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2006.11.28 Tuesday

Mode Press

もうご存知の方も多いかと思いますが、AFP通信によるMODE PRESSをまじまじと眺めてみました。

たぶん、オーソリティの立場でファッション関連のニュースポータルを作るとなれば、確実にこういうサイトになるだろうなー、というスタイル。自分でもこうすると思う。

やはりそれなりによく出来ていて、割と使いやすいし、色々とアイデアも悪くないのだけれど、結局のところparismodes.tv以外は見ないんじゃないかという結論に達しました。異様にロードのスピードが早いのが驚きです。とても快適。

もうちょっと速報性が高くて、情報量が多ければ、確実にアディクトなんだけれどねー。やっぱり英語読んでると疲れることもあるので。

あと比較的写真が多いのは良いです。もう少しサムネイルの見せ方とかがんばってくれると素敵。

でもこの手のポータル的なサイトって見ていると、だんだん自分で編集したくなってくるんだよねぇ(笑)。
2006.11.25 Saturday

Today's Wire 2006/11/25

寒くなってきたので、ちょっと幸せ。寒いのが好きというよりも、なんかぬくぬくと暮らすのが好きなのです。どっちにしても暑いのは嫌いなんでね。寒くても外に出るのは全然平気でございます。


BREAKING NEWS: DAKS SIGNS GILES DEACON (British Vogue)
 Breaking Newsってほどでもないような気がするが、ジャイルズ・ディーコンがダックスのウィメンズウェアのデザイナーに就任するというお話。デビューは2月に発表される2007-08AW。ディーコンはスワロフスキーの支援する、今年のBritish Designer of the Yearを受賞したばかり。そういえばボッテガ・ヴェネタ出身だったのだね。


Heidi Klum gave birth to her third baby on Wednesday (British Vogue)
 ハイディ・クラムがご出産。シンガーのシールとの第2子も男の子。Johan Riley Fyodor Taiwo Samuelってかなり長いお名前になる様子。ちなみにハイディにはルノーF1チームの監督を務めるフラビオ・ブリアトーレとの間に生まれたお嬢さんもいらっしゃいます。


THE NAKED TRUTH (British Vogue)
 British Vogue史上一番どーでも良いのでは思われる記事。いまさら言うまでもないですが、トム・フォードはアンダーウェアなんか履きません。もちろん役員会でも履きません。お母上に何度言われても人に履いていないことをみんなに知らせたくて仕方ありません。で、どうやらザック・ポーゼンも"When I work late at night in a sarong, there is no reason to wear underwear"なんて言ってますが、まあ多少はわきまえているようです。しかしそう思うとグッチのアンダーウェアって嘘くさいアイテムですな(笑)。


日本シイベルヘグナー、伊「MH WAY」ブランドの取り扱い開始 (nikkeibp)
 MH WAYってなんか懐かしいね。中学とか高校の時に気になっていた。結局買ったことはないけれど。


Dazed site revamp to include videos and community (BrandRepublic)
 Dazed & ConfusedがオンラインでYouTubeやMySpaceに着想を得たサイトを作ろうとしているらしい。まあありがちな話だけど、Dazedがやるとなるとちょっと期待しちゃいます。Another Magazineとか AnOtherManのコンテンツが色々出てくるとよいなー。


アクセスインター、男性向け育児スタイル誌創刊−英国誌と提携 (シブヤ経済新聞)
 イギリスの"FQ JAPAN"の日本語版が出るというお話。でも個人的な関心はマーク・パンサー。この間の日曜日に、ぼーっとテレビみてたら出てましたねぇ。この撮影も。いまになって考えてもglobeって不思議なグループだ。実はかなり好き(だった)のですよ。本気で。
globe FACES PLACES Love again Relation
http://www.tv-tokyo.co.jp/soromon/back/index.html


アニメと触発し合った巨大スケール志向=“建築家魂” (KEN-Platz)
 こういうプロジェクトがまだ動いていること自体に、エヴァンゲリオンの影響の大きさを感じてしまうのだが、幼少期から巨大建築に言い知れぬ魅力を感じてきた私にとっては、とても興味深いお話。



【わかるかも中国人】(10)「芸術オタクvsマーケッター」の図式 (NBonline)
 ありがちなことはどこにでも起こるということ。そうやって螺旋状にぐるぐるぐるぐると進んで行くのは、いつの時代でも、どこの国でも、結局は同じ。


森ビルが上海に「ヒルズ」−2008年春の竣工予定 (六本木経済新聞)
 記事の最後にもある通り、なんだか名称問題でごたごたしているようですが。それにしても、またKohn Pederson Fox Associatesとはつまらないところを持ってきましたねー(笑)。
Kohn Pederson Fox: Architecture and Urbanism, 1993-2002


