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2010.09.28 Tuesday

2011SS Gabriele Colangelo

Gabriele Colangeloの2011年春夏コレクション。

Style.comの評を引用するまでもなくMilanはなかなか若手デザイナーには厳しい環境だったりはするのですが、2年前にVogue Italia/Alta Romaの賞を受賞したGabriele Colangeloは期待のデザイナーのひとり。

今回はNYから引き続いてのトレンドを想い起こさせるピュアなホワイトとミニマルなシルエット、シアーなレイヤリングを基調に、アシンメトリーなつくりと緩やかに流れるボリューム、そして刺繍などの細やかな装飾で遊んだ作品を披露。

ちょっとまとまり過ぎている感はありますが、よいコレクションだと思います。今後も引き続き注目ということで。












2010.09.28 Tuesday

2011SS Albino

Albino D'AmatoによるAlbinoの2011年春夏コレクション。

Yves Saint Laurentや90年代の日本人デザイナーなどがインスピレーションソースとして挙げられていますが、今季はYves Saint Laurenの影響が強くみられるコレクションが多いシーズンですねぇ。東南アジア的なニュアンスがコレクション全体に見られるのが今季のAlbinoの大きな特徴ですね。こういうのMarc Jacobsとかの方が巧くやりそうですけれども。











2010.09.28 Tuesday

2011SS Trussardi 1911

Milan VukmirovicによるTrussardi 1911の2011年春夏コレクション。

スローチーなシルエットながら直線的なカッティングやレオパール、シェヴロンなど複数のプリントのミックスで、しっかりスパイスを効かせて締めているのはさすが。レースや刺繍もブラックと合わせて甘くならず素敵。

しかしなんでこの人がJil Sanderやってたのか改めてナゾですね。











2010.09.27 Monday

2011SS Jil Sander

Raf SimonsによるJil Sanderの2011年春夏コレクション。

2011年春夏のメンズで見せたテクニカラーやストライプといった要素を引継ぎつつ、ボリュームでチャレンジした意欲的なコレクション。このボリューム感の導入はRaf SimonsによるJil Sanderのアーカイヴや遺伝子の受容が完了し、Raf Simonsの要素がJil Sanderに浸透し始めた兆しなのかも。ここから本当のRaf SimonsによるJil Sanderのスタートなのかもしれません。

もう少し詳細なレヴューはまた後日追記したいと思っております。















2010.09.27 Monday

2011SS Emilio Pucci

Peter DundasによるEmilio Pucciの2011年春夏コレクション。

Twitterでもpostしたとおりですが、Peter Dundasになってから、ロックでグラマラスなテイストが導入されてダイナミックな魅力も手に入れたEmilio Pucciが個人的には最近ヒットだったりするのです。今回はウェスタンのモチーフを多く取り入れつつ、とびきり洗練されたボヘミアンな雰囲気にまとめたコレクション。

ニーハイブーツと胸元を深く切り込んだマキシなレングスのワンピースのスタイリングは完璧ですね。















2010.09.27 Monday

2011SS Versace

Donatella VersaceによるVersaceの2011年春夏コレクション。

Vogue.comの評を読んでそれなりに納得しつつも今朝のTwitterでのやりとりなどから、やはりポテンシャルを引き出せきれていなくて惜しいというかもったいないというのが実際の感想。Versusを見てからまた改めてレヴュー書こうかと思います。














2010.09.26 Sunday

ファッション通信 2010.09.18

引き続き9月18日オンエア分も。


2007年8月に亡くなった山口小夜子を特集。9月19日にお別れの会が開催されたことに合わせてのオンエアでしょうか。

本人へのインタビュー映像やBEST SELECTIONでのショーの出演映像の紹介に加えて、メインとなるのは長年に渡って山口小夜子と共に日本人の美しさの地平をメイクアップという視点から切り開いてきた資生堂ビューティークリエーション研究所ビューティーディレクターの富川栄、山口小夜子が衣装やヘアメークデザインを手掛けたオペラ「三人姉妹」を演出した山海塾主催の天児牛大、雑誌「ソトコト」での連載「蒙古斑革命」プロジェクトを立ち上げた写真家の高木由利子らの回想を中心に、山口小夜子の足跡を辿る内容となっています。

ゆかりの深いKenzoを高田賢三の後を受けてデザインするAntonio Marrasや、オートクチュールのコレクションの日本でのショーで山口小夜子が出演したJean Paul Gaurtierらのコメントも。

