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2009.02.24 Tuesday

The 81st Annual Academy Awards

さてさて。いまだ興奮醒めやらぬ第81回アカデミー賞の授賞式を振り返ってみましょうね。

ステージというかショーの演出については、こちらこちらにお任せしますが、私が知っている過去10数年の授賞式の中でも、間違いなくベストな内容だったと思います。端から端まで完璧に。

ちなみに私、こんなエントリを書いておきながら、TVUPlayerでばっちりライブストリーミングの恩恵に与ってしまいました。WOWOWに加入してなくたって、AcademyもGrammyも全然OKだもんね。


で、早速ですが、結果昨日の予想がどうなったかと併せてご紹介。


○1. Best Picture: Slumdog Millionaire
○2. Directing: Danny Boyle, Slumdog Millionaire
○3. Original Screenplay: Dustin Lance Black, Milk
○4. Adapted Screenplay: Slumdog Millionaire, Simon Beaufoy
×5. Actor in a Leading Role: Mickey Rourke, The Wrestler
○6. Actress in a Leading Role: Kate Winslet, The Reader
○7. Actor in a Supporting Role: Heath Ledger, The Dark Knight
○8. Actress in a Supporting Role: Penelope Cruz, Vicky Cristina Barcelona


例年と比べても非常に楽な回だったとはいえ、7/8は自分でも満足な成績。しかもヒース・レジャーとペネロペ・クルスが受賞ですから。最高。しかしさすがにミッキー・ロークには主演男優賞はあげないのだね。Academyは。ちょっと残念。ショーン・ペンってどうも好きになれないし。


○ 9. Animated Fearture: Wall-E
×10. Foreign Language Film: Waltz With Bashir
○11. Music (Score): Slumdog Millionaire, A.R. Rahman
×12. Music (Song): "Down to Earth" from Wall-E
○13. Costume Design: Australia, Catherine Martin


サプライズ(でもないようだけど)は外国映画賞を獲得した滝田洋二郎監督の「おくりびと」。本木雅弘や広末涼子がOscarのステージに上がっている光景はなんとも不思議な感じでした。予想リストには入れていませんでしたが、短編アニメーションで加藤久仁生監督の「つみきのいえ」も受賞。おめでとうございます。コスチュームデザインは、"The Duchess"でした。普通に歴史物にしておけば良かった。。。


さて、ここからが本番。恒例のRed Carpetのご紹介でございます。

見事なショーを魅せた司会のHugh Jackman。カスタムのBurberryのタキシードにSalvatore Ferragamoのシューズを合わせて。右の写真は、助演男優賞を受賞した故Heath Ledgerのご家族。Sally Ledger、Kim Ledger、Kate Ledger。みなさんなぜかGiorgio ArmaniやArmani Privéでございます。


「スラムドッグ$ミリオネア」な面々。左からプロデューサーのChristian Coulson、監督のDanny Boyle、脚本のSimon Beaufoy。右は出演者のみなさん。


6度目の正直でOscarを手にした主演女優賞のKate Winsletは、Yves Saint LaurentのドレスにChopardのジュエリーを合わせて。助演女優賞のPenélope CruzはヴィンテージのBalmainのCoutureに、ChopardのジュエリーにLeiberのクラッチというスタイル。今回のベストルックのひとり。


主演女優賞のノミニーをずらっと。まずはAnne Hathaway。Armani PrivéにCartierのジュエリー。いつもの彼女より好きな感じです。「ダウト」のMeryl StreepはAlberta FerrettiにFred Leightonのジュエリー、Salvatore Ferragamoのクラッチ。


"Frozen River"のMelissa LeoはBadgley MischkaにFred Leighton jewels。ここから主演男優のノミニーも交えて。いわずとしれたブランジェリーナ。Brad PittはTom Ford、Angelina JolieはElie SaabにLorraine Schwartzのジュエリー。


Monique Lhuillier; and 「ミルク」で主演男優賞を受賞のSean PennはGiorgio Armani。隣のRobin Wright PennはMonique Lhuillierです。残念ながらOscarは逃した"The Wrestler"のMickey Rourke。Jean Paul Gaultierで、らしい雰囲気に。


