファッション・クリティックに就任したVanessa Friedmanへのインタビュー。
・FTの頃から彼女が書いていることではありますが、グローバルなカルチャーの一部としてのファッションという視点はやはり重要。
・そしてファッションのインダストリーとしての側面から、政治家やセレブリティのパブリックイメージに至るまで幅広い視点で語れるのはいまこのひとしかいないと改めて。
・"I’d argue it’s pretty much the contemporary version of Esperanto, though more people are probably fluent in fashion."という言葉がまさに。
■Anthony Vaccarello on his First Campaign, Versus Versace, and the Beauty of Breasts (Style.com)
・Anthony Vaccarello初のキャンペーンヴィジュアルがお披露目。モデルはAnja Rubik、フォトグラファーはInez & Vinoodhとこう極々当然のような布陣で。
・Inez & Vinoodhによる撮影はAnja Rubikからの紹介で実現でしたそう。素晴らしい。
・そしてInstagramのnipple問題については"That whole thing with Instagram is ridiculous."と。素晴らしい。
・また"For me, the ultimate designers have always been Azzedine Alaïa, Thierry Mugler, and Gianni Versace."とうことで、改めて個人的に好きな理由がわかった次第。
・今年後半にNew YorkでデビューするVersusとのコラボレーションも楽しみでございます。
・Michael Korsが新設のアジア担当のプレジデントにStéphane Lafayを指名。7月28日から。会長兼CEOのJohn D. Idolへのレポーティング。
・Stéphane LafayはTiffany & Co.のAPAC及び日本担当のSVPとしてもお馴染み。これはかなり強力な人事かと。
■Reinhard Mieck to Exit Labelux (WWD)
・2007年以来、Joh. A. Benckiser Holdingsのラグジュアリー部門としてJimmy ChooやBally、Belstaffなどを買収してきたLabeluxが解消。JABがダイレクトにコントロールすることに。
・これに伴いLabeluxのCEOのReinhard Mieckは、同社を去ることになります。
・JABはCoty Inc.も保有しているほか、コーヒー関連のビジネスでも知られるプライベートカンパニー。
・LabeluxはSolange Azagury-PartridgeやDerek Lamも一時保有していましたが、2012年にどちらも創業デザイナーに売却しています。
・現在はレザーを中心とするウェアやバッグ、フットウェアに注力している形になりますが、これからJimmy Chooを筆頭にIPOなどでイグジットしていくのかが注目されます。
■Didier Grumbach to Exit Fédération (WWD)
・1998年からFédération Française de la Couture, du Prêt-à-Porter des Couturiers et des Créateurs de Modeのプレジデントを務めてきたDidier Grumbachが9月1日で退任。
・後任には現在Puigのファッション部門のプレジデントで、Chambre Syndicale du Prêt-à-Porter des Couturiers et des Créateurs de ModeのトップでもあるRalph Toledanoが就任。
・メンズのChambre syndicale de la mode masculineは引き続きChristian DiorのCEOのSidney Toledanoが。この2人確か血縁はないという記憶(違ったらごめんなさい)。
・クチュールのChambre syndicale de la haute coutureについては、別途Didier Grumbachの後任がアナウンスされるそうです。
・それこそ生き字引のような方だけに少し残念な気もしますがおつかれさまでした。著書は日本語版出ているようなので今度読んでみようかと。
■Beyoncé Knowles Tops The FORBES Celebrity 100 List (Forbes)
■ビヨンセ、「世界で最も影響力のあるセレブリティ」に (MTV JAPAN)
■Gisele Bundchen is the world's most powerful supermodel (Telegraph)
・恒例のForbesの影響力のあるセレブリティ100人リストがアナウンスされています。
・今年の1位はBeyonce。以下LeBron James、Dr. Dre、Oprah Winfrey、Ellen DeGeneres、Jay Z、Floyd Mayweather、Rihanna、Katy Perry、Robert Downey Jr.と続きます。
