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2009.10.19 Monday

2010SS Givenchy

Riccardo TisciによるGivenchy

遅ればせながらとりあえずルックをピックアップ。

モロッコなどのアラビアなモチーフを多様しながらもサイケデリックでテクノにトライバル感を演出しながらも、その構築的なテーラードやサルエルパンツが象るシルエットがメゾンのアーカイヴを感じさせる素晴らしいコレクション。

Riccardo Tisciのシグニチャーとも言えるゴシックなテイストから徐々に幅を広げ、今回本当に彼のGivenchyのスタイルを確立できたのではないかと思います。

素直に嬉しい。















2009.10.07 Wednesday

2010SS Kris Van Assche

Kris Van Assche

Neil Barrettとはまた違う意味で、Kris Van Assheのウィメンズはすごく好きなのです。

ワンピースやドレスにはテイラードな構築性を、スーツにはドレープの柔らかさを。Style.comの評にもあるとおり、テイラードにフォーカスしたデザイナーが少ない今シーズンの中では、ミニマリズムを貫いた彼の存在は貴重。

でも及第点は及第点な気分です。これからもっと素敵なコレクションを見せてくれるはず。という期待を込めて。









2009.10.07 Wednesday

2010SS Vanessa Bruno

息抜きといったら怒られてしまうのかもしれませんが、Vanessa Brunoをご紹介。

今シーズンもきっちりトレンドをウェアラブルにアクセシブルにまとめたコレクションを見せてくれました。

ともかくレーシーなアイテムがキュートでセクシーで素敵。Style.comの評にもあるとおり"Some pieces had too much of a bottom-of-the-vintage-bin feel"なのだけれど、まあそこはVanessa Brunoなんだし、ということで全然問題ではありませぬ。

レースのニーパッド、悪くはないアイデアだと思いますよ。個人的には。

終盤に並んだブラックのジャケットやワンピースも、彼女らしい感じで好印象。










2009.10.06 Tuesday

2010SS Costume National

Ennio CapasaによるCostume National

いつものテイラードの強さを今シーズンは後半に並んだドレスで見せてくれた感じ。

特にAbbey Leeのルックが素晴らしい。もちろん鮮やかなブルーのショートなワンピースもね。











2009.10.06 Tuesday

2010SS Loewe

Stuart VeversによるLoewe

Louis VuittonやHermesのようなわけにもいかないので、レザーというメゾンのルーツに寄り添いながら、RTWのアイデンティティをいかに確立するかを歴代のデザイナーたちは模索し続けてきたのだよね。

もしかしたら、Stuart Veversがそれを実現できるかもしれない。とちょっと思ったりした今季のLoeweでした。









2009.10.06 Tuesday

2010SS Undercover

高橋盾によるUndercover

とりあえず気になったルックをピックアップということで。







2009.10.04 Sunday

2010SS Anne Valérie Hash

Anne Valérie Hash

ハイカットのスニーカーとのスタイリングには賛否両論ありそうですが、"I felt like the clothes had become too 'madame,' and I wanted them more cool"というデザイナー本人のコメントどおりなのでしょう。

彼女の持ち味である、Parisらしいエレガンスとキュートなテイストを残しながら、少しカジュアルでストリートに寄せた感を巧く作品に落とし込めているとは思います。

日本で見ても価格帯としてちょっと厳しいところがあると思うので、そのあたりの配慮もあるのかなーと思ったり。個人的には、もっと色々な人に来てもらいたいデザイナーでもあるので。。。

今回に関しては、テーラードよりもジャージーのスローチーな長めのレングスのドレスやジャンプスーツとかが好きな感じ。Vladaのこのルックとか。ショートなボレロ風のジャケットも捨て難いけどね。










2009.10.04 Sunday

2010SS Balenciaga

Nicolas GhesquièreによるBalenciaga

正直真新しさはないものの、いままでになく安定したバランスのよいコレクションを見せてくれています。

特にカラーブロックやプリントといった色使いに、レザーなどの素材感も重ねた、コラージュの手法はちょっと神懸かり的ですね。ひとつひとつの要素は一見コンテンポラリーなのだけれど、コラージュしてフォルムやディテールに手を加えることで、今シーズンのトレンドのひとつであるプリミティヴな空気感を演出してしまうという。

Balenciagaのcreative directorに就任したのが1997年。もう10年以上になるのですね。なんとなく昨シーズンあたりから成熟の領域に近づいているような気がした、Nicolas GhesquièreによるBalenciagaでした。












2009.10.04 Sunday

2010SS Rick Owens

Rick Owens

London(いまはParisだけど)からはGareth Pugh、NYではRad Houraniのように、彼の影響をもろに受けたリーンなシルエットとダークな雰囲気をベースにロックやゴスなディテールとスタイリングを見せるデザイナーが増えており、一時のHedi Slimane SchoolのようにRick Owens Schoolが形成されているように感じる今日この頃。

東京にも路面店をオープンさせるなど、ビジネス的にも順調そうなRick Owensですが、彼自身のクリエイションは興味深いことに、回を追う毎に構築的になってきていたりします。

今シーズンはより洗練された、構築性と柔らかさを同時に兼ね備えたシルエットと、前シーズンからまた一歩進めたブラックにベースを置かないライトな色使いと、テクノな素材使いによるフューチャリスティックな雰囲気も織り交ぜて、ここ数シーズンの流れのひとつの集大成となる素晴らしいコレクションに。

別の見方をすると、ある時期のNicolas GhesquièreのBalenciagaっぽくもあるわけですが。

しばらくは彼のトレンドへの影響力から目が離せない感じではあります。













2009.10.04 Sunday

2010SS Balmain

昨シーズンの2009-10AWで完全にブレイクした感のあるChristophe DecarninによるBalmain

そのわかりやすいロックでグラマラスなテイストはそのままに、2010SSではトレンドとなっているプリミティヴな雰囲気も大胆に取り入れ、よりパワフルでグリッターなコレクションを見せてくれています。

カーキやグリーンなどミリタリーな要素とカラーが前回より全面に出ているので、実はよりリアルなクロースになっていたりするバランス感もさすがですね。

まあ、とりあえず求められているものをそのまま出してみました、という感じ。それはそれで良いのだけれど、その後の展開がちょっと気になるところ。これから2シーズンくらいは、Christophe Decarninがトレンドを牽引していけるポジションを得たとは思いますが。

でも結局すごい好きなんですよね。個人的にも。メンズももうちょっと力を入れてくれると嬉しいのですが。ビジネス的には、プライス展開にも注目ですかね。

しかし基本的にほぼ全ルック外しはないので、選ぶのが大変でございます。個人的にはCarmen Kassのジャケットのルックがベスト。

これとかこれのゴールドやブロンズのルックも良いのだけれど、まああまりにもそのままなので今回はピックアップせず。












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