コソの出来事

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Daily Digest
2014.01.14 Tuesday
Golden Globes red carpet: it’s the men, stupid (Financial Times)
 これまでレッドカーペットといえば主に女性のセレブリティのドレスが注目の的となっていましたが、これからは男性にも焦点があたるかもしれないというお話。Golden Globesでは、各ブランドがこれまで以上に、男性のセレブリティの着用についてアピールをするようになってきたと、Financial TimesのVanessa Friedmanが書いています。もちろんラグジュアリー業界にとって、メンズは成長余地がウィメンズに比べても大きく、また一時よりスピードは落ち着いてきているとはいえ、依然として最重要の成長市場である中国での相対的なメンズ市場の強さなど、注力する要因は数多くあります。LVMHのBerlutiのカテゴリ拡大や、KeringのBrioni買収などはその最たる顕れなわけですが、殊レッドカーペットに関しては、また違った要因もありそうという指摘も。最近ではブランド間の女優獲得の競争も激しくなっており、女優側も一度限りのカスタマイズを求めるケースが多く、リスクの少ないメンズに注意を向けるようになってきたのではというものです。とはいえ、メンズのブランディングにレッドカーペットがどこまで影響があるかは未知数。いずれにしても、こうした視点でアカデミー賞までのアワード・シーズンを眺めてみるのおもしろいかもしれません。


Giorgio Armani Looking at Creating Foundation (Business of Fashion)
 今年80歳になり、いよいよ後継問題が現実的な課題となってきたGiorgio Armani。2012年時点で20億ユーロの規模まで成長したビジネスをどう継承していくかについて、情報を集めながら検討している最中のようです。財団の設立というのもアイデアのひとつとしてはあり、あるインベストメント・バンカーは、RolexのオーナーであるHans Wilsdorf Foundationのような形を考えているのではないかと話しています。


Valentino Opens Men's Flagship in Paris (WWD)
 Valentinoの初のメンズオンリーのフラッグシップが、ParisのRue Saint-Honoréにオープン。4300平方フィートで、最近のValentinoのショップと同様に、David Chipperfieldがデザインを手掛けています。スーツのみならず、ピーコートやスニーカー、デニムのパーソナライズも受けるmade to measureのサービスも提供。イタリアで生産されるオーダーメイドのデニムは、700ユーロから800ユーロで6週間から8週間で仕上がるそうです。現状Valentinoのビジネスの7%から8%となっているメンズを、3年から5年で10%から15%まで引き上げる計画で、LondonやMilanでもフラッグシップのロケーションを探しているとのこと。香港や上海などアジアでは、既にメンズオンリーのショップの展開は進んでいます。Craig McDeanの撮影によるメンズのキャンペーンも展開。やはりカモフラージュやRockrunnerのフットウェアなどアクセサリーがまずは動いているようで、メンズのビジネスのほぼ半分となっているとか。


Dsquared2 Set to Launch N.Y., L.A. Units (WWD)
 先週中国での商標問題で大きな前進があったDsquared2ですが、USにも本格的に進出。US初のストアはNYのSoHoのSpring Streetの7236平方フィートのフラッグシップ。5184平方フィートのRodeo Driveのストアが続きます。さらにMiami、Aspen、Las Vegasでのオープンの計画も進行中。少なくともビジネスの20%までUSを引き上げたいと考えているようです。ちなみに現状では欧州がレヴェニューの60%を占めているとのこと。同社の2013年の売上は195百万ユーロで前年比15%増。RTWが75%を占めていますが、今後はアクセサリーにも力を入れていくそうです。70%がホールセールで、こちらも強化すべく、Saks Fifth Avenueとショップインショップの話が進んでいると。またレヴェニューの55%がメンズで、45%がウィメンズという構成。やはりメンズが大きいですね。


