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2005.09.30 Friday

2006SS Marc Jacobs

今回もセレブリティがフロントローに詰めかけたマーク・ジェイコブス。ADを飾るユマ・サーマンは当然としても、ジミー・ファロンがいたのが不思議(笑)。マリア・シャラポワもいたようですね。この人、ほんとにスポーツ選手に見えない。

さて、マーチングバンドの登場で幕を開けた今シーズンのテーマは、ハイスクール・ライフ。地味な事務員から男子生徒の制服風の着こなし、普段使いのスカートからプロムを彩る華やかなドレスまで、高校生活をトータルで演出しています。

膝丈の黒のソックス、白のシャツに、同じく膝丈のスカートや真っ赤なVネックの長丈のニット。どれもリアルに使えるアイテムばかり。

彼がコレクションを物語る曲として選んだのはNirvanaの"Smells Like Teen Spirit"。このあたりが個人的にはいつも「ふむ・・・」となるところなのだけれど、まあ世代上やむを得ないですかね。

シルエットは柔らかく膨らんだ感じ。むしろ少し姿勢も悪くてゆるっとした雰囲気。前述Nirvanaもそうですが、マーク・ジェイコブスのルーツの一つであるグランジのムードが加えられているので、これまでの数シーズン、特に彼のメンズで見られたようなプレッピーなニートさだけではない魅力があります。

今回は特にスカートの種類が豊富なように思います。Carmen Kassの刺繍入りのサテンのラップ・スカートや、Elise Crombezの二重になっているプリーツ・スカートなど。帯のようなサスイペンダーを胸でクロスさせたものもありました。ウェストをリボンでとめたり、シースルーな素材と合わせたり。さらにLisa Cantが着ているドレスはスカートを幾重にも巻いたようなデザイン。

Aラインのシンプルなブラックのものをはじめ、ワンピースも素敵です。

共通するのは、やはり高めのウェストマーク。下がらないですねー(笑)。ここ数シーズン。プリントやシルエットで多少グランジーになっても全体の雰囲気をエレガントにまとめるのに一役買っています。

終盤を飾ったドレスも良いですね。ワンショルダーのワンピースやドレスをまとまって見たのは久しぶりなような気が勝手にしているのだけれど、そんなことないか。

いつものことながら小物も充実。靴は総じてroundedなデザイン。赤や黄色、シルバーといったカラーが綺麗。トレンチやスカートをとめている着物の帯のようなピースも気になりました。

前回の2005-06AWと比較すると、あまりクリエイティヴなチャレンジは見られず、彼レベルならば普通にこなせてしまいそうな内容に感じたのは事実。それでも、とびきりキュートな服たちがたっぷりのマーク・ジェイコブスでした。























2005.09.28 Wednesday

2006SS

さー。ミラノも始まってしまったー。

ひとまずはNYの残りをレビューしないといけませんね。
もちろんマーク・ジェイコブスとマイケル・コースはやります。そして今回非常にバイヤーからの評価が高かったカルバン・クライン・コレクションも。フランシス・コスタも徐々に評価が上がってきて良かった。この間の2005-06AWも素敵でしたから。あとは新人も色々見たいですね。

ロンドンはどうしよう。シンハ・スタニックとか若手発掘イベントのFashion Fringeとか気になるものはあるのですが、ちょっと後回しですかね。これはもう仕方ない。。。

なにせパリも控えているわけだから(笑)。
2005.09.28 Wednesday

MOC

新しい言葉?

