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2005.08.31 Wednesday

Abercrombie & Fitch / Robert Singer

Robert Singerがアバークロンビー&フィッチのCOOを辞任したそうです。CEOのMike Jefferries曰く、「世界戦略の相違」。CEOはカナダやイギリスへの進出を手堅く進めたかった様子。おそらくSingerはよりアグレッシヴなプランを持っていたのでしょう。

元グッチ・グループCFOであるSingerは、同じく元グッチ・グループ・ジャパンの田代俊明氏とアバクロの100%出資子会社ANFの代表も務めていたのですが、当然辞めたのでしょうね。日本への2006年出店はちゃんと進むのだろうか。田代氏の去就も気になるところ。。。
2005.08.28 Sunday

The Rakes

2006SSのDior HommeのショーでプレイしていたThe Rakesが"Capture/Release"というデビュー・アルバムを出したようです。明日見つけたら買ってこよっと。

シングルとかのジャケットのアートワークも気になる・・・



彼らのオフィシャルページのデザインも素敵。ちなみに日本語版のページはこちら。サマソニ来てたんだね。知らなかった。。。

いやあ今年の夏はほんとにぐったりしてたんだな(笑)。
2005.08.28 Sunday

2006SS Mens Dior Homme

2006SSメンズのレビューの最後はディオール・オム。色々と理由がありまして、UPするのがこんなに遅くなってしまいましたー。まあ大したことではないのだけれど。

さて、デザイナーのエディ・スリマンの今回のインスピレーションの源は、最近リリースされた自身3作目の写真集"London Birth of a Cult"でもfeatureされていたThe BabyshamblesのPete Doherty。当の本人はショーには現れなかったようですが。

ジャケットもパンツもいつも以上に細身。ディテール長めのテイルもジャケットの細さを強調しています。

コレクション全体の雰囲気は、ミラノでもパリでも見られた今季の隠れトレンドの一つであるモッズ。ショーでThe Rakes(スリマンがロンドンで見つけた新人バンドらしい)が演奏した"The world was a mess but his hair was perfect"という曲のタイトルがまさにぴったり。こういう言い方が正しいのかどうかはわからないが、Pete Dohertyという新しいポップ/ファッション・アイコンも、ニュー・ウェーヴを経た21世紀のモッズなのかもしれない。

他に注目のアイテムはポークパイ・ハット(頂が平らなフェルト製のソフト帽)、シングルブレストのミリタリー・ジャケット、短めのトレンチやクロップト・パンツ。ジャケットも、ミドリフでばっさり切り落としたり、燕尾もテールの前後を逆にしたりと刺激的。モノクロに赤みも加えたチェック柄や極端に細いサスペンデッドも気になります。

太めのストライプがエンボスされたレザージャケットも素敵だ。白いスーパー・ナロータイがまぶしいね。グレーのパンツがもしかしたら今季のディオール・オムではマストアイテムかも。

レッド、イエロー、ブルーのビビッドカラーのシャツも綺麗。ゴールドやシルバーのミドリフ丈のジャケットやスリマン流のトラック・ジャケットも黒いシャツとパンツと合わせたスタイリングでシックなのにグラマラスな雰囲気に。もう欲しいアイテム満載です。

最近知ったのだけれど、サンローランのパートナーだったピエール・ベルジェがスリマンのバックについているのだね。今回のショーにもベルナール・アルノーやカール・ラガーフェルド、アズディン・アライア、そして"Another Magazine"のジェファーソン・ハックといった面々と共にフロント・ロウに並んでいたそうな。そうそう、ミック・ジャガーがカール大帝の隣に座っている写真もありました。

メンズは当分彼の時代が続きそう。それと、髪型変えましたね。彼。
























3865211690 Hedi Slimane: London Birth of a Cult
Hedi Slimane
Steidl Publishing

2005-09
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2005.08.28 Sunday

Sixpence None The Richer / Kiss Me / NTT DoCoMo

なにかこれといった特徴があるわけではないけれど、確かに人の心に残る曲というものはあるわけで。

Sixpence None The Richerの"Kiss Me"。ドコモのFOMAの「レン・アイ・ビト」キャンペーンのCMソングとして使われているこの曲もそうした名作のひとつ。

"Kiss Me"の入っている彼らのアルバムのリリースは1998年。シングルは先行していたと思うので、もう8年くらい前になりますね。世の中的にはドラマ「ドーソンズ・クリーク(考えてみればケイティ・ホームズの出世作だ!)」のテーマ曲としてが一番有名かも。その後も映画「シーズ・オール・ザット(レイチェル・リー・クックがキュートだった)」でも使われたり。日本でもドコモのCMが初めてではなかったように記憶してます。

