ARCHIVE  ENTRY  CATEGORY 
<< August 2004 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
2004.08.27 Friday

PINKY創刊

ちと話題的には遅れているのですが、集英社からPINKYが出ましたねー。

この秋は各社から創刊が相次ぐことは皆さんご存知かと思いますが、一番残りそうな気がするのは、これかも。マガジンハウスのBOAOは、いまいちインパクトにかけるような。LEONの女性版NIKITAは・・・Zipperじゃないんだしそういうのはやめようよ、と思ってしまう。で、OggiはいきなりCMも打ち出して、正式に小泉里子のお披露目なのかな?

PINKYに話を戻すと、鈴木えみをミューズに。そういう言い方はしないか。なんかカロリーメイトのCMを思い出して笑ってしまったのだけど、着実に伸びてて良いですねぇ。特に好きなわけではないのだが。

そういえば、各紙ともにエルメスを大々的にとりあげてるのがちと気になりました。この秋冬からゴルチエのデザインに変わった訳だけれど、評価的にはそれほどヨロシクはなかったのだけれどねー。マルジェラが作ってた頃にくらべれば、キャッチーにというか、普通の人にとってウェアラブルになったということ?とはいえゴルチエなんですけど...というところがまた面白い。

ここのところじわじわ来ていたのだけれどセリーヌも完全にメインストリームですな。この春夏ちとディオールが停滞したものの、LVMHはやはり安泰。これこそカスケード戦略の要わけです。さすがアルノー。

それと一つ驚いたのは、資生堂の新ブランドで起用されたのが相沢紗世だったこと。それなりにはまってるように見えたからまあ良いが。少なくともプラウディアに田中麗奈が出たようなショックはなかった(笑)。

またとりとめもなくなったものの。こんな感じで超簡単に上っ面をさらってみました。
2004.08.09 Monday

商業主義?

引き際というのは難しい(ようだ)。仕事に限らない話だけど。色々と続ける理由はあるのだろうけど、違うことを考えないといけないこともあるのだよね。とはいえ、いま続いていることを変えるのには、大抵それを超えるもっと大きな理由が必要だったり。

引き際は良くても、美しく去るのもはまた難しい。

その点も、森英恵はちょっとね。

インタヴューで何度も「商業主義からは足を洗うということです」とコメント。ほとんど何の影響力もなくなっている状態での引退のうえ、負け惜しみのようなコメントとは。。。
服はアートそのものでありうるのか?結果、アートとしても語られるべき、あるいは語ることのできる作品は多くあるだろうけど。僕はアートの方が上等だなどとは思ってはいないので。。。もちろんアートはアートで好きだが、そこにもまた別のビジネスは存在するんだよね。

売れない服を作ってどうするつもりなのだろうか。オートクチュールは、その職人技と金額的制約のなさからくる自由な創造性にこそ美しさの根源があることは事実。でも売れないものを作っているのか?赤字なのか?と言われれば、きちんとしたものを作っているところは◎なのです。
シャネルとか。ディオールなんかは確信犯的にショーアップしているわけだけど、プレタ同様実際に売られるパーツは想像以上にウェアラブル。

それを「香水やバッグを売るため」と言ってしまうのは簡単だけれども、それをできるものとできないものとの差は大きい。逆に言えば、買っているひとたちは、そこまでバカではない。

まあ、こういう話は常に出てくるし、反商業主義/反モード・反ファッションシステム的な言い方をする人はよくいるが、全く本質的ではないよね。たぶん人間の本質を直視しない物言い。

まあそういった意味で最も有利な立ち位置というのはやはりコレットなんだろうなあ、とまた最近思いました。

これについてはまた後日・・・
2004.08.08 Sunday

着物

ここから書くことは、かなり直感的なコメントなので。客観的に間違っている部分があれば、ぜひ指摘していただきたい。服飾史をまだまともに勉強していない人間が書くには、よろしくない話かもしれないけどね。

で、西洋の服と日本の伝統的な服の違いって?ということを考えると、一番大きいのは3次元が2次元か、という部分かな、と。
折り紙的な造形というのか、着物というのは基本的に直線的な平面の組み合わせでできているように思われる。西洋の服の場合、そうではなくて、一応人間の姿にあわせて作られてきている。もちろん同じものを大量に生産する必要が出てきたから、紙にパターンを書いて、という作業が出てくるわけだけど、やはりオートクチュールのような作り方をするのが、もともとの服の作り方なのかなあ、と思っています。

