2007.04.17 Tuesday
2007-08AW Doo. Ri
2006年には、Swarovski Perry Ellis Awardに続きCFDA/Vogue Fashion Fundにも輝くなど目覚ましい躍進を遂げたドゥーリー・チャンによるドゥー・リー。
ナローなシルエットに、ブラックを中心にネイビーやエメラルドなどを配したシックなカラーパレットを展開した今回は、ボレロとミニドレスに、レギンスやハイウェストなパンツを合わせるレイヤードなスタイリングが秀逸。
パテントレザーのグローブやクロップト・ジャケットにトレンチなどの少しハードなアイテムで全体の雰囲気を締めているのもポイントです。
彼女のシグニチャーとも言えるカクテルドレスで魅せるドレープは、いつもながら素晴らしい。
フォックスのベストなどファーのアイテムも登場し、今後の表現の幅の広がりにも期待したいところです。
クリスタルを編み込んでジャージードレスに被せた作品はちょっと過剰とか、全体的に幾分退屈だとか、評論家筋の意見もあるようですが、僕はかなり好きです。今季のNYの中でもベストのひとつなのではないかと。
CFDA/Vogue Fashion Fundの模様を伝えたドキュメンタリー映画"Seamless"で一躍有名になった彼女ですが、ビジネス展開もマイペースに一歩ずつ進めて行く様子。まずはニットアイテムの充実を図りたいとのことで、アクセサリーのラインの予定はいまのところないそうです。このあたりの着実さも個人的には好感な、ドゥーリー・チャンによるドゥー・リーでした。
ナローなシルエットに、ブラックを中心にネイビーやエメラルドなどを配したシックなカラーパレットを展開した今回は、ボレロとミニドレスに、レギンスやハイウェストなパンツを合わせるレイヤードなスタイリングが秀逸。
パテントレザーのグローブやクロップト・ジャケットにトレンチなどの少しハードなアイテムで全体の雰囲気を締めているのもポイントです。
彼女のシグニチャーとも言えるカクテルドレスで魅せるドレープは、いつもながら素晴らしい。
フォックスのベストなどファーのアイテムも登場し、今後の表現の幅の広がりにも期待したいところです。
クリスタルを編み込んでジャージードレスに被せた作品はちょっと過剰とか、全体的に幾分退屈だとか、評論家筋の意見もあるようですが、僕はかなり好きです。今季のNYの中でもベストのひとつなのではないかと。
CFDA/Vogue Fashion Fundの模様を伝えたドキュメンタリー映画"Seamless"で一躍有名になった彼女ですが、ビジネス展開もマイペースに一歩ずつ進めて行く様子。まずはニットアイテムの充実を図りたいとのことで、アクセサリーのラインの予定はいまのところないそうです。このあたりの着実さも個人的には好感な、ドゥーリー・チャンによるドゥー・リーでした。
2007.04.16 Monday
2007-08AW 3.1 Phillip Lim
メンズ展開の強化やNARSとのビューティ・ラインのコラボレーション、6月にオープンを控えた初の路面店などのプロジェクトが目白押しのフィリップ・リム。
今回のテーマは、ドキュメンタリー映画"Grey Gardens"のEdie Bouvier Bealeと娘のLittle EdieことEdith Bouvier Beale。
アメリカン・ファッションの伝統であるスポーツウェアをベースに、優美なフリュイドのカクテル.ドレスなどのレイヤード・スタイルを提案。
中でもコートの充実ぶりは特筆もの。ブラックのレザーのボンバーやトレンチ、レッドの木こり風のマントまで様々。
オーバーサイズのキュロット、オーガンジーのネクタイやエネメルのボウタイ付きのブラウスやシャツなどのメンズライクなアイテムも気になります。
ドレスアップからカジュアルまで、スタイリングとフェミニンなディテールが魅力的でリアルな作品ばかり。この秋冬もヒットアイテムが続出しそうですね。安定したクリエイションで、ビジネス面も含めていまやNYの若手の先頭集団のひとりとなったフィリップ・リムの今後にまだまだ注目です。
今回のテーマは、ドキュメンタリー映画"Grey Gardens"のEdie Bouvier Bealeと娘のLittle EdieことEdith Bouvier Beale。
アメリカン・ファッションの伝統であるスポーツウェアをベースに、優美なフリュイドのカクテル.ドレスなどのレイヤード・スタイルを提案。
中でもコートの充実ぶりは特筆もの。ブラックのレザーのボンバーやトレンチ、レッドの木こり風のマントまで様々。
オーバーサイズのキュロット、オーガンジーのネクタイやエネメルのボウタイ付きのブラウスやシャツなどのメンズライクなアイテムも気になります。
ドレスアップからカジュアルまで、スタイリングとフェミニンなディテールが魅力的でリアルな作品ばかり。この秋冬もヒットアイテムが続出しそうですね。安定したクリエイションで、ビジネス面も含めていまやNYの若手の先頭集団のひとりとなったフィリップ・リムの今後にまだまだ注目です。
2007.04.16 Monday
2007-08AW Neil Barrett
2度目の単独でのショー形式でのコレクション発表となる、ニール・バレットのウィメンズ。
