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2004.10.30 Saturday

今月のNIKITA/25ans/Oggi

これから月末は、"Magazine Patrol"と題して、ファッション誌の見出しだけチェック!という感じの表層的なコメントを書いていこうかと。
いや、折を見て中身についても書きますぜ。時間あれば。

話題沸騰の"NIKITA"の創刊2号目。もう徹底的に艶女=アデージョを世の中に刷り込もうとしているようです。「艶尻」も登場回数多し。地味女を意味する「ジミータ」なる用語も登場。

しかし!今月の最優秀NIKITA的造語賞(かってに創設)は、「一触即ラブ」にあげたいと思います。大人のモテる女を標榜しながらこの表現。ちょっとしたギャップがよいですな。まあ即ラブするのは男の方、ということなのだろうけどね。


さて、僕の好きな長谷川潤がCover Girlなので、毎号一応気にある"25ans"。
おそらく赤文字系含めたファッション誌・ライフスタイル誌・美容系の中で、一番わけわからん見出しをだしたのはここでしょう。

「今年もHAWAIIに"帰省"する」。もちろん、もう年末年始はどう考えてもハワイだよねー、というくらいに定着してるぞ、と言いたいのだろうけど。さすがに苦笑。でも、長谷川潤はハワイ育ちということもあって、そこらへんのリアリティを感じさせてしまうところがニクい。というのは考えすぎ?

編集長が変わっただけでここまで変わるのか、という"ELLE"や黒谷友香で快走を狙う"La Vie de 30ans"といい、なかなか面白いですよ。アシェット婦人画報社。組織替えも完了したみたいだし、更なる躍進を期待します(笑)。


今日は最後に"Oggi"。特にコメントはないのだが、小泉里子、今号のADの写真は素直に素敵だ。
2004.10.29 Friday

Bottega Veneta

昨日の予告どおり、今日はトーマス・マイヤー(Tomas Maier)によるボッテガ・ヴェネタ

わりと評価が割れているみたいだ。リンク貼ってるStyle.comは手厳しい内容。でもWWDは少なくとも日本語版は「新お嬢様スタイル」として一定の支持を与えている様子。

どうなんだろ、基本的なシルエットはもう見慣れすぎた感もある、スポーツウェアライクなもの。そこにトーマスが加えたのがお嬢さん風の雰囲気なのだけれどね。嫌いじゃないです。そんな面白くもないけど。

色はベージュがメインカラー。そこにゴールドサテンのジャケットやブレザーを合わせているところがポイント。今季多く見られたウェッジソールをはじめ、当然本業のバッグなど、小物やアクセはなかなか可愛いものがそろっております。

日本での人気も着実に伸びているし、来春はさらに売れるんでないかな。

しかし。グッチグループはまだバタバタしてますな。ロバート・ポレット=グループCEO体制を支えていくのかと思われていたジャコモ・サントゥッチ=グッチCEOが辞任。で、YSLのマーク・リー社長が後任となるそうな。リー社長は、完全にグループの親会社PPR、というかアルテミスのプランタン親子派ですからねぇ。そういえば前グループCEOのドミニコ・デ・ソーレはGAPのAdvisary Boardにいるし、ロバート・ジンガー元グッチCEOはアバクロにいるし。なぜかアメカジにながれてるんだよな。

今季のGAPのADやアバクロのよりLuxな新業態(名前忘れた。まだ決まってないんだっけ?)計画を見れば、そういう人選も納得ではあるが。高くして差別化。しばらく続きそうな流れ。

ユニクロは真似しない方が良いと思うけどね。まずは、そのいかにも思想があるフリをやめるとこから始めようよ。その質・価格と生産体制は、やはりすごいんだからさ。
2004.10.28 Thursday

雑誌モデル/朝日新聞

テレビ欄が裏面に載っていて見やすいというだけでとっている朝日新聞だが、たまに妙な記事があるのさ。

まあ朝日新聞社の媒体全般にいえる、「ナニをいまさらそんなことを」系の記事なのだが。最たるもの例がAERAですな。特にモード系に関しては、つい最近までとある記者の勘違いハナハダしい記事を毎週お目にかかれたのですが、最近はまあフツーになってきました。単に記者が変わっただけだが。WWDの三浦編集長がたまーに、至極当然のコメントでばっさりやっておりましたなあ。