Nielsen launches system to measure VOD viewer numbers (BrandRepublic)
 NielsenからVODの効果の測定ツールがもうすぐリリースされるらしい。YouTubeに積極的にコンテンツを提供しはじめたCBSがその成果を高らかに宣言していたり、そうは言っても全体ではそんなにオンラインビデオを通して見る人はいないとか、様々な情報が錯綜している中で、いずれにしても同じ基準で人々が効果を語れるようになるのは重要なこと。YouTubeのMost Viewed Videosでも相当数のCBSの投稿ビデオが上位に来てるからねぇ。あ、このRSSを登録しておくと色々なことがわかっておもしろいですよ。


SBIホールディングス、検索エンジンベースの金融ウェブサービスを構築へ (CNET Japan)
 やり方によってはとても興味深いものが出来上がる可能性があるのではないかと。金融系の情報そのものが気になるわけではなくて、情報を分類したりトラッキングしたり技術の方に関心があるわけだけどね。先端的な金融工学のアイデアも含めて。例えばSearch Engine Journalにもインタビュー記事が出ているMpireも、その手のテクノロジーを注入してみたいサービスのひとつ。


Snapであなたのサイトにも無料で検索プレビュー機能を (TechCrunch Japanese)
 サイトイメージ検索のSnapが、ページに簡単なJava Scriptを入れるだけで、ページ内のリンク先のサイトイメージがポップアップで表示されるようになるSnap Preview Anywhereを開始。まあこうやって新たにサイトイメージを収集しているわけですが、比較的有為な情報を掻き集めるにあたって、こういう方法はやっぱり有効だなーと思い直した次第。使う側も、ちょっと楽しいしね。見た目。お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、数日前からこのブログにも入れてみています。


ソーシャルブックマークやフィードから自分好みの人気記事ランキングを作る「BON SAGOOL」 (CNET Japan)
 そしてこれでもソーシャルなサービスの中では、なかなか良いところに目を付けたサービス。


オンライン画像検索技術のベンチャー企業に注目集まる (Tech-On!)
 色々な会社が画像検索に取り組んでいるわけですが、これもテクノロジーというよりも、どれだけ使えるサービスにインプリメントできるかってところに拠る部分が大きそう。ようはお金にしやすい形に最初にまとめられるのは誰?というお話。需要は間違いなくありますからねー。


WiMAX勢が狙った4Gへの道「P802.16m」、猛反対で業部会創設が頓挫 (Tech-On!)
 なかなか紛糾している様子。まあ個人的にはWiMAXが大本命だと勝手に思っているので、がんばって欲しいですが。別にIntelを助けたいわけでもないが、どうもQUALCOMMの動きが好きになれないのでね。


This boat swims like a dolphin (CNET News.com)
なんだか楽しそうな乗り物です。



ザ・ホワイト・ストライプスがバレエ界デビュー!? (MTVJAPAN.com)
 The Whitestripesの楽曲を元にしたバレエがイギリスのロイヤル・バレエ団により公演されるというお話。"Chroma"と題された舞台に提供さえる楽曲のアレンジを担当したのは、映画音楽でも知られるJoby Talbot。"Aluminium"というタイトルのアルバムで公式サイトでCDとLPが限定発売されています。当面通常ルートでのCDの販売はなさそうですが、
iTunes Store
では購入できますよ。



人気プロデューサーのTIMBALANDが9年ぶりのソロ・アルバムを制作中 (bounce.com)
 Justin TimberlakeとNelly Furtadoを迎えた先行シングル"Give It To Me"の歌詞が既に物議を醸しているようで。今年のTimbalandは、本当に本当に凄かった。プロデューサーのソロアルバムって期待程のクオリティにならないし、実際それ程期待していないのだけれど、惰性で買ってしまう悪魔のアイテム。。。


名監督ロバート・アルトマン、81歳で死去 (シネマトゥデイ)
 訃報。一番好きな監督のひとりだっただけに、すごく残念。群像劇の素晴らしさを教えてくれたのも彼でした。ゴスフォード・パークとかクッキー・フォーチュンとか。密かにリヴ・タイラー好きなので。Dr.Tと女たちみたいなのも作っちゃうところがまた素敵。そしてもちろん、プレタポルテもね。My first Altman。
ゴスフォード・パーク クッキー・フォーチュン Dr.Tと女たち ~スペシャル・エディション~ プレタポルテ


おせち用の数の子、初競り 大阪市中央卸売市場 (asahi.com)
 あぁ。数の子ですよ。正月なんてこのためだけにあるようなもんです。



Melting Snowman Canister Set (Luxist)
 単になんか可愛いという理由だけでご紹介。一番小さいやつは何に使うんだろうか。記事にもある通り、canisterとは言い難いよねー。箸置き?



