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2015.04.28 Tuesday

Style.com to be Transformed Into Global Online Commerce Platform

ファッションメディアとオンラインコマースの双方の業界に大きな衝撃をもたらすニュースが。


Condé Nastにより2000年にVogueのオンライン版的な位置づけでローンチされ、コレクションメディアとして唯一無二のポジションを確立してきたStyle.comが、この秋にグローバルなオンラインコマースサイトとして生まれ変わることになります。


Style.comのコレクション速報やファッションニュースなどを含むエディトリアルコンテンツは、Vogue傘下でこの秋新たにスタートするvougerunway.comへとリニューアルされ、スタッフの多くもVogueのチームに移ることになるようです。


そしてオンラインコマースサイトへと転換することになるStyle.comについては、以下がポイントになるかと。

 ・ 2014年12月にCondé NastとCondé Nast Internationalが共同で設立したオンラインコマース部門が管轄
 ・ 同部門のプレジデントとしてGaleries Lafayetteから1月に迎えられたFranck ZayanがStyle.comのプレジデントに就任
 ・ 人材採用の観点やオンラインコマース市場の先進性の観点から同部門と同じく引き続きLondonを拠点とする
 ・ エディトリアル・ディレクターにASOSで同職を務めたMelissa Dickを採用
 ・ 他にもNet-a-PorterやFarfetchからも採用を進めている模様
 ・ この秋にまずはLondonからローンチ、続いて2016年初めにUSへと展開
 ・ 向こう2年から3年で100百万ドルを投資
 ・ 当面はマーケットプレイスモデルを取り、自社で在庫は持たない
 ・ Condé Nast各誌のコンテンツからワンクリックでのユニバーサルチェックアウトを提供し利便性は担保
 ・ エディトリアルとコマーシャルの'church and state'な分離は継続
 ・ Condé Nastの雑誌ポートフォリオを反映し、ファッションのみならずビューティやアートにガジェットまで、100から200のブランドの商品をを扱う


Style.comに関しては、2000年のローンチ後は、2010年に同じくCondé Nast傘下でWomen's Wear DailyなどをもつFairchild Fashion Media Group(後に元々のFarichild Fashion Meidaに名称変更)に編入され、情報メディアとしての正確を強めたものの、2014年8月にFFMがCondé NastからPenske Media Corp.に売却される際に、Style.comとNowManifestはCondé Nast内に残りVougeの編集長でCondé Nast全体のアーティスティック・ディレクターも兼ねるAnna Wintourの管轄下となっていました(ブロガーネットワークのNowManifestは間もなくクローズ)。この段階から、2010年のVogue.comのローンチ以降は情報に重複が目立つようになってきた、Style.comのVogueへの統合は検討されてきたものと思われます。現在Anna WintourとVogueの発行人のSusan Plagemannへのレポーティングとなっている、Style.comの編集長と発行人をそれぞれ務めるDirk StandenとMatt Riceの去就も気になるところではありますね。


いずれにしてもFranck Zayanが“Style is an extremely powerful brand. In many ways it is Condé Nast’s middle name”と話してるとおり、"Style.com"という名称は非常に強力ですし、またCondé Nast InternationalのJonathan Newhouseの“If these e-commerce companies are paying a lot of money to reach the people who read our magazines and use our websites, why should not we, who know our customers better than anyone, who have more information about and understand them and already have a relationship with them? Why should we not also offer them this service? Can’t we do it better?”というコメントが端的に表しているとおり、既存のファッションオンラインコマースサイトにとっても非常に強力なライバルが出現することになると思います。


あるいは今月初めに明らかにされたYooxとNet-a-Porterの合併もこうした動きを捉えたうえでのことだったのではないかと勘繰ってしまいたくなるくらい。


新生Style.comもVoguerunway.comでの新たなコレクション情報も、この秋を楽しみに待ちたいと思います。
2014.01.18 Saturday

12 Tableaux - Barbara Casasola / Marie Schuller

 Fashion Copiousで気がついたのですが、先日ご紹介したBarbara Casasolaの2014年秋冬のPittiでのプレゼンテーションにあたって、SHOWstudioのプロジェクトでMarie SchullerがディレクションしJamie Bochertが出演したフィルムが。




"Pitti Uomo's A/W 14 guest womenswear designer, London-based Brazil-born Barbara Casasola, collaborates with SHOWstudio and muse Jamie Bochert on a series of film pieces to compliment her Menswear for Women capsule collection. SHOWstudio's Marie Schuller produced sixteen looping mini films to be projected around Casasola's presentation in Florence, as well as one beautiful fashion film, which can be viewed exclusively on SHOWstudio.

