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2005.11.30 Wednesday

CLASSY. / 相沢紗世

これまで田波涼子が飾ってきた「CLASSY.」のカバー。今月発売の2006年1月号(2006年ですよ)から相沢紗世が登場。

特集も『そろそろ「新しい私」アピールしませんか?』ということで(笑)。



岩堀せりや佐田真由美、長谷川潤のようなゴージャスでグラマラスなイメージが強いモデルの多いViViにいたのが不思議な相沢だけれど、最近ではCMでもよく見かけるし、雑誌では彼女のイメージにより近い「Style」や「CLASSY.」での活躍が目立ってましたね。

なので、単純にイメージやモデルとしてのキャリアを考えれば、「CLASSY.」の看板として不足ないのだが(もちろん田波ほどの存在感はまだないものの)、あえてここで取り上げたのは、これが光文社の女性誌にとってのターニング・ポイントになりそうだと思ったから。

光文社の女性誌といえば、「JJ」⇒「CLASSY.」⇒「VERY」⇒「STORY」というエスカレーター方式がその最大の強み。そしてこの全雑誌でモデルを務め、雑誌とその読者と共に年齢を重ねてきた、最強の雑誌モデルである黒田知永子を頂点とするマーケティングシステムが、最大な特徴なわけです。「VERY」の現カバーガールである三浦りさ子も、先月まで「CLASSY.」のメインモデルだった田波涼子も当然「JJ」上がり。

その田波の後を継ぐモデルが「JJ」で育っていないことは、このブログでも指摘してきましたが、やはり、「JJ」のパワーダウンが顕著なので、外部の血を注入せざるを得なかったのでしょう。ここ1年くらい「CLASSY.」での相沢の露出が目立つと感じていたのですが、様子を見ながら徐々に禅譲を進めていたのかな。

「Style」でもよく見かけるようになった、RINAが「JJ」唯一の希望の星かも。相沢は、RINAがもう少しメジャーになるまでの中継ぎ的役割のような気がしてなりません。個人的には、相沢は割と好きなのでがんばって欲しいですが(笑)。

ちなみに「JJ」の凋落については、こちらのブログでなかなか興味深い指摘がなされています。

そしてこちらは田波涼子の最後のカバー。


B000BND0GW CLASSY. (クラッシィ) 12月号 [雑誌]
光文社
2005-10-28
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2005.11.27 Sunday

electraglide 2005

ふらっと行ってきました。エレグラ。最初の2回続けて行ってからは、出かけていなかったので、数年振りですねー。

これまでは、また1フロア構成で隣のステージの様子がどうしても気になってしまう感じだったのだけれど、2フロア構成に変更されていてかなり満足。あれだけの人数がフロア間を移動しても、そこまでストレスに感じなかった。ステージの広さが倍になって人口密度が減った分、動かないとクラウドの真ん中にいても、そこまで暑くはならないという奇怪な現象も発生(笑)。経験上ダウン着ていったので大丈夫だったけど、最初行ったときのと明け方の寒さは相当応えたなー。帰りも海浜幕張の駅で隣にいた人が震えておりました。。。

さて中身はというと。とりあえずAutechre⇒Coldcut⇒Chris Cunningham⇒Underworldという、まあ一般的な流れで移動しましたよ。


まずはAutechre。ライブは初めてだったので、体中に音が染み渡っていく感じが心地良かったのだけれど、さすがに幕張メッセは広すぎるような。きっともっと密閉された空間で圧迫された方が気持ちいいんだろうなあ。でも初Autechreだったし、まあそのあたりは大目に。


AutechreのあとにColdcutに行くと、なんだかおバカな人たちに見えてしまうのが難点(笑)。すぐに馴れたからFUNだったけど。そしてなによりもラストのジョンスペ!こんなところでお目にかかるとは思っておりませんでした。"Talk About the Blues"のビデオのウィノナが好きというだけでファンになったのだけれど、ちょっと感激。


Coldcutの後のChris Cunninghamは何をするんだろうと思っていたら、基本的にはこれまでの作品を流しているだけではありました。でも、あの映像をあのフロアで、がんがん流されると圧倒的。30分ばかり別ステージのUnderworldと被るタイムテーブルだったこともあって、残っていた人はわりとCunningham好きだったのですかねぇ。基本的にはお馴染の作品ばかりだったので、歓声の上がるタイミングも絶対ヘン(笑)。普通のライブとかDJでは考えれらないような、なんともいえない不思議な雰囲気になってました。音というよりも映像に合わせて、クラウドのボルテージが上がっていくのって、おもしろい。例によって、スピーカーの前にいたので、終盤は全身で音を浴びてしまって、リフレッシュした感じ。