Beyonce sings ''to the left'', points ''to the right''
 相当どうでも良いのですが、American Music Awardsで最新シングルの"Irreplaceable"のパフォーマンンスを披露したビヨンセ。ネタとしてはおもしろいのだけれど、コメントで指摘されているように、オーディエンスから見て左ってことですな。

2006.11.22 Wednesday

Lindsay Lohan to Star in Miu Miu Ad Campaign

リンジー・ローハンが2007SSのミュウ ミュウのADに登場するというニュース。先週末の段階でWWDのBreaking Newsが入ってきていたのだけれど、確定したようなので今日ご紹介。



ADを手がけるのは、(確か)太田莉菜が登場して話題になった2006-07AWに続き、私の愛するマート・アラス&マーカス・ピゴー。そういえば、少し前に2007SSのルイ・ヴィトンのキャンペーンにリンジーが採用されるという噂があったけれど(結局はスカーレット・ヨハンソンに決定)、ヴィトンのADの撮影といえば、勿論このデュオ。今回の件もその辺が多少作用していたり?(笑)

2006-07AWのADはこちら。もちろんロングヘアでルージュが印象的なモデルが太田莉菜。





なんにしても最近モードなパーティで見かけることが妙に多かっただけに、近いうちにこういうニュースを紹介することになるだろうとは思っていたけれど、ミュウ ミュウとはなかなか良いところを獲ってきましたね。まあアヴリル・ラヴィーンみたいに突然モデルに転向したりしないでしょうけど。
2006.11.19 Sunday

Today's Wire 2006/11/19

目下の悩みは本を読む時間と英語の記事をトレースする時間、映画を見る時間、そしてコレクションのレヴューをする時間のバランスが巧くとれないところ。。。


KLEIN'S TV COMEBACK (British Vogue)
 まだティーンだったブルック・シールズが世界に衝撃を与えた、カルバン・クラインのTVCMが再び。今回出演するのは、モデルのDoutzen KroesとGabriel Aubry。Natalia Vodianovaじゃないのが、ちょっと残念。2億2000万ドルを投じるというグローバルなマーケティングの一環として、11月20日から「グレイズ・アナトミー」や「デスパレートな妻たち」の放送枠でCMを流すそうです。みなさま、YouTubeにスタンバイを。



THE BASSO & BROOKE HOTEL PLAN (British Vogue)
 パリのLe MeuriceやPlaza Athenee、LAの the Beverly Hills HotelにミラノのHotel Principe di Savoiaなどの超高級ホテルで知られるDorchester Groupによるコラボレーション企画が明らかに。今回ご指名を受けたのは3人。制服を担当するブルック&バッソ、その頭を飾る帽子をデザインするスティーヴン・ジョーンズ、そしてホテルの新しいイメージを象徴する写真の撮影を依頼されたヘレナ・クリステンセン。お披露目は11月20日。


Fashion Scoops: Designs on Derek... Santa, Baby... Christina Dons Cavalli... (WWD)
 デレク・ラムがトッズのクリエイティヴ・ディレクターに就任するのではないかというお話。小規模展開ではあるけれど、すでにトッズのウェアのラインは彼が手がけているし、トッズはデレク・ラムのシグニチャーのバッグとシューズのライセンシー。そしてNYに新しくオープンするトッズのショールームのお披露目が来月初旬にあり、CEOのディエゴ・デッラ・ヴァッレも登場するらしく、そこでの発表が噂されているようです。


Akris Names Brown U.S. Chief (WWD)
 スイスのアクリスも本格的にアメリカでの販売に取り組む様子。アクリスの初のアメリカでのオペレーションを担当するCEOとして、ジョルジオ・アルマーニでマーケティング&コミュニケション担当のシニア・ヴァイス・プレジデントを務めていたキャロライン・ブラウン(Caroline Brown)を引き抜き。


Seven Bows Web Store (WWD)
 Seven For All Mankindが自社サイトでのEコマースに参入。まだ全てのラインが揃っているわけではないようだけれど。


Bally Said for Sale, Cole a Suitor? (WWD)
 1999年来Texas Pacific Groupが所有しているスイスのバリーですが、売りに出されるという噂が出ているようです。そして売却先として挙がっているのがケネス・コール。リストラを完了して昨年度黒字も達成し、このところの好調な勢いを活かして高く売ってやろうということのようで(笑)。次はJクルーの立て直しですね。TPGは。