Sixpence None The Richer自身はクリスチャン・バンドなのだけれどね。もちろんコンテンポラリーな分野に入りますが。ブラック・ミュージックで言えばYolanda Adams みたいな位置づけ。

まあそれはそうと、やっぱりきゅーんとなるねー(笑)。


B000006FAV Sixpence None The Richer
Word Entertainment

1998-02-10
おすすめ平均 

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B0001CSB6C シーズ・オール・ザット
フレディ・プリンツJr. ロバート・イスコーヴ レイチェル・リー・クック
松竹

2004-11-25
おすすめ平均 
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2005.08.20 Saturday

Oliver Goldsmith

最近某所でOliver Goldsmithのサングラスを購入しました。これも一目惚れ系です(笑)。

1926年創業のブランドで、90年代からしばらく生産をストップしていたそう。それが今年になって60年代〜70年代の11モデルが復刻し、この夏日本にも上陸、というお話。





僕が手に入れたのは、Carlというモデル。写真はチャコールグレーとブルーですが、僕のはフレームがクリアでレンズがブラウンです。Oliver Goldsmithのサングラスは、一見セルロイドがプラスチックに見えますが、すべてアクリル製。めずらしい。お値段もモノのクオリティを考えれば相当お買い得です。けっこう目立ちます。



上のChasもなんか欲しいなーとか思っています。こっちは来年までとっておこうかな。
2005.08.17 Wednesday

Very Irresistible Givenchy for Men

ジバンシイのヴェリィ イレジスティブルメンズがもうすぐ発売されます。



基本的にはDior HommeのHigherを使っていることが多いのですが、乗り換える可能性あり。

 ★トップノート:ミントリーフ、グレープフルーツピール、スターアニス
 ★コアノート:セサミシード、モカ
 ★ベースノート:ヘーゼルウッド、ヘーゼルナッツ、ヴァージニアセダー

ベースノートはウッディな感じ。トップノートのスターアニスはレディスと同じだね。ミントリーフとグレープルーツピールも加わってすごく爽やかそう。コアノートのセサミシードが気になります。週末試しに行かなくては。

レディスは、バラのエッセンスが35%も含まれた、甘く華やかなフローラルアロマティック。ロマンティックな香りに魅了されます。このオードトワレには色々な思い出が・・・ま、多くは語らないことにしませう(笑)。何とはともあれ、その名の通り"Very Irresistible"。あー、ほんとに素敵な名前だ。イメージキャラクターのリヴ・タイラーも素敵だったけど。
2005.08.14 Sunday

2005-06AW Haute Couture Christian Dior

創立者の生誕100周年というアニバーサリー・イヤーを迎えたクリスチャン・ディオール。昨年秋の2005SSプレタ以来ここ1年間余り、リアルクローズを見せてきた5代目デザイナー=ジョン・ガリアーノが、再びスペクタクルに挑戦しました。

朽ち果てた古城をイメージした会場内。霧の中、エドワード調の庭園を通って登場する黒い馬に引かれた馬車。馬車から降り立ったのは、こちらもエドワーディアンなドレスに身をつつんだエリン・オコナー扮する貴婦人とマリンルックの子供。そう、彼らこそマダム・ディオールとクリスチャン・ディオールその人なのです。

1947年に発表されたニュールックやHライン、Aラインなどを意識した、初代クリスチャン・ディオールへのオマージュがあふれる今回のコレクションは、いくつかのテーマに別れています。

"New Look"は、その名の通り、往年のニュールックをペルー風のフラワーモチーフとミックスしてカラフルな作品を創りあげタセクション。素直に美しい。初代ディオールの創造性、アーカイブとしてのパワー、ガリアーノの時代への感性とラテンの血脈が、見事に昇華されています。

"Hollywood"では、Linda Evangelista、Shalom Harlow、Naomi Campbell、Kirsty Hume、Eva Herzigova、Karolina Kurkovaといった新旧の「スーパーモデル」が往年の女優に扮して登場。ピンクからゴールドへと変化するチュールドレスのLindaはRita Hayworthといった具合です。Naomiのグリーンも素敵だね。Shalom、Kirsty、Karolinaのピンナップポーズもキマってます。

どのテーマでも共通して登場しているのが柔らかなヌード・カラーのコルセット。特にそれが強調されていたのが、コルセットにブラックのビーズをあしらった豪華なシースルーなチュニックやキャミソールを合わせた"Clients"セクション。

続く"Debutantes"は、イギリスのマーガレット王女や映画「マイ・フェア・レディ」の衣裳で知られるセシル・ビートンにインスパイアされたという可憐なドレスたち。特にHana Soukupovaがcuteです。