で、10/27の朝刊にでfeatureされていたのは、押切もえと蛯原友里。タイミング的に全くナゾだし、内容も何年も前から言われてることの繰り返し。ついでにCanCamからピックするなら旬なのは山田優か森泉だろうと思いつつも、読者の親近感の強さってことで彼女らになったのだろうか。ちなみに蛯原に双子の妹がいたとは知らんかったねー。

ま、ここでViViの佐田真由美&岩堀せり(・・・古いか?)を出さないとこが朝日的優等生ぶりの発揮のしどころですな。

ViViではJAM(奥田順子ら)を写真つきで紹介し、最後にはJJではRINAとMieが人気、と締めくくり。

なんかようわからんぞー。どうせやるなら、赤文字系雑誌の読者の年齢層やら職種の考察だのすれば良いのに。雑誌とアパレルのコラボなんてもはや聞き飽きたぜ。

あー、なんかケチつけてばかりだな。たまには何かを褒めましょう。
いや、最近珍しくGucciやYSLを褒めたような気がするな。

グッチグループつながりで、明日はトーマス・マイヤーのボッテガ・ヴェネタのレビューにしよっかな。着実に力をつけてきているデザイナー&ブランドですね。トム・フォードの置き土産。
2004.10.27 Wednesday

CHANEL

今日も2005SSのレビューを。

どうしたって外すわけにはいかないシャネル

10代の頃から(もちろん当時は丸々としたおなかで扇子をお持ちになっていた)、カール・ラガーフェルドの存在感には圧倒され続けてきたわけだけれど、ここ2〜3年の勢いは本当にすごい。最近のH&Mだってそのほんの一例に過ぎないし。今回はフェンディもかなり評判が良いようで、もう大帝の治世が当面続くのでしょうな(笑)。

で、今回のシャネルはというと。服よりもなによりもNo.5のADに登場するニコール・キッドマン一色。ADの映像を撮ったのはバズ・ラーマンで、なんのことはない「ムーラン・ルージュ」コンビの再現なのです。

しかしカメラマン(とゆーかパパラッチ)に取り囲まれるカールとニコールの2ショットそのものが、すでに絵になってしまっているのだよねー。そこまで考えたかどうか知らないが、さすがカール大帝。オーラが違う。

内容は、カメラマンはブラックスーツ着用という前代未聞のドレスコードの中(どうもそのためのフィッティングルームまでつくったとか)、いつものようにツイードやバイカラーなどココ・シャネルへのオマージュとなるジャケットやスカートがたくさん。

今回ランウェイとなったレッドカーペットの上を歩くのは、ブラックサテンのドレスに身を包んだ、Linda EvangelistaやAmber Vallettaといった往年のスーパーモデルたち。

そしてフィナーレに登場のカールとニコール。

あまりにも華麗。作品も素晴らしかったのだが、そちらを忘れてしまいそうなくらい話題騒然なシャネルでした。

最後に念のため言っときますが、ニコールは僕の大っ嫌いな女優No.1です笑
2004.10.26 Tuesday

Dior 銀座

昨日の銀座店オープン、いってきました。午後2時くらいだったけど、そこまでは込んでおらず。でもDior Hommeのある地下1階へは男どもが並んでおりましたが。秋冬のHommeにはそこまで興味がない(つーか、着れない。春夏は着たい笑)ので、さっさと上にあがりジュエリーやらバッグを見てきました。

いやー、でもHommeの小物はやはりいいですな。靴といいバッグといい、時計やアクセもそそられるものばかり。欲しい!欲しい!欲しい!

なかでも、デザインは好きだったんだけど、小銭入れがついてなくて買わなかった長財布の小銭入れ付きモデルが出たらしく、あやうくその場で買いそうになりました。でもあれはきっと、わりにすぐキズがついて、悲しい思いをするだろうと判断して、ひとまずやめといた。ひとまず。

ちなみに、今回店舗を手がけたのは、乾久美子。ヴィトンの表参道店や松屋銀座店、六本木ヒルズ店、そしてニューヨーク店の外装などを手がけた、おなじみ青木淳氏のお弟子さんです。

ヴィトンでは高知店や、日本で最新のグローバルストアとなる梅田店を手がけ、すっかりLVファミリーの仲間入り。。。

今回のDiorでは白い外観は表参道店と変わらないものの、スチール版に無数の穴をくりぬき、師匠ともどもお得意の多重構造の外壁を作ってます。

で、内装はというと、表参道の妹島和世+西沢立衛のSANAA同様、真っ白でクリーンなイメージ。

二つ隣のコーチも白いけど、こっちの方が好きですなー。でも空間としては表参道の方がもっと良いけど。どっちにしても、あんま広くはないです。品揃えは、(たぶん)十分なので心配ないが。