"Model's Own Clothes"の略だそうです。日本の雑誌ではあまりにも常連な企画ですね。が、もしかしたら今後は「MOC!」ってことになるかもしれないので、一応覚えておきましょう。とか。
2005.09.26 Monday

Paris Hilton/Vanity Fair / Cameron Diaz/GQ

時々やっている海外誌のCover Watch。今回は2誌を。

まずはVanity Fair。最新号のCover Storyは結婚を控えたパリス・ヒルトンです。密かなパリス好きとしては、どうあっても見逃せないのさ。だって撮影もマリオ・テスティノだし。表紙はこんな感じ。相変わらずですねー。結婚したからって何が変わるわけでもなさそうな。




そしてGQ。最新10月号の表紙はキャメロン・ディアス。もうどうしようもなく可愛いです(笑)。以前紹介したジェシカ・シンプソンの時もそうですけど、GQってピンポイントで強烈な破壊力のcoverを持ってきます。さすが。その点、日本のGQってわりと各国と比べても特殊なポジショニングかもしれません。だって表紙からして古川亨だもん。。。そりゃあ私はどういうキャリアの方か、だいたいは知ってますけどね。




どちらもWEBでのビデオ映像やインタビュー記事が充実していて、ちょっとびっくりします。ここまで書いてしまったら買わなくても良いかも・・・とか思ってしまうのだが、別にこれだけのためにみんな読んでるわけじゃあないしね。
2005.09.25 Sunday

2006SS Luella

今日はわりと簡単に。ルエラ・バートリーによるルエラです。

今回のメインのテーマとなっていたのは、マリンルック&80's。それを意識してか、ミッドタウンのThe New York Yacht Clubで行われました。この建築もアール・デコ時代の代表的な作品の一つなのだよね。Grand Central StationのPark Avenue側ファサードを含んだ建築も手がけたWarren&Wetmoreによる作。

まずは裾をばっさりカットしたセーラー風のジャケットにコミカルな海賊モチーフのトップ、そしてスパンコールのペンシル・スカート。Carmen Kassが着たこのスタイリングは、すぐにでも欲しくなるでしょ(笑)。

これまたミドリフのバイカー・ジャケットにシックなジャケットという組み合わせもなかなか。他にも、ハードなコートとワンピースといった感じで、ちょっとワイルドな服を上品なアイテムに重ねたりしています。

アクセサリーでは学生鞄風の大きめなクラッチバッグがちょっとおもしろいかも。他にもバッグはカラフルで色々なPOPなアクセサリーがついたものがたくさん。サングラスも大きめでフレームはvividなカラー。学生風といえば、短めのテニススカートや多く見られたVネック、オックスフォードシャツも。ちょっと一時期のマーク・バイマーク・ジェイコブスっぽい?と言えばそうかもしれない。

でもなんというか、全体的にちぐはぐ。特に後半はナゾ。

よくわからないですが、Carmen Kassの服は素敵だったルエラでした。もしかして私服でも持っている・・・?











2005.09.25 Sunday

Zac Posen After Party

忘れてました。ザック・ポーゼンのアフター・パーティ。なかなか豪華な人々が集まっているのでどうぞ。



まずはNicky HiltonとZac Posenに出資しているP.Diddy改めDiddy。ついでにデザイナー本人との2ショットも。




なぜかAshanti。そして今回色んなところに出没したと思われるClaire Danes。この人は最近何をしているのだろうか。。。




VOGUE編集長Anna Wintourの愛娘Bee Shaffer。Wintour御大は相当Zacをお気に入りのようですからねぇ。そして踊るデザイナー(笑)。周囲の人々はあまり関心なさそう・・・?
2005.09.23 Friday

2006SS Proenza Schouler

ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスのプロエンザ・スクーラー。今回も期待を裏切らない出色の出来です。

前半に並んだ作品のカラーパレットは、ベージュやグレー、サテンのメタリックなライトグリーンやシルバーなど、控えめなものが中心。

ウェストはかなり高め。特にペンシル・スカートやエンパイア・ラインをモダンにアレンしたスカートで顕著です。全体的にボトムはタイトに、今シーズンのトレンドとは正反対にトップスのボリュームは大きめに、という傾向。彼らのシグニチャーであるビスチェのモチーフとボクシーなシルエットも健在です。