次の"Degas Dancers"は再びペルー風にアレンジされたバレリーナ。色鮮やかなチュチュやバレエシューズが印象的です。"Catherinettes"は、聖カタリナ祭をイメージしたもの。聖カタリナは裁縫師の守護聖人らしい。

最後に登場した"Masked Ball"も圧巻。銃を片手に、大きな羽根のあるドレスをまとったモデルたちがショーをフィナーレへと導きます。

やっぱりガリアーノは素敵だー。それに彼はモデルの使い方が本当のうまいと思います。彼女たちそれぞれの個性をiconicな形にまで高めて、彼自身の作品と融合させているというか。

いまは博物館になっている、港町グランヴィルにあるティオールの生家にもいつか行ってみたいという思いを個人的に強くした、クリスチャン・ディオールの2005-06AWオートクチュールでした。





















2005.08.08 Monday

2005-06AW Haute Couture GIVENCHY

今年1月の2005SSオートクチュールの最注目がアルマーニ・プリヴェのデビューであったならば、今季はもちろんリカルド・ティッシによるジバンシィ初コレクション。前々任の「裏切り者(笑)」アレクサンダー・マックイーンはもともと好きじゃないし、前任のジュリアン・マクドナルドは常にいまいちだったので、相当期待してました。2005-06AWのシグニチャーも素晴らしかったからね。

さて内容はというと・・・なんというかとても抑制をきかせた雰囲気。ジバンシイのアーカイブを参照しながらもそれを再興するのではなく、そこに見い出したdarknessとpurenessという、ティッシ自身の作品にも通じる要素を中心に据えたコレクション。

会場もいわゆるランウェイ・ショーを行うような大きなものではなく、アヴェニュー・モンテーニュに面したジバンシイのオフィス内で200人あまりを招いたこじんまりとしたもの。

最近はクチュール・メゾンに限らず、プレタでもよく見られる手法ではあるが、豪奢なマテリアルを贅沢に使いながらも、その仕上がりはシンプルでシック。しかしその秘められたラグジュアリーが女性の内面のセクシーさやエレガンスを感じさせ、とてもセンシュアル。メゾン(というかユベール・ド・ジバンシイ)のミューズであるオードリー・ヘプバ−ンを意識させるような雰囲気は特になく。というよりも新しいミューズはマリアカルラ?

黒のクロシェ編みのレースやシフォンのロングドレス、ダメージ加工の施されたベルベットのバラ柄の襟のボンバージャケット。ジバンシイ伝統のラッフル・ブラウスも少しアバンギャルドなテイスト。黒いチュールのドレスやレザージャケットもクリスタルや極楽鳥の羽根などで飾られています。マリアカルラの黒いドレスから白いドレスに変身する演出も綺麗。本当に美しいロングドレスたちです。

アバンギャルドでショッキングなものを徹底的にシックに見せてくれたリカルド・ティッシ。ようやくジバンシイも正統な後継者を見つけられたようです。

だから、僕は誰がなんと言おうとLVMHが好きなんです。伝統あるメゾンの力を壊してしまうことなく現代に蘇らせる方法を知っているから。そしてそれには、それなりの時間と努力とコストが必要であることをちゃんと理解しているから。

10月の2005-06AWのコレクション期間を前に、40点の新作も発表しているのですが、それはまた後日。こちらもとても美しいです。













2005.08.04 Thursday

Isaac Mizrahi/Bergdorf Goodman

WWDからBreaking Newsが届きました。

アイザック・ミズラヒがバーグドーフ・グッドマン限定で10体の"Semi-couture"をこの2週間以内に発表するとのことです。最近ではアメリカの大手ディスカウントストアのターゲット向けのラインで有名になってましたが、昨年発表されたクチュール・ライクなコレクションに続く流れ。

ちょっとした直しもクチュールより待ったりせずにできてしまうといったところが売りのようです。クチュール的な喜びをプレタの価格で、というコンセプト?バーグドーフと組んだのも、made-to-orderを扱いなれているからかな。価格帯は2800ドル〜6800ドルらしい。通常1万ドルを超えるクチュールに比べれば、だいぶ安いということですな。

ターゲットのラインもなかなか良いですね。昨年末のカール・ラガーフェルドとH&Mの組み合わせような"mass-clusevie"の道を切り開いたと言えるのかも。ネットでなら日本向けにも送ってくれるのかなあ。最近はホームコレクションペットグッズまで揃うみたいです。
2005.08.04 Thursday

2006SS Mens

実は最後にディオール・オムのレビューを用意しているのです。
というかもう書いてはあるのだが、ちょっとした理由でまだ投稿していないのでした。

まあちゃんとまとめる時間がないというのもありますが。。。
明日には、と思ってます。

そんなことより、オートクチュールがー。ディオール&ジバンシイが素晴らしいです。
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