そういえば、隣にあるセリーヌの仮店舗。とりあえず期間限定らしいが、首脳陣は銀座路面店出店を明言してるし。グッチの方はなかなか進んでないようですが、ますます銀座で全部用が足りそうになってきて、嬉しい限りでございます。
2004.10.25 Monday

10th Anniversary - globe

実は今年は僕の大好きだったミュージシャンたちの10周年なのです。

ひとつはglobe。もうひとつはP.DiddyのBad Boy Records。
今日はglobeというか、小室哲哉について。

こんなことを書いているのも、昨日フジテレビの「僕らの音楽」にglobe(というか哲ちゃん)が出てたから。鳥越氏は全然好きでないのだけど、良い番組だよね。あれは。

中高の時の僕は完全なTKフリークだったのだ(笑)。そもそもTMNは小学校時代リアルタイムですから。

いわゆるTKファミリーの中で一番ナゾなその後を送っているのはd.o.s.でしょうな。山咲トオルと被りすぎな彼はもちろんのこと。哲ちゃんの前妻の麻美さんは、この間リニューアルした渋谷パルコ・パート3にも入った"Aaroma Star"というブランドをやっているそうな。西野妙子は・・・知らん(笑)。

まあそれはそうと、山田(KEIKO)さんはホントに歌がうまくなったと思いますよ。。。"FIRST REPRODUCTS"ってアルバムに入ってるアコースティック版みたいなヤツがすごく好きでした。

当時NYハウスとか向こうのR&Bを聞きながら、TKも好きって人はあまりいなかったけどね。当時は、なんだろう、向こうのシーンで確立されていたProducer Systemみたいなものに関心があったのですな。

たぶん今聞いたら、アルバムでは"FACES PLACES"がfavouriteだと思われ。あの頃のカラーがglobeとしては一番好き。"globe"の頃のクリーンさも、"Love Again""Relations"のプログレた感じも良いのだけど。
最近のトランスっぽいのも、たまに美メロがあって悪くないし、構築的な音とトラック作りは彼の得意とするところだろうからあってるのかなー。でも長いから疲れるのだ。一曲が。普通のテクノなら気にならんのだが。

ちなみに来週の「僕らの音楽」のゲストは華原朋美!意味ありげな順番。でも最近はわりと元気そうに見えるので安心しております。"I'm Proud"は誰がなんと言おうと、小室先生の最高傑作。どうしたって、あまりに思い出深い曲なのです。もちろん個人的に。コード的にはモーツァルトだったりするのだが(笑)。なんにせよライブが楽しみだー。


FIRST REPRODUCTS
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FACES PLACES
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2004.10.23 Saturday

Yohji Yamamoto

月刊誌の来月号が色々と特集を始めるまでは、ちょこちょことレビューを書いて行きますか。
あと2週間くらいの猶予?

今日は山本耀司。ここ数シーズンは、オートクチュールの時期にYoji Yamamotoを発表して、パリコレ開始前日にY'sのショーを行っていた彼。どういう心境の変化かは知れませんが、Yohji Yamamotoとしてパリコレに復帰。

トレンドどーのこーのという以前に、服そのものだけでなく、売り方を含めたそのプレゼンテーションまで、常にavant-gardeかつindependentであり続けている川久保玲(あえてCOMME des GARCONSとは言わない。渡辺はなにか、fakeな気がして好きでないので)とは違い、山本はエレガンスと前衛性を両立させ得るヒトだと思うのです。川久保の場合、romanticismはあってもeleganceは感じないからなあ。いや、川久保は川久保で、あれだけトンガリながらビジネスとして成立させているところがすごいのだけれどね。ほんとに。

今回は、構築しながら崩すドレスの美しさ、という感じでしょーか。最初はジッパー使いでニーレングスのパンツやドレス、黒のパンツスーツなどが登場。けっこう構築的な服が多くて、好感。Greekなプリーツ(今季の隠れトレンド?)を各所にあしらったものが多くて、そうした雰囲気を強めております。その後、いつもの山本らしいシルエットながら、いつも以上に優美なドレスが。白と黒、そして時には赤も加えた鮮やかなコントラストも印象的。プリーツドレスやシースルーの刺繍の入ったドレスもよかった。個人的には好きなコレクションでした。

