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2008.01.20 Sunday

Liz Claiborne Taps Isaac Mizrah and John Bartlett

Liz Claiborne Inc.のフラッグシップブランドであるLiz Claiborneで大きな動きが。

1月14日にメンズラインのデザイナーとしてJohn Bartlettの採用が、1月16日には現在Targetとのコラボレーションで素晴らしい成功を収めているIsaac Mizrahをウィメンズのデザイナーに迎えることを決定。

いずれも2009SSからのスタート。2005年からデザイナーを務めてきたRichard Ostellは辞任となります。

メンズについては"Claiborne by John Bartlett"という名称に変更されるとのこと。15ドルから300ドルという現在の価格帯は維持し、Macy'sやDillard'sといった百貨店を含む1000店舗での販売からスタートした上で、今後の展開規模について検討を進めるそうです。Liz Claiborne Inc.のexecutive vice presidentのDave McTagueによると、creative directorのTim Gunnと共にJohn Bartlett以外に適任はいないという結論に達し、他のデザイナーには特にアプローチしなかったそうな。

しかし何よりもビッグニュースなのは、ウィメンズのIsaac Mizrah。現在Targetで展開している"Isaac Mizrah for Target"は2008年いっぱいで終了します。

Liz Claiborne Inc.のCEOのWilliam L. McCombによると、現状を変える必要があることを感じたのは、創業デザイナーのLiz Claiborne が亡くなった今年6月。顧客から多くの手紙や電話を受け、彼らがLiz Claiborneが1989年に既にデザイナーとして引退していたことを認知していなかったことを知ったときのことだそうで。

Isaac MizrahがLiz Claiborneを復活させて長らく不在だったベターラインを代表するブランドにまで成長させることができるかどうか、いまから非常に楽しみでございます。
2008.01.20 Sunday

Giambattista Valli to Design Moncler's Gamme Rouge

MonclerがハイエンドラインのGamme Rougeのcreative directorとしてGiambattista Valliを迎えることを正式に発表。

引退するValention Garavaniの後を受けてValentionのウィメンズのcreative directorに就任したのに伴い辞任した、前任のAlessandra Facchinettiを引き継ぐ形となります。

デビューコレクションは2008-09AWのParis Fashion Weekの期間中にお披露目される予定。

Moncler会長のRemo Ruffiniによると、Roberto CapucciやFendiを経て2002SSから2005SSまでEmanuel Ungaroのcreative directorを務めた後、2005-06AWからシグニチャーラインを発表しているGiambattista Valliは、デザイナー選びにあたっての第一候補だったとのこと。

Giambattista Valli自身も、Alessandra Facchinettiの路線を引き継ぎ、スポーツウェアにラグジュアリーな素材をミックスした"techno-couture"なアプローチを進化させていく意向の様子。

2006年の2月にローンチしたGamme Rougeは、アイテム数こそ少ないものの、Moncler全体の売上の5%をまでに成長しているそうです。

また今回のcreative director就任に伴い、Giambattista Valliのシグニチャー向けのMonclerによるキルティングのダウンジャケットのラインのライセンス契約も締結されている様子。

Moncler本体も、昨年12月からSt. Moritzで試験的に提供を開始したスキーウェアの本格展開や、シューズやバッグなどのローンチも視野に入れて、当初Fendiとのコブランドでスタートしたアクセサリーのラインの製造をインハウスに転換するなど、商品ラインの拡大の計画が進んでいるようで。

3年くらい前からのあまりの急速なコモディティ化に嫌気がしたこともあって、基本Duveticaの方が好きな人になっているのだけど、来年の冬はまた考えようかなー。とか。
2008.01.18 Friday

Fashion Wire 2008/01/17

1月17日のFashion & Modeなニュースをご紹介。


H&M'S CHANGE OF IMAGE (British Vogue)
 H&Mのヘッドデザイナーが交代。スタッフが僅か7人だった就任時から20年間に渡ってファストファッションを牽引してきたMargareta van den Boschから、現在ウィメンズのラインを統括している44歳のAnn-Sofie Johanssonへと引き継がれます。Ann-Sofie Johanssoは、セールスアシスタントして3年間勤務した後、1990年にはティーン向けのDividedのラインのアシスタントデザイナーとしてMargareta van den Boschの指名を受け、1994年にはDivided Blackのデザイナーに昇格。2005年からウィメンズのラインのデザイナーとなり、今回のヘッドデザイナー就任で、現在総勢100人を超えるデザイナーやパタンナーを統括する立場となります。Margareta van den Boschは引き続き社に残り、アソバイザーとしてKarl LagerfeldやStella McCartney、Viktor & Rolf、Roberto Cavalliらと組んで成功させてきた外部の有名デザイナーとのコラボレーションラインに関わっていくとのこと。


