コソの出来事

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表参道ヒルズ
2006.08.06 Sunday
色々語るほど何度も言っているわけではないのだが、表参道ヒルズはなんか悲惨な気がしている。理由を特に分析する気にもならなかったのだが、このブログのエントリーを読んでなんとなく納得。

そう、あれは90年代のショッピング・モールと大して変わらない。もちろん安藤忠雄が設計しただけあって、階段や回廊を利用をして空間の高さ(深さ?)を強調し、神殿のような静謐な雰囲気を演出している部分は興味深いのだが、そういった表面的な部分を取り除いてしまうと、サンフランシスコのノードストロームなんかと何が違うのだろうかと。

もちろん商業施設なのだから、それで問題はないのかもしれないが、あれは別に表参道になくても良いシロモノですな。きっと。

アン・ドゥムルメステールがあるから、たぶん時々行くと思うけど。

ひとつ有用な教訓があるとすれば、
安藤忠雄に大規模でコマーシャルな施設を作らせてはならない。
ということだったりしてね(笑)。
| Urban/Architecture | 18:54 | comments(2) | trackbacks(0) |
六本木ミッドタウン
2005.11.11 Friday
三井物産が中心となり、2007年のグランド・オープンを予定している旧防衛庁跡地の「六本木ミッドタウン」。レジデンス部分についての発表がありました。



目玉はやはり、パークサイド・タワー・アット・ザ・リッツ・カールトン東京。リッツ・カールトンがミッドタウン内に入居することはかなり前にリリース済みですが、なんとリッツが手がけるレジデンスも登場する様子。リッツのコンシェルジュやドアマンサービスはもちろん、ケータリングやスパも利用できます。こうなると六本木ヒルズのレジデンスも、グランドハイアットとなにか組んで欲しいですね。もうそれくらいは行われているのだろうか。29階建て244戸と意外と大きいです。お値段は・・・どうなるのだろう。



もう一つは、サービス・アパートメントで有名なオークウッドが運営する「オークウッド・プレミア・東京ミッドタウン」。主にビジネスマンを対象とした、中期滞在型の高級アパートですな。当然ビジネスセンターも最新のファシリティと行き届いたサービスが堪能できるはず(笑)。こういうところで1ヶ月くらいじっくり仕事をすると、良いアイデアが浮かびそうです。



個人的に驚いたのは、ミッドタウン・イースト・レジデンスの6階にできるというメディカル・センター。なんとジョンズ・ホプキンス・メディスンと協力して設立するそうな。三井物産のリリースの中にもありますが、、米国U.S.News & World Report誌の「全米ベストホスピタルランキング」で15年連続第1位に輝く超有名病院ですよ。なかなか興味深い。



まあ六本木ヒルズに較べると、エンターテイメント性は少なそうな六本木ミッドタウンですが、アート・レストラン・ショッピング・レジデンス・オフィス・ホテルという主要な構成要素は同じ。より大人な雰囲気を目指しているのでしょうが、なんにせよ東京がもっと楽しめるようになるのは素晴らしいこと。

マスターアーキテクトもミッドタウンはNYの超大御所事務所であるSkidmore, Owings & Merrill。最近の有名な作品は、NYのColombus CircleのAOL-Time Warner Centerですが、同作品を担当したDavid Childsも参加するのかなあ。90年代からNYの高層オフィスビルをいくつも手がけて名を上げた、Kohn Pederson Fox Associatesを森タワーのデザインアーキテクトに採用したヒルズと、このあたりでも対象的かも(笑)。

ただ、一つ言えることがあるとしたら、やはり森ビルほどの強い思想や信念はないのだろうね。丸の内で無意味なリノベーションを続ける三菱地所に較べたら数倍良いけれど。

それが森ビルの思想だとは言わないが、毛利庭園側から森タワーを臨む六本木ヒルズの光景は、完全にバベルの塔ですよ。もちろん、21世紀のカオスでエレクトリックな東京版の。
| Urban/Architecture | 02:24 | comments(0) | trackbacks(3) |
「谷口吉生のミュージアム」展
2005.06.13 Monday
東京オペラシティアートギャラリーでやっている「谷口吉生のミュージアム」展に行ってきました。基本的には、今年始めにリニューアルの設計を担当したMoMAのオープン記念。