Folli Follie Group Inks Juicy Couture Agreement (WWD)
 Folli Follie GroupがJuicy CoutureのIPを昨年取得したAuthentic Brands Groupと、欧州、UK、アイルランド、キプロスでの、同ブランドのホールセール及びリテールの独占的ディストリビューション契約を締結。金額などの条件は明らかにされていません。LondonのRegent Streetのフラッグシップをはじめ、既存のショップは継続されるようで、Folli Follie Groupは今後欧州での拡大を図っていくとのこと。Folli Follie GroupはFolli FolliやLink of Londonといったジュエリーブランドのほかに、Hellenic Duty Freeを所有し、Ermenegildo ZegnaやNike、Converseのギリシアでのディストリビューションも手掛けています。今回のJuicy Coutureの契約により、ブランドのポートフォリオの強化と海外展開で多角化を目指す意向のようです。


It’s Here! Check Out the Full Peter Pilotto for Target Lookbook (Fashionista)
 2月9日にローンチされるPeter Pilotto for Targetのルックブックが。すべてのアイテムになるかはわかりませんが、Net-a-Porterも取り扱うためUS外からの購入も可能になります。思ったよりスイムウェアなどカテゴリも豊富ですね。


Brigitte Comazzi Duval Tapped at Gerard Darel (WWD)
 ファンドのAdvent Internationalが保有する、Gerard Darelのクリエイティヴ・ディレクターに、Tara Jarmonのヘッド・オブ・デザインを務めていたBrigitte Comazzi Duvalが就任。Sandrine Lilienfeldが、昨年8月にNaf Nafのゼネラル・マネージャから移籍したのに続く動きとなります。Comazzi Duvalは、Tara Jarmon以前はComptoir des Cotonniersに2005年から2011年まで在籍していたとのこと。Tara Jarmonも投資家の間では注目を集めているブランドだけに、影響が気になるところです。


Eugenia Kim to Relaunch Footwear (WWD)
 Eugenia Kimがフットウェアをリローンチ。2004年にスタートし、同年にCFDAのAccessories Designer of the Yearも受賞したものの、需要に応えきれないため間もなくクローズ。リローンチにあたっては、Charlotte OlympiaやNicholas Kirkwoodのようなユニークでカラフルなデザインとの競合は避け、より洗練された15スタイルで2014年秋冬から始めるようです。お値段は535ドルから1095ドル。


Targetの情報流出はPOS端末のマルウェアが原因、米当局も注意呼び掛け (ITmedia)
Target Addresses Security Breach (WWD)
 セキュリティ攻撃によるクレジットカード情報の大量流出があったTargetですが、同社のCEOのGregg Steinhafelが1月12日にCNBCのインタビューに応じ、今回の流出の原因が、POSレジスターのマルウェア感染にあったことを明らかに。セキュリティ当局のUS-CERTによると、こうしたPOSを狙ったセキュリティ攻撃が横行しており、1月2日にもアラートを出して注意を呼びかけています。またTargetは、CEOのGregg Steinhafelから顧客への手紙という形で、1月13日にWall Street Journal、Washington Post、USA Today、The New York Timesの大手紙に謝罪広告を掲載。1月14日には50の地方紙にも同様の広告が載る予定です。また同社がセキュリティ攻撃が発覚してから公表までに4日間かかった理由についても、日を追って説明。当局側も犯人の追跡などの観点から、すぐに公表することは控えるように小売側に要請することが多いという専門家のコメントもあり、リーズナブルな範囲なのではないかと感じました。その点Neiman Marcusの遅れについては、議論を呼びそうな気配もありますが。


Groupon Inks $43M Deal for Ideeli (WWD)
Groupon buys fashion flash sales company Ideeli for $43M (VentureBeat)
 GrouponがファッションフラッシュセールサイトのIdeeliを43百万ドルで買収。2007年にスタートしたIdeeliは、これまでにStarVestやKodiakなどから100百万ドルを調達していますが、2013年の実績も115百万ドルの収入で30百万ドルの損失という状況のため、前述の買収金額となっている模様。2014年は、ファッション系のフラッシュセールサイトの淘汰がさらに進むのではないかと思われます。


