2010.02.15 Monday
2010-11AW Elise Øverland
Elise Øverlandの2010-11AWコレクション。
いつものロックなテイストはそのままに、アーバンなシックさよりもパワーやタフネスを強調したコレクションに。色々なものがちょっとずれてるんじゃないかと、心配になってしまいますが、まあこれはこれでよいのかな。
ベルベット使いのアイデアはなかなか素敵だし好きな感じ。終盤の真紅のルックも強烈。足元をグレーで合わせるのはちょっといただけないけれど。
いつものロックなテイストはそのままに、アーバンなシックさよりもパワーやタフネスを強調したコレクションに。色々なものがちょっとずれてるんじゃないかと、心配になってしまいますが、まあこれはこれでよいのかな。
ベルベット使いのアイデアはなかなか素敵だし好きな感じ。終盤の真紅のルックも強烈。足元をグレーで合わせるのはちょっといただけないけれど。
2009.03.22 Sunday
2009-10AW Martin Grant
しばらく見ない間に、素晴らしいコレクションを見せてくれるようになっていたMartin Grant。フーデッドなミニドレスに代表されるような、ロックなテイストや、ウェストを強調したシルエット、ラペルを強調したジャケットといった、今シーズンのトレンドを交えながらも、シンプルでタイムレスな美しい作品を創り出しています。
特にIラインのドレスやホワイトのブラウスとブラックのワイドパンツのマニッシュなスタイリング、そして流れるようなドレープのゴッデスなドレスが最高。ピースこそ少ないものの、今季のParisのハイライトのひとつと言っても過言ではないような出来。今後に一層期待したいMartin Grantでした。
特にIラインのドレスやホワイトのブラウスとブラックのワイドパンツのマニッシュなスタイリング、そして流れるようなドレープのゴッデスなドレスが最高。ピースこそ少ないものの、今季のParisのハイライトのひとつと言っても過言ではないような出来。今後に一層期待したいMartin Grantでした。
2009.03.22 Sunday
2009-10AW Requiem
若手デザイナーがNYのようにキラ星の如く毎シーズン登場するわけではないParisの中で、デビュー以来なんとなく気になっているのが、Raffaele BorrielloとJulien DesselleによるこのRequiem。
ストレッチとノンストレッチの素材を組み合わせて構築したボディコンシャスでハイウェストなシルエットはやはり今季の気分。スモーキングのスタイルを取り入れたショート丈のジャケットは、ラベンダーのジオメトリックなヘムラインの切り返しが印象的。同様に、ブラックをベースにグレーやラベンダー、ベージュを乗せたカラーブロックも気になるところ。
トレンドを意識しつつも、抑制を効かせて魅せてくれる感じが彼らの持ち味だったりするのではないかと思っているので、今後もこの流れで着実に成長していって欲しいものでございます。
ストレッチとノンストレッチの素材を組み合わせて構築したボディコンシャスでハイウェストなシルエットはやはり今季の気分。スモーキングのスタイルを取り入れたショート丈のジャケットは、ラベンダーのジオメトリックなヘムラインの切り返しが印象的。同様に、ブラックをベースにグレーやラベンダー、ベージュを乗せたカラーブロックも気になるところ。
トレンドを意識しつつも、抑制を効かせて魅せてくれる感じが彼らの持ち味だったりするのではないかと思っているので、今後もこの流れで着実に成長していって欲しいものでございます。
2009.03.22 Sunday
2009-10AW Rue du Mail
復活して5シーズン目のMartine SitbonによるRue du Mail。学生の頃、好きだったデザイナーので色々と感慨深いものがありますが。
前半はヌードカラーをベースにフーデッドなアイテムやメタリックな素材使いで今季のグラムでロックな気分を取り込みながらも、優しい雰囲気にまとめた作品が並びます。ショーが進むにつれ、カラーもブラックに、フォルムもより構築的に、シルエットや素材使いもよりハードでタフなテイストに。