東京コレクションの作品を、というか日本人全般の作る服を見ていてしばしば感じる違和感、ホンモノ感のなさってなんだろうと、昔考えたのですね。もちろん資金的に潤沢ではないから、素材そのものの質の差もあるんでしょうけど、やはり何かが足りない。そこで気がついたのが、立体感のなさ。やっぱり着物の文化は濃いのではないか、と。

山本耀司にせよ、川久保玲にせよ、三宅にせよ、どれも好きですし尊敬しているのですが、真正面からモードというつくりではないですよね。いわゆる正統的な西洋の服ではない。シルエットの問題だったり服作りの過程そのものだったり。三宅のAPOCなんかは、逆に着物的あり方を追求してるような気がするので、そこまで突き詰めればあり、という感じなのではないかな。

で、やはりそれ以降の日本人のデザイナーは、彼らほどの個性を打ち出せていないし、西洋人と同じ土壌で真正面から服を作れてる人もいなかったように思うんです。そんな中、昨年から「これは!」と思ったのが、DRESS CAMPの岩谷俊和。違和感がない。で、色使い、素材使いも素晴らしい。もう、これは写真でもホンモノの服でもいいから見てください。
たぶん正面きって、「服!」として世界でやっていけるんじゃないかなあ、と期待。

ここまで書くと、なんだか着物に否定的なように聞こえますね。事実、それほど関心はなかったんですけど、最近変わってきました。この間オートクチュールにデビューしたステファニー・クデールというデザイナー。彼女は25着の着物をリメイクして作品を発表したのだけど、曰く「西洋の服はそれだけだと首のない人形みたいだけど、着物はそれだけでも一つの作品とsて完成されている」、と。そういう見方もありなのか、ということに気づきまして、これから勉強しようかと思っております。。。
2004.08.07 Saturday

AD Story

まだまだ続く、秋冬ADのとっても簡単なIntroduction(笑)。

次はバーバリー。こちらもPhotographerの変更はなく、Mario Testinoが継続。2シーズン続いた、花でフレームを囲むシリーズはおしまい。前回はStonesのメンバーのご子息(これが揃いも揃って美男美女...)で話題になったけど、今回はステラ・テナント他3名。ここのところ彼女だけは出続けているね。
同じモノクロでも、British Gardenがテーマだった前回とは異なり、暗めで部屋に一人、という構成。服も黒ずくめだし、こういうイメージのバーバリーは、あまり記憶にない。

Donna Karanはケイト・ブランシェットで。ピーター・リンドバーグの手によるもの。いかにもって感じで特に驚きはないですけれど、外れのないぴったりな絵が出来上がっております。やっぱアクセサリーとかバッグに本格的に力をいれるんですね笑。
2004.08.06 Friday

続・秋冬AD

広告のお話の続き。

前、ここでも紹介したGemma Wardが、さっそく登場。

まずは、まさにイメージぴったりなPrada。Steven Meiselが今回も。深い赤のルージュが印象的。春夏は、艶やかだが無機質なメイクをほどこされた数人のモデルが、何もない背景からこちらを見つめている、というもの。構成はシンプルなのだけれど、つい見てしまうADでした。それに較べると、動きと強い意志を感じさせるPradaにしてはグラマラスな雰囲気に。

もう一つはYves Saint-Laurent Rive Gauche。Tomの最後のお仕事というわけだけれど。撮ったのはCraig McDean。何かを待つGemma。こころなしか不満げな表情。外から帰ってきて着替えもせずベッドに座り、起こったことを振り返っているようにも見える。

久しぶりに印象に残る顔です。Gemma。
気がついたらよく見てくださいな。
2004.08.04 Wednesday

秋冬

新聞の一面広告にVuittonの秋冬が出てましたねー。あれは・・・Chloe Sevigny?
全体にどんな感じになったかと思いきや、割と普通に。撮ったのは、ここのところ継続で、Mert Alas & Marcus Piggot。これくらい自然な感じのも作るのか、と思ったが、やはり彼らの造形っぽさは出てるんだよな。今回モデルになるのはScarlett Johansson, Diane Kruger, Christina Ricci, Chloe Sevigny, Hayden Christensen。

やっぱADをよくよく見るのは面白い。他にもちょくちょくチェックします。
Powered by
30days Album