The projections and film channel the intimate aesesthic of screen tests, and focus not on showing off Casasola's clothes but rather on capturing the independent spirit and playful attitude of celebrated model Bochert, who is the perfect example of the independent Barbara Casasola woman. Many of the projections explore nudity or the naked body getting dressed, offering a sensual nod to Casasola's obsession with the unclothed female form when designing."

2011.05.04 Wednesday

The Annual Costume Institute Gala for "Alexander McQueen: Savage Beauty"

さて"Party of the Year"ですよ。「オスカーのレッドカーペットの東海岸版」といった表現もされたりしていますが、まあ全然こっちの方が重要です。少なくともファッション的には。

今年のテーマはご存じのとおり昨年亡くなったAlexander McQueen。エキシビションの内容は各所で語り尽くされている感もあるのでここでは改めてご紹介はいたしませんが、NYに行く機会のある方はぜひに。いやこのためにNYにお出かけしてもよいくらいなのではないかと。5/4から7/31まででございます。

そして例年通り超私的なルックのピックアップですが、Alexander McQueenが多いのは当然としてそれ以上に目立ったのが実はStella McCartneyでしたねぇ。同じPPR的ななにかなのでしょうか。個人的には超絶な妄想シナリオを思いついたもののまあそれはないだろな。。。

出席者が何を着ていたかのアルファベット順のリストや、いつのAlexander McQueenのどのルックを着ていたかのリストなどもご参考にどうぞ。


まずはDaphne Guinness様。今回のベストはこの方以外にありえませぬ。異論は認めない(笑)。着ていたのはこの2011SS。


このGalaの主催であるVogueのAnna Wintour & Bee Shafferの母娘。Anna Wintour女史はChanelのクチュール、Bee ShafferはBalenciagaで。敢えて外して来ましたね。Daphne様の次点はElettra Wiedemann。以前Twitterでご紹介した祖母のIngrid BergmanのドレスのPrabal Gurungによるリメイク。


VogueのHarmish BowlesもAlexander McQueen。これが出来るひともなかなかいないですな。André Leon Talleyはいつもどおりですがどこで調達してるんだろ。


そしてCiaraとDemi MooreのPrabal Gurungもよいわけですよ。Demi MooreのヘッドピースはPhilip Treacy。


これまた個人的に高評価のGwyneth Paltrow。Stella McCartneyのドレスにFred Leightonのジュエリーを合わせて。Naomi WattsもStella McCartneyなんだよね。今年ほんと多い。


Crustal RennはZac Pozenのゴージャスなブラックのドレスで。これもよいセレクト。Christina RicciのZac Posenも彼女らしいテイスト。


左のMary-Kate OlsenはヴィンテージのGivenchyにVan Cleef & ArpelsとDavid Webbのジュエリーを合わせて。右のAshley OlsenはこちらもヴィンテージのChristian Diorのクチュール。ジュエリーはVan Cleef & Arpels。Olsensはさすがのセレクト。


Zoe SaldanaのCalvin Klein Collectionもいつもながら良いですねー。デザイナーのFrancisco Costaと。右はFlorence WelchとStefano Pilati。Florenceの雰囲気にぴったりなドレスはYves Saint Laurent。この2人も今回トップ10に入るかなー。


Isabel LucasのLouis Vuittonも好きである。そしてChanel Imanとこの春夏のDolce & Gabannaであれば外しようがない。


左はMariacarla BosconoにLiv TylerにRiccardo Tisciに加えてMarina Abramovićの4ショット。もちろんGivenchyのクチュールで。右はTheyskens' Theoryのカスタムドレスで登場したAimee Mullins。デザイナーのOlivier Theyskensと。


Blake LivelyとKarl Lagerfeld。Blakeは当然Chanelのクチュールですが大帝はTom Fordなのね。右はDian KrugerとJason Wu。DianにはこのJason Wuのドレスが合っているとは思うのですがちょっと物足りない感がなくもない。


