コソの出来事

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The Oscar Goes to...
2016.02.29 Monday
昨年も一昨年に続き予想だけして結果の振り返りの記事を書くのを忘れているのですが、まあ主要部門は予想当てたということでお許しくださいませ。例年のことですが秋冬のコレクションサーキット真っ最中なので、今年も振り返りを書ける気が全くしておりません。

第88回のアカデミー賞の司会はクリス・ロック。個人的にはアワードのMCでは一番信頼を置いているひとではあります。多分に90年代のMTVのVMAの印象に引きずられているところもあしますが。ノミニーが白人ばかりということで色々と取り沙汰もされているのでこのあたりにどう触れてくるかは注目されているところではありますね。アカデミー側はこの件の改革進めるということを表明しているようですが、会員構成がどうこうということはあるにせよ、端的に現状の産業の様相がそのまま出ているだけだと思うので、あまり賞の小手先のそういう操作をしてもなーと思ったりはしております。あと作品賞みたいに、ノミニーだけなんか増えていて、実際の賞レース上は箸にも棒にもかからない泡沫ノミニー(超失礼)が増えるだけみたいな展開になりそうとか思っているのは私だけでしょうか。

といったところはひとまず置くとして、本題の予想を、今回は、ひたすら"The Revenant"が強くてそれ以上でもそれ以下でもないという。もうちょっと"Spotlight"とかがんばってもいいのかなと思ったのですが、次点全般に"The Big Short"みたいな雰囲気になってますね。しかし昨年に続きでもありほんと皆さんAlejandro G. Iñárritu好きなんですねぇという。今年も各組合賞の様子とHSXのAward Optionsも眺めつつではあるのですが、迷うポイントは一点Saint Laurentを着てくるというSylvester Stalloneがノミネートされている助演男優賞のみです。


1. Best Picture: The Revenant
 まあここはこれまでの各賞の動向からしても動かないだろうなと。基本作品賞と監督賞はセットで考えるわけですが、この10年で作品賞と監督賞の受賞作品が分かれているのは3回しかなく(そのうち2回はAng Lee監督作品が作品賞獲れなかったケース)、監督賞作品が作品賞獲れそうな強さがない、あるいは社会問題的観点からタイミングよく当ててきた作品があるというそれらのパターンにはまらない限りは、監督賞と変える理由はないのですよね。

2. Directing: Alejandro González Iñárritu – The Revenant
 というわけで監督賞もこのとおり"The Revenant"のAlejandro González Iñárrituで。
 
3. Original Screenplay: Spotlight – Tom McCarthy and Josh Singer
 作品賞獲得している場合はWGAの結果が上書きされるというよくある展開が昨年も見られたのですが、今回は"The Revenant"がこの部門そもそもノミネートされていないのでWGAその他の傾向にそのまま従います。

4. Adapted Screenplay: The Big Short – Adam McKay and Charles Randolph from The Big Short by Michael Lewis
 こちらも各賞傾向からそのまま。

5. Actor in a Leading Role: Leonardo DiCaprio – The Revenant
 ようやくのLeonardo DiCaprioですねぇ。ほんとはMartin Scorseseで獲れるのが一番素敵だったのですが。

6. Actress in a Leading Role: Brie Larson – Room
 女優賞は主演助演ともにrising starって感じでよいですね。もちろん個人的にはJennifer Lawrenceがよいですけれども。あとSaoirse Ronanはこれから何度もノミネートされると思うが20代のうちに受賞する気がどうしてもしない。

7. Actor in a Supporting Role: Sylvester Stallone – Creed
 ここが今回色々な意味で一番の問題点。今季の有力候補は"Bridge of Spies"のMark Rylanceに"Creed"のSylvester Stallone、そして"Beasts of No Nation"のIdris Elba。それぞれがBAFTA、Golden Globes、SAGAと獲っているのですが、ノミニーに入り繰りが異なるので単純比較ができないのですよね。SAGAはIdris ElbaがOscarにノミネートされなかったことへの同情や反発票を集めた要素もあったと思いますし。ということで、ここはGolden Globesで同賞の他部門と異なりドラマとコメディが別れておらずOscarとのシンクロ率も高い助演賞を獲得したSylvester Stalloneということにしておこうと思います。Mark Rylanceの可能性も結構な確率でありそうだけど。