娘さんと登場の「フロスト×ニクソン」のFrank LangellaはJohn Varvatosで。会場騒然の帽子で現れたのは、「ダウト」のPhilip Seymour Hoffman & Mimi O'Donnellご夫妻。


ここからは助演女優賞のノミニー。"The Wrestler"のMarisa TomeiはAtelier VersaceにVan Cleef & Arpels。これもベストルックのひとつですね。右は「ダウト」のAmy AdamsはCarolina HerreraにFred Leighton。


左は同じく「ダウト」のViola Davis。Reem AcraのドレスにFred LeightonのジュエリーとLeiberのクラッチというお決まりのパターン。右の「ベンジャミン・バトン」のTaraji P. Hensonは、Roberto CavalliのドレスにFred Leightonのジュエリー。


助演男優のノミニーもさらっと。左はRobert Downey, Jr & Susan Downey。右はJosh Brolin & Diane Lane


続いてステージを盛り上げた2組。Beyoncéは自身のHouse of DeréonのドレスにLorraine Schwartzのジュエリー。Vanessa HudgensはMarchesa、ちょっとヘアスタイルが気になるZac EfronはDolce & Gabbana。Vanessaはやはりとびきりキュート。ドレスの選択も◎。


ここで個人的なベストを。Elie SaabのCoutureにNeil Laneのジュエリーを合わせたEvan Rachel Wood。素晴らしい。右のTilda Swintonはいつもどおり個性的なスタイルで登場。しかもLanvinとあっては、ベストに選ばないわけにいかない。


次に、豪華な面々が一同に会した、主演女優賞のプレゼンターたち。昨年Oscarを手にしたMarion CotillardはChristian Dior Haute CoutureにChopardでパーフェクトなスタイリング。ベストルックですね。多分。右のNicole KidmanはL'Wren Scottを選択。このデザイナー、かなり好きなんですけど。


Halle BerryはMarchesaにH.Stern。Armani PrivéのSophia Lorenは迫力あり過ぎです。


Jennifer AnistonはValentino CoutureにBulgari、「スラムドッグ$ミリオネア」のFreida PintoはJohn GallianoにLeiberのクラッチ。2人ともとてもキュート。


Sarah Jessica ParkerはChristian DiorのCoutureにFred Leighton。さすが。この人のスタイルはいつも好きです。ゴージャスなQueen Latifahは、Georges ChakraのドレスにWilliam Goldbergのジュエリー。


Natalie PortmanはRodarte。なかなか。ジュエリーはKwiatです。右のMiley CyrusはZuhair MuradのドレスにNeil Laneのジュエリーで。ま、良いのではないかね。


今回非常に微妙だったのがこのあたりの人々。まずはHeidi Klum。ドレスはRM by Roland MouretでジュエリーはLorraine Schwartzなのですが。右のJessica Bielは相当やばいのでは。Pradaのドレスとクラッチに、Louis Vuittonのジュエリー。


Alicia KeysはArmani PrivéにFred Leightonのジュエリー、Zufi Alexanderのクラッチ。これはちょっとつまらない&メイクがちょっと。。。右は引退しても相変わらずなValentino Garavani。もちろんValentinoで。
2009.02.23 Monday

The Oscar Goes to...

いよいよ日本時間で明日に迫った第81回アカデミー賞の授賞式

昨年はWGA(全米脚本家組合)のストの影響で、ギリギリまで授賞式の開催が危ぶまれたり、でVanity Fair主催のアフターパーティが中止になったりと、色々ばたばたした中で行われたわけですが、今回は例年どおりに。といっても、新プロデューサーが採用されたり、司会が2004年のトニー賞に続いてのHugh Jackmanだったり、ステージデザインがなんと会場であるKodak Theaterを手掛けた建築家のDavid Rockwellだったりと、楽しみな要素も盛りだくさん。