Cunninghamを見届けてから、今回のメイン・アクトのUnderworldへ。3時間はつらいなーと思ったのだけれど、案の定冗長になってしまって。というのも、もともと彼らのレパートリーで、盛り上げられるのは、例の2曲を除けば、実質"Rowla"と"Pearls Girl"くらいなわけで。"Res"も加えても良いですが。個人的には"Beaucoup Fish"がNGなので、"Push Upstairs"とか"Shudder/King Of Snake"もあんまり。。。
でも"Born Slippy:"と"Two Months Off"の破壊力は尋常じゃないよねー。もう"Born Slippy"のあのイントロで踊るためだけに行くようなものだから、それでいいのさ。"Dubnobasswithmyheadman"の"Dirty Epic"とかも時々やって欲しいな。
いまさらだけれど、彼らの曲って現代のグレゴリオ聖歌だよね。Vocalのフレーズあたりは特に。古い言葉を使えば、レイヴな頃からいる人たちだけれど、トランスにも通じるその音の組み方や展開の仕方も宗教音楽に近い部分がるように思うし。


で、本当はその後の鄭さんとCarl Coxを適当にはしごしようと思ってたのだけれど、力尽きたので、早めに退散することにしました。もう十分楽しめたし(笑)。
2005.11.25 Friday

Broken Social Scene / Metric / The Arcade Fire

カナダでは何が起こっているのだろう?

最近かなりお気に入りで聴いているのは、"Broken Social Scene"のセルフ・タイトル・アルバム。トロント出身で10人編成の大所帯バンド。曲の骨格はジャジーなのだけれど、ポスト・ロックなテイストにアレンジ。これにシューゲーザーっぽかったり、ニューウェーブっぽかったりする曲もあるので、相当好きな雰囲気。どの曲も音が重層的だし。"Ibi Dreams of Pavement (A Better Day)"とか"Windsurfing Nation""7/4 (Shoreline)"あたりは特に良いですねー。

そして少し前にiTunesで見つけてダウンロードしたのがMetricの"Monster Hospital"。こちらはバンクーバー。この曲自体はポップなのだけれど、少し他の曲も聴いてみて、ピンときたのでアルバムを買ってみました。なによりもジャケットが素敵。でもジャケ買いじゃないですよ(笑)。まだ全部聴いてないので、またそのうち感想書きますー。

B000B66H64

カナダと言えば、忘れてはいけないのが、ケベックのThe Arcade Fire。"Funeral"のラストの"In the Backseat"は鳥肌モノだし。他の曲もアイデア満載で飽きません。

そんなわけで、少しカルトなカナダのシーンが気になる今日この頃でした。


B000AP2ZTE Broken Social Scene
Broken Social Scene
Arts & Crafts

2005-10-04
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B0002IVN9WFuneral
The Arcade Fire
Merge

2004-09-14
おすすめ平均 
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B0000C236V Old World Underground, Where Are You Now?
Metric
Last Gang

2003-09-30
おすすめ平均 
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2005.11.24 Thursday

Autechre / Confiled

久しぶりにAutechreの"Confiled"を聴いたのだけれど。なんというか、すごく落ち着きました。そしてちょっと気分も高揚して元気になった感じ。

彼らの音楽って、とても自由。

ジャズをその原型とするハウスやヒップホップって、やはりマナーというか流儀というか、そういった様式美的な部分が強い世界で。もちろんバロック的なクラシックとは、また違った側面のdisciplineだれど。まあそういう観点でいうと、トランスは完全に現在のバロックですね(笑)。たぶん。

その点、わりとロックは好き勝手に出来るはずなのだが、こっちは今度はコマーシャルな制約と強烈な3ピースバンドへの幻想が存在しているわけですな。きっと。

ポップになると、これはもうモードと同じで、システムから逃れることが不可能な世界ですね。アンチという概念を全て呑み込んで体制側につけてしまうのだから。すごく簡単な例でいうと、マドンナ。