8. Actress in a Supporting Role: Alicia Vikander – The Danish Girl
 ここも手堅くとうことで。


もういい加減やめようかと思っているのですが一応この4部門も。


9. Animated Fearture: Inside Out – Pete Docter and Jonas Rivera

10. Music (Original Score): The Hateful Eight – Ennio Morricone

11. Music (Original Song): "Til It Happens to You" from The Hunting Ground – Music and Lyric by Lady Gaga and Diane Warren

12. Costume Design: Carol – Sandy Powell


さてどうなるか楽しみですね。
| Movie | 02:04 | comments(0) | - |
The Oscar Goes to...
2015.02.22 Sunday
今年も恒例のアカデミー賞の予想のお披露目を。

昨年は予想だけして結果の振り返りの記事を書くのを忘れるというあれだったのですが(主要部門は作品賞だけ外すというパターン)、まあ秋冬のコレクションサーキット真っ最中ということでお許しください。今年は全体にスケジュールが後ろ倒しになっている関係で、パリではなくロンドン期間中ということでちゃんと書ける可能性は高そうということだけ先にお伝えしておきます。

第87回のアカデミー賞の司会はひたすらセルフィー撮ってた感のあるエレン・デジェネレスから、ニール・パトリック・ハリスに。端的には「ゴーン・ガール」で一番哀れな役のひとですね。というのは失礼でミュージカルの「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で主演男優賞を昨年受賞というのが直近の正しいプロフィール。エミー賞とトミー賞の司会経験もあるので、アカデミーもそつなくこなしそうな予感。オープニングのパフォーマンスも期待ですね。あと今年は追悼でロビン・ウィリアムズが入るのか。。。

さて本題の予想ですが、今回は当初の下馬評から賞レースが進むにつれて劇的な逆転が起こりつつある、主演男優賞と作品賞がポイントで、作品賞の動向につられて脚本賞と監督賞がどうなるかというのが悩みどころだったりします。HSXのAward Optionsの動きも顕著なのですが、SAGAやPGAにDGAの結果が出ても反応が鈍いのでユーザが増えて素人だらけになったのかと思ってしまいましたよ。今年も詳細なノミニーリストはこちらをどうぞ。


1. Best Picture: Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
 問題の作品賞ですが「バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で。賞レース序盤で優勢とされた「6才のボクが、大人になるまで。」とどちらがという話なのですが、PGA受賞作のアカデミー作品賞受賞率の高さと、こういう作品はなんかいやだという個人的な好みに賭けることにしました。それ以外の理由は特にないです。

2. Directing: Alejandro González Iñárritu – Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
 そして作品賞が「バードマン」だとして、監督賞がどっちに振れるかというのが問題なわけですね。接戦の場合はバランスを取って作品賞と監督賞が別れるということがまま起こるのですが、一方でPGAよりもアカデミー賞とのシンクロ率が高いDGAはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥを選んでいるというのが難しいところ。ただ今年は総合的にはイニャリトゥ優勢かなーということで。
 
3. Original Screenplay: Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance) – Alejandro González Iñárritu, Nicolás Giacobone, Alexander Dinelaris, Jr. and Armando Bo
 ここも「バードマン」で。本来なら「グランド・ブダペスト・ホテル」にあげたいところなのですが、作品賞獲得している場合はWGAの結果が上書きされるからなーというのがありまして。WGAノミネートされてないんですけどね。これは外して「グランド・ブダペスト・ホテル」獲ったとしても嬉しいです。

4. Adapted Screenplay: The Imitation Game (The Weinstein Company) – Graham Moore; based on the book, Alan Turing: The Enigma, by Andrew Hodges
 これは端的に各賞動向そのまま手堅く。

5. Actor in a Leading Role: Eddie Redmayne – The Theory of Everything
 今年の賞レースの逆転劇といえばこちら。当初は「バードマン」のマイケル・キートンで決まりかいう感じでしたが、現状ではエディ・レッドメイン優勢かと。

6. Actress in a Leading Role: Julianne Moore – Still Alice
 主演男優以外は特に言うことはなく。ジュリアン・ムーア以外だったら驚く。

7. Actor in a Supporting Role: J. K. Simmons – Whiplash
 J. K. シモンズ以外だったら驚く。

8. Actress in a Supporting Role: Patricia Arquette – Boyhood as Olivia Evans
 パトリシア・アークエット以外だったら驚く。キーラ・ナイトレイもいずれ獲ってほしいけど。