Amy AdamsはL'Wren Scott。RihannaのStella McCartneyも悪く無いですけどねー。


Margherita MissoniとJoy BryantのMissoniも素敵。Renée ZellwegerはCarolina Herrera。


Kerry WashingtonのEscadaとかも。クラッチはSwarovskiでジュエリーはH.Stern。Emma RobertsのMichael Korsもよいと思いますです。


Jessica Stamはドレスに合わせたヘアスタイルがキュート。Tommy Hilfigerのドレスに足元はRoger Vivierで。Alexa ChungはChristopher Kane。意外な組み合わせだけれど合ってますね。


Hailee SteinfeldはStella McCartneyのドレスに足元はNicholas Kirkwood。Saoirse RonanのRodarteというものを見逃しておりました。


Mia WasikowskaとThakoon Panichgul。MiaはThakoonのドレスにTasaki by Thakoonのジュエリーで。Mia好きなんですが今回はちょっと微妙ですなあ。Emma StoneのLanvinもちょっと難ありではある。


Lee MicheleはEscada。Leeをどうすればよいのか誰かそろそろ真剣に考えた方がよいのではないだろか。Emily Browningも結構難しいですな。着ているのはMarc Jacobs、隣はMax Irons。


Rolf SnoerenとViktor Horsting。どちらもViktor & Rolf Monsieur。Lara StoneとDavid Walliamsのご夫妻。LaraはCalvin Klein CollectionのドレスにHarry Winstonのジュエリー。


Kristen StewartはProenza Schouler。デザイナーのJack McColloughとLazaro Hernandezの2人と。J.CrewのJenna Lyons、Eddie Borgo、Arizona Muse、Joseph Altuzarraの4ショット。ArizonaはAltuzarraで。Jenna Lyonsの存在感。



続いてAlexander McQueenを着ていた人々の元のルックとの比較など。

Coco Rochaは2011 Pre-fallのこのルック。


個人的にはKaren ElsonのAlexander McQueenが一番好きかもですが。2004SSから。


Salma HayekとFrançois-Henri Pinault。クラッチもMcQueen。Salmaのドレスはコレクションピースとは別のカスタムメイドのアーカイヴらしい。オーナー夫妻ですからねー。右はCatherine妃のロイヤルウェディングのデザインという大役を見事務めたAlexander McQueenのSarah Burton。さてこれでDiorの後継レースでも俄然注目度アップということになりますか。。。


Naomi Campbellは2011-12AWのこのルックのカスタマイズですね。クラッチもMcQueen。ジュエリーはFred Leighton。


Raquel Zimmermannは2011-12AWのドレスを早速。


Gisele BündchenとTom Brady。Giseleは2005-06AWのドレスにVan Cleef & Arpelsのジュエリーで。Giseleは白でも良かったと思うけどゴージャス。それよりTom Bradyのヘアスタイルがー。


Sarah Jessica ParkerもジュエリーはFred Leighton。Giseleと同じく2005-06AW。


Hilary Rhoda。2011SS。


えっと。Anna Dello Russo。こちらの2011SS。



以下一応拾っておいたひとびとをご紹介。


Marc Jacobs & Robert Duffy。これは想像どおりすぎる(笑)。Jay-Z & Beyoncé。Emillio Pucciで。Jay-Zの髪型がなんか気になるのだがまあいいか。


Amar'e StoudemireはCalvin Klein Collection。Stoudemireとのコラボレーションもしている隣のRachel Royは自身のデザインのドレスで。Kanye WestはTory Burchと。KanyeはカスタムメイドのメンズのTory Burch。布石。ということはないか。


Michael Kors & Dianna Argon。赤でそつなくこなす感じがDianna Argonっぽくて非常によろしい(笑)。右のAlexander Wang & Natasha Polyはセクシー。


Sophia CoppolaはLouis Vuittonで。それもそだよねー。MadonnaまでStella McCartney。ジュエリーはCartier。


Valentino Garavani御大がNatalia Vodianovaとやってきた。右はElle & DakotaのFannings。こうして見ると結構顔違いますねー。どちらもValentino。


Miranda Kerr & Orlando Bloom。MirandaのこのMarchesaはどうなんだろというあれですがまあいいか。Mirandaだし。そして結婚式を間近に控えているKings of LeonのCaleb FollowillとLily Aldridge。ご両人ともRalph Laurenで。