Nina Ricci Taps Puig for Accessories Push (WWD)
 Nina Ricciが拡大戦略に本腰を入れ始めた様子。アクセサリーラインのローンチなどに向け、人材の投入が発表されています。まずは、親会社のPuig Beauty & Fashion GroupからオーナーファミリーのManuel PuigがNina Ricciの社長に就任。Manuel PuigはPuig Beauty & Fashion GroupのVPとしての職務も継続しますが、90%の時間をNina Ricciに割り当てるとのこと。Puig Beauty & Fashion Group社長のMario Grausoへのダイレクトレポートになります。同時にLouis Vuittonでcollection directorを担当していたHelene Nguyen-Banが新設のfashion directorに、Christian Diorで欧州担当のdeputy managing directorを務めていたAlain QuilletがCOOとしてNina Ricciに加わることに。さらにartistic directorのOlivier Theyskensをサポートするハンドバッグやジュエリー、フットウェアの担当デザイナーの採用も進めているとのこと。アクセサリーラインの本格的なローンチは、10月の2009SSのランウェイショーになりそうですが、7月のpre-springで一部のアイテムがお披露目される可能性もあるようです。フレグランスは昨年末に発表されたL'Air du TempsのTheyskensによる新しいボトルデザインの効果もあって、再浮上しているそうな。また今年は東京やMoscow、Dubaiでの路面店のオープンや、Parisの旗艦店の大規模なリノベーションが予定されており、2009年にはUSでの店舗展開も視野に入れているなど、計画が目白押し。ちなみに、Puig Beauty & Fashion GroupはPaco Rabanne(RTWは休止中)やCarolina Herreraを所有しているほか、この2ブランドに加えてComme des GarconsやPrada、Barbieなどのフレグランスも手がけているスペインの企業です。


Tess Giberson Exiting Tse (WWD)
 ヘッドラインそのままなのですが、NYのTseのdesign directorのTess Gibersonが辞任。Tess Gibersonがシグニチャーを含む自身のビジネスに力を入れたいという意向だったようです。後任のデザイナーは未定。


Chanel Promotes a Pair (WWD)
 Chanelの人事のお話。Chanel SASのfinance directorのLuc Donyがadministrative presidentに、欧州担当general managerのDidier SabasがChanel Europeのpresidentにそれぞれ昇格。
2008.01.17 Thursday

Fashion Wire 2008/01/16

1月16日に気になったFashion & Modeなニュースをさらっと。まあKellwood Co.とSun Capital Securities Group LLCの件もあったりするけれど。それとNeil Barrettの拡大戦略の話はまた別エントリで。とか思っています。


BCBG in Deal For Dorotennis (WWD)
 BCBG Max Azria GroupがフランスのスポーツウェアブランドのDorotennisを投資会社のArgos Soditicから買収。金額は公開されていません。1977年にDorothe'e BisのカジュアルラインとしてローンチされたDorotennisは、ヨーロッパを中心に幅広く取り扱われています。Dorothe'e Bisは、先立って2003年にBCBG Max Azria Groupに買収されており、現在は休止中のこちらのブランドの再構築の計画もあるそうな。それよりも先に乱立しているブランドポートフォリオの整理が先決みたいですけどね。MaxAzria、MaxAzria Collection、MaxAzria Atelier、Herve' Le'ger、BCBGeneration、To the Max、Parallel、Manoukian、Tex by Max Azria、Max Rave 、True Peopleってもうやり過ぎだ。


Fashion Scoops: Guitar Hero... Natural Woman... Saunders to Hit Target... (WWD)
 TargetのGo Internationalの次のお相手は、イギリスのJonathan Saundersという噂。既に発表されているIsaac Mizrahiの離脱の穴を埋めるのは難しいと思うものの、これまでのコレボレーションしてきたErin Featherston、Alice Temperley、Proenza Schouler、Luella Bartley、Loeffler Randallといったデザイナーの中から後任が選ばれたりするのですかねぇ。年間3億ドルの売上は結構大変です。個人的にはMichael Korsあたりが来るとおもしろいかなー、とか思っていたりしますが。彼はIsaac Mizrahiと違ってシグニチャーが盤石だからないかな。
2008.01.16 Wednesday

