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2016.01.26 Tuesday
January 25, 2016 | Designers Leading Dior after Raf Simons' Leave
Raf SimonsがChristian Diorのアーティスティック・ディレクターを退任して初のランウェイショーとなる2016年春夏のオートクチュール。少なくとも3月に発表される2016年秋冬のRTWまではデザインチームで手掛けることになっていましたが、そのチームを率いるデザイナーが表舞台に。
オートクチュールのショーの最後に姿を見せたふたりが、Raf Simons退任後のアトリエを支えるSerge RuffieuxとLucie Meier。Serge Ruffieuxは、Moschino Cheap & Chicに始まり、Sonia RykielにYves Salomon、Gerard Darel、Cacharelを経て、John Galliano時代の2008年にDiorに加わった41歳。一方のLucie Meierは、Louis VuittonでMarc JacobsとNicolas Ghesquièreの下で経験を積んだ後の2012年に、Raf Simonsにスカウトされた1983年生まれのデザイナー。
プレフォールを見た際は、Raf Simonsが組み直したメゾンのコードを引き継ぎつつも、やはり小慣れない印象を受け、John Gallianoの解雇のあとにすぐ手堅いコレクションを見せたBill Gayttenの才能を改めて感じたりもしたのですが、今回のクチュールは"Bar Coat"のアイデアもよいですし、ジャケットやドレスの開き方もRaf Simonsを引き継ぎながらもよりフェミニンでカジュアルな雰囲気に。またストレートにシアーな素材使いも多くこのあたりは逆に新鮮ではあります。
また急にAlexander McQueenのSarah BurtonがDiorに行くのではという噂もあがっているようですが、それならばSerge RuffieuxとLucie Meierのふたりの方が、Raf Simonsのテイストを引き継ぎつつよりいまの気分にレリバントにメゾンをアップデートしていってくれそうな気がした、Christian Diorの2016年春夏のオートクチュール・コレクションでした。
■ #SuzyCouture: Who's Hiding Behind Dior's Silk Curtains? (Vogue UK)
■ will sarah burton leave alexander mcqueen for dior? (i-D)
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