Imanは神々し過ぎます。David Bowieの分まで。右は濃すぎて怖いMarchesaの2人にFergieにJosh Duhamel。


Swizz BeatsとAlicia Keysご夫妻が。2人ともGivenchy。右のJanelle MonáeはChanel。Tweetを眺めてたらどうもパフォーマンスもしたっぽい。


Tara Subkoffと「英国王のスピーチ」の監督のTom Hopper。右はMatthew Bellamyと婚約したばかりのKate Hudson。これまたStella McCartney。

2011.01.18 Tuesday

2011 The Golden Globe Awards

気が向いたのでGolden GlobesのRed Carpetから気になったものを少しだけ。賞の結果こちらなどどうぞ。あんまり華やかさのないセレクトなのですが今回はそんな感じだったかなあと。


主演女優賞を獲得したNatalie PortmanのViktor & Rolf。ジュエリーはTiffany。Anne HathawayはArmani Privé。バックが決め手なのだがね。ジュエリーはVan Cleef & Arpels。




左のEmma StoneのCalvin Klein Collectionもなかなか。ジュエリーはBulgariとVan Cleef & Arpels。 右はPrabal GurungというだけでHailee Steinfeldを選んでみた次第。ジュエリーはTiffany。




左のJulie BowenはTadashi Shoji。おお。Martin KatzのジュエリーとJudith Leiberのクラッチを合わせて。右のSandra BullockはJenny Packham。ただバングスで個人的好感度上がっただけです。


2010.09.26 Sunday

ファッション通信 2010.09.18

引き続き9月18日オンエア分も。


2007年8月に亡くなった山口小夜子を特集。9月19日にお別れの会が開催されたことに合わせてのオンエアでしょうか。

本人へのインタビュー映像やBEST SELECTIONでのショーの出演映像の紹介に加えて、メインとなるのは長年に渡って山口小夜子と共に日本人の美しさの地平をメイクアップという視点から切り開いてきた資生堂ビューティークリエーション研究所ビューティーディレクターの富川栄、山口小夜子が衣装やヘアメークデザインを手掛けたオペラ「三人姉妹」を演出した山海塾主催の天児牛大、雑誌「ソトコト」での連載「蒙古斑革命」プロジェクトを立ち上げた写真家の高木由利子らの回想を中心に、山口小夜子の足跡を辿る内容となっています。

ゆかりの深いKenzoを高田賢三の後を受けてデザインするAntonio Marrasや、オートクチュールのコレクションの日本でのショーで山口小夜子が出演したJean Paul Gaurtierらのコメントも。

「蒙古斑革命」についてはまったく知らなかったのですが、高木由利子とプロジェクトに関わっていたというホーメイ歌手の山川冬樹(今年8月の原美術館のBlank Muesumでのパフォーマンスも少し紹介されていました)のインタビューで、プロジェクトの視点が、アジア人としての日本人という意識の再確認からスタートし、それが徐々に日本やアジアにとどまらず、その「場」に根ざしていること(高木の言う"I'm Here"という感覚)へと変化していった件が、日本人や日本の文化が持つ美しさを実際に身体をとおして世界に表現し魅了してきた、山口小夜子らしい観点なのかなと思ったりもしました。

山口小夜子への個人的な想いは訃報を聞いたときにこちらのエントリを書いたときと、ひとつも変わっていません。

これからも、私の中で時々心に現れて、色々と想い起こさせてくれる存在であり続けると思います。


ちなみにHOT NEWS EXPRESSは、森雪をクリエイティブ・ディレクターに迎えてサンエー・インターナショナルが展開するランジェリーとリラクシングウェアの「Biancheri tutu (ビアンチェリ チュチュ)」の原宿のショップの紹介でした。
2010.09.25 Saturday

ファッション通信 2010.09.11

前回の更新から随分間が開いてしまったうえに全然タイムリーではないのですが、ファッション通信の内容をさらりと。9月11日オンエア分は「2010秋冬オン・シーズン・トレンド・スペシャル」と題してランウェイのルックから大きな傾向をキーワードとしてピックアップして、ランウェイのルックを見せながらざっくり解説しておりましたよ。