Fashion Wire 2008/01/14-15

今週前半のFashion & Modeなニュースをご紹介。


Audibet Leaves Vionnet After One Season (WWD)
 Madeleine Vionnetの再生はかなり難航している模様。Sophia Kokosalakiの後任として昨年5月にhead designerに就任したばかりのMarc Audibetが辞任しました。完全に資金不足(とマネジメントの力量の不足)のようで、現在Madeleine Vionnetは新しいバッカーを探しているとのこと。2007SSに復活し、2008-09AWの4シーズンはBarneys New Yorkでの独占販売、2009SSから卸売りをスタートする計画なのですが、先のことはわからない感じですねぇ。


Vignola Named President of Calvin Klein Collection (WWD)
 Calvin Klein Inc.が新設のCalvin Klein Collection担当のpresidentとしてRobert Vignolaを指名。2月4日付での就任となります。Robert Vignolaは、最近ではアクセサリーのJudith Leiber LLCの社長兼CEOを務めていたほか、Burberry North Americaのexecutive vice president、Hartmarx CorpGFT Corp、Polo Ralph Lauren Corp.などでの経験のある人物。


Marco Giacometti Named CEO of Tod's USA (WWD)
 Tod'sの幹部人事。これまでフランスやイギリス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクなどの地域のgeneral managerを担当していたMarco GiacomettiがTod's USAのCEOに就任しています。


Citizen Buys Bulova (WWD)
 発表自体は昨年の10月5日に行われていたのですが、 シチズン時計株式会社によるBulova Corp.の買収が完了。グループのマルチブランド化戦略の一貫として、Loews Corp.から2億5000万ドルでBulova Corp.の全株式を取得しています。今後は同社の経営効率化と一層の海外展開の強化を図るとのこと。


Fashion Scoops: Ports of L.A...Knitting Pretty... Milan in Milan... (WWD)
 Jil Sanderの創業デザイナーの離脱/復帰劇の狭間で一時デザイナーを務めていたMilan Vukmirovicのお話。なんでもTrussardiのために、この秋冬向けのメンズの小規模なコレクションを手がけたそうな。Barneys New YorkやJeffreysなど10から15の店舗で限定的に取り扱われるとのこと。ちなみにTrussardiのストアでの販売予定はないようです。なんというか、ナゾなプロジェクトだ。


Balenciaga Takes Over Japanese Subsidiary (WWD)
 Balenciaga Japanで大きな動きが。リステアホールディングスの所有する51%の株式をGucci Groupが取得し完全子会社としたことが発表されています。取得金額は不明。Balenciaga Japan側では、リステアの高下浩明社長が取締役を退任する以外に人事やオペレーションで変化はない模様。今後30店舗を国内に展開するという方針も特に変更なく、銀座と六本木のリステアでの取り扱いも"privileged partner"として継続されるとのこと。この案件を進めていたJames McArthurがGucci Groupから去ったことや、リステア側のフィージビリティに対する懸念などが背景にあったのかもしれません。リステアも神戸店が閉鎖したほか、銀座店の今後が怪しげだし、一方では六本木店は好調のようだし、Goldman SachsともJVを立ち上げているし、と良いのか悪いのかいまいち判断つかないです。はい。ただ個人的には、リステアは銀座店の方が圧倒的に好きです。


Maus Freres Ends Gant Offer, Open to Gaining More Shares(WWD)
 Lacosteを所有するスイスのMaus Freres SAがGantの完全子会社化をひとまず断念。敵対的買収提案に応じる株主がそれほど多くなかったようで。ただし既に現在30%を超える株式を保有し、将来的に買い増しする可能性も否定していません。Gantの現在の大株主は、80年代にGantの衣料のヨーロッパでの販売とデザインの権利を取得し、1999年にはグローバルでの権利も買い取った、スウェーデンの実業家のStaffan Wittmarkら3人で、合計37%。