今年も一応この4部門の予想も書いておきます。全然当たらないのはなぜなのか。アニメーションの"Big Hero 6"は要は「ベイマックス」です。というか"The Lego Movie"が入っていないのは絶対におかしいし、かぐや姫がなんとかとか余計だと思います。あと今回実は一番獲ってほしいのはOriginal Songsの「はじまりのうた」の"Lost Stars"かもしれません。だってGregg Alexanderなんですもの。

9. Animated Fearture: Big Hero 6 – Don Hall, Chris Williams and Roy Conli

10. Music (Original Score): The Grand Budapest Hotel – Alexandre Desplat

11. Music (Original Song): "Lost Stars" from Begin Again – Music and Lyric by Gregg Alexander and Danielle Brisebois

12. Costume Design: Into the Woods – Colleen Atwood


無意味にGregg Alexander楽曲を貼っておきます。

Keira Knightley - Lost Stars


Adam Levine - Lost Stars (Lyric Video)


Santana - The Game Of Love ft. Michelle Branch


New Radicals - You Get What You Give

| Movie | 12:00 | comments(0) | - |
The Oscar Goes to...
2014.03.03 Monday
今年もこの季節がやって参りました。恒例のアカデミー賞の予想のお披露目でございます。

毎回過去の予想の記事を主にフォーマット確認(なぜかこの記事だけは役者名とうカナ表記になっているなど)のために流し読みするのですが、だいたい何かしらのミスを発見してしまうわけで、どういうわけか前回は第85回のはずが第84回と書いているという事実が明らかに。これもまた心の奥底に留めておこうと固く誓った次第でございます。

さて第86回の今年の司会は、どうも不評だったらしい昨年のセス・マクファーレンに代わり、エレン・デジェネレス。さすがにベースの安心感のレベルが違いますよね。そういえば今年は追悼パートでフィリップ・シーモア・ホフマンを見ることになるのかと思うとなんともな気分にもなるわけですが。。。

本題の予想に入りますと、ともかく注目というか難しいポイントは作品賞の行方一点かなという印象ではあります。今年も詳細なノミニーリストはこちらをどうぞ。


1. Best Picture: Gravity
 その問題の作品賞。多少の賭けではあるのですが「ゼロ・グラビティ」で。「それでも夜は明ける」の一騎打ちという様相であることは賞レースが始まった段階から明確なのですが、PGAで史上初のタイという謎な結果になったことが象徴しているように、なかなかの混戦模様と思われます。「それでも夜は明ける」が取るかどうかというのが、一種リトマス試験紙のようになっている部分もあり、ややこしい状況にあったりと。そういう意味では、2005年の「ブロークバック・マウンテン」の時と若干近いのですが、圧倒的に根深いですよね。ちなみに2005年は、個人的にはその点を含めての「クラッシュ」推しで初の主要全部門正解という年だったのではありますが。いずれにせよ例年以上に、結果に関心が集まるものと思われます。

2. Directing: Alfonso Cuarón, Gravity
 ここは手堅く。昨年はノミニー自体がおかしかったうえに、とんでもない結果になったので。

3. Original Screenplay: Spike Jonez, Her
 WGAの結果はここ数年あまり当てにならないものの、この並びでいけばスパイク・ジョーンズなのではないかなあと。

4. Adapted Screenplay: 12 Years a Slave, John Ridley
 こちらも固めに。個人的には「ビフォア・ミッドナイト」と思ったりもしますけれど。

5. Actor in a Leading Role: Matthew McConaughey, Lincoln
 ディカプリオもいずれ獲ってほしいとは思いますけどねー。ここまでくると。しかしまあ今年はマコノヒーの年ですね。彼がこうなるとは思いもよりませんでしたけれども。

6. Actress in a Leading Role: Cate Blanchett, Blue Jasmine
 ここも手堅く。「アメリカン・ハッスル」は個別では獲れない系の雰囲気が濃厚な。

7. Actor in a Supporting Role: Jared Leto, Dallas Buyers Club
 主演と合わせてダブル受賞の可能性が高いかと。ジャレッド・レトというのもこれまた意外といえば意外ですが。

8. Actress in a Supporting Role: Lupita Nyong'o, 12 Years a Slave
 個人的には言うまでもなくジェニファー・ローレンスなのですが、勢いはこちらかなと。2年連続いければいいんですけれどもねぇ。個人的にはどちらもDior着てきたらおもしろいと思うのですが。なんとなくLupita Nyong'oはCalvin Kleinかもとか勝手に想像しております。


今年も懲りずにこの4部門の予想も書いておきます。またHappy聴かされるのかと思うとあーという感じなのですが。そういえばギャッツビーってなんだったんだろうとここで思ったり。