まず最初は「Minimal Chic」。90年代を象徴するキーワードのひとつであるミニマリズムのリバイバルを、Phoebe PhiloのCelineやChloe、Stella McCartneyなどを例に紹介。ボクシーやトラペーズなシルエットに異素材ミックスなどでモダンな表情をプラスと。続いては「Knit Variation」。確かにこの秋冬はニットで遊ぶコレクションが多かったですねぇ。その流れで「Fur Outer」というキーワードも。LanvinのようにグラマーでゴージャスなものからChanelの"Fantasy Fur"までこちらもバリエーションが豊富。


BEST SELECTIONで往年の女優を思わせるクラシックなコレクションを見せたLouis Vuittonを取り上げ、「Classic Beauty」を最後のキーワードに。Louis Vuittonで見られたように、ゆったりとしたエレガントなボリューム感ながら、ウェストを絞り胸元を強調したルックが多くのコレクションで見られましたね。ストレートに50年代〜60年代風。


最近露出の多くなっているSorelもアウターウェアな流れで登場しておりましたよ。スティングレーとかスワロフスキーのアイテムは魅力的ですが、これまたMonclerと同じで、ロゴがロゴが、というのが個人的な感想なんですよね。あとドキュメンタリー映画の「ドアーズ/まぼろしの世界」は観に行きたいな。10月30日に公開のようですよ。


ラフォーレミュージアム原宿で9月15日まで開催されていたUnderwolrdのKarl Hydeの世界初となるペインティングの個展の模様も。8時間に及んだライブペインティングの様子をダイジェスト映像で観れたのはよかったです。


その他はコワントローのチャリティーイベントとか、シディ・ラルビ・シェルカウイによる「アポクリフ」の公演を記念して衣装をデザインしたDries van Notenの青山のショップでの首藤康之のパフォーマンスとか、デザイナー本人も来日したReed Krakoffのフラッグシップのオープンとか。なぜか自転車つながりで、2011SSのメンズのMoncler Gamme Bleuのショーが東京ミッドタウン・デザインハブで開催された「PACIFIC PEDAL LIFE DESIGN」の展覧会とセットで紹介されたりとか。
2010.09.08 Wednesday

ファッション通信 2010.09.04

そんなこんなでオンエアからだいぶ時間が経ってしまいましたがファッション通信もささっとまとめてみましょうかねぇ。今週からしばらく。


今回は「ヴィジョン・オブ・クリエーター」と題して様々な媒体を使ってファッション・イメージを表現するクリエイターを紹介。少し古い(といっても数ヶ月前)の題材も多いけれど、こういうところもしっかりカバーしてくれるのがファッション通信の素晴らしいところ。


まずはHOT NEWS EXPRESSから。渋谷のパルコファクトリーで8月に開催されていた「ロンドングラフィックデザイン展」。UKのグラフィックデザインシーンを「音」をテーマに振り返るという企画。Neville BrodyとかPrimal Screamなどで知られるIntroとかColdplayの"Viva La Vida"のTappin Goftonとかとか。もちろんTomatoもね。


そして特集。まずはMert Alas & Marcus Piggott。彼らが手掛けた2010-11AWのキャンペーンヴィジュアルの中から、Dsquared2ValentinoRoberto CavalliStella McCartneyを取り上げ、そのいまなお広がる作風の幅を印象づけておりました。特にStella McCartneyはちょっとしたロゴの遊びなのだけれどMert & Marcusはこういうのもありなのねーと改めて感じた次第。


次に紹介されていたのは、ここ数年Jil Sanderのキャンペーンを撮っているWilly Vanderperre。Jil Sanderはなんだかんだでプライベートでは一番持っている数が多かったりするのですが、もうイメージがWilly Vanderperreのヴィジュアルと一体化し過ぎていて変わった場合の反動がちょっとこわいくらい。それくらいRaf Simonsが進化させたJil Sanderの美学を見事に表現してより強化している感じ。


続いてはParisをベースに活動するフォロトグラファーの眞弓貴利。エル・ジャポンのエディトリアルの撮影シーンに密着。10月号の「注目のNYブランド、リード クラッコフがついにデビュー!」のパートかな。動きがあるものよりもポートレートだったり静的な絵が魅力的だなという印象ですが。


他にもシアタープロダクツのインビテーションをデザインしている植原亮輔やミハラヤスヒロの2011SSメンズのショーで素晴らしい映像を提供したWoWの石井葉子、Tilda Swintonをフィーチャーして話題になったRyan McGinleyによるPringleの2010SSの映像作品などが紹介されておりました。手堅い。