Paul Witt Named VP at Original Penguin (WWD)
 Perry Ellis Internationalが取得したOriginal Penguinのglobal marketing及びcommunications担当のVPにPaul Wittが就任。同社のstrategic planning及びbusiness developmentを統括するexecutive vice presidentのChris Nakataniへのダイレクトレポートになります。Paul WittはDieselでキャリアをスタートし、これまでにSean JohnやMavi Jeansで一貫してマーケティングを担当してきた実績のある人物でございます。


Beauty Beat: Lancome Adds Two Celeb Spokeswomen (WWD)
 LancomeがブランドのスポークスウーマンとしてJuliette BinocheとLaura Moranteと契約したというお話。Juliette BinocheはRenergie、Laura MoranteはAbsolueのラインのアンバサダーとして活動することになるそうです。Juliette Binocheは1995年にフレグランスのPoemeのキャンペーンに登場したことがあり、Lancomeとの関係はこれが初めてではありません。彼女らの登場するADはNick Knightの手によるものになるとのこと。ちなみにLancomeは2007年にはKate WinsletやClive Owen、今月初めにはAnne Hathawayとも契約を結んだばかりでございます。


Sun Capital Reissues Kellwood Bid (WWD)
 まだまだ続くSun Capital Securities Group LLCによるKellwood Co.に対する買収提案。現在の同社の負債状況を想定すると、1株あたり21ドルという金額を変更することはできないということのようです。Sun Capital側は、Kellwood Co.との合意に至らなかった場合には、2008年の株主総会で取締役候補を送り込む議案を提出し、プロキシーファイトを仕掛けることも辞さない意向。現時点でSun Capitalは9.9%の株式を保有しています。


Memo Pad: More Changes... Six Degrees of Separation... (WWD)
 Conde Nastの人事異動の続報。Vogueのassociate publisherのConnie Anne Phillipsが新設のmanaging directorに昇格し、セールスやマーケティング、クリエイティヴなどの日常のオペレーションを管轄することになるそうです。Vogue Livingのpublisherも引き続き兼任し、1月初めの異動でSVP兼publishing directorとしてVogue、Men's Vogue、Teen Vogue及びVogue Livingを統括することになったTom Florioへのレポーティングとなります。Connie Anne Phillipsの後任としてVogueのassociate publisherに指名されたのは、2006年9月にConde Nastに加わりVogueのビューティ関連のadvertising directorを務めてきたLaura McEwen。彼女はYMのpublisherやReader's Digestのpublishing directorの経験があります。また、現在Men's Vogueのpublisherを務めるWilliam LiがPortfolioのpublisherに異動することも決定。こちらはPortfolioを管轄するgroup president兼publishing directorのDavid Careyによる指名です。Men's Vogueの後任となるpublisherの人事は未定。その他にもTeen Vogueとwired.comのpublisherも発表が待たれている状態です。Teen Vogueのpublisherには、現在同誌のassociate publisherを担当しているAlison Adler Matzが有力視されています。
2008.01.14 Monday

2008-09AW Costume National Mens

2008-09AWのレヴューの第1弾は、1987年のブランド創立から、デザイナーのEnnio Capasaとその兄Carloにとって特別な数字という「21」周年を祝ったばかりの Costume National

トレードマークだった髭も剃って臨む、新しい20年のスタートとなる今季のテーマは、デザイナー本人が"I'm inspired by London"と語るとおり、彼のルーツでもあるLondon。

Radioheadの最新作"In Rainbows"からの曲が流れる中、トレンチやウェストコート、フェルトの中折れ帽、格子柄のシャツやジャケットといったお馴染みのアイテムで構築される、TedやMod、PunkなどLondonなスタイルのEnnio Capasa流集大成といった趣きの内容になっています。

全体にウォッシュアウトされた素材感や、時折登場するワインレッドのアイテムなどが、ディスクリートにラグジュアリーを主張している感じ。

まあテイラードなジャケットにデニム、Pete Dohertyを思わせる帽子とのスタイリングは特に目新しいアイデアではないものの、後半に見られたファーやシャイニーな素材使いはおもしろいですね。

個人的にはグレーのplaidなシャツに同じくグレーのベストを重ねて、ホワイトのパンツを合わせたこのルックがベストかな。指の部分をカットしたグローブとやはりplaidなマフラーもポイントですね。やっぱりplaidなアイテムが今年は欲しいなあ。