MoMAに関していえば、もう実際に見に行ってくださいという感じ。模型や設計図がたっぷりあって、MoMAの歴史をわかりやすく復習できてよかったのだけれどね。Sculpture Gardenが、やっと修復されたのが感慨深いですな。。。今年は絶対NYに行くぞと決意を固めました(笑)。

それよりも、谷口が日本各地にあんなにたくさん美術館を作っていたとは知りませんでした。1/3くらいは初めて知ったもの。彼の作品で一番好きなのは、法隆寺宝物館。日本のモダニズム建築でも、世界に通じる水準の美しさだと思いますねー。最近ではヴーヴ・クリコの「ローズラベル」発売記念イベントでも使われたりしたのだけれど、その時の映像も本当に素敵でした。

今回の展示を見て感じたのは、谷口の作る美術館って住んでもいいな、というか住んでみたいな、と思わせるものが多いということ。さすがに宝物館に住もうとは思わないが、地方にある小さめの規模の美術館は居住空間としてもなかなか良いんじゃないだろうか。最近の作品になるが、瀬戸内海に面して作られた、東山魁夷せとうち美術館なんて最高。嵐の時とか、ちょっと怖いかもしれないけど。昨年直島に行って以来、瀬戸内海の美しさに魅かれ続けています。


でも葛西臨海公園はいまいちナゾですな。彼の作品の中では。



谷口吉生のミュージアムーニューヨーク近代美術館(MoMA)巡回建築展
テレンス・ライリー
デルファイ研究所

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| Urban/Architecture | 03:47 | comments(2) | trackbacks(1) |
丹下健三
2005.03.24 Thursday
訃報。91歳。100を超える齢で最近亡くなったフィリップ・ジョンソンといい、建築界の巨匠は長生きです。

丹下といえば、国立代々木競技場(国立屋内総合競技場)。もうこれだけで十分というか。あんなすごいものは後にも先にもありません。アテネ・オリンピックの競技場を手がけた、サンティアゴ・カラトラバだって、東京オリンピックの代々木競技場がなければ、いまのような活躍はしていなかったかもしれないよねぇ。構造の革新性が建築の様態を規定する。いまの大きな流れの先駆とも言える作品。

でも、個人的な丹下建築体験という意味では、東京カテドラル。目黒の田中角栄邸のすぐ近く、フォーシーズンズの椿山荘の目の前。
小さい頃から何度も出かけているが、その驚異的な天井の高さとコンクリートうちっぱなしの内装があいまって、神秘性と厳格さをひしひしと感じるのだが、なにせ寒いのだ。ほんとに。でも好きですよ。
葬儀もここで行われるとのことです。

新都庁舎やお台場のフジテレビは、まあ微妙だけれど、あれはあれで90年代前半の空気を上手に体現した建築だと思う。

モダニズムを基点としながらも、残した作品の様式の多様さという点で、フィリップ・ジョンソンと通じるものがあるのかも。ここらへんのこと、これからすごくたくさんの有名無名の方々が書いていくと思うけど、落ち着いたら僕も考えてみたいと思います。

いずれにしても、また一人、偉大な建築家を失ったことは確か。

R.I.P. Kenzo Tange
| Urban/Architecture | 01:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
R.I.P. Philip Johnson
2005.01.28 Friday
つい昨年の10月に引退したことをこのブログでも紹介したのだけれど、今日になって訃報が。98歳。どこまでも建築家だったということなのかも。

谷口吉生による新生MoMAが先頃オープンしたばかりというタイミングも何となく象徴的。1930年代にMoMAの第2期拡張を手がけたし、そもそもモダニストとしての彼の名を不動のものとしたのが、ミースらを紹介したMoMAの"The International Style"展。

まあ近代建築史そのもののような人です。AT&Tビル(現ソニービル)での突然のポストモダン転向は微妙ですが。でも史上最高に美しいモダニズム建築であるミース作のシーグラムビルも、彼の手引きがなければPark Avenueに建っていないわけだし、やはりすごいお方です。