とはいえ重要なのはオスカーの行方、というわけで、早速毎年恒例の「コソの出来事」的受賞予想をお披露目させていただきます。ノミニーリストはこちらこちらをご参照くださいませ。


1. Best Picture: Slumdog Millionaire
 確かにこれまでのオスカーの傾向とは違う。ある意味、イギリス人が製作と演出を手掛けたインド人の作品だったりもする。それでも、プロットの構成の巧みさやテーマの社会性などは、意外にオスカーにマッチする作りなのではないかと。そして何よりも、その根底に流れる原初的な愛の純粋で神聖な強さ。そこから生み出されるポジティヴな空気感。もちろん映像の美しさも。今年だからこそ、この「スラムドッグ$ミリオネア」に作品賞をあげたい。


2. Directing: Danny Boyle, Slumdog Millionaire
 順当に「スラムドッグ$ミリオネア」でダニー・ボイル。ちょっと他は考えにくい。DGA(監督組合賞)の結果って、これに関しては結構重いですから。

3. Original Screenplay: Dustin Lance Black, Milk
 バランスというところもあるけれど、他にちょっと思い当たらないので「ミルク」に。でも「ウォーリー」も受賞するだけの価値はあると思う。

4. Adapted Screenplay: Slumdog Millionaire, Simon Beaufoy
 今回の迷いどころのひとつではあります。「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」でEric Roth & Robin Swicordの可能性もないとは言えない。が、今回は特に冒険をするつもりもなければ、する必要もないような気がするので、順当に「スラムドッグ$ミリオネア」。

5. Actor in a Leading Role: Mickey Rourke, The Wrestler
 本当か?と思いながらも"The Wrestler"で劇的カムバックのミッキー・ローク。対抗は「ミルク」のショーン・ペンというところなのでしょうが、ちょっと違うよねぇ。ブラッド・ピットも夫婦でがんばりましたが、当面ないでしょうな。それよりも、中年メイクのブラピがウィリアム・H・メイシーに見えて仕方がない。

6. Actress in a Leading Role: Kate Winslet, The Reader
 去年のマリオン・コティヤールのようなサプライズがあるとすると、「レイチェルの結婚」のアン・ハサウェイなのでしょうが、この作品での受賞はないかなー、と。個人的にも下馬評的にも、「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットで良いのではないかと。ディカプリオと再共演の「レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで」の好演もあったしね。本当に着実に成長してきた女優だと思います。ブランジェリーナは無冠ということで。。。

7. Actor in a Supporting Role: Heath Ledger, The Dark Knight
 個人的には、この予想が現実のものになりさえすれば、後はどうでも良いです。これはもう、誰が何と言おうと絶対に、「ダークナイト」でヒース・レジャーにあげなくてはならない。

8. Actress in a Supporting Role: Penelope Cruz, Vicky Cristina Barcelona
 例年同様ここが最高に悩みの種でございます。「エレジー」でのノミネートを逃した、「それでも恋するバルセロナ」のペネロペ・クルスにあげたいところだけれど、意外と"The Wrestler"のマリサ・トメイも来そうな気がするのだよねー。でも今年は、直感で選びたい気がするので、ペネロペ・クルスに。好きですから。
 

以下は例年どおり個別コメントなしで。「ウォーリー」は作品賞にノミネートされても良い作品だと思います。外国語映画賞は当然贔屓なしで(笑)。音楽関連は特に理由なし。ピーター・ガブリエルのパフォーマンスは本人辞退でなくなったけどね。衣装は、司会効果で「オーストラリア」と勝手に推測。


9. Animated Fearture: Wall-E

10. Foreign Language Film: Waltz With Bashir

11. Music (Score): Slumdog Millionaire, A.R. Rahman

12. Music (Song): "Down to Earth" from Wall-E

13. Costume Design: Australia, Catherine Martin


今年はあまり悩みませんでしたが、どうなることか。明日が楽しみでございます。
2009.02.22 Sunday

Ryan leslie

知らない間にRyan Leslieのセルフタイトルのデビューアルバム"Ryan Leslie"がリリースされていました。

世間的にはCassieのデビューを全面的にバックアップしたプロデューサーとして知られていますが、Harvardに15歳で入学&19歳で卒業した秀才だったりします。楽器も粗方自分でプレイできてしまうしね。"Gibberish"のメイキングでも披露していますが、コルネットも小さい頃からやっていたみたい。