いつもよりエッジとセンシュアリティが控えめな感じがするのが少し物足りないところだったりしますが、このクリーンさもなかなか素敵で新鮮。

スタイルやテクスチャーのミックスの巧さも改めて見せてくれた、Ennio CapasaによるCostume National でした。









2008.01.14 Monday

2008-09AW Milan Mens Fashion Week Sneak Review Part 1

さあ。2008-09AWのコレクションサーキットがMilanのメンズから遂に始まってしまいましたね。

今シーズンもやはりPradaJil SanderBurberry Prorsumは別格。特にPradaとJil Sanderは完全にアートの領域にさしかかっているような。

ちなみに2008SSはお買い物ガイド的に気になるルックだけと拾ってあるのですが、まだちゃんと書くまでにいたらず。。。

それはさておき、なんだかこの秋冬はやたらボールドなルックが目立ちます。プロポーションと素材使いの両面からアプローチされているのも今季の特徴かも。絶対ほとんどの日本人がまともに着れないような気がするのだけれど、実際にデリバリーされる際にはどういうサイジングになってくるのだろう、とか余計なことが気になったりして。

ひとまず、そのあたりのルックをSneak Reviewとしてご紹介。どれもたぶん個別では書かないメゾンでございます。


Bottega Veneta
 シーズンを追う毎にボリューム感が増しているような気がするBottega Veneta。終盤のスーツのまとめ方はさすがに巧いと思いますが。











Dolce & Gabbana
 なんというか、まさに「重衣料」としか表現のしようがない感じ。そのクラフトマンシップと豪奢な素材使いは言うまでもないですが。最後の2ルックのようなアイテムとスタイリングを見るとちょっと安心します。










Emporio Armani
 前半は完全にスノーウェアになってましたが、こちらもかなりボールド。





2008.01.13 Sunday

Sass & Bide / S&B Vie

SydneyのSarah-Jane ClarkとHeidi MiddletonによるSass & BideのセカンドラインのS&B Vie。

Sass & BidのWebサイトでの販売は既にスタートしていますが、2月から百貨店やspecialty storeを中心に世界各地でも展開されるようです。

スタイリングによるところもあるけれど、個人的には結構好きな雰囲気。

マリンなテイストがちょっと強いのもおもしろいね。





2008.01.13 Sunday

Fashion Wire 2008/01/11

ちょっと遅くなりましたが、今週金曜日のFashion & Modeなニュースをお届け。ADとかの話ってまあ2月になって雑誌見ればわかるよ、という内容ではあるのですけどね。


In Brief: New Advanstar Executive... Art of Glass... (WWD)
 Advanstar Communications Inc.のfashion groupのexecutive vice president及び同社が主催するMAGIC Internationalのpresidentとして、Walt Disney Co.の幹部だったChris DeMoulinが指名されています。それぞれfashion groupのLaura McConnell、MAGIC InternationalのChris McCabeの後任という位置づけ。Chris DeMoulinはWalt Disney Co.では商品開発、グローバルでのリテールやMDの戦略の立案に携わっていた人物。北米でのライセンス事業も担当していました。また、「ナルニア国物語」シリーズの映画制作でも知られるWalden Mediaでマーケティング担当のexecutive vice presidentを務めていた経験もあるそうです。



Jil Sander Names Retail Director (WWD)
 リテールの国際展開を進めているJil Sanderにworldwide retail directorとしてLorenza Cavalliが入社しています。


Memo Pad: Outside the Box... Is She Gone?... Martha Keeps Redecorating... (WWD)
 しばらく休暇を取っていると同僚から辞めたのかと思われる、というのはありそうな話ではありますが、ニュースになってしまうと大変。GawkerがInterview magazineの編集長の Ingrid Sischyが辞めたという誤報を出したところ、南アフリカでElton Johnと休暇で出かけているだけ、ということ連絡がInterview側から入ったそうな。2時間後に記事は取り下げられたとのこと。とはいえ、Interviewの親会社のBrant Publicationsの身売りはここ数ヶ月噂されているわけで、そのあたりもこうした憶測を呼ぶ背景にあるのかもしれませんねぇ。
 90年代にHarper's Bazaarでビューティとファッション関連のニュースのdirector、YMとSeventeenの編集長を務めたAnnemarie Iversonが一時的にHearst Magazinesに復帰するという話。産休に入るビューティ担当のdirectorのAlexandra Parnassの代役ということのようです。
 Valentino Garavaniによる最後のコレクションとなる2008SSのADに登場するのは、90年代のスーパーモデル時代を象徴するAmber VallettaとShalom Harlow。その他にもRaquel ZimmermannやAnja Rubik、Michael Gandolfi、Oriol Elcachoも出ていますが。スタイリストはHarper's Bazaarでeditor at largeを務めるBrana Wolf、フォトグラファーはInez van Lamsweerde & Vinoodh Matadinという豪華な布陣。シューティングはLAで行われたそうです。キャンペーンはVanity Fairの2月号を皮切りにスタートするとのこと。
 LongchampのADは5シーズン続けてKate MossとMario Sorrentiという組み合わせ。官能的で美しい作品を見せてくれた2007-08AWとは変わって、Brooklyn BridgeからManhattan南部の摩天楼を臨む80年代の雰囲気にインスパイアされたという内容になっています。しかし相変わらずKate Mossの稼ぎっぷりはすごいみたいですねぇ。
2008.01.11 Friday