銀座、「世界最高級の街」へ進化中 ブランド出店相次ぐ (asahi.com)
 内容というよりもこの地図がわかりやすかったので(笑)。この5年くらいで本当に変わったよね。いずれにしても端緒を開いたのは、古くは並木通り、そして最近では中央通りの松屋銀座のルイ・ヴィトンなわけですが。



原点回帰したプラダの決断 (NBonline)
 なぜいまさら、という記事。別に原点回帰じゃないし。


$100,000 Balenciaga Leggings (Luxist)
 2007SSの最大の衝撃だったバレンシアガ。その中でも目を引くアイテムだったメタリックなファブリックできた超合金のようなレギンズのお値段が判明。受注生産で10万ドルだそうでございます。。。



東京ミッドタウンの商業部分は3月30日オープン (nikkeibp)
 名称も「東京ミッドタウン」ということで。"Lifestyle Artist"っていうコンセプトはちょっとくすぐられるものがあるけれど、微妙といえば微妙。コピーとしては、これくらい言っちゃった方が良いのだろうけれどね。緑地が相当多いのが良いかも。テナントとしてはリステアとかクロエが気になるところでございます。リステアの拡大の仕方ってエストネーション(サザビーリーグも含めて)にちょっと似てますな。


ひらまつ、新業態「ポール・ボキューズ」を来秋銀座に (銀座経済新聞)
 銀座2丁目で工事中の「読売銀座2丁目ビル(仮称)」のテナントに、ポール・ボキューズのブラッスリーが。銀座って意外と休むところに困ったりするのでブラッスリーが増えてくれるのは大変結構なことでございます。


【わかるかも中国人】(9)革命戦士からポップアートへ (NBonilne)
 今回は彫刻などのパブリックアートのお話。政府のプロパガンダとしての毛沢東の石像や大阪万博の太陽の塔との比較、経済成長後のある程度成熟した上海という中国の中でも特殊な社会。後半部分の考察が興味深い。


Jonathan Glazer's Motorola Red ad faces chop (BrandRepublic)
 Jamiroquaiの"Virtual Insanity"やRadioheadの"Karma Police"、最近ではSonyのBraviaのTVCMなどで知られるJonathan Glazerが手がけた、Motorolaの例の(Product)REDモデルのCMがお蔵入りになりそうという噂。残念。
DIRECTORS LABEL ジョナサン・グレイザー BEST SELECTION Work of Director Jonathan Glazer (Ws)


ニュース収集サイトのTopix.net,米新聞大手3社が1500万ドルの追加投資 (ITpro)
 先週のニュースの取りこぼしですが。Gannett、McClatchy、Tribuneが昨年に続きTopix.netに追加出資。これで3社による持ち分が75%から79.3%に。ニュースアグリゲーションサイトでは間違いなく最も優れたサイトです。ぜひ。


IBMが総額1億ドルの新事業案を、現実世界と仮想世界で同時発表 (CNET Japan)
IBM、ブレインストーミングで生まれた新事業に1億ドル投資 (ITpro)
 アイデアとして新しいかと言われれば勿論「否」。しかし実際に権威ある大企業がこれだけの資金を投じてしっかり取り組もうという意思を表明したということが重要。まあどっちかというと、リアルとサミュエル・パルミサーノCEOのアバターが登場したSecond Life内の紫禁城( The Forbidden City)での同時発表で話題になった感がありますけどね(笑)。



Dell's second life (CNET New.com)
 ついでにデルのプレスカンファレンスもSecond Lifeで。ヘンなドラえもんっぽい青い着ぐるみはなんに使うんだろう。



「Second Life」で起業コンテスト?賞金は35万リンデンドル (CNET Japan)
 そして起業コンテストまでやってしまいます、というお話。賞金はリンデンドルって嬉しいのか嬉しくないのか。。。


仮想世界「Second Life」を揺るがす「CopyBot」への不安 (CNET Japan)
 なぜいままで問題にならなかったのか、ちょっと不思議なくらいではあるものの、まだ全世界で"Resident"が200万人に満たない段階でこの騒ぎなのだから、もっと大きくなった時にどんなことが起こってくるか楽しみで仕方がないです(笑)。


ホームネットワークインフラの本命?松下電器、PLCアダプタを発表 (CNET Japan)
動き出す電力線通信 関電系など6社が無料モニター募集 (CNET Japan)
 いよいよ発売ということで。無線LANもかなり普及しているような気がするし、PCでのインターネットというよりは、テレビとかHDD/DVDレコーダーなんかを直接ネットにつなげる用途がメインになるような。例えば、HDDレコーダーに直接映画をダウンロードできて、テレビで普通に見れちゃうとか。