ブロガーも押さえておきましょうねというわけで、TaviBryanboyの導入からメインは一番絵になるネタのGarance Doré。もちろんLove Moschinoの2010-11AWのキャンペーンの撮影でございますよ。


BEST SELECTIONはDolce & Gabbanaの2011SSのメンズコレクションの模様を紹介。まあ特に感想はないですが。


クリエイター特集の後半はWebベースのアイデアを中心に。まずはNike Music Shoe。ディレクターのWieden+Kennedy Tokyo伊藤直樹と"Music Shoe"を制作したライゾマティクス真鍋大度のインタビューを交えながら撮影の様子を見せてくれていました。これはやっぱり観ていて楽しいキャンペーンでしたねぇ。




そして鎌田貴史が手掛けたユニクロのTwitter連動キャンペーンも。UTWEETCOLOR TWEETをさらっと。SPORTWEETは作り込みの部分とかにも触れられていて少しおもしろかったかな。まあパラメータ調整の話なわけですが。。。あとExonemoによるCapchaを使ったANTIBOT T-SHIRTSも紹介されておりましたよ。


とまあこんな感じで毎週続けられれば。とは思っております。なんとか。もっと映像Embedしたり画像いれたりした方が見易いかしら。。。
2010.08.31 Tuesday

WWD JAPAN Vol.1594

オンラインに載っている情報は基本的に色々流れて広まるところなので、紙媒体のさらっとまとめもやってみましょうか、というわけで。こうでもしないとちゃんと毎週読まないという理由の方が大きかったりしますが。


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トップのThe Newsで気になったのは【イオンが新SPAブランドに元「アバクロ」ディレクターを起用】。三菱商事との協業による新SPA業態の「トップバリュコレクション」のクリエイティブディレクターに、アバクロンビー&フィッチのメンズ部門のシニアディレクターを勤めたジェームス・ウィルキー氏が就任することになったそうです。三菱商事グループの世界的な調達網を活用しつつ、新会社のトップバリュコレクション株式会社を設立し、企画・製造・販売まで一気通貫で行うとのこと。いわゆるGMSのSPA強化の動きがイトーヨーカ堂とともに最近目立ちますが、Twitterでもご紹介した小島健輔氏のブログの指摘にもあるとおり、ウィルスキー氏のMDの手腕とそれを会社側がどこまでexecutionできるかがポイントになりそうですね。「ジャスコ」と「サティ」を「イオン」ブランドに統合する流れも含めてしばらく注目ということで。
 

トップのThe Newsからもうひとつは【「シュプール」編集部発信ブランド「es by spurshopper」デビュー】。雑誌によるオンライン販売は、WEEKLY NEWS DIGESTにリニューアルが取り上げられていたアシェット婦人画報の「エル・オンライン」の「エル・ショップ」などが早くからありますし、最近では「SENSE」の「ザ・ブラックセンス・マーケット」のような雑誌エクスクルーシヴなアイテムのオンライン販売の例もありますが、日本発の雑誌でオリジナルブランドをローンチした例は珍しいのでは。「シュプール」については同じくWEEKLY NEWS DIGESTに載っている妹版「シュプール ピンク」のローンチ(B5版で380円は魅力的!)と併せて今後の展開を追っていきたいところでございます。


メインの特集は2011SSのメンズのコレクショントレンド。徹底したミニマリズムを基調として、ピュアホワイトなスタイリングやボクシーなシルエット、モノトーン、90年代指向などが挙げられています。基本的には既に各所で語られている傾向ではありますね。個人的にはかなり好みなので楽しみではありますが。
 
 
最近のWWD JAPANの中では一番興味深い連載が【連載 我が社の中国戦略】なのですが今回はその第9弾。日本のバッグメーカーに焦点を当てています。「ホワイ」好調の話はどこかで聞いていましたが、冒頭で紹介されている「アクセソワ・ドゥ・マドモワゼル」は全然知りませんでしたですよ。それにしても上海では「バリー」がやたら人気みたいですね。