これといった特筆すべきアイテムはないのだけれど(といってもAlana Zimmerのブラックとベージュのマーブルな柄のワンピースドレスは好きだけど)、徐々にモメンタムを取り戻しつつあるMartine Sitobonのいまを感じさせてくれる今季のRue du Mailでした。
前半はヌードカラーをベースにフーデッドなアイテムやメタリックな素材使いで今季のグラムでロックな気分を取り込みながらも、優しい雰囲気にまとめた作品が並びます。ショーが進むにつれ、カラーもブラックに、フォルムもより構築的に、シルエットや素材使いもよりハードでタフなテイストに。
これといった特筆すべきアイテムはないのだけれど(といってもAlana Zimmerのブラックとベージュのマーブルな柄のワンピースドレスは好きだけど)、徐々にモメンタムを取り戻しつつあるMartine Sitobonのいまを感じさせてくれる今季のRue du Mailでした。
2009.03.15 Sunday
2009-10AW Chloé
Hannah MacGibbonによるChloé。今季のようなダークなテイストに80'sな素材使いやフォルムにシルエット、そしてメインのカラーもブラックというトレンドの中では、Chloéのようなメゾンはなかなか難しいだろうと思っていたのですが、どうも彼女の実力を甘くみていたようです。
ワンショルダーやボディスーツ、エドワーディアンなテイストを非常に巧くまとめて、ベージュやカーキ、ホワイトを中心としたいつものカラーパレットでフェミニンに落とし込み。結果、誰がどう見てもChloéなコレクションに仕上がっています。素晴らしい。個人的な白眉は、 Raquel Zimmermannが来たブラックのワンショルダーのベロアなジャンプスーツ。ラストのドレスのドレープも最高ですけどね。
Hannah MacGibbonの今後のクリエイションに一層期待したくなるような、今季のChloéでした。
ワンショルダーやボディスーツ、エドワーディアンなテイストを非常に巧くまとめて、ベージュやカーキ、ホワイトを中心としたいつものカラーパレットでフェミニンに落とし込み。結果、誰がどう見てもChloéなコレクションに仕上がっています。素晴らしい。個人的な白眉は、 Raquel Zimmermannが来たブラックのワンショルダーのベロアなジャンプスーツ。ラストのドレスのドレープも最高ですけどね。
Hannah MacGibbonの今後のクリエイションに一層期待したくなるような、今季のChloéでした。
2009.03.15 Sunday
2009-10AW Wunderkind
Wolfgang JoopによるWunderkind。Kazimir Malevichにより創始されたロシアのシュープリマティズムやドイツのコンテンポラリー・アーティストのGregor Törzsにインスパイアされたというコレクション。Kazimir Malevichのレクタングルやトライアングルな抽象画をそのままフォルムに落とし込んだような作品に。そのカラフルな色使いとジオメトリックなモチーフはシフォンのドレスに昇華。
2009.03.15 Sunday
2009-10AW Kenzo
Antonio MarrasによるKenzo。というか端的にAntonio Marrasだ。マトリョーシカのようなシルエットに代表されるように、全体にロシアな雰囲気。ちょっとMissoniっぽかったり、少し前のGucciっぽかったりする瞬間がありますが。
2009.03.15 Sunday
2009-10AW Roland Mouret
Roland Mouret。昔だったら手放しで好きだったはずなのだけれど、そこまでは心に響かない。私も変わったということかしら。でもラストに並んだブラックのグリッターなショートドレスはvery irresistible。
2009.03.15 Sunday
2009-10AW Collette Dinnigan
Style.comの評にもあるように、今季はまさに"The trends have caught up with her"といった感のあるCollette Dinnigan。ブラックだけれど、ダークさはなく。刺繍やファーでフェミニンな雰囲気を与えつつ、一方でメタリックなアクセントとハイウェストでマニッシュな印象も若干。要はバランス。