TiVo社、「通信と放送の融合」を実現するサービスを大幅に強化 (Tech-On!)
ネット配信映像をテレビで鑑賞?TiVoが新サービス (ITmedia)
YouTubeビデオを携帯電話で―Orbが「本家」に先行 (ITmedia)
 ベライゾンとYouTubeの話もあるようだし、コンテンツの流通経路の自由化に向けて、紆余曲折は今後も相当あるにせよ少しずつ進んでいるのだなーと思う次第。


米ベンチャーのAI技術、オンライン・キャラクターに「人間の感情を理解する」機能を追加 (Tech-On!)
 感情を理解するというよりは、自然言語から明示的に感情を表現する要素をピックアップして解釈するということですよねぇ。当面はデータ集めをせっせと続けるフェーズなのかなー。

自己を「意識」するロボット、米大学で開発 (ITmedia)
 単に進んだプログラムというだけな気もするが、「意識」の問題よりも「自己修復」という点に注目すべきだろう。決して「意識」により「自己修復」が行われるのではない。少なくとも「生命」においては。


テロ対策に人造スズメバチ、イスラエルがナノテク兵器 (asahi.com)
 DARPAとかLockheed MartinのSkunk Worksあたりの話ではなく、より現実的な脅威に日常的に曝されているイスラエルから。この手のナノテク兵器の技術的なアドバンテージも次に目指すべき課題ということで。


「ヒラリー政権」は日本の国益に沿うのか (SAFETY JAPAN)
 日本の国内の政治については、それなりにまともな見解を示している人でも、国外のこととなると(それがアメリカであっても)、とんでもない素人っぷりを発揮していて驚かされるという例。


人工衛星データを用いた硫黄島の地殻変動の試験的調査の結果について
 火山噴火予知連絡会事務局と宇宙航空研究開発機構の共同調査によると。
同島南東部海岸で数cm〜10cmの隆起。
北部中心部で数cmの沈降。
 ということらしい。


FIC's Linux handset (CNET News.com)
 なかなかセクシーで気になります。台湾のFirst International Computer(FIC)というメーカーによる携帯電話。2007年の早い時期の発売を目指していて、350ドルくらいになりそうだとか。



六本木ヴェルファーレが閉店−12年の歴史に幕 (六本木経済新聞)
 なんか唐突なニューズでびっくり。12月27日のBody&SOULは絶対に行きたい。


『インサイド・マン』の続編製作か? (シネマトゥデイ)
 これは楽しみー。別にジョディ・フォスターじゃなくても良いと思うけどね。デンゼル・ワシントンもどっちでも良いかも。クライヴ・オーウェンがいればOK。
インサイド・マン


グウェン・ステファニー セカンド・アルバムの楽曲が明らかに (MTVJAPAN.com)
 12月5日に発売されるグウェン・のソロ第2作"The Sweet Escape"のお話。The Neptunesの作品が多いのは結構なのだけれど、先行シングルの"Wind It Up"の邦題が「グウェン姐さんのねじ巻き行進曲」!?まあ「サウンド・オブ・ミュージック」からの一節を使った珍妙な曲ではあるんですけど。。。このサイトの方もやっぱり色々気になるみたい。
2006.11.13 Monday

2007SS Marni

随分と間が空いてしまいましたが、レヴューを再開。ミラノで最初にご紹介するのは、お馴染みの独特の甘いロマンチシズムの枠を少しずつ抜け出して、トレンドをリードするメゾンのひとつへと成長しつつある、コンスエロ・カスティリオーニによるマルニ

キーアイテムはサイドにストライプの入ったクロップトなレギンス。そこにジップアップのチュニックをはじめとするスキンカラーのトップス、そしてアクセントとしてビニールコーティングやパテントレザーのスカートやワンピース、あるいはナイロンのパーカ、メッシュのトラックコートを合わせれば、今季のマルニのスタイルが完成。

スポーティでアスレチックなテイストという新しい挑戦を、カスティリオーニの作り出す独特のボリューム感とフェミニンを一切失わずに成し遂げてしまったところが、今回のマルニの素晴らしいところ。

マルニらしいモーヴなカラーをパテントなどのスポーティで少しフューチャリスティックなハイテク素材使いでモダンに仕上げています。

得意のボリューム感を活かしたエッグシェイプのドレスやバブルシェイプのスカートなども、今季のトレンドともマッチして見逃せないアイテムに。ただしあくまでスポーティなテイストで、いつもの主役であるフェミニティは隠し味になっているところがポイント。そしてウェストをマークする太めのブラックのベルトが全体のテイストを効果的に締めています。

タンクトップやブラなどのジムを意識したアイテムと、デコルデを大きめにカットしたワンピースやニットとのコンビネーションで、肩を出したルックが多いのも印象的。

この春夏は多くのメゾンが様々なスタイルで見せたジオメトリックなプリントやカラーブロック使いは、ビニールのコーティングやパテントレザーを用いた素材使いで太めのストライプモチーフや大きめの半円などでアスレチックに表現。アーティスティックな柄もライトな雰囲気。