Ryan Leslie Cassie


そんな彼はCassieのアルバムで客演していたように、お歌もなかなかの腕前でして、昨年ぐらいからMySpaceYouTubeを中心にシングルのプロモーションを続けていただのですが、ようやくリリースに漕ぎ着けた模様。よかったよかった。ある意味先行シングル的な"Diamond Girl"とか、"Quicksand"や"Valentine"あたりがやはり好きです。また、こちらなどもご覧にいただければわかるように、ビデオもかなり凝っていて、そのうち絶対俳優デビューしたり映画製作したりするに違いないだろうという予感。DiddyやKanye West、Jay-Zのもっとハイソサエティで洗練された感じの人だと思っていただければよいのかなー、と。その分Pop Iconにはなりにくいと思いますが。







このブログでも何度かご紹介したことがありますが、ともかくトラックのメイキングシーンのビデオが楽しすぎるのでぜひどうぞ。だいたい機材とかいじってると、AM3:00とか4:00とか、そんな時間にハイになってくるんだよねー。









いずれにしても今後の更なる活躍に期待、ということで。
2009.02.16 Monday

February 16, 2009 | Lilly Allen, スマトラカレー共栄堂

Lilly Allen / The Fear
 Lilly Allenは別に好きじゃないけれど、このビデオは可愛い。なんかSofia Coppolaの"Marie Antoinette"な雰囲気。服が良いよね。アルバムアートワークも好きかな。買わないとは思うけど。



Truveo Video Search | Ustream Viewing Application | TVUPlayer
 最近は海外のテレビネットワークの番組をそのままストリーミングしてくれるiPhoneアプリが増えていますねぇ。一応無料のアプリは、ひととおりダウンロードして使ってみたりはしているのだけれど、普通の携帯のワンセグですら使わないのだから、これでテレビを見ることが習慣になる気がどうしてもしないのだよね。やはりストリーミングじゃなくて、アーカイヴの方が重要ですな。配信方法としてのストリーミングはありだけど。OrbLiveみたいに自宅のPCとかにDVDレコーダーとかのクライアントにアクセスしてiPhoneで見るとか。また違う話だけれど、スタバでiPod touchでダンスのビデオを観ながらイメージトレーニングしている人がいて、ほー、と思いましたよ。例えば。


ColorSplash
 少し前のミュージックビデオ(これとかこれとか)によく見られた、モノクロ+一部カラーなテイストを写真で実現してくれるiPhoneアプリ。もとの色を出したい箇所を「こする」というアイデアがちょっと楽しいです。230円はちょっと高いような気がするけれど。



スマトラカレー共栄堂
 神保町をふらふらしていて何となく。ちょっと不思議な味だと思う。ポークしか食べたことないですが。
2009.02.14 Saturday

Magazine Patrol: FRaU 2009 February

先月ananで美しいバックショットを披露したばかりの深田恭子様が、今度はFRaUのカバーに登場。





恭子様はどうしても背中を見せたいのだろうか。FRaU的には、ずばり「腰」がテーマなのだけれど、そのスタイリングとそのアングルでは、恭子様の美しいウェストを魅せきれていないよ。もったいない。

ちなみに、もう何度もご紹介してきているので、みなさまもいい加減お気づきでしょうが、この手のバックショットは非常に好きだったりするわけです。

今月号のFRaUも、きっと私に取り上げて欲しかったに違いないと勝手に解釈。

恭子様には、この調子で毎月どこかの雑誌のカバーを飾っていただきたいと思います。はい。
2009.02.08 Sunday

February 8, 2009 | Louis Vuitton Roses Stole, Boys With Birkins, Pierre Hardy

Louis Vuitton Roses Stole (BlackBook)
 気分的には、ほんとにこのBlackBookのエントリーにあるとおり、食傷気味なのですが、それでも私も敢えてご紹介ということで。890ドル。