"Confield"のライナーノーツで野田努も引用している、彼らの過去のインタビューが的確に状況を表現しているような。

ダンス・ミュージックにはふたつの側面があると常々考えていたんだ。世界がまだそのいっぽうだけを掘っているのが残念だ。多くのひとにはメトロノームが必要なんだな。ただし、それはそれに慣れているだけのことなんだ。

規律には繰り返し訪れるとめどない快楽が、自由には尽きることのない想像力という希望が。

どっちか選ぶ必要なんてないわけで。


B00005BGTS Confield
Autechre
Warp
2001-05-15
おすすめ平均 
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2005.11.23 Wednesday

Ben Sherman

いまさらながらBen Shermanが気になります。

アーガイルのロングスリーブのポロのニットとか、いま欲しい感じ(笑)。



ジャケットもタイトな感じで使い易そうです。実は2つボタンのベルベットの黒いジャケットを持っていなかったことに気付いたのでした。3つボタンならあるんだけど。

2005.11.23 Wednesday

RAF SIMONS

このラフ・シモンズのデニム。ちょっと欲しいなあと思っております。センタープレスでかなり細くてキレイ。できればグレーが良いんだけどね。プラダのもそんなに高くなくて出ているようで魅力的なのだが。



今度の週末にでも試着してみようかと。
2005.11.21 Monday

ゲーテ / クーリエ・ジャポン / アメーバ

典型的な左寄りの人間の思考回路を確認するために、朝日新聞にも目を通しているということは、以前も書いたことがありますが。その究めて合理的な国策で隆盛を誇ったヴェネツィア共和国がいくつかの局所的なミスの中には、「相手も自分たちと同様に合理的に行動するに違いない」という勘違いに基づくものがあったようである、という塩野七生女史の指摘(「海の都の物語」)に従っているわけです(笑)。


で、前置きが長くなったけど、朝日新聞の日曜版には、書評の後の紙面を(ムダに)使って亀和田武氏の「マガジンウォッチ」なるコーナーが連載されいているのです。ワイドショーのコメンテーター(昔はTBSでキャスターもしてたね)でお馴染みの「作家」さんです。まあ広告枠にでもした方が良いだろうというくらいなのだが、それはそれとして。

今回は幻冬舎から創刊された「ゲーテ」を取り上げています。ジョージ・クルーニーが表紙になっているやつ。もちろん「LEON」や「GQ」「UOMO」あたりの成功を受けてのことでしょう。彼らは「ビジネスホリック」なる造語を用いて、「ワーカホリック」という言葉のネガティヴなイメージ(そんなにネガティヴ?個人的にはこういう偏執的な雰囲気好きなんだけど)を払拭し、仕事バカの復権を標榜しているようです。カラーとしては相当「GQ」に近いけど。

そのコンセプトに対する亀和田氏のコメントを下記に引用。
仕事ができなきゃ男じゃない。たぶんこれが新雑誌のメッセージなのでしょう。弱者を蔑む強者の驕りだなどと、ヤボはいいません。しかし広告ページのアルマーニやディオールに憧れる読者たちは、こうした旧来のビジネス処世術のリメイクにどう反応するのでしょう。そもそも自分からビジネスホリックとする命名することに無理がある。あの雑誌ってすごいよね、と評価して、そうした形容が生まれるのが自然なプロセスといで、これでは順序が逆です。
仕事ができることを誇るのは強者の驕りなのか?そもそもセグメント化されたターゲットに対してアプローチするしかない、この手の雑誌にとって「強者」も「弱者」も相手にすることは不可能だし、必要もないし。夢を見させるという意味では別だけど。

そして問題は後半部分。別に「ゲーテ」は自らを「ビジネスホリック」と呼んでいるわけではなく、彼らが定義する「ビジネスホリック」な人に向けてメッセージを発信し、あわよくばそうした層を広げて行こうとしているわけで。

この雑誌自体が「ビジネスホリック」と呼ばれることもなければ、新しい概念の普及やリメイクにあたっては、まず名前を与えてあげることが重要であるのは、最近の「メトロセクシャル」や「クールビズ」などを見れば言うに及ばないはず。順序が逆などと、ここで全うなご意見を並べられても何の足しにもなりません。こうした命名の強さを無視してジャーナリストだか作家だかと名乗っているというのは、どういうことなんかねぇ。