これまでのコレクションで必ず登場したウッディなアクセサリーも今回はメタルリングのブレスレットに、同じくウッディなプラットフォームも強化ガラスをソールに用いたミュールにと、今回のスポーティな路線の徹底ぶりがうかがえます。このパテントのミュールが個人的にはお気に入りですが。深紅のパテントレザーのバッグサングラスなどのアイテムもかなり魅力的。

ロマンチシズムにアスレチックな要素をレイヤード。ハイテクな素材をここまで軽やかに、フェミニンに表現できてしまうのは、コンスエロ・カスティリオーニをおいて他にないのではないでしょうか。驚くべき新しい可能性を見せてくれた、今後の進化がまだまだ楽しみなマルニでした。

ま、スナフキンみたいな帽子はどうなんだという意見はさておき(笑)。


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2006.11.12 Sunday

Today's Wire 2006/11/12

いよいよ秋も本番ですねー。そろそろ木の葉も色づいてきたし。京都に行きたい。。。


Viktor & Rolf: Worldwide Frenzy at H&M (WWD)
 遂にヴィクター&ロルフによるH&Mのカプセルコレクションが発売に。そして一昨年のカール・ラガーフェルド、昨年のステラ・マッカートニーと同様の狂乱が各店舗で発生した模様でございます。前任の二人に較べれば、一般人への知名度という点では劣っているに違いないV&Rでも大成功に導いてしまうH&Mのパワーってすごい。V&Rにとっても大きなステップになったのではないかと思われます。やっぱりH&Mのお膝元のスウェーデンと、デザイナーデュオの地元のオランダが"huge success"だったそうな。



SPADE SOLD (British Vogue)
 二転三転というか、結局のところ全部情報は正かったという話。先週お伝えしたとおり、Nieman Marcus Groupが一時Kate Spadeを完全子会社化したわけですが、今度はNMGがそのままこの件の大本命だったLiz Claiborneに1億2500万ドルで売却することになった模様。


Fashion Scoops: Nouveau Ricci... Go Patrick... Ricky's Night... (WWD)
 先週から正式にニナ・リッチで働き始めたオリヴィエ・ティスケンスによる初のコレクションとなるpre-fallのラインの発表はパリではなく、NYになるというお話。しかもチェルシーのショールームに僅か50人のみを招いたものになるそうな。


Nilsson Said Headed to Scherrer (WWD)
 そしてそのニナ・リッチのデザイナーを辞したラース・ニルソンはジャン=ルイ・シェレルに採用されるのではないかという噂でございます。


■Fashion Scoops: Red Alert... Youth Quake... Je Ne Sais Quoi... Keeping Time (WWD)
http://www.wwd.com/notavailable/dotcom?target=/issue/article/110497&articleId=110497&articleType=A&industryKw=issue
 ルイ・ヴィトンの2007春夏のADにスカーレット・ヨハンソンが採用されるらしい。2003-04年のキャンペーンに続く2回目の登場ですな。


HULANICKI DISOWNS BIBA (British Vogue)
 いまやロンドン・コレクションでも最注目のブランドなったBibaの復活について、オリジナルのデザイナーがコメントしている記事をご紹介。


Coming to America (WWD)
 ちょっと意外。グローブ・トロッターが創業109年にしてようやくアメリカに進出するというお話。ヴィクトリア女王時代と同じ器械を使い続けながら、週に215〜300個のラゲージをハンドメイドで作っているんだって。


来秋、日比谷に名門「ザ・ペニンシュラ東京」−24階建て (銀座経済新聞)
 外観はほぼ完成した様子のペニンシュラ。最近立て続けにオープンしている、グランドハイアット、コンラッド、マンダリンなどと較べて、建物のテナントが完璧にホテルであること、日比谷公園と皇居を臨む最高の立地など、個人的には期待度No.1の大本命だったりします。そういえば先週末の朝日新聞のbeには香港上海ホテルズのボーラーCOOが紹介されていましたね。



【わかるかも中国人】(8)上海万博は大阪万博超えを目指す (NBonline)
 中国でも、日本がそうであったように、その文化的影響を後で振り返った時には、2008年の北京オリンピックなんかよりも2010の上海万博こそが注目されるのだろうなー、と思わせる記事。