Fashion Wire 2008/01/10

1月10日のFashion & Modeなニュースをご紹介。


G-III and Sean John End Licensing Deal (WWD)
 Sean John(正確には親会社であるとChristian Casey LLC)とG-III Apparel Group Ltd.との間のジュニア・ウィメンズ向けのスポーツウェアのライセンス契約が終了。今後は生産から流通までSean Johnがインハウスで手がけることになります。


フェルッチオ・ポッツォーニ、ヴァレンティノのメンズ部門デザイナーに就任 (MODE PRESS)
 ValentinoのメンズウェアのデザイナーにFerruccio Pozzoniが就任。引退するValentino Garavaniの後任となります。Ferruccio Pozzoniは1998年から2004年までPradaやMiu Miuでメンズを担当してきた人物。2005年からはBrioniでcreative directorを務めていました。今月18日に予定されているMilanでの2008-09AWがデビューコレクションとなります。


Fashion Scoops: Valli of the Down Jacket... Stella's Baby New Year... (WWD)
 Fashion Scoopsから2件ご紹介。まずはGiambattista ValliがMonclerのGamme Rougeのラインを手がけるのではないか、というお話。Valentinoへの移籍に伴いAlessandra Facchinettiが辞任することが既に発表されていますが、その後任としてGiambattista Valliの名前が上がっているそうな。
 続いてはStuart Veversの後任のcreative directorにEmma Hillが就任することが先月決定したMulberryがフットウェアに参入するというお話。London Fashion Week期間中の2月14日にローンチされるカプセルコレクションを手がけるのは、Jimmy Chooなどでの経験を積んだ後、昨年シグニチャーのラインを立ち上げたばかりのJonathan Kelsey。Saks Fifth Avenue、Harvey Nichols、Harrod、Selfridgesなどで彼のコレクションが取り扱われているそうです。


Memo Pad: Numbers, Please... Over the Hill... Ashton Rocks Out... (WWD)
 MTVの人気リアリティドラマのThe Hillsで主人公のLauren ConradやWhitney Portが働いているTeen Vogue編集部ですが、この間終了した第3シーズン以降も番組とのコラボレーションが続くかどうかは怪しい気配。3月号にはWhitney PortがWest Coast fashion contributorとして、LCがinternとしてクレジットされているのですが、Teen Vogueのスポークスウーマンによると、彼女らはTeen Vogueからは離れているとのこと(端的にはクビということ?)。まあなんとも言えない話ではありますが。そもそも。ちなみに2007年8月号のカバーを飾った2人のbehind scenesな映像はこちら。LCは2006年6月・7月合併号でも単独で登場しています。



Target CEO Ulrich to Retire in May (WWD)
 Target Corp.のCEOのRobert Ulrichが5月1日付で退任するというお話。現社長で1979年に入社したGregg Steinhafelが後任のCEOとなります。Gregg Steinhafelは、Go Internationalをはじめとするデザイナーとのコラボレーションラインを成功させ、ファッションやホームグッズにおけるTargetの"cheap chic"なブランドイメージの確立に大きく貢献した人物。早くから次期CEOと目されていたようです。今後は海外展開を含めた成長戦略の続行に加え、同社の10%の株式を所有しているactivist hedge fundのPershing Square Capital Managementから要求されている株主価値の増大に向けた部門や資産の売却といった課題にも、Gregg Steinhafelが対処していくことになります。
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