・モデルではまあそうなんだろうという感じでGisele Bundchenが最上位の56位。他にはKate Mossが91位、Kate Uptonが94位にランクイン。VS系モデルを抑えてのKate Uptonのランクインはすごいですね。
■世界アパレル専門店 業態別売上ランキング2013〜これからの世界での成長要因は? (ファッション流通ブログde業界関心事)
・記事にもありますがZaraの伸びが鈍いのと、UniqloとPrimarkの成長率の高さが目を引きます。
・やはり単独ブランドのポテンシャルではUniqloとPrimarkがZaraやH&Mにどこまで迫れるかというのが、この2-3年の焦点になってきそうですね。
■Forever 21 Sets Ambitious Growth Plan (WWD)
・先程の記事のトップ10リストには入りませんでしたが、野心的な成長プランを描いているのがForever 21。
・ファウンダーでCEOのDon Chang曰く、今後3年で売上を現在の倍の規模に伸ばす計画。
・現在USに469、海外に131あるストアを1200まで増やす計画のようですが、その中では先日導入されたより低価格なアイテムにフォーカスしたF21 Redが大きな役割を果たすことになりそう。
・Primarkと同様に今後さらに伸びるポテンシャルはあるのではないかと。Don Changの“Where there is demand, there is room for more players. We focus on identifying the room in the marketplace and, when plausible, filling it, as quickly as possible.”という言葉によく表れていますね。
■Net-a-porter gets physical with the launch of Net-a-sporter (Telegraph)
・Net-a-Porterがアクティヴウェアにフォーカスした新カテゴリのNet-a-Sporterをローンチ
・SoulCycleやZimmermanと限定のカプセルコレクションも用意しているようです。
・Telegraphの記事には、導入される注目ブランドとアイテムの紹介もあるのでどうぞ。
■「コーチ」が「新宿中村屋ビル」に入居 10月29日にオープン (WWD JAPAN)
・現在改築中の新宿中村屋ビルの1-2階にCoachが入居。
・既にアナウンスされているとおり、クリエイティヴ・ディレクターのStuart Viversが、Studio Sofieldが手掛けた新コンセプトによる日本の第1号店ということになるのでしょうか。
・ちなみに新宿中村屋ビルには計12テナントが入るそうです。
■How Warby Parker Supercharged Its Data Science Tools (Co.Labs)
・Warby Parkerのデータチームがどのようにして分析環境を整え、データプロダクトをサービスに配していったかというお話が。
・これきっちりやりきるのが本当に大変なので素晴らしい事例だと思います。コンパクトな組織だということも要因だとは思いますが、この段階でインフラ回りから見れる人材を採用できたこと自体が素晴らしい。
■Vanessa Friedman on Fashion, Politics and Money (The New York Times)
・NYTのファッション・ディレクター兼チーフ・ファッション・クリティックに就任したVanessa Friedmanへのインタビュー。
・FTの頃から彼女が書いていることではありますが、グローバルなカルチャーの一部としてのファッションという視点はやはり重要。
・そしてファッションのインダストリーとしての側面から、政治家やセレブリティのパブリックイメージに至るまで幅広い視点で語れるのはいまこのひとしかいないと改めて。
・"I’d argue it’s pretty much the contemporary version of Esperanto, though more people are probably fluent in fashion."という言葉がまさに。
■Anthony Vaccarello on his First Campaign, Versus Versace, and the Beauty of Breasts (Style.com)
・Anthony Vaccarello初のキャンペーンヴィジュアルがお披露目。モデルはAnja Rubik、フォトグラファーはInez & Vinoodhとこう極々当然のような布陣で。
・Inez & Vinoodhによる撮影はAnja Rubikからの紹介で実現でしたそう。素晴らしい。
・そしてInstagramのnipple問題については"That whole thing with Instagram is ridiculous."と。素晴らしい。
・また"For me, the ultimate designers have always been Azzedine Alaïa, Thierry Mugler, and Gianni Versace."とうことで、改めて個人的に好きな理由がわかった次第。
・今年後半にNew YorkでデビューするVersusとのコラボレーションも楽しみでございます。