得意のテーラリングを駆使した構築的な造形をブラック、グレー、ホワイトのモノクロームが際立たせるコレクション。
少し身体と服の間に隙間を持たせたボクシーなシルエットのジャケットやプリーツのワイドなパンツ、コクーンなコートにボンバー・ジャケットなど。
悪くはないのだけれど、あまりインプレッシヴでないのも事実。ちょっとクラシックにまとめすぎた感じがしますね。
ちょっと物足りない印象の今季のニール・バレットでした。
得意のテーラリングを駆使した構築的な造形をブラック、グレー、ホワイトのモノクロームが際立たせるコレクション。
少し身体と服の間に隙間を持たせたボクシーなシルエットのジャケットやプリーツのワイドなパンツ、コクーンなコートにボンバー・ジャケットなど。
悪くはないのだけれど、あまりインプレッシヴでないのも事実。ちょっとクラシックにまとめすぎた感じがしますね。
ちょっと物足りない印象の今季のニール・バレットでした。
2007.04.09 Monday
2007-08AW Karen Walker
2回目のNYでのコレクション発表を迎えたニュージーランド人デザイナーのカレン・ウォーカー。
30年代のコミックのスーパーヒーローに着想を得たという今回は、スポーティでポップな持ち味を活かしながら、テーラリングにも取りくんだフェミニンとマスキュリンの同居するコレクションに。
彼女の色使いが以前からあまり好きでないのだけれど、スタイリングのアイデアなどいまの気分をうまく捉えていますねぇ。マルニをNYに連れて来るとこんな感じになるのだろうか。
30年代のコミックのスーパーヒーローに着想を得たという今回は、スポーティでポップな持ち味を活かしながら、テーラリングにも取りくんだフェミニンとマスキュリンの同居するコレクションに。
彼女の色使いが以前からあまり好きでないのだけれど、スタイリングのアイデアなどいまの気分をうまく捉えていますねぇ。マルニをNYに連れて来るとこんな感じになるのだろうか。
2007.04.09 Monday
2007-08AW Brian Reyes
ブライアン・レイズ。
今年のGolden GlobesでAmerica Ferraraが彼の作品を着て登場したりと、彼のドレスを着たセレブリティをレッドカーペットで見かけることも多くなりました。
今季はテクスチャーやプリントが印象深いミニドレスを中心に、コクーンなシルエットの作品も織り交ぜたコレクションを披露。なかなかの出来ではないかと。
引き続き目が離せないブライアン・レイズです。
今年のGolden GlobesでAmerica Ferraraが彼の作品を着て登場したりと、彼のドレスを着たセレブリティをレッドカーペットで見かけることも多くなりました。
今季はテクスチャーやプリントが印象深いミニドレスを中心に、コクーンなシルエットの作品も織り交ぜたコレクションを披露。なかなかの出来ではないかと。
引き続き目が離せないブライアン・レイズです。
2007.03.26 Monday
2007-08AW Alexandre Herchcovitch
ブラジル人デザイナーのアレキサンドレ・ヘルコビッチ(なんか日本語表記が安定していないような)。
帽子をはじめとして、エスニックなテイストが印象的。デザイナーは「ブラジルの田舎のサトウキビ畑などで働く人から発想を得た」とコメントしているけれど、ちょっとベトナムとか東南アジアの雰囲気もするよね。
鮮やかな色使いとトレンドのブラックとのコントラストが魅力的。プリントのサックドレスやジャンプスーツなども注目のアイテムですね。
帽子をはじめとして、エスニックなテイストが印象的。デザイナーは「ブラジルの田舎のサトウキビ畑などで働く人から発想を得た」とコメントしているけれど、ちょっとベトナムとか東南アジアの雰囲気もするよね。
鮮やかな色使いとトレンドのブラックとのコントラストが魅力的。プリントのサックドレスやジャンプスーツなども注目のアイテムですね。
2007.03.26 Monday
2007-08AW Malandrino
キャサリン・マランドリーノによるマランドリーノ。
50年代のヨーロッパをカルメンで魅了したフランスのプリマ・バレリーナのジジ・ジャンメール(Zizi Jeanmaire)へのオマージュという今季ですが、これが異様に可愛い。
日本でかなり売れるんじゃないだろうか。今年でも一部行けたかもしれないけど。
50年代のヨーロッパをカルメンで魅了したフランスのプリマ・バレリーナのジジ・ジャンメール(Zizi Jeanmaire)へのオマージュという今季ですが、これが異様に可愛い。
日本でかなり売れるんじゃないだろうか。今年でも一部行けたかもしれないけど。
2007.03.26 Monday
2007-08AW PHI
ここからはまたいくつかショートに。
ますはアンドレアス・メルボスタッドによるフィー。
いつものようにロック・シックな雰囲気ですが、ちょっとバレンシアガを意識し過ぎなシルエットのような気がしますね。
嫌いじゃないですけど。
ますはアンドレアス・メルボスタッドによるフィー。
いつものようにロック・シックな雰囲気ですが、ちょっとバレンシアガを意識し過ぎなシルエットのような気がしますね。
嫌いじゃないですけど。