2005.03.02 Wednesday
2005 FW Mens John Galliano
さて、昨日に続きメンズのレビュー。
2週前に発表された自身によるDiorのHaute Coutureの流れを受け、ナポレオンをメインのモチーフに、今季のメンズのトレンドであるBritish Traditionalな雰囲気もふんだんに取り入れたJohn Galliano。しかし、さすがGalliano。Diorでreal clothes路線に転換した反動か、signitureでcreationを爆発させております(笑)。
2005SSのテーマであった海賊や、巨大なダウンジャケットに代表されるようなスノーボーダーのスタイルをミックスさせた、自由奔放なコレクションに。突然チベットの戦士風なのも出てきて、楽しめます。
一見どうしたらいいかわからないけれど、Dior同様、後半にはリアリティのあるジャケットなどのアイテムも。もちろん最後にはご本人がキメキメで登場。個人的には、Diorでの"Street Chic"のメンズヴァージョンみたいのをいずれやって欲しいかなー。
2週前に発表された自身によるDiorのHaute Coutureの流れを受け、ナポレオンをメインのモチーフに、今季のメンズのトレンドであるBritish Traditionalな雰囲気もふんだんに取り入れたJohn Galliano。しかし、さすがGalliano。Diorでreal clothes路線に転換した反動か、signitureでcreationを爆発させております(笑)。
2005SSのテーマであった海賊や、巨大なダウンジャケットに代表されるようなスノーボーダーのスタイルをミックスさせた、自由奔放なコレクションに。突然チベットの戦士風なのも出てきて、楽しめます。
一見どうしたらいいかわからないけれど、Dior同様、後半にはリアリティのあるジャケットなどのアイテムも。もちろん最後にはご本人がキメキメで登場。個人的には、Diorでの"Street Chic"のメンズヴァージョンみたいのをいずれやって欲しいかなー。
2005.03.01 Tuesday
2005 FW Mens Viktor & Rolf
2005-06AW NY Ladiesのレビューはちょっとお休み。まだ途中だったMensを少々。
今日は展示会形式で発表されたViktor & Rolf。今度の春夏物もいくつか買いたいのだけれど、またまた魅力的なコレクション。ご両人はRunwayには登場しなかったものの、やはり彼らをイメージしてメガネをかけたモデルがぞろぞろと(笑)。
メインテーマは、このデザイナーデュオの母国である「オランダ」。しかも海軍です。フィッシャーマンズ・セーターを思わせる斜めのケーブル編みのニットをはじめ、Pコートやジャケット、べストのディテールに、海軍士官の制服に見られるモチーフがちりばめられています。グラフィカルなテーピングが施されたカラフルなど、ニットも充実。パンツもペンシルで全体的に細身。素直に着れそうで、実は一番使えるし着たい服かも。カラーパレットは、グリーンがかったグレーが基本。今季のMensのトレンドですね。
そして、Dior Hommeのも良いけれど、ここのタキシード・ジャケットも素敵なのだ。一着欲しいなー。
今日は展示会形式で発表されたViktor & Rolf。今度の春夏物もいくつか買いたいのだけれど、またまた魅力的なコレクション。ご両人はRunwayには登場しなかったものの、やはり彼らをイメージしてメガネをかけたモデルがぞろぞろと(笑)。
メインテーマは、このデザイナーデュオの母国である「オランダ」。しかも海軍です。フィッシャーマンズ・セーターを思わせる斜めのケーブル編みのニットをはじめ、Pコートやジャケット、べストのディテールに、海軍士官の制服に見られるモチーフがちりばめられています。グラフィカルなテーピングが施されたカラフルなど、ニットも充実。パンツもペンシルで全体的に細身。素直に着れそうで、実は一番使えるし着たい服かも。カラーパレットは、グリーンがかったグレーが基本。今季のMensのトレンドですね。
そして、Dior Hommeのも良いけれど、ここのタキシード・ジャケットも素敵なのだ。一着欲しいなー。
2005.02.20 Sunday
2005 FW Mens Trend Check
さてさて。お待たせしておりましたが、2005-06AW RTWのメンズのレビューです。とりあえず今日は全体のトレンドから。ちょっと長いけど、よかったらお付き合いくださいな。
MensのトレンドはいつもLadiesに少し遅れるのだが、Classicな気分も1年遅れで蔓延。やっぱりオズワルド・ボーテングやジョン・ガリアーノに代表されるような、しっかりしたtailoredの技術をもったデザイナーがMensでも活躍しだしたからですかねぇ。個人的にはwelcomeだからいいんだけどさ(笑)。
素材で目立ったものといえば、ともかくベルベット!ベルベット!ベルベット!パンツもジャケットも。好きなんです、とても(笑)。カラーバリエーションも豊富でいろんなところが作ってます。早くも来年の冬が楽しみだ。上からYves Saint Laurent Rive Gauche、Louis Vuitton、D&G、GUCCI。
ダブルブレステッドも目立ちました。それとグレーのグラデーション。これがなかなか素敵だ。こういう配色、ちょっとチャレンジしてみたいですね。上から、MIU MIU、YSL。
British Classicという大きな流れもあってか、チェックもバリエーションが豊富に。上からBurberry Prorsum、Dries Van Noten。小さい頃から好きなのだけれど、やっぱ黄色は良いねぇ。
こちらもLadiesから遅れること数年、ファーやムートンが浸透してきています。写真はYSL。コサック帽みたいなのも多く見られました。こちらはDries Van Noten。
Runwayのスタイリングで気に入ったのは、エルメスのこの配色!