The Next Level | Boys With Birkins (The Moment)
 これは完全に進化系ですね。すごい。ほんとにボーダーレス。
 


CUBIC (JAK & JIL BLOG)
 Pierre Hardyみたいです。こういうテクスチャーは、やっぱり好き。



Stefano Pilati Could Be Your Valentine (style file)
 すっかりお馴染みになったYves Saint-LaurentのManifestoキャンペーン。4回目となる今季(2009SSね)は2月14日がManifesto Dayになったようです。Valentine's Dayと重なったからか、前回のトートバッグに続くハンドアウトのアイテムは、ハート型のUSBキー。これはかなり欲しい感じですね。ちなみに2月14日は、2009-10AWのNew York Fashion Weekの開催2日目にもあたるということで、結構な話題になりそうな。



FALINE 5th Anniversary Party @ Le Baron (TOKYO DANDY)
 MisShapesが来るの!?



Disco Fever (Dazed Digital)
 Erol AlkanのPhantasy Soundから、LA PriestPrimary 1に続く3組目のアーティストとしてデビューした、女性2人組ユニットのFan Deathのインタビュー記事がDazed Digitalに。ブロンドなのがポーランド出身のMarta、ブルネットなのがカナダ出身のDandilionでございます。"Veronica's Veil"は、メキシコで撮影されたというミュージックビデオも怪しげで素敵。







「アリュール」という言葉の秘密。シャネル・ネクサス・ホールの写真展で感じて。(フィガロジャポン)
 これは見に行かないといけないですねぇ。Susanne von Meiss Collectionの写真展。銀座のシャネル・ネクサス・ホールで3月1日まで。



Orly Orbach (Cool Hunting)
 Orly Orbachという女性アーティストの作品が気になります。神話や儀式などのリサーチを重ねながら生み出される、どこか墨絵風のダークなドローイングとペインティング。をモチーフにした作品もよいですが、このインスタレーションも圧巻。LondonのThe Marie Lloyd Barで2月17日まで個展が開催されているようです。





バーチャルディスプレイの未来像 (POLAR BEAR BLOG)
 既にご覧になった方も多いのではないかと思いますが、例のMIT Media Labの新しい実験。まあ確実にこういう世界になっていくのでしょうね。ある意味既定路線なので驚きはないのだけれど、Tシャツにその人のタグクラウドが表示されるのがやはり最高におもしろいかも。


GoogleのKindle対抗? (TechCrunch Japanese)
 iPhoneでもGoogle Book Searchが使えるようになりました、というお話。Stanzaとかi文庫で古典を読むのもよいけれど、アーカイヴという意味ではこちらの方がすごいですよねー。もちろんちゃんと検索しやすくなっているわけだし。


クリエイターがネットで収入を得られる仕掛けとは -「アプリ★ゲット」運営者に聞く (CNET JAPAN)
 思っていたより緻密に戦略が立てられていたのだねぇ(かなり失礼)。運営社とクリエイターとユーザがそれぞれHappyになれるような仕組み。ほんとに至極真っ当。「アプリ★ゲット」の次の柱として期待される「マンガ★ゲット」でSNSを導入した経緯がなかなか興味深い。
雑誌に似たビジネスモデルを作りたいということです。コミック誌はそれ自体で大きな売り上げを立てるのではなく、雑誌でファンを作り、単行本の販売で収益を上げています。ですが従来のモバイル向けコミックサイトは、単行本を多く揃えて販売するというモデルが中心で、メディアミックスの中の1つの存在でしかありません。そこで携帯電話でも、マンガ★ゲットのように広く発表してファンを作っていく場と、コミックサイトのような収益化していく場の両方を作り上げることで、雑誌から単行本へと自社の中でユーザーが回遊するような仕組みを作り上げたかったのです。
 そういえば、ブログの書籍化とかもそうですよねぇ。新聞とか雑誌のオンライン戦略もそのあたりに糸口がありそうな気がするけれど。朝日新聞で毎週日曜日に連載されている、奇想遺産なんかもWeb限定にしてしまってもよいのにね。単行本もちょっと気になるし。