しかし、今回のコレクションで本当に素晴らしかったのはアーティスティックな刺繍の数々。ミニマルな装飾が目立つ今シーズンの中で、際立った存在感を放っています。今回はディテールの写真をセットにしてみたので、じっくりと見てくださいな。

アクセサリーではロープのようなネックレスが興味深いですね。そしてヒールのサンダルなどは、装飾的な服たちとは反対に、とてもシンプル。むしろ無骨な雰囲気さえします。

ほんとにいまのNYは人材に事欠きません。彼らこそジバンシィやセリーヌのデザイナー候補として何度も名前が噂されたデザイナー・デュオなわけで。エディターやバイヤーからの評価はいつものように素晴らしいものだし、着実にビジネスを進めていって欲しいと切に願います。

























2005.09.22 Thursday

2006SS Thakoon

先シーズンはインスタレーション形式で発表したサクーン・パニクガルによるサクーンの初ランウェイ。

カラーパレットはこの2006SSのNYの流れと同じく圧倒的に白。個人的には、時折白に合わせたりする形で登場したピンクが気に入りましたが。

ロシアバレエ風のミニドレスでスタート。オーガンザのマルチレイヤーが綺麗です。バイアスカットのラインに施されたスカラップ・ヘムや葉のようなモチーフなど、ディテールもとても繊細。例えば青のストライプのコットン・ドレスもバックが丸くカットされ、縁取りされています。

今季のトレンドである、細身のタイトでやわらかいニットや薄いギンガムチェックのミニスカートも。もともとはHapers' Bazaarの編集者だっただけあって、さすがそのあたりは外しません。バイヤーやエディターを喜ばせる術を知っています。かなり細めなウェストとショルダーのジャケットなどとスタイリングされたブラックのチューリップ・スカートやサテンのマイクロ・ミニなど魅力的なアイテムが並びます。

他ではマリンルックもいくつか。トップスやミニスカート、エプロン風のワンピースなど。

そして終盤はメタリックなゴールドとシルバーのシルクやリネンのドレスが登場。

今回のスタイルにあわせた靴は、厚めのヒールのパテントレザーのマノロ!リボンをつなぎ合わせたような、柔らかいネックレスなどアクセサリーも素敵です。

トータルでエアリーな雰囲気を持たせながらも、基本的には構築的なデザイン。これも僕のかなり好きなタイプだったりします。
NYの次世代を担うデザイナーへと確実に成長していることを見せたサクーン。そろそろ火が付きそうな予感です。





















2005.09.22 Thursday

Kate Moss' Drug Mess

さらに。バーバリーが1998年以来続いているケイトとのADについても契約が更新されないことになったようです。同様に"Coco Mademoiselle"でケイトがモデルを務めているシャネルも契約を更新しない方針を発表。

Mirrorが出した記事が元なのですが、曰くピートのベイビーシャンブルズのレコーディング中にコカインを吸引するところをとったとのこと。。。

ロンドン警視庁のイアン・ブレア卿(この間のロンドンの連続テロの時によくでてきた人ですよ)も直々に捜査を始めることをマスコミに話したようで。やはり色んな人に影響がありますからねぇ。ケイトくらいになると。

これまでの経緯をまとめた記事がE!Onlineに出ていたので、どうぞ。

あー。これからが心配だ。どうなるのだろう。ともかく早く立ち治って欲しいですね。
2005.09.22 Thursday

H&M / Kate Moss

少し前にこのブログでも書いた、今秋発売のステラ・マッカートニーのH&MのラインのADにケイト・モスが出るという話、なしになったようです。

最近また出たらしいケイトのドラッグにまつわるニュースを受けて、H&Mの"clear dissociation of drugs"というポリシーに反すると判断したとのこと。

一時は立ち直っていたはずなのにねぇ。だからPeteとはやめた方が良いと言っているのですよ・・・って余計なお世話?
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