「蒙古斑革命」についてはまったく知らなかったのですが、高木由利子とプロジェクトに関わっていたというホーメイ歌手の山川冬樹(今年8月の原美術館のBlank Muesumでのパフォーマンスも少し紹介されていました)のインタビューで、プロジェクトの視点が、アジア人としての日本人という意識の再確認からスタートし、それが徐々に日本やアジアにとどまらず、その「場」に根ざしていること(高木の言う"I'm Here"という感覚)へと変化していった件が、日本人や日本の文化が持つ美しさを実際に身体をとおして世界に表現し魅了してきた、山口小夜子らしい観点なのかなと思ったりもしました。

山口小夜子への個人的な想いは訃報を聞いたときにこちらのエントリを書いたときと、ひとつも変わっていません。

これからも、私の中で時々心に現れて、色々と想い起こさせてくれる存在であり続けると思います。


ちなみにHOT NEWS EXPRESSは、森雪をクリエイティブ・ディレクターに迎えてサンエー・インターナショナルが展開するランジェリーとリラクシングウェアの「Biancheri tutu (ビアンチェリ チュチュ)」の原宿のショップの紹介でした。
2010.09.25 Saturday

ファッション通信 2010.09.11

前回の更新から随分間が開いてしまったうえに全然タイムリーではないのですが、ファッション通信の内容をさらりと。9月11日オンエア分は「2010秋冬オン・シーズン・トレンド・スペシャル」と題してランウェイのルックから大きな傾向をキーワードとしてピックアップして、ランウェイのルックを見せながらざっくり解説しておりましたよ。


まず最初は「Minimal Chic」。90年代を象徴するキーワードのひとつであるミニマリズムのリバイバルを、Phoebe PhiloのCelineやChloe、Stella McCartneyなどを例に紹介。ボクシーやトラペーズなシルエットに異素材ミックスなどでモダンな表情をプラスと。続いては「Knit Variation」。確かにこの秋冬はニットで遊ぶコレクションが多かったですねぇ。その流れで「Fur Outer」というキーワードも。LanvinのようにグラマーでゴージャスなものからChanelの"Fantasy Fur"までこちらもバリエーションが豊富。


BEST SELECTIONで往年の女優を思わせるクラシックなコレクションを見せたLouis Vuittonを取り上げ、「Classic Beauty」を最後のキーワードに。Louis Vuittonで見られたように、ゆったりとしたエレガントなボリューム感ながら、ウェストを絞り胸元を強調したルックが多くのコレクションで見られましたね。ストレートに50年代〜60年代風。


最近露出の多くなっているSorelもアウターウェアな流れで登場しておりましたよ。スティングレーとかスワロフスキーのアイテムは魅力的ですが、これまたMonclerと同じで、ロゴがロゴが、というのが個人的な感想なんですよね。あとドキュメンタリー映画の「ドアーズ/まぼろしの世界」は観に行きたいな。10月30日に公開のようですよ。


ラフォーレミュージアム原宿で9月15日まで開催されていたUnderwolrdのKarl Hydeの世界初となるペインティングの個展の模様も。8時間に及んだライブペインティングの様子をダイジェスト映像で観れたのはよかったです。


その他はコワントローのチャリティーイベントとか、シディ・ラルビ・シェルカウイによる「アポクリフ」の公演を記念して衣装をデザインしたDries van Notenの青山のショップでの首藤康之のパフォーマンスとか、デザイナー本人も来日したReed Krakoffのフラッグシップのオープンとか。なぜか自転車つながりで、2011SSのメンズのMoncler Gamme Bleuのショーが東京ミッドタウン・デザインハブで開催された「PACIFIC PEDAL LIFE DESIGN」の展覧会とセットで紹介されたりとか。
2010.09.25 Saturday

2011SS Prada

Miuccia PradaによるPradaの2011年春夏コレクション。

毎シーズンのことではあるのですが改めて別格ですね。もう少しじっくり観たりしてからレヴューをと思っております。















2010.09.25 Saturday

2011SS Maurizio Pecoraro

Maurizio Pecoraroの2011年春夏コレクション。

最近回顧展が行われたYves Saint Laurentの作品に影響されたというコレクション。確かにGucciにもそうした傾向が見られた今季は、メゾンの持つ歴史や技術という観点ではStyle.comの評にもあるとおり分が悪いかもしれません。がしかし、そのクチュールというよりは工芸品的な仕上がりこそがMaurizio Pecoraro流の受容なのではないかと思ったりもします。

いずれにしてもパンツルックやサファリなルックは間違いない感じで、逆にYves Saint Laurentのメゾンの技術とアーカイヴにMaurizio Pecoraroを自由に扱うことが出来たなら?と想像してみたくなったりもしますね。Stefano Pilatiの去就もちらほらと噂になったりも最近しますし。












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