別に「ゲーテ」を擁護するつもりは全くないけどね。そもそもタイトルからして「?」だし、ゲーテ信奉者(僕の場合は自然哲学者としてのゲーテですが)としては軽々しく使って欲しくないような。いちいち取り上げて批判するのも無粋というものなのかもしれないが、珍しくちゃんと読んでみたら、また微妙なことが書いてあったもので、つい反応してしまいました。


そういえば講談社から「クーリエ・ジャポン」なる雑誌が出たようですが、これもなんだかねー。「アメリカだけが世界でしょうか」ってのは、まあ良いとしても、それでフランス語ですか。そんなんだったら英仏混合の意味不明タイトルの「サンデー・ジャポン」の方がよっぽど素敵。さらに色んな海外メディアから情報を厳選、と言われても、ネット上でRSSでの瞬時の情報取得が可能な時代に、あえて紙媒体の雑誌というスタイルを採ったのは謎。

B000BT7WL0 COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 12/1号 [雑誌]
講談社
2005-11-17
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しかしネットで集約する場を設ければなんでも良いと言うものでもなく。奥菜恵との離婚の話題もそろそろ賞味期限切れになってきた藤田晋氏のサイバーエージェントが運営する「アメーバ」という(彼ら曰く)「ブログポータル」はどうしようもありません。トップページに出ているロイター、CNET、BARKSは一般向けに普通にRSS配信されている情報サイト。「Feed The Search」という無料のサービスでも利用して、ブログのエントリにでも貼付ければ、誰でも同じことが出来てしまいますよ。


なんだか欲求不満の人の八つ当たりみたいになってますが(笑)。
たまにはこういうことも書かないとね。
2005.11.21 Monday

Dior / My Path to Beauty / Anne

金曜日にニュースで取り上げられたこともあって、渡辺杏で検索してこのブログに辿り着いた方も多いようで。

というわけで、少し古いのですが、まだここでは取り上げていなかった、AnneをfeatureしたDiorの「My Path to Beauty」キャンペーンのページをちらっとご紹介。



Diorの日本の顧客用サイトの中で紹介されています。このページは最近知ったのだけれど、会員になるにも会員ステータスを維持するにも一定の来店とお買い上げが必要な様子。

やはり可愛いし綺麗ですねー。実はこの間、とある駅で偶然お見かけしました。まあランウェイモデルを見るといつも思うのですが、第一印象は・・・長い!

モデルとしても好きなタイプなので、今後のご活躍を期待しております。
2005.11.20 Sunday

A.F.Vandevorst

デビュー時から追い続けているフィリップ・アリックスとアン・ヴァンデヴォルストによるA.F.ヴァンデヴォルスト

意外と好評だったらしい、夢と魔法のの王国の某ねずみ氏のようなヘアスタイルが印象的だった先シーズン。

今回もちょっとしたトリックがショーに仕掛けられていたようです。モデル自身はステージに配置されている鏡の背後に立ち、観客からは鏡に映ったモデルの姿を見せるというオープニングの演出。毎回なにかしらインスタレーション的な要素をショーに盛り込むのですが、必ずしも成功しては言い難いのも、ご愛嬌ということで。甘い?

さて、いつも通りモノトーンを基調したコレクション。特にコートが秀逸。序盤に片肩をオフにしたスタイリングで登場したTシャツライクなジャージードレスも好きです。

手の込んだ刺繍織りや、玉虫色に輝くライトグリーンのジャケットやスカートも素敵でしたが。スパッツのような白いボトムはちょっと微妙かなー。黒は良いのだけれど。

レザーのブラックのカマーバンドや、多くのトップスのアイテムにひとつずつ飾られているオーバーサイズなプラスチックの丸ボタンも良いですね。

ダークでエッジーなテイストと力強いテーラリングをとてもシンプルなシルエットに落とし込んだ素晴らしいコレクション。個人的には、このデザイナー・デュオのキャリアの中でもベストなんじゃないかと思います。



















2005.11.19 Saturday

Kate Moss / LONGCHAMP

ケイト・モスが再びお仕事を獲得。今度はロンシャンです。

銀座などでも大きなスペースを確保して目立っていたADで、存在感を示したリリー・コールの後を受け、2006SS/2006-07AWと1年に渡ってキャンペーンに登場するそうです。

この間紹介したロベルト・カヴァリに続き、今回もフォトグラファーはマリオ・ソレンティ。
ほんと、ゴールデンコンビだね。

そしてこれが新しいADの1枚(12/21追記)。

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