9. Animated Fearture: Frozen, Chris Buck, Jennifer Lee and Peter Del Vecho

10. Music (Original Score): Gravity, Steven Price

11. Music (Original Song): "Happy" from Despicable Me 2, Music by Claude-Michel Schönberg; Lyric by Herbert Kretzmer and Alain Boublil

12. Costume Design: The Great Gatsby, Catherine Martin
| Movie | 00:24 | comments(0) | - |
The 85th Annual Academy Awards
2013.02.25 Monday
どこにいたとしても中継を観ねばという気力は失われて久しいのではありますが、それでもOscarのアカウントのTweetを待つ間の緊張感というのは変わらぬものがあるわけでございます。

全体の結果はこちらをご参考いただくとして(最早恒例でMTVJAPANのニュースにリンク)、早速予想との比較を。


○1. Best Picture: Argo
x2. Directing: Steven Spielberg, Lincoln 
x3. Original Screenplay: Mark Boa, Zero Dark Thirty
○4. Adapted Screenplay: Chris Terrio, Argo
○5. Actor in a Leading Role: Daniel Day-Lewis, Lincoln
○6. Actress in a Leading Role: Jennifer Lawrence, Silver Linings Playbook
x7. Actor in a Supporting Role: Tommy Lee Jones, Lincoln
○8. Actress in a Supporting Role: Anne Hathaway, Les Misérables


非常に不本意な成績ではありますがJennifer Lawrenceの受賞さえあれば他はもうどうでもよいのです。まあ監督賞は競っていそうだったのでどちらでも不思議はないのですが、やはりあの映画でというのはげんなり至極でございますね。さらに去年の反省を踏まえてWGAの結果に従って脚本を"Zero Dark Thirty"にしたら"Django Unchained"だったよという。いやこれはもうTarantinoおめでとうで良いのですが。そして一番意外だったのはChristoph Waltzの助演男優受賞でしたねぇ。Robert De NiroとTommy Lee Jonesの一騎打ちかと思いきや。割れたというのもあるのでしょうが、想像以上に"Django Unchained"の会員内での評価高かったということですな。本来予想屋としてはこういうのきっちり拾わねばならないので、来年はもう少し真面目に事前調査しようかと。。。


x9. Animated Fearture: Frankenweenie, Tim Burton
x10. Music (Original Score): Lincoln, John Williams
x11. Music (Original Song): "Suddenly" from Les Misérables, Music by Claude-Michel Schönberg; Lyric by Herbert Kretzmer and Alain Boublil
x12. Costume Design: Mirror Mirror, Eiko Ishioka


さてこちらは見事な全外しです。石岡瑛子さんは残念でしたが予想で書いたとおり強豪揃いでしたしね。またTarsem作品でも「落下の王国」や「セル」的なものであればまた違った結果もあったかもですが、少し弱かったかなと思わないでもないのもまた事実。ここはClothes on Filmの講評を待とうかと。他はまあ特に。Original Scoreとかどうやったら当てることができるんでしょうか。


そして本題の(違う)Red Carpetですよ。今回も気になったルックだけコンパクトにピックアップということでどうぞ。総じていうとさせて面白みの少ないRed Carpetだった印象なのですが、まあそれもJennifer LawrenceのDior Coutureのための日のようなものなので別に気にすることはないでしょう。J-LAW。

まずベストは言うまでもなくJennifer LawrenceのChristian Diorのクチュール。Miss Diorのキャンペーンも直前に公開したりともう完璧なお膳立てですね。Natalie Portmanなどかすむのです。ジュエリーはChopard、クラッチはRoger Vivier。助演女優賞を獲得したAnne HathawayはPrada。Tiffanyのジュエリーを合わせて。



続いてこちらも長年Diorの顔となっているCharlize Theron。とてもこなれた感じが。ジュエリーはHarry Winston。Amanda SeyfriedのMcQueenも当たりですね。合わせているのはLorraine Schwartzのジュエリー。Fan Bingbingがここに出てくるわけですなあ。MarchesaのドレスにChopardのジュエリー。



こちらも注目度高かったAmy AdamsのOscar de la Renta。よくお似合いです。怪我のため松葉杖で登場したKristen StewartはReem Acra。



多少評価わかれている気配を感じますがわたくしはわりと好きです。Kerry WashingtonのMiu Miu。ジュエリーはFred LeightonとChopard、クラッチはPrada。右のZoe SaladanaはAlexis Mabillleを着ているというだけでセレクト。