アンチmixiの最右翼リグレトは羊の皮をかぶったtumblrである (みたいもん!)
 あー。気づいちゃいましたね(笑)。ついに。


フィルモア・アドバイザリー、総額約5,000万円の第三者割当増資を実施 (Venture Now)
 ご存知の方はあまり多くないでしょうが、フィルモア・アドバイザリーがサイバーエージェントなどから資金調達した、というお話。この会社、基本的には独立系のリサーチ・エクイティ会社で、海外のヘッジファンドの日本株についてのアドバイザリー業務なども行っていたと思うのですが、裏ではvizooという投資情報を中心としたデータのヴィジュアライゼーション・プロジェクトを動かしていたようです。今回の資金調達もこのプロジェクトに投資されるとのこと。データの使い方などはこちらを見ていただけると良いのではないかと。今後の動向に要注目です。


4 Leaf by Matthew Blythman (Yanko Design)
 iPod/iPhoneのDJプレイを同時に4人で楽しめてしまうというツールが。ひとりひとりのパーツが右のような1枚のリーフなデザインになっていて、ドッキングすると左のようになるという仕組み。ちょっといじってみたい。



フォトレポート:「ポルシェミュージアム」- 60年分の名車を展示(CNET JAPAN)
 個人的には、Porscheの過去の名車よりも、Delugan Meissl Associated ArchitectsのRoman Deluganによる建築の方が気になったりする次第。







「涼宮ハルヒの憂鬱」新作=2期はホントやっといよいよ始まるらしい (みたいもん!)
 ようやく。いつまででも待ちますけどね。
つーか、おれは長門がどうなるのか、アニメで見たいから小説もマンガも全部我慢しているんだよ、頼むぜ!
 心境的にはまさにそのとおりで(別に長門が、というわけではないけれど)。とりあえずNewtype 3月号が出たら誰かに見せてもらおーっと。


『SATC』続編製作が決定 (バラエティ・ジャパン)
 ここまでヒットしてしまうと辞めるわけにもいかないということですか。好きだから良いけれど!って書いておきながら、まだTVシリーズも途中だし映画も観ていない私。ちなみに下の写真は、SJPが登場している最新のHarper's Bazaarの3月号のカバー。Diana VreelandをイメージしたPeter LindberghによるCover Storyと、インタビュー記事もぜひ。



『バイオハザード4』、ミラ・ジョヴォヴィッチは出演予定!ポール・W・S・アンダーソンがメガホンを取ることはなし (シネマトゥデイ)
 こちらもまだ続くらしい。「2」までは観たのだけれど、「3」はあまり良い評判は聞かないよね。なんにせよ、だんだんどうでも良くなってくるというのが、この手のシリーズ作品の困ったところですな。ゲームの原作とはまた全然違ったプロットになってきてしまっているわけだし。


breakdance loop (FFFFOUND!)
 FFFFOUND!で発見。ちょっとおもしろいので。
 
2009.02.08 Sunday

Fashion Wire 2009/02/05-02/08

今週後半のFashion & Modeなニュースを独断と偏見でピックアップして、さらっとお届け。


Katie Holmes For Miu Miu Spring-Summer 2009 Ad Campaign (Frillr)
Work .... Katie Holmes For Miu Miu Spring-Summer 2009 Ad Campaign (Frillr)
 2009SSのMiu MiuのADはKatie Holmes。なかなか良い出来だと思います。Katieがすごくセクシー。フォトグラファーは、Mert Alas & Marcus Piggott。やはり僕は彼らの作品が一番好きです。




 


Guerlain’s New Jewel: Rouge G (WWD)
 GuelainのRouge Gの流れるようなシルバーのデザインがかなり素敵。ADのNatalia Vodianovaもね。