Y3が実際に立ち上がる前、そのコンセプトのキッカケとなった彼とアディダスのコラボレーションのお披露目の場となった2001FWも完璧すぎて鳥肌だったし、1998FWかな?の一枚一枚服をモデルが自ら外していったときのコレクションも、特に最後のマリエなんか最高だったなあ。そう考えると、何か印象に残っているのって、山本かViktor&Rolfであることが多いのだよね。その世界観とかスタンスとかなら、Gallianoが一番好きなのだけれど。
2004.10.23 Saturday

EMINEM

別に好きでもなんでもないのだが。エミネム。それ以前にDreが好きでない。でも先行シングルのビデオは一応気になるものでして。

で、内容なのだけれど、今回はちとToo Muchかな。マイケルのパロディ。なんで今更彼がやらなきゃいけないのかがよくわからん。あんまり笑えん。

でもこのビデオ最大のナゾは、クラブのバーカウンターで、パリス・ヒルトンにエミネムがいきなり腹をどつかれるシーンですな。パリスはこのワンシーンしか出てこないし。

彼女の人をコバカにしたような目と表情、意外と好きです(笑)。
2004.10.20 Wednesday

Yves Saint Laurent Rive Gauche/CELINE

引き続き2005SSのレビューを。今日はまず、Yves Saint Laurent Rive Gaucheから。
トムの後を受けた新デザイナーのステファノ・ピラティは、クルーズラインやメンズですでにお披露目されているわけだけれど、やはり本番はここ。
以前から本人が語っている通り、まさに帝王サンローランへのオマージュとなるレディスデビュー作。大小様々な白黒のドットのコートやタイトスカートなどが登場。前任者時代には考えられないこと。
50'sから80'sのエッセンス、そしてこのメゾンの伝統を彼流のスタイルで現代のvolume感で再現。ディオールの大変身が象徴的だけど、このYSLも含め、本当に今季のパリはリアルクローズが多いのが印象的。

何にせよ、かなり好感のもてる素敵なコレクションでした。クリエイティヴとは言いませんけど(笑)。

別の場でも何度か書いているが、トム時代のYSLは、グッチの別バージョンを見せられているだけでしたからね。グッチのスタイルは彼が作ったものかもしれないが、やはりYSLはYSLなのだ。本当はアルベール・エルバスのコレクションをもっと見たかったけれど、ピラティもなかなか良いと思います。
(久しぶりに?)見に来ていた、サンローランのパートナーであるピエール・ベルジェもご満足のようで。

となると、トムの後任で一番つまらんスタートをきったのは、グッチメンズのジョン・レイか・・・


次もデザイナーが交代したセリーヌ。特に印象のなかったこのメゾンをジェットセッター御用達なイメージにもっていったマイケル・コースの手腕はお見事でした。またLVMH卒業生が一人。で、メニケッティによる初コレクション。

コースとはうって変わって、風にそよぐような軽やかなドレスやスカート、ワンピースが並ぶ。メインの色は青。シックだが、色々な素材とのマッチングもよいし、綺麗な色。シルエットはexperimental。コースがわかりやすいアメリカンでゴージャスなスポーツウェアだったのに比べると、やはりヨーロッパに戻ってきたのかな、という感想。

ま、華々しさはないものの、wearableなものもきちんとあるし、合格点ではないでしょうか。
2004.10.17 Sunday

Mos Def

HMVをふらふらしていたら、Mos Defの新作を発見!前作の"Black on Both Sides"から4年くらい?前のアルバムは、ちょっと前に自殺しちゃったWeldon Irvineが参加してたりして、かなり好きだったのだけれど、今回も好きですな。基本的に。前作にも兆しはあったのだが、Rockな曲がいくつか。微妙。。。RootsもCommonもそうなんだけど、やめた方が良いと思われ。Art Rockのつもりなのかねぇ。お蔵入りになったQ-TIPの"Kamaal the Abstract"なんてのもあったねー。それはそれで聴きたかったが(笑)。
N.E.R.D.の"Fly or Die"も、"In Search of..."の新録版のとんがり具合に較べると、実にしょーもないし。HipHopの方は普通のRockをやってはいけません。それができるのはP.Diddyだけですよー。"Godzilla"サントラに入ってる、ジミー・ペイジと組んだ"Come with Me"。バカバカしいけど最高!好きです。あのバブリーな感じ。


The New Danger
Mos Def
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Black on Both Sides
Mos Def
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Godzilla: The Album (1998 Film)
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