Liev Schrieber & Naomi Wattsご夫妻。Naomiは今回はGiorgio Armani。今年のArmaniの中では一番良かったのでは。一方Jessica ChastainのArmaniはそこまですごくというのではないのですが相対的にはというのと有力候補でもありましたゆえ。ジュエリーはHarry Winston。



主演女優賞候補のEmmanuelle RivaはLanvin。素敵です。これを作れるAlber Elbazも言うまでもなく素敵です。そしてHelen HuntがH&Mで。思いの外早くH&MがOscarのRed Carpetに。



Octavia SpencerのTadashi Shoji良いですねー。AdeleのJenny Packhamも正解。ジュエリーはLorraine Schwartz。



Alicia VikanderのElie Saab。右のSmantha BarksはValentino。

| Movie | 23:49 | comments(2) | - |
The Oscar Goes to...
2013.02.24 Sunday
数少ないブログ更新の機会ということで、今年も大変恐縮ながら明日に迫った第84回アカデミー賞の予想をお披露目させていただきますか。

ちなみによく読み返したら昨年は「第84回アカデミー賞授賞式の予想」という珍妙な書き出しになっておりまして、授賞式の何を予想したのだろうと自身の不明を恥じるところから始まってしまったことは、心のうちに閉まっておこうかと。

で。今年の司会は最近では「テッド」の監督兼クマの声役として有名なセス・マクファーレンということで、期待度も高めな気配。あとアデルがOriginal Songでノミネートされている”Skyfall"で久しぶりにパフォーマンスを見せてくれるあたりも見どころでしょうか。まあわたくしは後追いでどこかでチェックする流れでございますけれども。

肝心の予想をこれから書いていくわけですが、主要部門が完全にHSXと同じになってしまっており、まあどうしたものかという状況になっております。監督とか助演男優とか競ってるあたりは偶然ということにしておくとして。

とか色々言っていても仕方がないのでとりあえず予想をどうぞ。今年も詳細なノミニーリストはこちらから。


1. Best Picture: Argo
 無意味な9作品ノミニーが続く今回ですが、ここは「アルゴ」で。ベン・アフレックの監督賞ノミニー外れの同情票というところが強いだろうなあと。そこがなければ普通に「リンカーン」行ったと思うのですけれどもね。ここでの穴はエマニュエル・リヴァが女優賞獲ったりしてる「愛、アムール」かな。
 
2. Directing: Steven Spielberg, Lincoln
 ここが今回問題のあれなわけですが、基本的にはスピルバーグかアン・リーかということになります。ただしあのバカげた3D映画(観てないけど)で獲られるのは妙な気分なのでスピルバーグ推し。
 
3. Original Screenplay: Mark Boa, Zero Dark Thirty
 これはまあ堅く「ゼロ・ダーク・サーティ」で。昨年の反省も踏まえて。。。ここ外すのは個人的にはないのですよ。。。

4. Adapted Screenplay: Chris Terrio, Argo
 こちらも手堅く「アルゴ」。

5. Actor in a Leading Role: Daniel Day-Lewis, Lincoln
 今回ノミニーされた他のひとは巡り合わせが悪かったというしかないですねぇ。「リンカーン」のダニエル・デイ=ルイスで。このひとはしかし当たり役を作れるひとなんでしょうなあ。

6. Actress in a Leading Role: Jennifer Lawrence, Silver Linings Playbook
 ここはジェシカ・チャステインとエマニュエル・リヴァとの三つ巴になっているわけですが、ここは個人的願望を強く出して「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスで。あなたにはムッシュ・ディオールがついている。

7. Actor in a Supporting Role: Tommy Lee Jones, Lincoln
 正直誰が撮っても不思議はないくらいの豪華な顔ぶれなのですが、流れ的にはトミー・リー・ジョーンズかなーと。

8. Actress in a Supporting Role: Anne Hathaway, Les Misérables
 今回一番確実なんじゃないかと思うのですが。どうなんでしょう。


以下は例年どおり個別コメントなしで。こちらは昨年の予想時に書いた願望どおりコスチュームで故石岡瑛子さんがノミネートされております。強豪揃いなのですがここはぜひ。。


9. Animated Fearture: Frankenweenie, Tim Burton

10. Music (Original Score): Lincoln, John Williams

11. Music (Original Song): "Suddenly" from Les Misérables, Music by Claude-Michel Schönberg; Lyric by Herbert Kretzmer and Alain Boublil