あと記事広告にはなりますが、8月から9月にかけて「モンクレール」のニューショップが続々とオープンする様子。ポイントは「S」「V」「ガム・ブルー」「ガム・ルージュ」「グルノーブル」などのラインの展開。注目は、メンズと「ガム・ブルー」「V」「グルノーブル」の西武渋谷(9/10オープン)と、ウィメンズで「ガム・ルージュ」「S」「グルノーブル」をそろえる松屋銀座(9/7オープン)あたりですかねー。ちなみに「ガム・ブルー」はトム・ブラウン、「ガム・ルージュ」はジャンバティスタ・バリですよ。復習。


今週のHIT ITEMSはセレクトショップコスメ編。ひたすらジョンマスターオーガニックが強いですよ、というお話。月1回の森本容子氏の連載では、「マウジー」と「S Cawaii!!」が10周年かー、と。


最後にMEMOの中では、ファーストリテイリングの勝部健太郎クリエイティブ マネジメントディレクターの独立が一番気になるところ。 
 

とりあえず今週はこんなところですかねー。ではまた来週?
2010.05.04 Tuesday

The Annual Costume Institute Gala for "American Woman: Fashioning a National Identity" Part 3

Metropolitan Museum of ArtのCostume Instituteで開催される毎年恒例の特別展のGalaのRed Carpet。

私的ベストなルックをピックしたPart 1、その他気になるモデルやデザイナーをご紹介したPart 2に続いて、最後にTommy Tonによる"Inside Edition"から。


Alexa Chung。


Cash Warren & Jessica Alba。


Vena CavaのSophie Buhai & Lisa Mayock。


Lily Collins。


Red Carpet。Mila Kunisの右奥にVera Wang、反対側にCarey Mulligan。


パフォーマンスを行ったLady Gaga。


Pharrell WilliamsとSean Combsが。


最後にAngela Lindvall。

2010.05.04 Tuesday

The Annual Costume Institute Gala for "American Woman: Fashioning a National Identity" Part 2

Metropolitan Museum of ArtのCostume Instituteで開催される毎年恒例の特別展のGalaのRed Carpet。

私的ベストなルックをピックしたPart 1に続いてモデルやデザイナーなどなどをざざっとご紹介。


ImanのPrada。Naomi CampbellはDolce & Gabbana。


Gisele BündchenはハードにAlexander Wang。Chanel ImanのMichael Korsもちょっとハード。


Karlie KlossのDonna Karanはちょっと背伸びした感じが微笑ましい。Amber VallettaはRM by Roland Mouretをさらりと。


Calvin Klein CollectionなDree Hemingwayに、Caroline Trentini。


Lily DonaldsonはMarc Jacobsで。右のAlessandra AmbrosioはVersace。


注目のJoseph AltuzarraはKarolina Kurkovaをエスコート。クラッチはVBH。Anja RubikもAltuzarra。


Rachel RoyはLiya Kebedeと。もちろん2人ともRachel Roy。右のBar RefaeliはRag & Bone。


Liu Wen、John Demsey、Constance JablonskiというEstee Lauderな3人。LiuはNaem Khan、ConstanceはJason Wu。LiuのBrian Atwoodのシューズが気になる。右はVera Wangでデザイナーと登場したMila Kunis。デザイナーはこの写真に映ってないですが。


Doutzen KroesはZac Posenと。右はJessica Stam。


Rodarte for Gapで無表情に棒立ちするJamie Bochert。Riley KeoughはThakoon for GapにJimmy ChooのシューズでデザイナーのThakoon Panichgulと共に。


Jessica BielはRalph Lauren。この写真には写っていませんが結局仲良くJustin Timberlakeと。まあわかりませんが。Stella McCartneyのKate Hudsonは足元が残念なんだよなー。


Naomi WattsとJanet JacksonのLanvin。


Demi MooreもLanvinだった。Brooke ShieldsはMichael Korsと来てましたよ。


Joy BryantとEva Longoria ParkerはMarchesa。

Katy Perryの光るドレス。右のIvanka TrumpはVersace。


Eva MendesのDolce & Gabbana。右はKristen Davis。


Kerry WashingtonはThakoon for Gapで。右はThandie Newton。


Emma WatsonはもちろんBurberry。デザイナーのChristopher Baileyと。Rosario DawsonはGiambattista Valliと。


M.I.A.にAlexander WangにZoë Kravitzの3人。Alexander Wang for Gap。不思議な3ショット。Gwen Stefani & Gavin Rossdaleご夫妻。Gwenは自らの手掛けるL.A.M.B.で。


あともうひとつpostします。
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