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2010.03.17 Wednesday

2010-11AW Givenchy

Riccardo TisciによるGivenchy

スキーやスキューバ、そしてバウハウスの色使いに着想を得たというデザイナーのコメントもあった今季ですが、プリントパターンや化学繊維を用いたファブリック使いやジッパーなどでいつもと異なるスポーティなアプローチを見せています。

とはいえ基本にあるのはRiccardo Tisci特有のエスニックとParisのグラマラスをミックスしたスタイル。パワフルなテイラードが全面に出ているのが今季らしいポイントなのかな。

終盤に登場したRiccardo TisciのGivenchyのシグニチャーともいえるフェザーのMariacarlaのルックはさすがの美しさ。赤の使い方も好きな感じ。

少しずれますが、STYLE.COMのレヴューにあるとおり、Helmut LangとMartin Margielaという既に第一線から退いた絶大な影響力をもつ2人のデザイナーが抜けた穴を誰がどう埋めていくのかという視点はやはり誰しもが気にするポイントとはいえ興味深いですな。個人的にはHelmut Langの雰囲気をベースにした動きの方がしばらくは強くなっていくと思っていますが。

ちなみにぜひどこかの雑誌でLara Stoneメインのエディトリアルを誰かお願いします。











2010.03.17 Wednesday

2010-11AW Giambattista Valli

Giambattista Valli

オープニングを飾ったベージュのコートをはじめとするコクーンなシルエットはそこまで魅力を感じないけれど、これまでになくフェミニンでキュートなコレクション。優しい色使いも今季のマスキュリンなブラックを中心としたトレンドにおいては際立つ存在。

白の大きめキルティングのコートとかマストですかねぇ。ともかくフェザーやファーの使い方かわいくて。












2010.03.17 Wednesday

2010-11AW Andrew Gn

Andrew Gn

デザイナーのコメントにもあるとおり、細身のジャケットやドレープを効かせたワンピースをベースにデコラティヴなアクセサリーや刺繍をあしらい、ブラックを基調にミリタリーなテイストを織り交ぜながらまとめた、まさに"modern rococo"なコレクション。

非常にバランスのとれた素晴らしい作品を見せてくれたと思います。個人的にはかなり好き。もっとも終盤のドレスだけちょっと残念な印象を受けましたが。












2010.03.07 Sunday

2010-11AW Viktor & Rolf

Viktor HorstingとRolf SnoerenによるViktor & Rolf

"Glamour Factory"と名付けられたコレクション。90年代を中心に活躍したモデルのKristen McMenamyがファーストとラストのシンボリックなルックで登場。

デザイナー本人がランウェイに登場しフィッティングを見せる演出も楽しい。でもなにより、彼らの独創的で過剰なエレガンスがまた戻ってきたことが嬉しいコレクションでした。










2010.03.07 Sunday

2010-11AW Vionnet

Rodolfo PaglialungaによるVionnet

ひとまずはすごく良いと思う。"This season, though, it was the event clothes that stood out―and that are starting to give the latest incarnation of this storied label an identity"というSTYLE.COMの評の最後のコメントのとおり、これからが大事。応援してます。陰ながら。

好みだけで選べば今季一番好きな可能性あり。というわけでルック殆ど掲載になっております。













2010.03.07 Sunday

2010-11AW Haider Ackermann

Haider Ackermann

昨日メゾンエルメスでの小谷元彦の個展を観た後なので、どうしてもそのイメージを想起してしまうような円環がおりなす造形。スエードとレザーの素材使いが織り成すテクスチャーの変化が美しい。もちろん崩れてしまいそうな程繊細にレーザーカッティングされたドレスをはじめとしたレザーのディテールも。

個人的には今季でもベストなコレクションのひとつ。













2010.03.07 Sunday

2010-11AW Sophia Kokosalaki

Sophia Kokosalaki

彼女の場合、基本的にはドレープが見たいだけなのですが、今回はマスキュリンなスーツとのスタイリングもおもしろい。チャンキーなニットなどは個人的には興味ないですが。まあ、エレガンスに振ってもグラマラスに振っても、それなりの完成度のコレクションになるのだけれど、どうも突き抜けないところがここ数年見ていて気になるところではあるのですが。

ちなみにSophia Kokosalakiの赤はあまりよくないですね。レイヤードなスタイルやプリントもそれほど刺さらない。やはり今季はグラマラスにきらめくマニッシュなルックを選びたいところ。









2010.03.07 Sunday

2010-11AW Collette Dinnigan

Collette Dinnigan

SydneyからParisに届いた優美なコレクション。彼女の作品は好きです。いつも。









2010.03.07 Sunday

2010-11AW Azzaro

Vanessa SewardによるAzzaro

コレクションの雰囲気はいつもと大きく変わらず。ジッパー使いで少しハードなニュアンスを演出しているあたりが今季らしいところでしょうか。同じ会場で、同じモデルを使い続けているプレゼンテーションが個人的にはなんとなく好感。











2010.03.07 Sunday

2010-11AW Pedro Lourenço

Pedro Lourenço

ブラジルから新風。構築的なフォルム、ジオメトリックなディテール、プラスチックの素材使い、カラーブロックなど。可能性を感じさせるコレクションではあります。これから数シーズン追いかけてみたい。しかし彼のような作風を見るにつけ、Nicolas Ghesquièreの影響って絶大だということがわかりますねぇ。










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