Alexander Wang and Paris Kain to Unveil Jewelry (WWD)
 来週スタートする2009-10AWのNew York Fashion Weekでお披露目される、Alexander Wangのジュエリーラインの一部が一足先に公開されています。今回はAbraxas RexのParis Kainとのコラボレーションで、シルバーのカフスとイヤリングを4型という小規模なコレクションになっていますが、個人的にはわりと好きな感じです。



Milan Fashion Week Shortened; Hilary Duff Does DKNY Jeans Line (The Cut)
 Hilary DuffがDKNY Jeansとコラボレーションラインがこの秋にローンチされるそうな。彼女は自身によるStuff by Hilary Duffというアパレルのラインを5年前に立ち上げているのだけれど、メジャーブランドとのコラボレーションということで、今後ファッションビジネスにも一層力をいれていくつもりなのかもね。スケッチはこんな感じのようでございます。



プーマ A・マックイーンによるアパレルラインデビュー (日本繊維新聞社)
 これまでのフットウェアだけではなく、この秋冬からアパレルラインも展開されるというお話。メンズとレディスの双方で。最近は、「プーマ・ブラックストア」もシブヤ西武に入っていたりするし、ちょっと楽しみです。



Anna Wintour Styled Adele for the Grammy Awards (The Cut)
 もうすぐ開催されるGrammy Awards。"Chasing Pavements"でRecord Of The YearにノミネートされているAdeleのスタイリングをAmerican VogueのAnna Wintour編集長が手掛けるらしいというお話。さらに、今週にはAnnie LeibovitzによるVogue用のシューティングが行われているらしい。ある意味楽しみ。
19
2009.02.02 Monday

2009SS Alexis Mabille

こちらこちらでご紹介したとおり、私が個人的に勝手にはまっているAlexis Mabille。Parisでいま最も注目の若手デザイナーだと思います。本当に。2009SSのクチュールもそんな期待を裏切らない素晴らしい作品を見せてくれました。

ブラックのベルベットのドレス、マニッシュなジャケットスタイル、チェックのモチーフ、ダブルのショートなピーコート風のジャケットにレースのボトムを合わせるスタイリングなど、どれも個人的にも大好きな雰囲気。ベストはStyle.comの評にもありますが、Chanel Imanのブラウンのベルベットのスカートに、ミンクで襟と袖を飾ったレイヤードなブラウスのルックですかねー。

カラーでは深紅のドレスやコートが春夏ということを考えるとかなりのインパクト。美しいです。メンズのカーディガンはもはやお馴染みの型ですね。













そしてメンズも素敵素敵素敵。ターコイズとまではいかなくとも、やはりブルーのスエードのシューズが欲しくなってきました。再び。この春はこんな感じを基本にしようかなー。とか。どうだろう。少なくとも、ちょっとスローチーなパンツは色々探してみようかと。







今回も、まさにParis!!といった雰囲気のシックでエレガントで遊び心のあるコレクションを見せてくれたAlexis Mabilleでした。しつこいようですが、今後本当に注目だと思いますよ。
2009.02.02 Monday

2009SS Armani Privé

Milanのメンズも途中だしParisのメンズもスルーしてしまう感じですが、2009SSのHaute Coutureのご紹介に突入。もちろんParisのメンズもSneaj Reviewからとりかかるつもりですが。

で、まずはGiorgio ArmaniによるArmani Privéをご紹介。めずらしく。

このブログでGiorgio Armaniを取り上げたことがあまりないのには、それなりに理由があるのだけれど、端的には彼の作品に心動かされたことがないというだけのこと。

なんと表現してよいのかわからないけれど、完璧なプロダクトであることは理解できるが、アートではないとどこかで感じているからなのかもね。

それでも美しいものは美しいということで。着物を思わせる花や扇のモチーフなど東洋志向は相変わらずですが。中盤の80年代な作品は、いまの気分かもしれないけれど、ちょっと好みではないかも。

それにしても気になるのは、彼亡き後の彼の帝国がどうなるのかというところ。創業デザイナーが一代でこれだけの規模のビジネスを独立資本で展開している事例での継承は、いまのところ例がないからね。同じことはRalph Laurenにもあてはまりそうだけれど。









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