IKEAが上陸して見えてきたこと (nikkeibp)
 ここ10年あまりの社会環境と消費環境の変化に即したターゲティングの再考。こういうのって、当然のことを当然に捉えて実行するという王道に尽きるのだけれど、それこそが一番難しいことのようなのだよね、どうやら。


ad:tech NY:YouTube、CNNなどが語る「オンラインビデオ革命」 (nikkeibp)
ad:tech NY:ネット広告の発展を妨げる運用面の課題 (nikkeibp)
 NYで行われたad:techのレポートからいくつか。注目すべきは、YouTubeのCMOのSuzie Reider氏のコメント。
YouTubeはこのグローバル性がその本質であり、これを失うべきではない。コンテンツは言語別に検索が可能なのでそれを利用することもできるし、広告主はGeoターゲティング(どこからアクセスしたかといった地理情報に基づいて、ユーザーを分類すること)を利用すれば国別のターゲティングが可能だ。
 真のグローバルメディアにおいては、国の違いはこれまでの国内地域と同様に単なるGeoターゲティングで分類される対象に過ぎないということ。そういった意味で、やはり映像の持つ破壊力は強烈。MicrosoftのWindowsやOfficeのようなソフトウェア/アプリケーションは勿論、GoogleやYahoo!のような検索エンジン、そしてSNSのような新しいソーシャル/コミュニティ系サービスであっても、日本に上陸したMySpaceの首脳陣が語ったように、IT系サービスにおいても製品のグローバル展開というのは実際にはローカライズを意味していたのだから。インターネットメディアの普及で、テレビに奪われ続けていた「読む」メディアの復権が言われるようになってきたが、一時的な動きなのかもしれないですねぇ。ま、「読む」機会がネットのおかげで相当増えていることは確かだけれど。


画像検索Like.comで、パーツの形やデザインでの商品検索が可能に (ITmedia)
 今週ローンチされたサービスの中では間違いなく最注目。一時はGoogleが買収を検討したことでも知られる画像認識×検索のRiyaによる商品画像×ショッピング検索サイトlikeがついにオープン。セレブリティの着用したアイテムから類似商品を検索し、該当商品があれば商品ページまでリンクさせてしまうというもの。なにしろ私はこのニュースをIT系のニュースサイトではなく、WWDで発見したくらいですから、その反響の大きさはちょっといままでにない感じかも?でもGoogleも画像認識の技術を持ったNeven Visionを少し前に買収しているし、同じようなサービスをそのうち出してくるんじゃないかね。


Mobile 'MySpace'-style site Tocmag launches in the UK (BrandRepublic)
 Tocmagという携帯電話にも対応したSNSがイギリスでデビュー。参加する個々人のページを"Tocmag"というミニマガジンに見立ててたコンセプトがなかなか好きです。



Google Maps対応のGPS携帯が米国で登場 (ITmedia)
HELIOの新ケータイ「Drift」、GPS対応モバイル版Google Mapsを提供 (ITpro)
 MySpaceの携帯版といい、USのキャリア(正確にはMVNOだけれど)ではやっぱりHELIOがおもしろい。Samsung製の"Drift"で今度はGoogle Maps対応ですよ。そしてGoogleのDogeballライクな位置情報連動のコミュニティサービス"Buddy Beacon"も。




ソニー・ピクチャーズ、映像共有サイトGrouperに作品提供 (CNET Japan)
 SPEによるGrouper買収後最初の動きでございます。著作権を無視した話をしていまえば、こういうのっていくらでもUPされていると思うのですが、ひとつのコーナーとして綺麗に整理してくれるとそれはそれで良いですね。個人的にも早速ひとつの発見が。キューバ・グッディング・ジュニアがアカデミーで助演男優賞をとった「ザ・エージェント」の一幕。主演のトム・クルーズはまあ良いとして、まだそこまでブレイクしていない頃のレネー・ゼルウィガーに注目。泣き顔っぽい表情がこんなにキュートな女性ってそういない。



MS、「Photosynth」の技術プレビュー版を公開―写真から3D画像を作成 (CNET Japan)
写真から3Dモデルを作る「Photosynth」、MSがβ版公開 (ITmedia)
 まだいじってはいないものの、数ヶ月前に発表されてときから待ちわびておりました。Microsoftにしては珍しく、何やらそそられるサービス。


“表舞台”で脚光を浴び始めたピア・ツー・ピア技術 (NBonline)
 特に目新しいことは書いてないけれど、最近のP2P関連の動きをさらっておくにはちょうど良いのではないかな。個人的にはもう少し時間がかかると思いますがね。しかしどうしてそこまでして"Napster"というブランドにこだわるのだろう。はっきりいって完全に腐ってると思うよ。USでのタワーレコード並みに。


プリンスがラスベガスにナイトクラブをオープン! (MTVJAPAN.com)
 プリンスの最新アルバムと同タイトルの"3121"というクラブをオープン。気になる。。。