ベルトの差し色が素敵だ。下のもよいね。一歩間違えるとオッサンっぽくなりそうだが。
Vuittonは小物がなかなかおもしろい。マフラーとか。バッグのモノグラムのバリエーションも、ここまでくるともうすごいね。あと、McQueenのコレクションはなかなかおもしろかった。そんな好きではないけど。Thomas MayerによるBottega Venetaは、まったく好みではないが、意外と小金持ちの日本人にも受けるかも。カラーはベージュが基調。2005SSのLadies同様、フォックスファーやカシミアなど、最高級の素材がさりげなく。Neil BarrettやCelineのデザイナーになったばかりのMenichettiといった、スポーツ系のデザインは、ちょっと飽きてきました。Oswald Boateng就任2シーズン目のGivenchyは、悪くないのだけれど、作シーズンに比べるとちょっと期待はずれ?Dolce & Gabbanaも、変わらずトレンドセッターだし、毎シーズン少しずつ違ったテイストを、売れそうな服や小物に落とし込むところはさすがと思うけど、いつまでサッカー(選手)をテーマにしたコレクションを続けるのだろうか。同じデザイナーによる別ラインという意味では、今回はD&Gに軍配。いつもはヘンにPOPであんまり興味がなかったのだが、ちょっとよいかも。
次は、YSL、Dior、Galliano、Victor&Rolfを個別にとりあげます。完全に趣味(笑)。なかでもStefano PilatiになったからのYSLは、かなり良いです。YSLがYSLである理由がようやく取り戻されたということも嬉しいし、純粋に服としても好み。
MensのトレンドはいつもLadiesに少し遅れるのだが、Classicな気分も1年遅れで蔓延。やっぱりオズワルド・ボーテングやジョン・ガリアーノに代表されるような、しっかりしたtailoredの技術をもったデザイナーがMensでも活躍しだしたからですかねぇ。個人的にはwelcomeだからいいんだけどさ(笑)。
素材で目立ったものといえば、ともかくベルベット!ベルベット!ベルベット!パンツもジャケットも。好きなんです、とても(笑)。カラーバリエーションも豊富でいろんなところが作ってます。早くも来年の冬が楽しみだ。上からYves Saint Laurent Rive Gauche、Louis Vuitton、D&G、GUCCI。
ダブルブレステッドも目立ちました。それとグレーのグラデーション。これがなかなか素敵だ。こういう配色、ちょっとチャレンジしてみたいですね。上から、MIU MIU、YSL。
British Classicという大きな流れもあってか、チェックもバリエーションが豊富に。上からBurberry Prorsum、Dries Van Noten。小さい頃から好きなのだけれど、やっぱ黄色は良いねぇ。
こちらもLadiesから遅れること数年、ファーやムートンが浸透してきています。写真はYSL。コサック帽みたいなのも多く見られました。こちらはDries Van Noten。
Runwayのスタイリングで気に入ったのは、エルメスのこの配色!
ベルトの差し色が素敵だ。下のもよいね。一歩間違えるとオッサンっぽくなりそうだが。
Vuittonは小物がなかなかおもしろい。マフラーとか。バッグのモノグラムのバリエーションも、ここまでくるともうすごいね。あと、McQueenのコレクションはなかなかおもしろかった。そんな好きではないけど。Thomas MayerによるBottega Venetaは、まったく好みではないが、意外と小金持ちの日本人にも受けるかも。カラーはベージュが基調。2005SSのLadies同様、フォックスファーやカシミアなど、最高級の素材がさりげなく。Neil BarrettやCelineのデザイナーになったばかりのMenichettiといった、スポーツ系のデザインは、ちょっと飽きてきました。Oswald Boateng就任2シーズン目のGivenchyは、悪くないのだけれど、作シーズンに比べるとちょっと期待はずれ?Dolce & Gabbanaも、変わらずトレンドセッターだし、毎シーズン少しずつ違ったテイストを、売れそうな服や小物に落とし込むところはさすがと思うけど、いつまでサッカー(選手)をテーマにしたコレクションを続けるのだろうか。同じデザイナーによる別ラインという意味では、今回はD&Gに軍配。いつもはヘンにPOPであんまり興味がなかったのだが、ちょっとよいかも。
次は、YSL、Dior、Galliano、Victor&Rolfを個別にとりあげます。完全に趣味(笑)。なかでもStefano PilatiになったからのYSLは、かなり良いです。YSLがYSLである理由がようやく取り戻されたということも嬉しいし、純粋に服としても好み。