Quiksilver Sells Tony Hawk to Cherokee (WWD)
 再建中のQlicksliver Inc.が、Quiksilver、Roxy及びDC Shoesにフォーカスするためのブランドポートフォリオの整理の一貫として、Tony Hawk及びHawk Signatureブランドを19百万ドルでCherokee Inc.に売却。Tony HawkのアパレルとアクセサリーのUSでのディストリビューションを手掛けるKohl’s Corpとの契約には影響しないとのこと。Cherokeeは2012年にLiz Lange MaternityとCompletely Meを取得しています。


New Venture Investment Firm Eyes Supply Chain (WWD)
 NYのTau Investment Managementが、衣料製造企業への投資を行う10億ドル規模のファンドを立ち上げるようです。George Sorosの息子でSoros Brothers InvestmentsのマネジングパートナーのAlexander Sorosと、Global Emerging Marketsからも、金額は明らかにされていませんが出資を受け、Alexander Sorosがアドバイザリーボードに加わります。1億ドルから10億ドル規模の年間レヴェニューの企業に、2000万ドルから5000万ドルを投資していく計画。TauはOliver Niedermaierが“capitalist solutions to capitalism’s failures”というスローガンのもと設立した投資ファンド。バングラデシュの縫製工場での事故や、同国やカンボジアの縫製工場の労働者の最低賃金の問題などが契機になっているようです。


Stores using LightSpeed processed $6B in transactions last year (VentureBeat)
 フィジカルなリテイラーに、インテリジェントな決済/POSソリューションを提供するLightSpeedが、2013年の1万7千のリテイラーからのトランザクションが60億ドルを超えたことを明らかに。オンラインコマースとの統合やCRMのみならず、サプライヤーともダイレクトに接続できる多機能性が特徴となっているようです。ちなみに昨年100百万ドルの資金調達でも話題になったShopifyの昨年のトランザクションは、8万ストアから17億ドル。オンラインからスタートしているShopifyと単純に比較はできませんが、LightSpeedも相当な規模感になってきていることがわかります。


Joël Palix Named CEO of Feelunique.com (WWD)
 Group ClarinsのClarins Fashion Groupのプレジデントとして、Thierry MuglerやAzzaroのフレグランスやファッションのビジネスを統括していたJoël Palixが、UKのプレミアムなビューティアイテムを扱うFeelunique.comのCEOに。ファウンダーのAaron Chatterlyは、デュピティ・チェアマンとなり引き続きサプライヤーとのリレーションやパートナーシップ関連を担当するそうです。


Elite Models to Fork Over $450,000 to Unpaid Interns in Class Action Settlement (Fashionista)
 インターンが賃金の不払いに関して起こす訴訟が、Condé NastやHearst、Warner Music Group、Fox Searchlight Picturesなど最近多く見られますが、企業側が最後まで法廷闘争を続けるケースが大半です。そうした中、Elite Model Managementに対する訴訟では、Elite側が、ひとりあたり最低700ドルから1750ドルの45万ドルのクラスアクションに合意するという結果が出ています。この件を担当した弁護士のSteven L. Wittelsは、“Elite’s a reasonable company that decided to do the right thing. They should be commended”とコメント。


Prada to Finance the Restoration of Giorgio Vasari's 'Last Supper' (WWD)
 Pradaが、1966年のFlorenceの洪水で被害を受けたGiorgio Vasariの「最後の晩餐」の修復を支援。PradaのFlorenceの新フラッグシップのオープンに合わせた動きです。PradaがFAI (Fondo Ambiente Italiano)と協力して、美術品の修復にあたるのはこれが4度目。Tod'sやFendi、Gucciなどイタリアのメゾンのこうしたイニシアティヴが最近増えてきていますね。

| Daily Digest | 22:33 | comments(0) | - |
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