Ciara - Promise
 2ndアルバム"Ciara: The Evolution"から"Get Up"に続く先行シングルとなるメロ―で官能的なトラック。ダンスとかも含めたトータルでのスタイルで、Cassieと同様にどうしてもAaliyahを思い起こさずにはいられない感じ。ていうかこれ、Aaliyahに歌って欲しい。。。
2006.11.10 Friday

Kris Van Assche

物欲の秋、第2弾。またの名をRetail Therapyとも。

今日はそうはいっても、やっぱりクリス・ヴァン・アッシュが大好きというお話。

まずはこちらのタイトなカーゴパンツ。グレーも良いけど、ボリューム感を考えるとブラックの方が好きかな。信じられないくらいにシルエットが綺麗。



このアーガイルなニットもキュート。これはグレーの方が使いやすいと思われます。



彼らしい遊び心のあるアイテム。シックなストライプが素敵。



これもどなたか買っていただけると(笑)。
2006.11.09 Thursday

BALENCIAGA

このところバレンシアガがやっぱり気になるというお話。

特にこのショートなコートとか。ツイードもカーキもどっちも魅力的。誰か買ってください(笑)。




ここ2ヶ月くらいグレーのパンツが欲しいなーと思ってなんとなく探しているのだが、これも素敵。Earnest SewnのRottonという選択肢もありますが。



パンツというと、このブラックのスキニーなコーデュロイも良いですねぇ。




物欲の秋。
2006.11.06 Monday

Viktor & Rolf and H&M Tie the Knot in L.A.

ヴィクター&ロルフとH&MのWeddingをテーマにしたコレクションLAでのお披露目の模様をご紹介。

メアリー=ケイト&アシュリーのオルセン姉妹やオーウェン・ウィルソン、カニエ・ウェストクロエ・セヴィニーカルメン・エレクトラクリスティーナ・ミリアンなどのセレブリティをはじめ、約600人のゲストが招待されたようです。

マドンナやビヨンセ、マイケル・ジャクソンのヒットを10ピースのオーケストラが演奏をバックに行われたショーで披露されたのは、70型の作品。お馴染みのブラックのタキシード・ジャケットやトレンチ(どちらも79.99ドル!)はもちろん、スキニーなデニム(39.99ドル!)やドレス(59.99ドル!)、ハート型のカッティングがキュートなブラウス(39.99ドル!)とシャツ(29.99ドル!)、ナイトガウンにスリップやストリング、そしてラストを飾るラケル・ジマーマンのウェディング・ドレス(219.99ドル!)までウェディングからハネムーンまでに必要なアイテムが勢揃い。ベルトのバックルなどにもつかわれているハートのモチーフがともかくキュート。個人的にはブラックのボウタイ付きのカーディガン(39.99ドル!)が秀逸だなーと思います。カーディガンに見えない。あとグレーのハートの刺繍が印象的なセーターも。










メンズもいくつか。トレンチとかよいかもね(99.99ドル!)。




12フィートのウェディングケーキや、1961年型のベントレーなどの演出も素敵でございます。全体の雰囲気はこんなだったみたいです。



ともかく日本でも売って欲しい!というかH&Mはいつになったら日本に上陸するんだろう。
2006.11.06 Monday

Gap Goes with Roland Mouret for (PRODUCT) RED

このブログでも何回か取り上げている、"(PRODUCT) RED"のGAPによるイニシアティヴの一貫として、ローラン・ムーレによるカプセル・コレクションが登場。WWDTelegraphにも記事が出ています。

ちなみにこれは、9月にサイモン・フラーと立ち上げた19RMの最初のプロジェクトになります。さすがサイモン・フラーというべきか、良い仕事してますねー。なんか全体的にレトロな雰囲気です。1940年代っぽい感じ。

ベル・スリーヴなスクープ・ネックのミニドレスは45ポンド。右のウールのベルテッドなドレスは78ポンド。



キャップなスリーヴがキュートなウールのミニドレス、ピンタックのスリーヴがアクセントになっているベルテッドなシャツドレスはそれぞれ55ポンド。



ついでにスケッチもどうぞ。




まずはUKとアイルランド、そしてフランスの160店舗で11月7日に発売されます。その後NYの店舗にも並ぶそうですが、日本に入ってくることはなさそうな気配。。。

後程ご紹介するH&Mとヴィクター&ロルフのコラボレーションもそうですが、デザイナーとのプロジェクトのなんたるかをユニクロには、よくよく学んでもらいたいものですな。まあ根本的にファッションというひとつの大きな文化に対する理解が決定的に欠けているように思うので、当面無理だと思うけど。単なる工業製品という以上の考えがないようなのでね。根底では。
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