2010.04.05 Monday
フセイン・チャラヤン - ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅 (前篇)
東京都現代美術館で開催されている「フセイン・チャラヤン - ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅」に行ってきましたよ。
これは昨年LondonのDesign Museumで行われた"Hussein Chalayan ― From Fashion and Back"の巡回展という位置づけ。Londonでの様子はこちらやこちらをご参考いただくのがよいのではないかと。展示の内容はというと、コレクションピースやショーで用いたセット、ランウェイの映像を軸に、インスタレーション映像などのアートプロジェクト関連の作品を織り交ぜた構成。私の場合、最初期のコレクションを除けばほぼリアルタイムで追っていたので、ある意味復習に近い感じになるのですが、非常にバランスの取れた優れた構成になっていると思います。Hussein Chalayanというデザイナーをよく知っているひとも、初めてのひとも純粋に楽しめるし、色々感じることのできる内容ではないかと感じました。
以下ざーっとさらってみましょうか。
■1994 "The Tangent Flows"
冒頭を飾るのは1994年のCentral Saint Martinsの卒業制作コレクション"The Tangent Flows"から。シルクのドレスを数カ月間からの家の裏庭に埋めてから掘り起こしたという作品。写真はデビューコレクションとなる1994-95AW "CARTESIA"に登場したおそらく同様の手法で制作されたピース。
■2009SS "INERTIA"
展示されていたのはショーの終盤で登場した流線型を強調したルックのうちこの3つのピース。素材はラテックスのはずなので手触りや着心地は見た目の硬質な印象とは全然違うのかも。
■1999 "Airmail Dress"
その名のとおり、Airmailの封筒でつくられたドレス。コレクションピースではなくアートプロジェクト的なものなのではないかと思われます。
■1998-99AW "Panoramics"
黒いペンキを塗るマネキンのインスタレーション形式での展示。細かいことをいうと出品作品リストでの表記が最後の"s"が抜けてますです。
■1999-2000AW "Echoform"
こちらはコレクションのメインとなるピースをフィーチャーしたビデオインスタレーションでした。クレジットはこちらにも色々と。細かいことをいうと出品作品リストが"2003"と誤表記になっていますです。
■2005 "Compassion Fatigue"
これもビデオインスタレーションのアートプロジェクト。
■2000-01AW "After Words"
Hussein Charayanのショーの中でも最も印象的だったコレクション。「ファッション通信」でもほぼ全編流していたような記憶が。変形する家具のセットが展示されていて感動でございます。このショーは必見です。
■2004-05AW "Temporal Meditations"
ビデオインスタレーションとコレクションピースをセットで。
■2002-03 "Ambimorphous"
写真展示のみ。エスニックなテイストが全面に出た少し珍しいコレクションだったような。
■2005 "Absent Presence"
Tilda Swintonをフィーチャーしたビデオインスタレーション。詳細な描写の繰り返しと迫力の演技。独白と抗議。
■2008SS "Readings"
たしかNick Knightが絡んでいたような。個人的にはこれを生で観れたのが今回の展示で一番嬉しかったかも。
■2000-SS "Before Minus Now"
■2000-01AW "After Words"
2000SSと2000-01AWから1点ずつ。まあ自然なセレクト。
■2003SS "Manifest Destiny"
このルックだったかどうか自信はないのだけれど。
■1999SS "Geotropics"
Airmail Dressからの着想も感じられる超軽量でシアーなピース。
■2006 "Repose"
こちらはインスタレーションとコレクションピース2点のセット。Mariacarlaがベリーショートでブロンドだった頃だ。
■2003 "Place to Passage"
SF的なモチーフのビデオインスタレーション。映像内の服は1999SSの作品。
■2005-06AW "Genometrics"
個人的にはあまり印象に残っていないコレクションではあったのですが。
ちょっと多くなってきたのでとりあえず展示の前半終了。後半はまた追加しますです。
これは昨年LondonのDesign Museumで行われた"Hussein Chalayan ― From Fashion and Back"の巡回展という位置づけ。Londonでの様子はこちらやこちらをご参考いただくのがよいのではないかと。展示の内容はというと、コレクションピースやショーで用いたセット、ランウェイの映像を軸に、インスタレーション映像などのアートプロジェクト関連の作品を織り交ぜた構成。私の場合、最初期のコレクションを除けばほぼリアルタイムで追っていたので、ある意味復習に近い感じになるのですが、非常にバランスの取れた優れた構成になっていると思います。Hussein Chalayanというデザイナーをよく知っているひとも、初めてのひとも純粋に楽しめるし、色々感じることのできる内容ではないかと感じました。
以下ざーっとさらってみましょうか。
■1994 "The Tangent Flows"
冒頭を飾るのは1994年のCentral Saint Martinsの卒業制作コレクション"The Tangent Flows"から。シルクのドレスを数カ月間からの家の裏庭に埋めてから掘り起こしたという作品。写真はデビューコレクションとなる1994-95AW "CARTESIA"に登場したおそらく同様の手法で制作されたピース。
■2009SS "INERTIA"
展示されていたのはショーの終盤で登場した流線型を強調したルックのうちこの3つのピース。素材はラテックスのはずなので手触りや着心地は見た目の硬質な印象とは全然違うのかも。
■1999 "Airmail Dress"
その名のとおり、Airmailの封筒でつくられたドレス。コレクションピースではなくアートプロジェクト的なものなのではないかと思われます。
■1998-99AW "Panoramics"
黒いペンキを塗るマネキンのインスタレーション形式での展示。細かいことをいうと出品作品リストでの表記が最後の"s"が抜けてますです。
■1999-2000AW "Echoform"
こちらはコレクションのメインとなるピースをフィーチャーしたビデオインスタレーションでした。クレジットはこちらにも色々と。細かいことをいうと出品作品リストが"2003"と誤表記になっていますです。
■2005 "Compassion Fatigue"
これもビデオインスタレーションのアートプロジェクト。
■2000-01AW "After Words"
Hussein Charayanのショーの中でも最も印象的だったコレクション。「ファッション通信」でもほぼ全編流していたような記憶が。変形する家具のセットが展示されていて感動でございます。このショーは必見です。
■2004-05AW "Temporal Meditations"
ビデオインスタレーションとコレクションピースをセットで。
■2002-03 "Ambimorphous"
写真展示のみ。エスニックなテイストが全面に出た少し珍しいコレクションだったような。
■2005 "Absent Presence"
Tilda Swintonをフィーチャーしたビデオインスタレーション。詳細な描写の繰り返しと迫力の演技。独白と抗議。
■2008SS "Readings"
たしかNick Knightが絡んでいたような。個人的にはこれを生で観れたのが今回の展示で一番嬉しかったかも。
■2000-SS "Before Minus Now"
■2000-01AW "After Words"
2000SSと2000-01AWから1点ずつ。まあ自然なセレクト。
■2003SS "Manifest Destiny"
このルックだったかどうか自信はないのだけれど。
■1999SS "Geotropics"
Airmail Dressからの着想も感じられる超軽量でシアーなピース。
■2006 "Repose"
こちらはインスタレーションとコレクションピース2点のセット。Mariacarlaがベリーショートでブロンドだった頃だ。
■2003 "Place to Passage"
SF的なモチーフのビデオインスタレーション。映像内の服は1999SSの作品。
■2005-06AW "Genometrics"
個人的にはあまり印象に残っていないコレクションではあったのですが。
ちょっと多くなってきたのでとりあえず展示の前半終了。後半はまた追加しますです。
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