と書いてたところで、CasaBRUTUSの先月号を買い忘れていたことに気付いた。新生MoMA特集、NYの美術館やデザインホテルをはじめとする最新デザイン・スポット特集、そしてちょうどその時引退が話題となっていたフィリップ・ジョンソンの特集。さらにはおなじみピーター・マリノによるシャネル銀座ビルのレビューと、ぜ〜ったいに欠かせない内容だったのに。

忙しくても情報のチェックを怠ってはいけません。反省。明日買って、週末金沢で読みます(笑)。


CasaBRUTUS
2005年1月号
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| Urban/Architecture | 02:01 | comments(1) | trackbacks(2) |
坂道
2004.11.30 Tuesday
東京って相当に坂の多い街です。渋谷にしても、谷地になっている部分はそんなになくて、道玄坂や宮益坂をはじめとして坂道だらけ。日本橋〜銀座〜丸の内のラインは、江戸時代初期から整備が始まったこともあるのか、平らなところが多いけどね。あと新宿もそうかも。赤坂〜六本木〜麻布もやはり坂が多いし、表参道〜青山も案外起伏があります。

都心ですらそうなのだから、23区内でもちょっと外れた住宅地になれば、もう入りくんだ地形にびっしりと一軒家が建っているところは珍しくないでしょ。僕自身はとある、まあ国内でもかなり異色(と思われる)団地に住んでいるのだけれど、団地の中の坂や山、丘陵のようになっている元の地形をそのまま残しているので、そこらへんは良く感じます。綺麗に整備されている分、住宅密集地と全然違うのではあるが。

団地を一歩でると、一軒家密集地帯にすぐ入ります。晩秋のこの時期、とくによく晴れた夕方にこのあたりを歩くと本当に気分が良いんだよね。起伏の多い地形に沿って、色々な形で家が建ち並んでいて。そうした中に、緑地もあるのだが、それが結構大きい樹が突然生えている感じ。ちょっと高くなっているところから見下ろすと、ほんとに色も様式も不揃いな家々と紅葉になり始めた木々を夕陽が照らして、なんとも言えない美しさなのです。

これ、六本木、渋谷や歌舞伎町、秋葉原とはまた違った新しい東京原景の一つなんじゃないかな。とか思った次第。
| Urban/Architecture | 01:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
MoMA/JIL SANDER
2004.11.18 Thursday
増築工事のために2年半に渡って休館していたマンハッタンのMoMAがついにオープン。

この2年半、NYもアメリカも、まあ個人的にもほんとに色々ありました。。。増築を手がけたのは、谷口吉生。おなじく建築家の谷口吉郎を父にもつお方です。親子でモダニズム建築家。すばらしい。

MoMA自体はPhilip JohnsonやCesar Pelliによる増築が繰り返されてきて、今回は谷口の番だったわけだけど、Johnson作のSculpture Gardenの復旧とかも含め、今回は割りと抜本的なものだった記憶。だからこそ、5thの本館はしばらく休みにしてQueensに移っていたわけだよね。前評判の良いものだっただけに、実際にこの目で見に行きたいものです。

ちなみに谷口氏のご夫人は、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンのPRアドバイザーにして、フレッド・ジャパンのジェネラル・マネージャーの谷口久美氏でございます。


えっ!というお話。どうやら3シーズン前に復帰したばかりのジル・サンダーが、また自らの名を冠したブランドから去るらしい。ジル・サンダーはヘルムート・ラングとかと同様にプラダの傘下。ジルは買収後すぐに、ミウッチャ・プラダの夫でグループCEOであるパトリッツオ・ベルテッリと不仲になってデザイナーを辞任したのでした。ついこの間、電撃復帰して和解を匂わせていたのに。

なにがあったのかは、もうしばらくしたら漏れ伝わってくることでせう。

そういえば、(確か)元コレットのバイヤーで、ジルの後を受けてデザインしていたミラン・ヴクミローヴィクは、なにかの雑誌の編集長をしてるらしいですな。・・・器用貧乏?
| Urban/Architecture | 00:50 | comments(0) | trackbacks(1) |
talby/starck
2004.11.01 Monday
マーク・ニューソンによるauの携帯が発表されていたようだ。全然気づいていなかった。"talby"という名前だそうで、12月上旬から15,000円前後で発売されるらしい。