12. Costume Design: Mirror Mirror, Eiko Ishioka
| Movie | 20:23 | comments(2) | - |
The 84th Annual Academy Awards
2012.02.28 Tuesday
一昨年は結果報告が4月末になり、昨年は主要部門全問正解だったもののついに報告しそびれたアカデミー賞の予想結果ですが、久しぶりに24時間以内にやりますよ。

結果はこちらでも参照いただくとして(今回もなぜかMTVJAPANのニュース)、早速予想との比較を。

○1. Best Picture: The Artist
○2. Directing: Michel Hazanavicius, The Artist
×3. Original Screenplay: Michel Hazanavicius, The Artist
○4. Adapted Screenplay: The Descendants, Alexander Payne, Nat Faxon & Jim Rash
○5. Actor in a Leading Role: Jean Dujardin, The Artist
×6. Actress in a Leading Role: Viola Davis, The Help
○7. Actor in a Supporting Role: Christopher Plummer, Beginners
○8. Actress in a Supporting Role: Octavia Spencer, The Help

脚本賞は下馬評(端的にはWGAの結果に準じる)から敢えて外して「アーティスト」を選んだもののウッディ・アレンに。結果としては個人的にも全然よいのですが、作品賞を獲った映画がScreenplay系を撮れないのは珍しいといえば珍しいですよね。しかし冷静に考えれば「アーティスト」は基本セリフないわけだし、それ考えたら選ばなかったかも。。。それよりサプライズはメリル・ストリープの28年ぶりの主演女優賞ですが、昨日の予想postを見返してみると昨年の予想のコピペを変更し忘れてNatalie Portmanになったままになっていた始末なので、外したのもやむを得ないことなのかもしれません。

○9. Animated Fearture: Rango
○10. Music (Score): The Artist, Lodovic Bource
×11. Music (Song): "Real in Rio" from Rio, Music by Sergio Mendes and Carlinhos Brown; Lyrics by Siedah Garrett
×12. Costume Design: W.E., Arianne Phillips

その他の部門は相変わらず率が悪く。Music (Song)は2択で外してるとかどういうことなのでしょう。


さてRed Carpet。今回も気になったルックだけをピックアップということでどうぞ。Gwyneth Paltrowは確かに素敵だったのですが、諸事情により載せず。またAngieのVersaceも良いのですが、なんかくどかったのでちょっとということで。。。

まずベストは素直にRooney MaraのGivenchyのクチュール。そして今の気分ということでShailene WoodleyのValentinoのクチュールを並べてみます。ジュエリーはHarry Winston。


Michelle WilliamsはLouis Vuitton。そして改めて最近微妙に気になるRose ByrneはVivienne WestwoodにChanelのジュエリー。足元はJimmy Chooというスタイリングで。


Emma StoneのGiambattista Valliのクチュールは賛否ありそうではございますが一応。Louis Vuittonのクラッチとジュエリーを合わせて。 右のGlenn Closeはとてもらしいセレクトかなー。Zac Pozenということもあり。ジュエリーはBurgari。


最近は安定のPenélope Cruz。カスタムメイドのGiorgio Armaniで。右のMilla Jovovichも今回際立っていたかも。Elie Saab。
| Movie | 02:11 | comments(1) | - |
The Oscar Goes to...
2012.02.26 Sunday
さて最早義務的になって参りましたが明日に迫った第84回アカデミー賞授賞式の予想を。

今年もまた事前に色々とございましたねぇ。司会は、個人的には昨年のAnne HathawayとJames Francoの組み合わせは好きだったのですが、概ね評判は芳しくなかったようでプロデューサーのBrett RatnerはEddie Murphyの起用を決定。してはみたもののRatnerの問題発言で両者共に降板となり、無難にBilly Crystalが務めることに。会場の冠スポンサーがChapter 11申請ということで今回でKodak Theatreの名前も最後っぽいとか。まあShrine Auditoriumの方がもともと馴染みはあるんですが。そして何よりも今回は事前の賞レースで色々決まり過ぎていてあんまり真面目に予想する気分になれないという問題も。

といっていても仕方がないのでとりあえず予想をどうぞ。今年も詳細なノミニーリストはこちらから。


1. Best Picture: The Artist
 普通に「アーティスト」で。作り自体は当然変化球なわけですが、舞台となる時代も含めていまの気分というところでしょうか。多分にファッション的な見方でもあるかもしれないですが。ところで9作品ノミニーってやっぱり多過ぎますよねぇ。
 
2. Directing: Michel Hazanavicius, The Artist
 こちらも普通に「アーティスト」のミシェル・アザナヴィシウス。フランス人監督が獲るとすると何年ぶりとかの出来事ということになるのでしょうか。あまりそこまで記憶にない。
 
3. Original Screenplay: Michel Hazanavicius, The Artist
 脚本家組合賞は「ミッドナイト・イン・パリ 」のウッディ・アレンなのだが、作品賞と脚本賞が違うパターンもあまりないのですよねぇ。ただ何分ウッディ・アレンというのもありますが。とはいえ主要部門の予測がHSXのオッズそのままというのもつまらないので、「アーティスト」のミシェル・アザナヴィシウスにしておきます。

4. Adapted Screenplay: The Descendants, Alexander Payne, Nat Faxon & Jim Rash
 「ヒューゴの不思議な発明」でもと思いながらも、WGAの結果に準じて「ファミリー・ツリー」に。

5. Actor in a Leading Role: Jean Dujardin, The Artist
 今年も固いですね。「アーティスト」のジャン・デュジャルダン。

6. Actress in a Leading Role: Natalie Portman, Black Swan Viola Davis, The Help
 対抗はサッチャー元首相を演じたメリル・ストリープということになりますが、順当に「ヴィオラ・デイヴィス」を。ルーニー・マーラが獲ればおもしろいですが、どちらかというとRed Carpetの方が気になりますね。Calvin KlelinじゃないとするとPR的には涙目っぽいですが。

7. Actor in a Supporting Role: Christopher Plummer, Beginners
 特に感慨もなくクリストファー・プラマー。経歴的にも申し分なく。

8. Actress in a Supporting Role: Octavia Spencer, The Help
 「ヘルプ」からダブルノミニーですが下馬評どおりオクタヴィア・スペンサーで。このパターン多いですね。最近。


以下は例年どおり個別コメントなしで。外国映画賞はあまりにも作品を知らないのでもう予想しないことにしました。石岡瑛子の"Snow White"は来年入ってくると良いな。今年は"W.E."じゃなかったらつまらな過ぎる。


9. Animated Fearture: Rango

10. Music (Score): The Artist, Lodovic Bource

11. Music (Song): "Real in Rio" from Rio, Music by Sergio Mendes and Carlinhos Brown; Lyrics by Siedah Garrett

12. Costume Design: W.E., Arianne Phillips
| Movie | 20:25 | comments(1) | - |
The Oscar Goes to...
2011.02.28 Monday
いよいよ明日に迫った第83回アカデミー賞の授賞式。

今年の司会はAnne HathawayとJames Francoの2人。昨年のStebe MartinとAlec Baldwinに比べても当然ですが、アカデミー賞の授賞式の司会としては思い切った若手の起用。個人的には2人体制が今後も定着するのかという方に関心がありますが。巷では(というか一部の日本のメディアでは)意味不明に「ソーシャル・ネットワーク」を本命に仕立てて「英国王のスピーチ」のこれまでの賞レースでの実績やオスカーでのノミネート数を意外視する向きがあったりするのがほんと勘弁してほしいのですが。まあ盛り上げるためにわざとやってるにせよ。ただ例の北アフリカ&中東情勢が微妙に影響したりするかも、というのが若干悩ましいところ。大勢には影響でなくとも、微妙に竸ってるところかねぇ。今回も例年通り内輪投票の票読みと超個人的な好き嫌いを適度にミックスさせつつ予想をしてみましょうということで。

では早速どうぞ。詳細なノミニーリストはこちらへ。今年は相当に凡庸な内容になっており申し訳ございません。


1. Best Picture: The King's Speech
 「ソーシャル・ネットワーク」だけは勘弁してくださいという思いが先立つわけですが、アカデミーのイギリスコンプレックスの完璧な受け皿として、もちろん「英国王のスピーチ」。ところで10作品ノミネートって続ける気なんですかね。。。
 
2. Directing: Tom Hooper, The King's Speech
 一番下馬評的にも割れていそうなのがこの監督賞。なんとなく「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー優勢な雰囲気がするのだけれど、同情票というか作品賞とのバランスとってる感じもしなくもない。でも監督組合賞は「英国王のスピーチ」のトム・フーパーが獲得しているし、冷静に考えると「ソーシャル・ネットワーク」に脚色賞と音楽賞以外あげる理由はないということで。ちなみに「インセプション」でクリストファー・ノーランがノミニーされなかったのがちょっと不満。
 