なんか、これだけのためにauに乗り換えてもいいかも、とか思ってしまう。だってサイドにはニューソンのサイン入りですぜ。13mmと薄いのは確かだけど、ちょっと大きいような気も。"INFOBAR"と同様、鳥取三洋が作っているとのこと。懐かしい響きだな。。。


僕のNY滞在の際の愛用ホテル(笑)"HUDSON"をはじめ、NYにも手がけたブティックやホテルがたくさんあるフィリップ・スタルクですが、今度はNYSEに面した、JPモルガン本社跡にcondoを作るってさ。内装は見てのとおり、いつもの感じ。

JPモルガン本社と聞いて、てっきりSOM(たぶんゴードン・バンシャフト)作でイサム・ノグチのsunken garden&デュビュッフェのオブジェ付きのやつを壊すのかと思ってしまったよ。でもよく考えたらあれはHead Quarterじゃないんだよね。たしか。

一応、near walterfrontだけれど、あんま住むって感じじゃないよね。あの辺りは。スーパーとかもそんなないし。出張とかの人の長期滞在用かな?
| Urban/Architecture | 02:11 | comments(0) | trackbacks(1) |
Philip Johnson
2004.10.21 Thursday
ちょっと前の話だけど、フィリップ・ジョンソンが引退するらしい。御年98歳。正直、もう人生引退しちゃいそうな感じですが。。。

年に何回か、彼が関わる新企画の話をきくのだけれど、どうもいまだに生きていることが信じられない。だって1932年に、MoMAの「インターナショナル・スタイル」展でミースなんかのモダニズムをアメリカに紹介して、その後のモダニズム建築の興隆の流れの原点をつくった人だよ。シーグラムも彼がいなければ、Park Av.に建つこともなかっただろうし。ちなみにシーグラムビルの中にあるレストラン"Four Seasons"のデザインもジョンソン。

で、1984年のソニービル(旧AT&T)ビルでは、なぜかポストモダン(建築界のポストモダンは単に表層的なデザインリソースに止まったのだよね。不思議なことに)に流れてチッペンデール風の頂部を作って物議を醸し。そういえばFifthの高島屋もそうだったっけ。あの高島屋にすごい似た、というか完全にパクリな建築が日本にあったんだけど、なんだか忘れてしまった。

1951年のMoMAの改築にも関わってます。もうすぐ谷口吉生による増築がお披露目されるはずだけど、ジョンソンの庭園も素敵でしたな。

こんなこと書いてたら、またNYに行きたくなってきたぁー。
今月末の予定は延期になったんだが、もう寒くなるし。春先までおあずけ?
それともカウントダウンをNYで過ごしてみる?(笑)
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渋谷
2004.07.14 Wednesday
渋谷も別に嫌いではないのだが...でもねぇ。何が嫌だって、歩道が狭すぎるとと思わない?日本で一番人口密度が高くなるところなのに。雨とか降ってる時は、ほんと最悪。

銀座あたりが僕の一番出没する場所なんだけど、日本にしては歩道が広めなのが理由の一つかもね。あんまりストレスのない街。そういう意味では表参道とかもそうかも。六本木も、もう少し歩道が広いといいけど、そこまで回遊しないからな。ヒルズは十分広いし。

パリとかNYとかはあれだけ人が多くても、急ぎたい人はサッサとすり抜けて行くだけの道幅の余裕があるわけで。この前も書いたけど、これからは work, live, play が近接した街が発展の一つのモデルになると思うんだよね。ここでの大きなテーマの一つは walking distance に殆どのものがあるということ。車社会をこれ以上拡大するのは非効率だし、アメリカ西海岸ですらこうした動きはあるのです。ってわけで、道路の拡張で民家を後退させるなんてナンセンスもいいところ?かもよ。
| Urban/Architecture | 13:32 | comments(0) | trackbacks(0) |