3. Original Screenplay: David Seidler, The King's Speech
 「インセプション」でクリストファー・ノーランにあげたいのだけれど、こちらも普通に「英国王のスピーチ」で。

4. Adapted Screenplay: The Social Network, Aaron Sorkin
 これはもう「ソーシャル・ネットワーク」でアーロン・ソーキン。

5. Actor in a Leading Role: Colin Firth, The King's Speech
 これは固すぎる。「英国王のスピーチ」のコリン・ファース。

6. Actress in a Leading Role: Natalie Portman, Black Swan
 アネット・ベニングにという声もあるでしょうが、さすがに「ブラック・スワン」でナタリー・ポートマンに。

7. Actor in a Supporting Role: Christian Bale, The Fighter
 対抗は「英国王のスピーチ」のジェフリー・ラッシュですが、ここも手堅くクリスチャン・ベイルに。

8. Actress in a Supporting Role: Melissa Leo, The Fighter
 メリッサ・レオがクリスチャン・ベイルとダブルで助演を固めるだろうと。個人的には「トゥルー・グリット」のヘイリー・スタインフェルドに期待ではありますが。


以下は例年どおり個別コメントなしで。とりあえずTrend ReznorとColleen Atwoodが獲ればうれしい。SongはRandy NewmanがいたらRandy Newmanでもういいやと最近思っている。


9. Animated Fearture: Toy Story 3

10. Foreign Language Film: In a Better World

11. Music (Score):The Social Network, Trent Reznor & Atticus Ross

12. Music (Song): "We Belong Together" from Toy Story 3, Music and Lyric by Randy Newman

13. Costume Design: Alice in Wonderland, Colleen Atwood
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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
2010.08.02 Monday
トム・ハンクスもジュリア・ロバーツも全然好きではないのだけれど、これは本当は公開されたときに劇場で観ようかと思っていた作品。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]

マイク・ニコルズ監督による「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」。1979年のソ連のアフガニスタン侵攻に対するCIAの極秘作戦の経緯を、当時の下院議員で歳出委員会の国防小委員会メンバーだったチャーリー・ウィルソンの自伝を元に、コミカルに描いております。

 1. 脚本はTVドラマ「ホワイトハウス」を手掛けたアーロン・ソーキンだけあって非常にバランスがよい。
 2. マイク・ニコルズ監督の奥方はABCのキャスターのダイアン・ソーヤー。アドバイスとかあったのかしら。
 3. トム・ハンクスは何の役をやってもトム・ハンクスにしか見えない。
 4. フィリップ・シーモア・ホフマンがさすがの演技。何でもできる。この作品でアカデミー助演男優賞にノミネート。
 5. ジュリア・ロバーツの笑顔は彼女がどんな役柄を演じたとしても素敵に輝く。
 6. 個人的なベストシーンは、ポニーテールを揺らしながらヒールで足早に歩くウィルソンの秘書役のエイミー・アダムスをバックで追うシーン。
 7. 何気にTVドラマ「ロズウェル」のシリ・アップルビーも秘書役で出ている。

よく知られたアフガニスタン侵攻秘話ではあるのだけれど、いまの混乱に至る遠因を改めて知る入口としても良い作品。ちなみにチャーリー・ウィルソン自身は今年2月に76歳で亡くなっています。
| Movie | 01:43 | comments(0) | - |
HERO
2010.08.02 Monday
土曜日の夜なんとなくケーブルを観ていたら。

英雄 ~HERO~ 通常版 [DVD]

というわけでチャン・イーモウ監督の「HERO」。最近中国の国家お抱え芸術監督といった趣の強い彼ですが、もともとチェン・カイコーのもとで撮影監督とかやってたんですねぇ。うーん。それでショートな感想ですが。

 1. ハリウッド的大作志向の武侠映画にしてはプロットはおもしろくて楽しめた。
 2. 作品の売りのように語られているが、そんなに美しい映像ではないよね。
 3. 映像表現にジョン・ウーの作品から感じられるような哲学が見えないからかな。
 4. 意図的なのはわかるがあまいにも血が描かれてなくて違和感。
 5. チャン・ツィイーはやはり人間の劇場をそのまま顔で表現してくれた方が良い演技になる。
 
同じくチャン・イーモウ監督による武侠映画の「LOVERS」も機会があったら眺めてみたいと思っていますよ。どちらも衣装がワダ・エミだし。金城武ってところがひっかかるが。
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